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4章:果てなき焔
第146話 伝えるべきもの
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正門前に集まったリミグロン兵達は、二列で並んで銃を構える。外では見回りをしていた同胞達が、侵入者と思わしき敵たちと刃を交えた後に殺されて行っているのだろう。断末魔や悲鳴が聞こえた。時折、魔法によって吹き飛ばされた死体が正門に叩きつけられたのか、軽くくぐもった衝突音が響く。この騒音が止めば、次は自分達が同じ目に遭うのだ。
「来るなら来い…!!」
リミグロン兵の一人が憎々しく言い放ち、改めて銃を握る手に力を籠める。そうだ。まだ恐れる必要は無い。敵の数は定かではないが、城へ入り込むにはこの正門を突破する以外にはない。しかしこうして陣取ってさえいれば、こちらが先手を取れる確率は一気に上がる。何も知らずに乗り込んできた愚か者たちから、真っ先に射殺してやれば良いのだ。
「な、なあ…他の奴らはどうした ?」
構えている間、別の兵が心配そうに隣へ聞いた。
「知るか。前に集中しろ」
だが、誰も相手にしてはくれない。そうだろう。この後死ぬかもしれないという極限の最中で、他人の行方に構っていられるようなお人好しはいない。もしいるならば呆れる程の愚図か、他人に甘いという点以外に何の取り柄もない無能だろう。そんな無能の余計な言動が統率の取れた組織を掻き乱すというのは、特段珍しい事ではない。
「鴉…」
先程の質問を聞いていた兵士の一人が思いついた。そうだ。今、真正面から襲撃を仕掛けようとしているのがかの忌々しい復讐鬼だとは限らない。そう考えれば、まだ到着していない仲間達に何があったのか、連想ゲームのように推察出来てしまう。彼らは来ないのではなく、来ることが出来なくなっているのではないか ?
「誰か、周りの城壁通路を確認できるか ? 他の連中の姿はあるか ?」
「いや、見えない…どこにもいない」
「嘘だろ…まさか、いるってのか…もう、壁の内に…⁉」
小声で不安が漏れ始めた。良くない傾向である。迷いが生まれ、統率された意思が無くなり始めた群れというのは、些細な”想定外”が現れるだけで簡単に崩れてしまうからだ。
「炎の大槍よ、貫け !」
外で声が聞こえた。その直後、業火が正門を突き破って来た。槍の形をした炎は正門をたちまち消し炭にすると、そのまま真正面に陣取っていたリミグロン兵たちへ襲い掛かる。彼らの列の目の前に着弾し、爆発すると無数の火の粉となって飛散した。目の前にいた者達は爆発によって死に絶え、辛うじて避けた者達も高温の火の粉に苦しめられる。
「乗り込めえええええ!!」
護獣義士団に合図を仕掛け、チネウが叫ぶ。皇国軍が乗り込んでいく背後では、炎で形成された巨大な弓を構えていたメアと、フォルト達がいた。
「ふぅ、はぁ…はぁ…」
想像以上に体力を使ったのか、メアは息遣いが荒くなっている。彼女をフォルトは支えつつ、木っ端みじんになっていた巨大な門の方へと目を向けた。
「凄い…!!一撃で」
「ふふん…こう見えて、実技成績は一位だったもの。さ、行きますか !」
そう言って彼女達も駆け出し、完全にパニックに陥っているリミグロン兵達を始末していく。弱っている者達への追い討ちなど、日頃なら間違いなく躊躇してしまうであろう蛮行だが、今の皇国軍は気にも留めていない。無秩序に暴れた代償を支払う時が来たのだ。リミグロン達は悪因悪果が巡っているだけであり、自分達が責められる道理など無い。皆が”正義”に支配されていた。
広場での戦闘が激化する中、一人ずつ弓矢で仕留めていたルーファンもついに降り立つ。闇の瘴気を纏った剣、岩で覆った拳、自身の周辺に漂う水や血で作った矢によって武装し、逃げ惑うか襲い掛かって来るリミグロン兵達を次々に屍にしていく。やがて最後の一人を斬り伏せ、辺りの光景を確認する。
「やったー!!」
「悪魔どもを討ち取ったぞー!!」
護獣義士団はぬか喜びしており、あまりにも敵が少ない事に疑問を抱いていない。だが敵の動きに関する推測を伝えていない事もあってか、これについては仕方がない面もあった。士気を削ぐような真似をしたくはなかったのだ。
「ルーファン、これからどうする ?」
近づいてきたメアが汗を拭ってから尋ねる。
「恐らく本体は既に動いてる筈だ。タナを先に皇都へ帰して正解だったかもしれないな。兵士達はここで待機。俺とサラザールで―――」
だが、ルーファンが今後の動きを提案しかけた時だった。背後から音が聞こえる。鎧特有の金属が擦れる音と、それとは別に金属同士が軽くぶつかり合う音がする…籠手を着けたまま手を叩いているらしかった。
「お見事。鴉一味と護獣義士団による快進撃、確かに堪能させてもらった」
キユロがいた。白銀色の、見慣れない甲冑を身に着けている。関節部や首筋などに、得体の知れない管の様な物が備わっていた。
「リミグロンとは違うな」
リミグロン兵の死体に目をやった後、ルーファンは彼を睨んだ。メアは自分の近くにいた兵士たちへ、城内の調査を名目に避難を促す。嫌な予感がしたのだ。
「ご名答。彼等は同志ではあるが、その大半は正規の軍隊ではない。我々が協力し、彼らに力を授けてやったというわけだ。ああ、失礼…君の様な賢い戦士には、もう隠し通しても仕方が無いだろう。改めて紹介させてもらう。シーエンティナ帝国軍、兵装開発部前線試験部隊隊長…キユロ・ターナーだ」
その場にいた全員の顔が険しくなり、空気が張り詰める。ようやく、糸を引いていた者達が尻尾を見せてきた。反応せずには入れられなかった。
「前線試験か。楽しかったでしょうね、何の罪もない民間人を巻き添えにして」
一方でメアは不愉快さを隠そうともしなかった。村で起きた惨劇を知っている以上、その黒幕を前にして冷静さを少し欠いていた。だがキユロは少し目を閉じ、小さく頷いている。
「悪い事をしたとは思ったよ。赤ん坊もいたからな…彼らの事は忘れない。必ずや、彼らの犠牲を無駄にせず、我が帝国の技術研究に応用し、更なる飛躍を遂げさせてみせるつもりだ」
「…ぶっ殺されたいのあんた ?」
キユロの発言は、メアやルーファンにとってあまりにもおぞましく不気味な物だった。特筆すべきは彼の態度だろう。懺悔するその姿には、こちらを愚弄しようとする意図も、亡くなった者達を嘲笑おうとする露悪的な態度も感じられない。本気で悔いながらも自分のしている事を正しいと疑っていない。人間が動植物へ持つ、ある種の傲慢さに近いものがあった。
「これは陛下の御心なんだ。私はあのお方の目的に共感し、そのために今日まで働いてきた。帝国軍上層部も私と同じだ。全てが上手く行くはずだったというのに、まさか君という特異点が現れるとは誰もが想定していなかった…鴉よ」
キユロはルーファンを見つめる。どうしてか、憐れまれているような気がしてならない。馬鹿にしているのだろうか。
「何が言いたいんだ」
「不運。そう言いたいのだよ。しかも君にとってだ。以前に会った際、陛下は君の事をこう呼んでいたな…”祝福された忌み子”だと、そう言っていたな」
「何だと… ?」
「いつか会える日が来る。その時のために、君に伝えておいて欲しいと伝言を仰せ仕ったというわけだ。まあだが同時にこうも言ってたか……殺しても構わない、とね」
キユロはそう告げると、鎧の胸部を触る。そして埋め込まれていた杭らしき物を引っこ抜いた。恐らく肉体自体に埋め込まれていたのだろう。血や、得体の知れない白い液体をぶちまけ、彼は叫び出した。
「うううううああああああああああああ!!!」
叫びと共に、鎧の隙間からまばゆい光が漏れ出す。やがてそれらはキユロの顔や装甲を包み込んで行き、その光の一部は背中で翼の様に変形していく。やがて発光が終ると、ルーファン達の目の前には大きく変貌した姿のキユロがいた。
「何だ…あれは…」
ルーファンが珍しく動揺していた。白い翼と鎧の上からでも分かる大きく盛り上がった肉体、そして白い竜の頭部を持った怪物が目の前にいるのだ。その怪物は頭部に備わった四つの紅い目をルーファンへ向け、静かに笑顔を浮かべていた。
「来るなら来い…!!」
リミグロン兵の一人が憎々しく言い放ち、改めて銃を握る手に力を籠める。そうだ。まだ恐れる必要は無い。敵の数は定かではないが、城へ入り込むにはこの正門を突破する以外にはない。しかしこうして陣取ってさえいれば、こちらが先手を取れる確率は一気に上がる。何も知らずに乗り込んできた愚か者たちから、真っ先に射殺してやれば良いのだ。
「な、なあ…他の奴らはどうした ?」
構えている間、別の兵が心配そうに隣へ聞いた。
「知るか。前に集中しろ」
だが、誰も相手にしてはくれない。そうだろう。この後死ぬかもしれないという極限の最中で、他人の行方に構っていられるようなお人好しはいない。もしいるならば呆れる程の愚図か、他人に甘いという点以外に何の取り柄もない無能だろう。そんな無能の余計な言動が統率の取れた組織を掻き乱すというのは、特段珍しい事ではない。
「鴉…」
先程の質問を聞いていた兵士の一人が思いついた。そうだ。今、真正面から襲撃を仕掛けようとしているのがかの忌々しい復讐鬼だとは限らない。そう考えれば、まだ到着していない仲間達に何があったのか、連想ゲームのように推察出来てしまう。彼らは来ないのではなく、来ることが出来なくなっているのではないか ?
「誰か、周りの城壁通路を確認できるか ? 他の連中の姿はあるか ?」
「いや、見えない…どこにもいない」
「嘘だろ…まさか、いるってのか…もう、壁の内に…⁉」
小声で不安が漏れ始めた。良くない傾向である。迷いが生まれ、統率された意思が無くなり始めた群れというのは、些細な”想定外”が現れるだけで簡単に崩れてしまうからだ。
「炎の大槍よ、貫け !」
外で声が聞こえた。その直後、業火が正門を突き破って来た。槍の形をした炎は正門をたちまち消し炭にすると、そのまま真正面に陣取っていたリミグロン兵たちへ襲い掛かる。彼らの列の目の前に着弾し、爆発すると無数の火の粉となって飛散した。目の前にいた者達は爆発によって死に絶え、辛うじて避けた者達も高温の火の粉に苦しめられる。
「乗り込めえええええ!!」
護獣義士団に合図を仕掛け、チネウが叫ぶ。皇国軍が乗り込んでいく背後では、炎で形成された巨大な弓を構えていたメアと、フォルト達がいた。
「ふぅ、はぁ…はぁ…」
想像以上に体力を使ったのか、メアは息遣いが荒くなっている。彼女をフォルトは支えつつ、木っ端みじんになっていた巨大な門の方へと目を向けた。
「凄い…!!一撃で」
「ふふん…こう見えて、実技成績は一位だったもの。さ、行きますか !」
そう言って彼女達も駆け出し、完全にパニックに陥っているリミグロン兵達を始末していく。弱っている者達への追い討ちなど、日頃なら間違いなく躊躇してしまうであろう蛮行だが、今の皇国軍は気にも留めていない。無秩序に暴れた代償を支払う時が来たのだ。リミグロン達は悪因悪果が巡っているだけであり、自分達が責められる道理など無い。皆が”正義”に支配されていた。
広場での戦闘が激化する中、一人ずつ弓矢で仕留めていたルーファンもついに降り立つ。闇の瘴気を纏った剣、岩で覆った拳、自身の周辺に漂う水や血で作った矢によって武装し、逃げ惑うか襲い掛かって来るリミグロン兵達を次々に屍にしていく。やがて最後の一人を斬り伏せ、辺りの光景を確認する。
「やったー!!」
「悪魔どもを討ち取ったぞー!!」
護獣義士団はぬか喜びしており、あまりにも敵が少ない事に疑問を抱いていない。だが敵の動きに関する推測を伝えていない事もあってか、これについては仕方がない面もあった。士気を削ぐような真似をしたくはなかったのだ。
「ルーファン、これからどうする ?」
近づいてきたメアが汗を拭ってから尋ねる。
「恐らく本体は既に動いてる筈だ。タナを先に皇都へ帰して正解だったかもしれないな。兵士達はここで待機。俺とサラザールで―――」
だが、ルーファンが今後の動きを提案しかけた時だった。背後から音が聞こえる。鎧特有の金属が擦れる音と、それとは別に金属同士が軽くぶつかり合う音がする…籠手を着けたまま手を叩いているらしかった。
「お見事。鴉一味と護獣義士団による快進撃、確かに堪能させてもらった」
キユロがいた。白銀色の、見慣れない甲冑を身に着けている。関節部や首筋などに、得体の知れない管の様な物が備わっていた。
「リミグロンとは違うな」
リミグロン兵の死体に目をやった後、ルーファンは彼を睨んだ。メアは自分の近くにいた兵士たちへ、城内の調査を名目に避難を促す。嫌な予感がしたのだ。
「ご名答。彼等は同志ではあるが、その大半は正規の軍隊ではない。我々が協力し、彼らに力を授けてやったというわけだ。ああ、失礼…君の様な賢い戦士には、もう隠し通しても仕方が無いだろう。改めて紹介させてもらう。シーエンティナ帝国軍、兵装開発部前線試験部隊隊長…キユロ・ターナーだ」
その場にいた全員の顔が険しくなり、空気が張り詰める。ようやく、糸を引いていた者達が尻尾を見せてきた。反応せずには入れられなかった。
「前線試験か。楽しかったでしょうね、何の罪もない民間人を巻き添えにして」
一方でメアは不愉快さを隠そうともしなかった。村で起きた惨劇を知っている以上、その黒幕を前にして冷静さを少し欠いていた。だがキユロは少し目を閉じ、小さく頷いている。
「悪い事をしたとは思ったよ。赤ん坊もいたからな…彼らの事は忘れない。必ずや、彼らの犠牲を無駄にせず、我が帝国の技術研究に応用し、更なる飛躍を遂げさせてみせるつもりだ」
「…ぶっ殺されたいのあんた ?」
キユロの発言は、メアやルーファンにとってあまりにもおぞましく不気味な物だった。特筆すべきは彼の態度だろう。懺悔するその姿には、こちらを愚弄しようとする意図も、亡くなった者達を嘲笑おうとする露悪的な態度も感じられない。本気で悔いながらも自分のしている事を正しいと疑っていない。人間が動植物へ持つ、ある種の傲慢さに近いものがあった。
「これは陛下の御心なんだ。私はあのお方の目的に共感し、そのために今日まで働いてきた。帝国軍上層部も私と同じだ。全てが上手く行くはずだったというのに、まさか君という特異点が現れるとは誰もが想定していなかった…鴉よ」
キユロはルーファンを見つめる。どうしてか、憐れまれているような気がしてならない。馬鹿にしているのだろうか。
「何が言いたいんだ」
「不運。そう言いたいのだよ。しかも君にとってだ。以前に会った際、陛下は君の事をこう呼んでいたな…”祝福された忌み子”だと、そう言っていたな」
「何だと… ?」
「いつか会える日が来る。その時のために、君に伝えておいて欲しいと伝言を仰せ仕ったというわけだ。まあだが同時にこうも言ってたか……殺しても構わない、とね」
キユロはそう告げると、鎧の胸部を触る。そして埋め込まれていた杭らしき物を引っこ抜いた。恐らく肉体自体に埋め込まれていたのだろう。血や、得体の知れない白い液体をぶちまけ、彼は叫び出した。
「うううううああああああああああああ!!!」
叫びと共に、鎧の隙間からまばゆい光が漏れ出す。やがてそれらはキユロの顔や装甲を包み込んで行き、その光の一部は背中で翼の様に変形していく。やがて発光が終ると、ルーファン達の目の前には大きく変貌した姿のキユロがいた。
「何だ…あれは…」
ルーファンが珍しく動揺していた。白い翼と鎧の上からでも分かる大きく盛り上がった肉体、そして白い竜の頭部を持った怪物が目の前にいるのだ。その怪物は頭部に備わった四つの紅い目をルーファンへ向け、静かに笑顔を浮かべていた。
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