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参ノ章:激突
第63話 お仕事
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龍人が引き起こした騒動から数日後、仁豪町の北西に位置するビル街…その中でも一際目立つ高層マンションの一室では、物騒な風貌をしている鬼の集団が屯していた。丁寧に磨かれた石の床の上には応接用のテーブルとソファが置かれ、部屋の隅に三席の小綺麗なデスクが設置されている。シャツを捲り、デスクトップのモニターと睨み合いながらキーボードを叩くか、得意先へ世間話がてら仕事の相談をしている三人の鬼がおり、それ以外の者達はダイニングテーブルに腰を掛けて酒を飲みながら駄弁っていた。
「若頭…これで何日目だ ?」
空いたグラスに麦焼酎を注ぎながら一人の鬼が言った。
「あれから三日目だな。しかも相手は十人だろ。若手アイドルグループの連中とはいえ、よくやるよホントに」
缶ビールを振って、残りの具合を確かめていた別の鬼が答える。一同が遠慮がちに視線をやった先は、リビングの左端に備わっている扉であった。水っぽい何かが打ち付けられる様な音と、悲鳴を上げるようなベッドの軋む音が混ざったいかがわしい音色が微かに聞こえる。何が起きているのかはあまり想像したくない。
「まあ最近に比べたら、調子良さそうで何よりだ。ここんとこはご無沙汰過ぎて、いよいよ燃え尽き症候群かと思っちまってたからよ」
テーブルの隅に座っていた歳の行った鬼も鼻で笑ったが、そんな彼の機嫌を慎重に窺っている若い鬼がいた。ジャケットを脱いだスーツ姿である他の者達とは違い、彼だけはTシャツにバギーパンツ姿であり、どうも下っ端のように感じられる振る舞いをしている。
「ち、調子良いんスか ? これ…」
「ああ、平治。そういやお前来るの初めてだったな。現世も仁豪町も問わず、若頭のとこには芸能畑の関係者が割と頭下げに来んだよ。色々とパイプ持ってるからな…仕事の斡旋目当てってわけだ。たぶん、この町でも割と珍しい方だと思うぞ。なんたって表の方にも別の看板作って会社経営してんだから。人間としての別名義も持ってんだと」
「で、その引き換えに若頭は金品とイチモツをご馳走になるってわけだ。嘘か真か知らねえが、年に何人か腹上死するって聞くぜ」
「あの人に気に入られとけば良い思いが出来るってのは事実だが、程々にしとかねえと…次はお前かもな。新入り」
「ええ…」
鬼たちが口々に”若頭”の豪傑さを笑っていたが、自分が獲物として見定められる可能性を示唆された平治は気が気ではなかった。もしその時が来れば、どうにかして人員を後五人ほど増やして欲しいくらいである。
「平治!!ぼさっとすんな !」
直後、キッチンから聞こえた怒鳴りに平治は背筋を伸ばす。眼鏡を掛けた一際大柄な鬼が、牡蠣の殻を剝きながら彼の事を睨んでいた。
「つまみ出来てんぞ。テーブルに持ってけ」
「ウ、ウッス!!」
眼鏡を掛けた鬼から指示をされ、平治は足早にキッチンへ近づく。後方では、そこまで怒鳴らなくても良いだろと一同が彼をどやしていた。眼鏡を掛けた鬼はどうやら、”源川のアニキ”と呼ばれているらしい。
「ちゃんと酒は飲んでるか ? いくらでもあるから好きに開けて良いぞ」
キッチンのカウンター越しに、白い皿に盛られたカルパッチョとローストビーフを持って行こうとした平治だが、源川が語り掛けてきた。
「え、あ、はい」
「今日の可能性は、この後の連絡次第ではあるが三つある。腹に入れられるときに目いっぱい詰め込んどけ」
「可能性 ?」
「何事もないお前のただの歓迎会になるか、お前の初仕事前の景気づけか…それか…」
「それか… ?」
「生前葬だな。初仕事が人生最後の仕事になるなんざ珍しくないぞ」
源川からの脅しに平治は怖気づき、口をもぎ取られたように静かなまま料理を運ぶ。仲間達は嬉々として料理にありつくが、たまらず隣にいた老齢の鬼の方を見た。
「俺全然何も知らないんスけど…何かあるんスか ? この後」
「何だ。聞かされてねえのか。要は縄張り争いだ。呑気にウチのシマに遊びに来てる馬鹿がいるらしいから締め上げねえとな」
「遊びに来てるのってそんな問題なんスか… ?」
「あのなあ、例えば―――」
出来の悪い新入りへの説明が始まりかけた時、立ち入ってはならない禁忌として扱われていた奥のドアが開いた。薄明りの付いた部屋から、下着を着直した亜弐香が姿を現し、外の新鮮な空気を体に取り込む。ふうと一息をつく彼女を前に、源川を除く鬼たちは全員が駆け寄り、中腰のまま膝に手を付いて頭を下げた。
「お疲れ様です!!」
「ん、お疲れ。部屋に残ってるアイツら、意識戻ったらいくらか握らせて帰らせてくれるかな。それと事務所に伝えておいて。期待外れだった。本当に肉体派アイドルなの ? 彼ら」
命令を出した亜弐香が下着姿のまま歩いてキッチンにいる源川に近づくと、彼は何も言わずシャンパンをボトルで放り投げた。それを手慣れたように受け取り、歯で噛みついてから難なく引っこ抜いて開けると、一気に喉へ流し込んだ。飲み干すまでに恐らく十五秒と掛かっていない。
「事務所はそんな肩書で売りたいそうです」
「絶対やめさせときなよ。一人八発も持たなかった貧弱ヤローばっかなのに」
「それはあなたがおかしいだけです、若頭。あとニオイがキツイんでさっさと風呂に入ってください」
「ひっどい。デリカシーなさすぎ」
「デリカシーって言えば何でも許されると思わないでください。馬鹿ですかあなたは」
まるで思春期の子供の様な幼い反抗心を垣間見せつつ、源川に愚痴を垂れながら亜弐香はバスルームへと消えていった。想像以上にフランク且つ若い容姿をしている自分の上司の姿に愕然としていた平治は、それから二十分後に戻って来た亜弐香の姿を見て更に驚く。彼女は先程とは打って変わって、ポニーテールに髪を縛り、丁寧にアイロンがかけられたワイシャツとパンツを身に着けていた。凛々しく上品、それでいて威圧感を抱かせてくる風貌を見て、間違いなく彼女こそが群れの長だと悟った。
「きみ、平治君だよね。前、座っても良いかな」
「あ、ああ、はい ! 全然大丈夫っス !」
「そっか、ありがと」
自分の前に座ってきた亜弐香に平治はしどろもどろで対応するが、これが正解なのかは果たして分からなかった。彼女は表情を変える事なく着席し、グラスに焼酎を入れて一息で呷った後に彼を見つめる。決して弱いわけでは無い筈の酒だというのに、眉一つ動かさず、刺激物を摂取した体を落ち着けさせようとするような息遣いも動きも無い。何を考えているかが分からず、それがとにかく怖かった。
「さっきの話だけど覚えてる ? シマに遊びに来た余所者が何で問題なのかってやつ」
「き…聞こえてたんスか ?」
「うん。結構いいんだ、耳。話を戻すけど、僕たちが管理している縄張りで商売をする人たちは、家賃や土地代以外にも用心棒代まで僕の会社に収めてくれてるんだよ。僕たちにとっては有り難い報酬なわけだ。でも、どうして用心棒代なんか払いたがるんだろう。理由分かるかな ?」
「え~っと…治安が良くないからっとかスかね」
「うん、正解。変なお客さんが暴れたり、店の風評に損害を与える事をされたら困るって人が沢山いる。だから高い報酬であっても、僕たち冥豪会が後ろ盾にいるって称号を欲しがるんだよ。何かあれば助けてくれるし、ビビッて誰も手出ししなくなるって信じてるからね」
平治に順を追って説明する亜弐香だが、その顔はどこか寂しげだった。少なくとも仕事への熱心さは感じられない。
「報酬は信頼の証で、全く利益を必要としない信頼なんていうのは存在しない。だから僕たちも、報酬の対価として何かあれば出張る必要がある。たとえそれが、ただ遊びに来てるだけだったとしても、邪魔だから消せと言われたら意向を汲んでサービスしてあげないといけないんだ。だけど、そのサービスはやりすぎなくらいでいい。信頼をしている取引相手へ釘を刺す事が出来るからね。”自分がここまでやってやってるんだから、裏切る様な事をしたら分かってるよね ? ”って、優しく脅してあげるんだよ。そして、それを全部両立させるには暴力が一番手っ取り早い…分かるかな ?」
そこまで語り終えた時、亜弐香のスマホがテーブルで震えた。すぐさま手に取り、耳に当てて向こう側の声を聞いていた彼女だったが、何度か相槌を打ってからすぐに切断する。
「先鋒で行ってた子達が警告したけど効き目なしみたい。行こっか、仕事」
再び焼酎を、今度は瓶でラッパ飲みしてから彼女は立ち上がる。そして何かに期待しているような薄ら笑いを、平治に向けて見せつけた。
「若頭…これで何日目だ ?」
空いたグラスに麦焼酎を注ぎながら一人の鬼が言った。
「あれから三日目だな。しかも相手は十人だろ。若手アイドルグループの連中とはいえ、よくやるよホントに」
缶ビールを振って、残りの具合を確かめていた別の鬼が答える。一同が遠慮がちに視線をやった先は、リビングの左端に備わっている扉であった。水っぽい何かが打ち付けられる様な音と、悲鳴を上げるようなベッドの軋む音が混ざったいかがわしい音色が微かに聞こえる。何が起きているのかはあまり想像したくない。
「まあ最近に比べたら、調子良さそうで何よりだ。ここんとこはご無沙汰過ぎて、いよいよ燃え尽き症候群かと思っちまってたからよ」
テーブルの隅に座っていた歳の行った鬼も鼻で笑ったが、そんな彼の機嫌を慎重に窺っている若い鬼がいた。ジャケットを脱いだスーツ姿である他の者達とは違い、彼だけはTシャツにバギーパンツ姿であり、どうも下っ端のように感じられる振る舞いをしている。
「ち、調子良いんスか ? これ…」
「ああ、平治。そういやお前来るの初めてだったな。現世も仁豪町も問わず、若頭のとこには芸能畑の関係者が割と頭下げに来んだよ。色々とパイプ持ってるからな…仕事の斡旋目当てってわけだ。たぶん、この町でも割と珍しい方だと思うぞ。なんたって表の方にも別の看板作って会社経営してんだから。人間としての別名義も持ってんだと」
「で、その引き換えに若頭は金品とイチモツをご馳走になるってわけだ。嘘か真か知らねえが、年に何人か腹上死するって聞くぜ」
「あの人に気に入られとけば良い思いが出来るってのは事実だが、程々にしとかねえと…次はお前かもな。新入り」
「ええ…」
鬼たちが口々に”若頭”の豪傑さを笑っていたが、自分が獲物として見定められる可能性を示唆された平治は気が気ではなかった。もしその時が来れば、どうにかして人員を後五人ほど増やして欲しいくらいである。
「平治!!ぼさっとすんな !」
直後、キッチンから聞こえた怒鳴りに平治は背筋を伸ばす。眼鏡を掛けた一際大柄な鬼が、牡蠣の殻を剝きながら彼の事を睨んでいた。
「つまみ出来てんぞ。テーブルに持ってけ」
「ウ、ウッス!!」
眼鏡を掛けた鬼から指示をされ、平治は足早にキッチンへ近づく。後方では、そこまで怒鳴らなくても良いだろと一同が彼をどやしていた。眼鏡を掛けた鬼はどうやら、”源川のアニキ”と呼ばれているらしい。
「ちゃんと酒は飲んでるか ? いくらでもあるから好きに開けて良いぞ」
キッチンのカウンター越しに、白い皿に盛られたカルパッチョとローストビーフを持って行こうとした平治だが、源川が語り掛けてきた。
「え、あ、はい」
「今日の可能性は、この後の連絡次第ではあるが三つある。腹に入れられるときに目いっぱい詰め込んどけ」
「可能性 ?」
「何事もないお前のただの歓迎会になるか、お前の初仕事前の景気づけか…それか…」
「それか… ?」
「生前葬だな。初仕事が人生最後の仕事になるなんざ珍しくないぞ」
源川からの脅しに平治は怖気づき、口をもぎ取られたように静かなまま料理を運ぶ。仲間達は嬉々として料理にありつくが、たまらず隣にいた老齢の鬼の方を見た。
「俺全然何も知らないんスけど…何かあるんスか ? この後」
「何だ。聞かされてねえのか。要は縄張り争いだ。呑気にウチのシマに遊びに来てる馬鹿がいるらしいから締め上げねえとな」
「遊びに来てるのってそんな問題なんスか… ?」
「あのなあ、例えば―――」
出来の悪い新入りへの説明が始まりかけた時、立ち入ってはならない禁忌として扱われていた奥のドアが開いた。薄明りの付いた部屋から、下着を着直した亜弐香が姿を現し、外の新鮮な空気を体に取り込む。ふうと一息をつく彼女を前に、源川を除く鬼たちは全員が駆け寄り、中腰のまま膝に手を付いて頭を下げた。
「お疲れ様です!!」
「ん、お疲れ。部屋に残ってるアイツら、意識戻ったらいくらか握らせて帰らせてくれるかな。それと事務所に伝えておいて。期待外れだった。本当に肉体派アイドルなの ? 彼ら」
命令を出した亜弐香が下着姿のまま歩いてキッチンにいる源川に近づくと、彼は何も言わずシャンパンをボトルで放り投げた。それを手慣れたように受け取り、歯で噛みついてから難なく引っこ抜いて開けると、一気に喉へ流し込んだ。飲み干すまでに恐らく十五秒と掛かっていない。
「事務所はそんな肩書で売りたいそうです」
「絶対やめさせときなよ。一人八発も持たなかった貧弱ヤローばっかなのに」
「それはあなたがおかしいだけです、若頭。あとニオイがキツイんでさっさと風呂に入ってください」
「ひっどい。デリカシーなさすぎ」
「デリカシーって言えば何でも許されると思わないでください。馬鹿ですかあなたは」
まるで思春期の子供の様な幼い反抗心を垣間見せつつ、源川に愚痴を垂れながら亜弐香はバスルームへと消えていった。想像以上にフランク且つ若い容姿をしている自分の上司の姿に愕然としていた平治は、それから二十分後に戻って来た亜弐香の姿を見て更に驚く。彼女は先程とは打って変わって、ポニーテールに髪を縛り、丁寧にアイロンがかけられたワイシャツとパンツを身に着けていた。凛々しく上品、それでいて威圧感を抱かせてくる風貌を見て、間違いなく彼女こそが群れの長だと悟った。
「きみ、平治君だよね。前、座っても良いかな」
「あ、ああ、はい ! 全然大丈夫っス !」
「そっか、ありがと」
自分の前に座ってきた亜弐香に平治はしどろもどろで対応するが、これが正解なのかは果たして分からなかった。彼女は表情を変える事なく着席し、グラスに焼酎を入れて一息で呷った後に彼を見つめる。決して弱いわけでは無い筈の酒だというのに、眉一つ動かさず、刺激物を摂取した体を落ち着けさせようとするような息遣いも動きも無い。何を考えているかが分からず、それがとにかく怖かった。
「さっきの話だけど覚えてる ? シマに遊びに来た余所者が何で問題なのかってやつ」
「き…聞こえてたんスか ?」
「うん。結構いいんだ、耳。話を戻すけど、僕たちが管理している縄張りで商売をする人たちは、家賃や土地代以外にも用心棒代まで僕の会社に収めてくれてるんだよ。僕たちにとっては有り難い報酬なわけだ。でも、どうして用心棒代なんか払いたがるんだろう。理由分かるかな ?」
「え~っと…治安が良くないからっとかスかね」
「うん、正解。変なお客さんが暴れたり、店の風評に損害を与える事をされたら困るって人が沢山いる。だから高い報酬であっても、僕たち冥豪会が後ろ盾にいるって称号を欲しがるんだよ。何かあれば助けてくれるし、ビビッて誰も手出ししなくなるって信じてるからね」
平治に順を追って説明する亜弐香だが、その顔はどこか寂しげだった。少なくとも仕事への熱心さは感じられない。
「報酬は信頼の証で、全く利益を必要としない信頼なんていうのは存在しない。だから僕たちも、報酬の対価として何かあれば出張る必要がある。たとえそれが、ただ遊びに来てるだけだったとしても、邪魔だから消せと言われたら意向を汲んでサービスしてあげないといけないんだ。だけど、そのサービスはやりすぎなくらいでいい。信頼をしている取引相手へ釘を刺す事が出来るからね。”自分がここまでやってやってるんだから、裏切る様な事をしたら分かってるよね ? ”って、優しく脅してあげるんだよ。そして、それを全部両立させるには暴力が一番手っ取り早い…分かるかな ?」
そこまで語り終えた時、亜弐香のスマホがテーブルで震えた。すぐさま手に取り、耳に当てて向こう側の声を聞いていた彼女だったが、何度か相槌を打ってからすぐに切断する。
「先鋒で行ってた子達が警告したけど効き目なしみたい。行こっか、仕事」
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