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壱ノ章:災いを継ぐ者
第16話 許されざる過去
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――――二ヶ月前
龍人が佐那との生活を始めて一か月した頃の事だった。その日は開醒による肉体強化によって得られる恩恵の一つ、タフネスの向上という物を体で体感するために、龍人は延々と彼女から多種多様な攻撃を浴びせられ続けるという常軌を逸した授業を受けさせられた。打撃、刃物による斬撃、散弾銃や拳銃を始めとした銃撃、果てに爆薬などを開醒を維持した肉体に浴びせられ続け、戻ってきた頃には痣と軽傷にまみれていた。
「うぇ~…グロ…ムジナ見てみろこれ」
家に戻って鏡の前に立っていた龍人はうっすらと腹筋が浮き出た腹部を撫でた。内出血による痣があちこちに出来ている上、渇いた血によって塞がった大小さまざまな傷が目立つ。ムジナも驚き、慌てて救急箱を持ってきた程である。
多少の物理的な攻撃ならば軽減が出来るという開醒の力が無ければとっくに死んでいたというのは事実である。だが限界を確かめるためとはいえ、ここまでする必要があったのかいささか疑問だった。何より散弾銃をこちらへ撃ち続けている間、彼女の口角が少し上がっていたのを龍人は覚えている。楽しんでいたに違いない。
消毒を済ませ、ガーゼや包帯を当てて処置を済ませていた頃にどこかから小さく音が聞こえた。鐘の音に近いが、非常に軽く高い音である。リビングの隣にある和室へ顔を出してみると、佐那が仏壇の前に座ってから目を瞑り手を合わせていた。焚き立ての線香から細長い煙も上がっている。
「何これ ?」
仏壇を指さして龍人が尋ねてみても彼女はすぐに答えようとはしない。ゆっくりと瞼を開け、やがて物思いに仏壇を見つめる。視線の先には台があり、古ぼけたかんざしが置かれていた。銀製品特有の白く鋭い光を放っている。
「仏壇を見るのは初めて ?」
「当たり前でしょ。仏壇どころか家なき子だったのに」
「…あなた、その手の教養はあるのね」
「まあね。そのかんざしって誰の ?」
意外な一面を垣間見せつつ龍人はかんざしを指さす。佐那は無言でそれを掴み、龍人に差し出した。持ってみると思っていたより重い。そして年季こそ感じるが決して汚くない手入れの行き届いた小綺麗さを感じさせる物だった。
「私の娘の物だった」
佐那が呟いた。
「ずっと昔、戦いに巻き込まれて死んだ…死体は見つからなかったから行方不明と言った方がいいのかしら。もうここまで年月が経ってしまったら変わらないかもしれないわね」
「悲しい過去ってヤツ ?」
「悲しさ以上に、ただ自分が憎い。周りは老師だなんて呼んで慕ってくれているけど、少なくとも親としてはダメな人間だった。仕事への執着や流派の継承者としての使命にばかりかまけて、あの子に構ってあげられなかったの。私の後を継ぎたいと言われた時も、危険だからダメといって突き放した。私に残されていた最後の家族だったのに、私自身が拒絶してしまった」
重々しい空気だった。いつもは意識しないささやかな物音…下の階の住人の話し声やエアコンの稼働している証拠である風の音がはっきりと耳に入る。頭が悪く、他人とまともに交流せず、一人の方が気が楽だとほざいて生き続けてきた龍人にとって話題作りとそれを変更するという行為は恐ろしく難易度が高いのだ。ただ茶化すつもりはないとアピールをするために黙るしかなかった。
「聞かせて。私があなたを引き取った理由…なぜだと思う? 」
「…言って良い事なのかどうか分かんねえ」
「構わないわ。言って」
「…俺は死んだ娘の代わりって事 ?」
「それもある」
彼女が求めてるのは霧島龍人という存在ではなく家族ごっこに付き合ってくれる存在なのかもしれない。この話を聞いている中で薄々感じ取っていた。
「それもある…って事は他にも理由が ?」
かんざしを戻して再び仏壇を眺めながら龍人は尋ねる。彼女と目を合わせる気にはなれなかった。
「ええ、せめてものけじめ。悪趣味かもしれないけど、私の兄弟子である霧島龍明…彼と同じ姓、似た容姿、そして才覚を持つ子供がいると報せを受けた時に誓った。継承者の座をかけて争い、彼を蹴落とし、霧島家を没落させる原因を作った事への償いをする。あなたを育て上げてね」
「その人に子孫がいるって全然気づかなかったの ? 俺とか…俺の親の事とか。まあ俺も知らないけど親の事は」
「かなりの色男だったもの兄者は。子孫もわんさかいるだろうとは思ってたから、とてもじゃないけど網羅は出来なかった。当時でさえ、認知してない子供も含めたら…両手じゃ足りない」
「ははっ何だよそれ」
会ったことも無い先祖、龍明の話に差し掛かると少し場が朗らかになった。両者が興味を持っている話題があるというだけで会話の数は大幅に増える。思わず佐那の方を見ると、タイミングが良かったのか少し目が合った。普段のトレーニングに付き合ってくれている時の厳しい顔つきや、家事の仕方を教えてくれている時のような事務的な能面じみた無愛想な表情ではない。小さく微笑み、珍しくポジティブな方面で感情を露にしてくれている。
「…会ってみてえなあ、俺の家族」
ふと口に出てしまった。自分を温かい家の中に受け入れてここにいても良いと言ってくれる。本来それを果たすべきだった自分の家族がいない龍人にとって、精一杯のわがままだった。そんな言葉の直後に電子レンジから陽気な音が鳴り、中で温めていた大盛りサイズの冷凍ナポリタンが出来上がった事を報せてくれた。
「ああ、忘れてた。後でまた聞かせてよ老師。俺の先祖の事」
龍人は正座から立ち姿に戻り、慣れない事はするもんじゃないと足をふらつかせながら台所へ向かう。
「龍人」
そんな彼の後ろ姿に佐那が声をかける。
「償いのためだなんて言った私の事をあなたがどう思っているかは分からない。軽蔑される覚悟だってしている。だけどこれだけは覚えていて。私は…あなたが幸せになる事を心の底から望んでいる」
「分かってるよ~、今でも割と十分」
振り返らずに手を小さく振ってから歩き去っていく彼へ対し、続けざまに何か言いたげだった佐那だが、やがて思い悩むようにして口を噤んだ。
龍人が佐那との生活を始めて一か月した頃の事だった。その日は開醒による肉体強化によって得られる恩恵の一つ、タフネスの向上という物を体で体感するために、龍人は延々と彼女から多種多様な攻撃を浴びせられ続けるという常軌を逸した授業を受けさせられた。打撃、刃物による斬撃、散弾銃や拳銃を始めとした銃撃、果てに爆薬などを開醒を維持した肉体に浴びせられ続け、戻ってきた頃には痣と軽傷にまみれていた。
「うぇ~…グロ…ムジナ見てみろこれ」
家に戻って鏡の前に立っていた龍人はうっすらと腹筋が浮き出た腹部を撫でた。内出血による痣があちこちに出来ている上、渇いた血によって塞がった大小さまざまな傷が目立つ。ムジナも驚き、慌てて救急箱を持ってきた程である。
多少の物理的な攻撃ならば軽減が出来るという開醒の力が無ければとっくに死んでいたというのは事実である。だが限界を確かめるためとはいえ、ここまでする必要があったのかいささか疑問だった。何より散弾銃をこちらへ撃ち続けている間、彼女の口角が少し上がっていたのを龍人は覚えている。楽しんでいたに違いない。
消毒を済ませ、ガーゼや包帯を当てて処置を済ませていた頃にどこかから小さく音が聞こえた。鐘の音に近いが、非常に軽く高い音である。リビングの隣にある和室へ顔を出してみると、佐那が仏壇の前に座ってから目を瞑り手を合わせていた。焚き立ての線香から細長い煙も上がっている。
「何これ ?」
仏壇を指さして龍人が尋ねてみても彼女はすぐに答えようとはしない。ゆっくりと瞼を開け、やがて物思いに仏壇を見つめる。視線の先には台があり、古ぼけたかんざしが置かれていた。銀製品特有の白く鋭い光を放っている。
「仏壇を見るのは初めて ?」
「当たり前でしょ。仏壇どころか家なき子だったのに」
「…あなた、その手の教養はあるのね」
「まあね。そのかんざしって誰の ?」
意外な一面を垣間見せつつ龍人はかんざしを指さす。佐那は無言でそれを掴み、龍人に差し出した。持ってみると思っていたより重い。そして年季こそ感じるが決して汚くない手入れの行き届いた小綺麗さを感じさせる物だった。
「私の娘の物だった」
佐那が呟いた。
「ずっと昔、戦いに巻き込まれて死んだ…死体は見つからなかったから行方不明と言った方がいいのかしら。もうここまで年月が経ってしまったら変わらないかもしれないわね」
「悲しい過去ってヤツ ?」
「悲しさ以上に、ただ自分が憎い。周りは老師だなんて呼んで慕ってくれているけど、少なくとも親としてはダメな人間だった。仕事への執着や流派の継承者としての使命にばかりかまけて、あの子に構ってあげられなかったの。私の後を継ぎたいと言われた時も、危険だからダメといって突き放した。私に残されていた最後の家族だったのに、私自身が拒絶してしまった」
重々しい空気だった。いつもは意識しないささやかな物音…下の階の住人の話し声やエアコンの稼働している証拠である風の音がはっきりと耳に入る。頭が悪く、他人とまともに交流せず、一人の方が気が楽だとほざいて生き続けてきた龍人にとって話題作りとそれを変更するという行為は恐ろしく難易度が高いのだ。ただ茶化すつもりはないとアピールをするために黙るしかなかった。
「聞かせて。私があなたを引き取った理由…なぜだと思う? 」
「…言って良い事なのかどうか分かんねえ」
「構わないわ。言って」
「…俺は死んだ娘の代わりって事 ?」
「それもある」
彼女が求めてるのは霧島龍人という存在ではなく家族ごっこに付き合ってくれる存在なのかもしれない。この話を聞いている中で薄々感じ取っていた。
「それもある…って事は他にも理由が ?」
かんざしを戻して再び仏壇を眺めながら龍人は尋ねる。彼女と目を合わせる気にはなれなかった。
「ええ、せめてものけじめ。悪趣味かもしれないけど、私の兄弟子である霧島龍明…彼と同じ姓、似た容姿、そして才覚を持つ子供がいると報せを受けた時に誓った。継承者の座をかけて争い、彼を蹴落とし、霧島家を没落させる原因を作った事への償いをする。あなたを育て上げてね」
「その人に子孫がいるって全然気づかなかったの ? 俺とか…俺の親の事とか。まあ俺も知らないけど親の事は」
「かなりの色男だったもの兄者は。子孫もわんさかいるだろうとは思ってたから、とてもじゃないけど網羅は出来なかった。当時でさえ、認知してない子供も含めたら…両手じゃ足りない」
「ははっ何だよそれ」
会ったことも無い先祖、龍明の話に差し掛かると少し場が朗らかになった。両者が興味を持っている話題があるというだけで会話の数は大幅に増える。思わず佐那の方を見ると、タイミングが良かったのか少し目が合った。普段のトレーニングに付き合ってくれている時の厳しい顔つきや、家事の仕方を教えてくれている時のような事務的な能面じみた無愛想な表情ではない。小さく微笑み、珍しくポジティブな方面で感情を露にしてくれている。
「…会ってみてえなあ、俺の家族」
ふと口に出てしまった。自分を温かい家の中に受け入れてここにいても良いと言ってくれる。本来それを果たすべきだった自分の家族がいない龍人にとって、精一杯のわがままだった。そんな言葉の直後に電子レンジから陽気な音が鳴り、中で温めていた大盛りサイズの冷凍ナポリタンが出来上がった事を報せてくれた。
「ああ、忘れてた。後でまた聞かせてよ老師。俺の先祖の事」
龍人は正座から立ち姿に戻り、慣れない事はするもんじゃないと足をふらつかせながら台所へ向かう。
「龍人」
そんな彼の後ろ姿に佐那が声をかける。
「償いのためだなんて言った私の事をあなたがどう思っているかは分からない。軽蔑される覚悟だってしている。だけどこれだけは覚えていて。私は…あなたが幸せになる事を心の底から望んでいる」
「分かってるよ~、今でも割と十分」
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