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暑くなったら、髪を切りたい!
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「髪が伸びたわね。美容院行きましょうか?」
前髪が目にかかりそう。それに少し、髪のボリュームをすいて、暑さ対策に髪を切らそう。
「マシュー?」
マシューは、リーサの行きつけの美容院。
町の小さな美容院で、夫婦で経営しており、客層は年齢がお高め。
しかしながら、リーサは、ここでしか、切らないと、頑固を貫き通してる。ただの人見知りだからだ。
「可愛くして貰いましょうね。」
「うん!」
ちなみに、母のツェリの行きつけの美容院は、高級サロン付きの美容院で切るだけでもお高めの入りにくいタイプ。
客が来た知らせのベルが鳴る。
床にはポップなタイルが敷き詰められ、パーマを掛ける機械や髪を洗うための装置が、目につく。
「いらっしゃい。」
「こんにちは。今日はうちのベイビーの髪を切って欲しいの。前髪とボリュームがあるから、少し、すいて欲しいわ。髪もこの辺りまで切って欲しいの。」
「任せて。可愛くするわ。」
出迎えてくれたは、絵本に出てくるような、ぽっちゃりしていて、雰囲気の柔らかいおばあさん。
「今日は私が担当よ。ダイナーは、他のお客さんを担当してるからね。」
見ると、先客のおじいさんのお髭を切ってる。気づいたようで、手を止め、にっこり。
「リーサ。可愛くなる?」
「なるわ。みんなが振り向くわよ。」
さあおいでと、案内される。
マシューでは優しい店員と店内の雰囲気も腕の良さも評判で、客層はちょっと高めの年齢層ではあるが、人気である。
リーサが特に気に入ってるのは、シャンプーして貰う時。
家とは違うシャンプーで、気持ちのよいマッサージみたいに洗ってくれるから。
しかも乾かすときは、大きな花のような被りがついた装置を頭につけて、フワッーと一気に、乾かすのだ。それがまた良いよう無い爽快感。
「うちはリーサちゃんが一番小さい常連客なのよ~。」
髭を剃って貰ってるおじいちゃんもパーマの装置をつけて、フィルと雑談中のマダムもそうだねーと微笑む。
チョキチョキと切って貰う間、飽きないように、貸して貰った絵本を読む。
「可愛い!」
パーマが完成したマダムがあらそう?とニコニコ。
「お姫様みたい!」
「あらあら。恥ずかしいわ。」
「よくお似合いよ。」
何だか照れてしまった彼女に、おしゃれだと、誉める。
「お髭なくていいね!」
はっきり、顔が見えて、カッコいい。
「そうかね?まだまだ私も、いけてるかね?」
「はは。」
あめ玉をくれた。子供に人気なトロピカルな味のあめ玉だ。
リーサの髪も完成。肩より少し下辺りで切って貰い、結べるぐらいまでの長さ。
お団子にしてくれた。ちなみに、リクエストしてないのに、なぜか、前髪は眉の上。
不思議である。
「可愛いわー!ベイビー。」
「可愛いよ。」
誉められるのは何より好きである。鼻を高くするも
「あら。可愛いじゃない。」
帰宅したらみんなに似合ってると誉めてくれた。
ムフフン…!
「でもさ?何でいつも前髪は眉の上に切られるのかな?」
「似合ってるからよ。」
幼さ全開のリーサは、眉の上に前髪が切られるが、恐らく、ザ・子供の象徴で似合ってるからだ。
そんなこと言えば、拗ねるので、口にしない。
不思議だと言う娘に、世の中、知らない方がいいと言うのは、ごまんとあるわと思いつつ、テレビに視線をやる。
前髪が目にかかりそう。それに少し、髪のボリュームをすいて、暑さ対策に髪を切らそう。
「マシュー?」
マシューは、リーサの行きつけの美容院。
町の小さな美容院で、夫婦で経営しており、客層は年齢がお高め。
しかしながら、リーサは、ここでしか、切らないと、頑固を貫き通してる。ただの人見知りだからだ。
「可愛くして貰いましょうね。」
「うん!」
ちなみに、母のツェリの行きつけの美容院は、高級サロン付きの美容院で切るだけでもお高めの入りにくいタイプ。
客が来た知らせのベルが鳴る。
床にはポップなタイルが敷き詰められ、パーマを掛ける機械や髪を洗うための装置が、目につく。
「いらっしゃい。」
「こんにちは。今日はうちのベイビーの髪を切って欲しいの。前髪とボリュームがあるから、少し、すいて欲しいわ。髪もこの辺りまで切って欲しいの。」
「任せて。可愛くするわ。」
出迎えてくれたは、絵本に出てくるような、ぽっちゃりしていて、雰囲気の柔らかいおばあさん。
「今日は私が担当よ。ダイナーは、他のお客さんを担当してるからね。」
見ると、先客のおじいさんのお髭を切ってる。気づいたようで、手を止め、にっこり。
「リーサ。可愛くなる?」
「なるわ。みんなが振り向くわよ。」
さあおいでと、案内される。
マシューでは優しい店員と店内の雰囲気も腕の良さも評判で、客層はちょっと高めの年齢層ではあるが、人気である。
リーサが特に気に入ってるのは、シャンプーして貰う時。
家とは違うシャンプーで、気持ちのよいマッサージみたいに洗ってくれるから。
しかも乾かすときは、大きな花のような被りがついた装置を頭につけて、フワッーと一気に、乾かすのだ。それがまた良いよう無い爽快感。
「うちはリーサちゃんが一番小さい常連客なのよ~。」
髭を剃って貰ってるおじいちゃんもパーマの装置をつけて、フィルと雑談中のマダムもそうだねーと微笑む。
チョキチョキと切って貰う間、飽きないように、貸して貰った絵本を読む。
「可愛い!」
パーマが完成したマダムがあらそう?とニコニコ。
「お姫様みたい!」
「あらあら。恥ずかしいわ。」
「よくお似合いよ。」
何だか照れてしまった彼女に、おしゃれだと、誉める。
「お髭なくていいね!」
はっきり、顔が見えて、カッコいい。
「そうかね?まだまだ私も、いけてるかね?」
「はは。」
あめ玉をくれた。子供に人気なトロピカルな味のあめ玉だ。
リーサの髪も完成。肩より少し下辺りで切って貰い、結べるぐらいまでの長さ。
お団子にしてくれた。ちなみに、リクエストしてないのに、なぜか、前髪は眉の上。
不思議である。
「可愛いわー!ベイビー。」
「可愛いよ。」
誉められるのは何より好きである。鼻を高くするも
「あら。可愛いじゃない。」
帰宅したらみんなに似合ってると誉めてくれた。
ムフフン…!
「でもさ?何でいつも前髪は眉の上に切られるのかな?」
「似合ってるからよ。」
幼さ全開のリーサは、眉の上に前髪が切られるが、恐らく、ザ・子供の象徴で似合ってるからだ。
そんなこと言えば、拗ねるので、口にしない。
不思議だと言う娘に、世の中、知らない方がいいと言うのは、ごまんとあるわと思いつつ、テレビに視線をやる。
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