小さなベイビー、大きな野望

春子

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学校探検(2)

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「あれー?おかしいなあ?」
「キャー!!!可愛いー!!!見て。大きな蛇さん。うちのタエコさんも可愛いけど!!!」
「ここ、薄暗いね?」
「ノア、おねむ。」
「えー?」
迷いこんだ四人は、何処かに入ってきてしまったようだ。辺りは、薄暗く、目の前には、檻の中に入れられた大蛇が一匹。
大蛇は、こちらを見てるが、何故か、困惑してる。
黒と黄土色の斑模様の大蛇は、シュルルと舌を鳴らしてる。
「ノア。もうちょっと頑張って。校長室で寝ればいいんだから。」
「ノア、疲れちゃったあ…。」
ぺションと座り込む。
困ったとあわあわ。
「ブランケットないもんね?」
「お昼寝セットないよ?」
「どうしよう?」
ノア以外、話し合い。


バサバサとナギのコウモリがようやく見つけたのは、あの四人が、中等部を守る守護神の館に向かっていった。普通は、入らない方の所だ。意気揚々と向かう四人を見て、ナギのもとに戻る。


「いた?」
使い魔が戻ってきて、交信。
「えー?何でそんなとこにいるの?」
ナギは首をかしげる。
早く、迎えに行かなきゃね。




「…どういった状況なの?これ。」
首をかしげる。
「あ!ナギ、ノア。寝ちゃったの!」
「ここ、どこお?」
「スピスピ…。」
リーサの膝にノアの頭が置かれてる。すやすや、寝ていて、フランがぺションと座っている。
「アルミン?何してるの?」
「恥ずかしがり屋さんなの?」
どうやら、大蛇に構っていて、ナギに気づいてない。アルミンらしい行動だが、見てる限り、大蛇は、困惑してる。普通なら、怖がる自分をまったく、恐れないこの未知なる存在に。
なんだが、ごめんなさい。
「ノアは、僕がだっこするから行くよ。アルミン。」
使い魔をアルミンの耳元に飛ばす。
「こしょばゆい…あれ?」
ようやく気づいた。
「おいで。」
ノアを抱え、他三名を連れていく。


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