小さなベイビー、大きな野望

春子

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可愛い自慢のペットたち

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アルミンは、大好きなペットたちと、戯れていた。
中々、お散歩は出来ず、お庭を散策するぐらいで、パパがお休みの日に、ちょっと遠出するぐらい。
あとは、必ず、#ロッシュヴォークの隠密#がいる時のみ。
「ふう。」
思い切り、お庭で、戯れ、もふもふに倒れる。
ペットたちは、アルミンを守るように囲んでいて、休息。
静寂をいつも破る従姉妹登場。
「アルミンー。あれ?お昼寝?」
すやすや眠るアルミンを見つけたリーサ。
ガルシアが、リーサに代わりに、顔を近づけ、挨拶。
「ベイビー、先に行っちゃダメよ!あらあら。アルミン。」
抱き上げるフィル。ぐてんと力が抜けている。


アルミンは親しい紳士会と婦人会メンバーにペットたちを自慢中。
白熱するアルミンに、穏やかな人々は、うんうんと聞いている。
「アビーの毛並みは、気持ちいいの!お利口さんでね。直ぐに、探し物も見つけるんだよ!」
アビーは、ブラックドックである。
「ガルシアは、お母さんみたいに優しいの!それとね。ブルーは、あのくりくりおめめと嘴が可愛いの。」
ガルシアは熊の魔物で、ブルーは鷹の魔物である。
「オルクは、のんびりやさんなの。チャッキーと仲良しだよ!」
オルクは、キメラであり、サトリのチャッキーと仲良し。
「あとね。イルモは、格好いいの。牙が尖ってて、力強いの!」
イルモは、虎の魔物だ。猫だと勘違いだしたのを拾ってきた。
「アニマも可愛いの。フフ。」
アニマは言わずと知れたドラゴン様。
普通は近寄っただけで、ヤバイ。
「リーサん家は、何か飼わないの?」
甘えることに必死なリーサに聞いてみる。
「え?」
リーサは、考える。


「無理に決まってるじゃないの?」
「なんでー?」
ツェリに一瞬された。
「考えてみなさいな?あなた、我慢出来るの?」
「我慢?」
「フィルがあなたの前で、ペットを可愛がるのを、許せるの?」
衝撃で、固まるリーサ。
「無理に決まってるでしょ?あなた、自分より可愛がられている存在にやきもちをやかないと言える?張り合わないと言える?」
想像したリーサは、無理だと悟った。
「私には無理だと思うわ。だから、家では飼わないわ。というか、飼えないわ。」
「…。」
聞いていたマッキーたちは、頷く。


「あー。」
その話を聞いたアルミンは納得。
「フフ。リーサはかわいそう。こんな可愛いペットたちに囲まれないなんて。ねえー!」
ペットたちにギュー。
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