小さなベイビー、大きな野望

春子

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ないしょ話!!

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魔法省の警備課に所属してるフランの父から聞いたとフランは、楽しそうに話した。
「もう見られなくなるよ!良かったね!」
「うん!ありがとー。」
「お父様をいじめようとしたら、ぼく、守るの!」
ふんすと鼻息を荒くするフラン。父とあまり、そりが合わないらしく、キツく、当たるそうだ。
「フランのパパをいじめたら、リーサもやっつける!」
フランの父は、警備課の所長であるし、用人たちの警護のプロ。特に歴代の中でも、肉体派のフランの父は、格別強い。
「アルミンのことも見てきたって言うから。アルミンが嫌がって、お家から出れないから、嫌だって、エドガーに話したみたいだよ!」
「エドガーに?」
アルミン至上主義者のエドガーだ。アルミンの嫌がることをする奴等は、全員敵である。過激派。
「魔法省ヤバイね!」
ケタケタ笑う。
リーサを警戒するのは、魔法省特殊対策課の役人たちだ。彼らの仕事内容は、極秘扱い。
ずぶずぶの国の犬である。
「ノアがね。アルミンをみないで!って、叱ったの!そしたらね!問答無用で突き放されてね!イヴァンたちがお怒りだよ!」
「え。ノア。怪我したの!?」
「大丈夫だよ。お尻を打っただけ。でもノア。乱暴にされたことないから、泣いてね!メイドたちが、怒り狂ってるの。」
ないしょ話だよとコソッと話す。
「アルミンが怒ってね。役人たちを攻撃をしようとしたんだけど、アルミンのお父様が来てね。事なき終えたって。」
「わかった。おじちゃんたちに言う。」
「ぼくもお父様に話したの!大人なのに、子供にひどいよね!」
ぷりぷり、怒るフラン。


「わざと、姿を見せたのかな。」
肩を竦めるサラトガ。夕食にリーサは、聞いた話だと、ぷりぷりしながらの話した。
「総じてバカだわ。神経を逆撫でにするなんて。」
「ノアに怪我はなかったのね?」
「うん。」
手加減して、小突いたのだろう。
潮時だと引いたのだ。
「ギルベルトが抗議をしたから…マルクス。落ち着いて。潮時を感じで引いたから。まあ。ノアを小突いたのは、メッセージなんだろうけど。」
牽制である。いくら可愛がってる子だろうが、国の為なら、怖くないと。
ノアの両親に手を回して、事情を話したギルベルトは、怒る両親を宥め、説得した。
「暴力はダメだって。ゴットリー先生も言ってたのに!悪い子!!」
「そうだね。」
アルミンは、ノアの見舞いに行ったらしい。
ノアに怪我はなかったため、二人で遊んだらしいが、そこには、現れなかったと聞く。
何故か、リーサたち、甘えん坊は、特殊対策課の役人たちの気配に敏感である。それが何故かはわからないけど、子供に見破られるなんて、まだまだだね。
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