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2.クソジジイとチーたんの出会い
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夫とアパートで二人暮らしをして三年目のある日、大家さんがとあるケーブルテレビ会社と妙な契約をしてしまいました。その契約を全戸に強制的にさせるとも。そして、同時にその時夫は失業中で無職状態。貯金を切り崩す生活はとても苦しかった。
なので、それを機に私と夫、そして夫が独身時代から飼っていて、少し前にアパートに引き取ったコザクラインコの『チーたん』の二人と一匹で私の実家に引っ越す事にいたしました。
コザクラインコのチーたんは、とっても活発でうるさい。人見知りはするけど、慣れるとべったり。コザクラインコは通称『ラブバード』と呼ばれているくらい人間になつくのです。しかし、本当にピーピーとうるさいので、実家の父がどう反応するかが怖かった。
母はアパートでチーたんと触れ合っていて、「鳥って飼うと臭いかと思ったら全然臭わないし、チーたん可愛い♡」とメロメロだったので、そちらの方での心配はありませんでした。問題はクソジジイである父。チーたんのうるささにキレないか、とにかく心配でした。
引っ越し前日にチーたんだけ先に実家に連れて行き、両親にチーたんを委ねました。不安でしかない。父の逆鱗に触れる事がありませんように……とひたすら祈っていました。
そして引っ越し当日はバタバタしていたのでチーたんはほぼ籠の中。全員が忙しくしていましたので、その日の父の反応は分かりませんでした。
引っ越しの翌朝、眠い目をこすって居間に降りて行くと、そこには目を疑う光景が!
朝一番から父がチーたんを肩に乗せて遊んでいるではないですか!
「あ、あれ? もうチーたん籠から出したの?」
「うん。出たそうだったから」
チーたんはまだ緊張した様子でしたが、父の肩にガシッと捕まっている。父もまんざらではない様子。
その日は結局、チーたんは夜寝るまで父の肩で過ごしていました。
なので、それを機に私と夫、そして夫が独身時代から飼っていて、少し前にアパートに引き取ったコザクラインコの『チーたん』の二人と一匹で私の実家に引っ越す事にいたしました。
コザクラインコのチーたんは、とっても活発でうるさい。人見知りはするけど、慣れるとべったり。コザクラインコは通称『ラブバード』と呼ばれているくらい人間になつくのです。しかし、本当にピーピーとうるさいので、実家の父がどう反応するかが怖かった。
母はアパートでチーたんと触れ合っていて、「鳥って飼うと臭いかと思ったら全然臭わないし、チーたん可愛い♡」とメロメロだったので、そちらの方での心配はありませんでした。問題はクソジジイである父。チーたんのうるささにキレないか、とにかく心配でした。
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「あ、あれ? もうチーたん籠から出したの?」
「うん。出たそうだったから」
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