上 下
95 / 108
第四章

14 召喚! のはずが

しおりを挟む
 五年の間に増築を繰り返した小屋は、立派かはともかく家の体裁になっている。

 しかし廊下はない。
 水回りも調理設備もない。

 防火や排水の設備投資ができない、というよりそれやろうとすると大がかりな工事になりすぎるためだ。
 相変わらず、雨の日や強風の日は面倒くさい。

 召喚術は、小屋の倉庫部屋その三で行うことになった。

 倉庫部屋の中では一番新しいものだが、その二と同様、隊長さん用倉庫と化している。
 それでも他の部屋よりは荷物の量的な意味でマシなので、そこを借りることにした。



 昨日のうちに、荷物を全部出してもらって掃除をした。

 掃除自体はなんとかなった、が。
 荷物の運び先が足りず、他の倉庫部屋だけでなく副隊長の部屋とシシャルの部屋も圧迫している。

 早く召喚終えて倉庫に戻さないと、寝床確保さえ大変だった。

「隊長さん、物持ちがいいのか貧乏性なのか、どっちだろうね」

「どっちでもいいけど、これだけの物貯め込めるお金はどこから……」

「副隊長さん、隊長さんには甘いからね」

 掃除をしながら、シシャルとニクスは何度もホコリ除け布の下でため息をついていた。





 そして、今日。

 荷物も汚れもなくなった倉庫部屋にて、シシャルは動きやすい服で作業を開始した。

(魔法陣描くのって、ほんっとうにお金かかるんだね……)

 床いっぱいに特別な筆とインクを使い魔法陣を描いていく。

 使用する筆とインクだが、筆一本で小銀貨六枚、インク瓶一個で大銀貨二枚する。

 最辺境の町でも手に入った理由はただ一つ。
 本職からの需要があるから。

(普通の魔術師って、儲かるのかな……)

 魔法陣を描くのは使用者本人だったり専門職人だったりいろいろらしいが、どちらにしてもお高くつくのは想像に難くない。

(普通に使う魔法陣は手のひら大の紙に細筆で描くらしいけど……描き損じたら一から描き直しだよ……? 魔術一つ使うたびにお金飛んでく感覚になりそうなんだけど)

 魔法陣、専用インクを使うと一回使用で消える。
 他のインクを使えば魔法陣の図形自体は残るが、なぜか使えなくなる。

 今回の魔法陣も、専用インクを使わなければもう少し安上がりになる。
 が、使用後もずっと床に魔法陣が残り続けると見栄えが悪いし、新しい魔法陣を描くこともできない。
 それだと困るので、高額だろうが専用インクを使っているのだ。



 魔法陣を描き始めてしばらく経った。

「今どこ描いてるのかなぁ」

 シシャルは文字を書けない。
 絵を描くのも壊滅的だ。

 魔法陣作成も鬼門っぽいと開始数秒で判明したため、現在は見本魔法陣を魔力でうっすら床に投影しておいて上からなぞる方式にしている。
 なぞるだけなら、問題なくできる。

「もしかしてさ、マスターが文字書けないのって、練習量の問題じゃなくて、文字を認識する機能は問題ないのに文字を書く機能に何か問題がある、ってことでは?」

 様子を見に来たニクスは部屋をざっと確認した後で、そんなことをつぶやいた。

「手が不器用ってこと?」

 寸分の狂いもなくなぞりながら、これでも不器用なんだろうかと首を傾げる。

「たぶん違う。文献を読む限り、文字は書けないけどすごい繊細な絵は描ける人がいたらしいから。不器用だったら繊細な絵も描けないでしょ?」

「そういうものなんだ?」

「傾向が強い、かな。そういえば、マスターが何度か置いてった書き置きは自筆じゃなくて魔力転写だったね」

 本当に最初の頃の書き置きは、書いたの自分なのに下手すぎて解読不能な文字と、自分なりに伝わりそうな絵みたいな図形みたいな何かだった。
 当然のように、なんだこのラクガキと兄妹に首を傾げられていた。
 意図が伝わったことは、一度もない。

「あー、うん。頭の中で文章思い浮かべるのはできるのに、その通りに書くのはできないから、思い浮かべたものそのまま焼き付けてた」

 なんで高度な魔術使えるのに魔導書も読めるのに貴族なら五歳児でも書ける文字を書けないんですかと隊長に変な目で見られたが、できないもんは仕方ない。

 ただの丸や三角といった図形を書くのも、数字を書くのも壊滅的に下手なのだ。
 別に覚えていないわけじゃないのに、いざ書こうとすると訳が分からなくなるのだ。

 目の前にあるおいしそうな唐揚げを絵にしたいと筆を動かしても見たままには描けないし、おいしそうな鶏の丸焼きを頭に思い浮かべて筆を動かしても思い通りに描けないように。
 こうじゃないのは分かるのに、どう直せばいいか分からない。

 シシャルが文字を書けないのは、それと同じような感覚だ。

「代用手段があるのはいいことだけど、知らない人には使えないのが難しいね」

「使う機会なんて来るか分かんないよ。この辺、識字率一割くらいでしょ?」

 町に店はたくさんあるし、店名を文字で書いているところもそこそこあるが、それ以上にそれぞれ趣向を凝らした絵で店の種類や同業他社との差別化を計っている。

 チーズ唐揚げが売りの店は、鶏と唐揚げ入り容器とチーズの絵。

 いまだに食べられずにいる半身揚げの店は、鶏と半身揚げと様々な香辛料の絵。

 だいたい共通認識になる絵柄があって、そこに売りを追加する方式が多いか。

「魔族も文字使うこと滅多にないけど、人間もそうなんだっけ」

 ちなみに、特殊な効果を持たせるために刺繍される文字は魔術文字とかまじない文字とか呼ばれるもので、一般の読み書きでは使わないとか。

「都会では識字率高くなるって副隊長さん言ってたけどね。あと、貴族は十歳になっても文字読めないと人間扱いされなくなるとか、字が下手なのは顔が不細工なのと同じくらい不遇になるとか、いろんな意味で恐ろしい話も聞いたよ……」

 貴族社会は、平民の底辺と別次元別方向で大変らしい。





 予定より少し時間はかかったが、昼前に魔法陣は描き上がった。

 身体をほぐすために伸びをしたり体操したりしてから昼食を取り、休憩も取る。

 そして、万全の体調になったところで部屋に入ろうとしたら、扉が半開きだった。

「あれ。ニクス、私扉閉め忘れたっけ?」

「え? どうだろ。マスターが伸びしてる間にお昼準備に行っちゃったから」

「ま、侵入者警報は鳴ってないし、大丈夫でしょ」

「一応魔法陣確認しといた方がいいんじゃない? さすがに隊長さんは重要な魔法陣に落書きするほど子供じゃないだろうけど、念のため」

 二人はうなずき合い、見本の魔法陣と見比べながら一通り確認をして、問題ないと判断できたところで準備に入った。

「僕は外で見張っていればいいんだよね?」

「うん。おねがい。魔導具と魔術符とお守りは持っているね」

「いくら隊長さんでも見学したいからって強硬手段はないと思うけどね……。今日は夕方まで帰ってこないはずだし……」

 ニクスが部屋を出ていったところで、鍵をかける。
 防御系魔術をかける。

 召喚魔術の性質上、全面完璧防御は問題があるらしいので、天井はあけておく。
 さすがに何か降ってくることはないと思いたい。

「ふわふわ様。魔法陣使う魔術のコツって何かある?」

『基本は慣れ。呼び出し対象がどれくらいいて、誰が応えるか次第で難易度変わるけど、これは事前には読めないからね。今日のところは、寝返りひどすぎ問題どうにかしてくれる精霊さん呼びだから成功失敗の判断もつけやすいし、費用全額負担なんて太っ腹なこともしてもらえたし、練習と思って気楽にやろうか』

「人のお金でやる魔術を練習扱いしていいの……?」

 筆は一回使い捨てじゃないし、インクはあと二回分くらい残っているが。

 ふわふわ様、お金の価値が分からないわけじゃないが、なんか隊長に当たりが強い。

 息子の妹であっても異父兄妹なので赤の他人、というだけではなさそうな気がする。

 しかし、聞いたところで何が好転するでもないので、放置を決めた。



(えーっと、魔法陣に向けて、魔力結晶を溶かした水をふりかけて魔法陣に魔力を通して……部屋全体の魔力濃度も高めて……)

 魔法陣起動の際も、手で触れたり杖を使ったりいろいろ方式があるそうな。

 今回は、空間を魔力で満たした上で指定の場所に素手で触れる方式だ。

(魔法陣が輝き出したら、あらかじめ決めておいた文言で呼びかける……)

 黒いインクで描かれた魔法陣がきらきらと白っぽく発光を始めたところで、魔法陣の手形っぽい図形に合わせるように右手を置く。

「魔法陣起動」

 慣れてきたら頭の中で念じるだけでもいけるが、難易度が高いそうなので、実際に発した声を魔法陣に認識させて召喚対象に飛ばす方がいいのだそうだ。

「凶悪に寝相の悪い人の寝相問題を解決する方法を知る精霊さん」

 この文言を三回繰り返す。

「どうか、悩める人間に手をさしのべてくださるのであれば、召喚に応じてください」

 これも三回。

 唱え終わったら三分待ち、その間に反応がなかったら失敗となる。

 その場合は誰も呼ばれないまま魔法陣が消えていくのだそうだ。

 が、魔法陣は聞いていた話と違う経過を見せた。

「……ふわふわ様。三分経ったのに消えない場合は?」

『その場合は、召喚対象になった精霊さんからの返事待ちだね。拒否だったらそこで終わり、承諾だったらやってくるよ』

「それじゃあ、隊長さんの寝相問題の解決策知る精霊さんは存在す――」

「にゃああ? にゃっ。ふしゃーっ!」

 唐突に、天井の向こうから、猫の騒ぎ声が響いた。

 この小屋の構造、床と平行に天井があって、天井と切妻屋根の間に空間がある。
 いわゆる屋根裏があるわけだが、誰も入れない構造になっていたはずだ。

 なのにどうして猫の声がするんだろう、と思っていたら、ドタンバタンと激しい音がし始めた。
 威嚇と悲鳴の入り交じった声も聞こえてきた。

 そして、ぱらぱらと、天井の板と板の隙間からホコリが降ってきて、魔法陣に触れた。

『あ……。これまずいかも』

「え、なにがどう――っ?」

 ホコリが一瞬で燃え、魔法陣が黄色く強烈に光ったと思ったら、轟音が響きわたった。

 魔法陣からあふれるように黒煙が充満し始めた。

 猫たちが逃げていくような音がする中で、息を止めて防御魔術の一部設定変更して手探りで窓を開けて、煙を追い出す。

 やっと一息ついたところで振り返ると、魔法陣は床に焼き付いて黒く焦げていて、その上に複数の人影があった。

「え……?」

『ホコリ一つでも魔法陣って暴走するから、規模が大きくなるほど危ないんだよね』

 ふわふわ様が、いまさらすぎることをのんびりとつぶやいていた。

 とりあえず、イラッとしたので握っておいた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

離縁された妻ですが、旦那様は本当の力を知らなかったようですね?~魔道具師として自立を目指します!~

椿蛍
ファンタジー
【1章】 転生し、目覚めたら、旦那様から離縁されていた。   ――そんなことってある? 私が転生したのは、落ちこぼれ魔道具師のサーラ。 彼女は結婚式当日、何者かの罠によって、氷の中に閉じ込められてしまった。 時を止めて眠ること十年。 彼女の魂は消滅し、肉体だけが残っていた。 「どうやって生活していくつもりかな?」 「ご心配なく。手に職を持ち、自立します」 「落ちこぼれの君が手に職? 無理だよ、無理! 現実を見つめたほうがいいよ?」 ――後悔するのは、旦那様たちですよ? 【2章】 「もう一度、君を妃に迎えたい」 今まで私が魔道具師として働くのに反対で、散々嫌がらせをしてからの再プロポーズ。 再プロポーズ前にやるのは、信頼関係の再構築、まずは浮気の謝罪からでは……?  ――まさか、うまくいくなんて、思ってませんよね? 【3章】 『サーラちゃん、婚約おめでとう!』 私がリアムの婚約者!? リアムの妃の座を狙う四大公爵家の令嬢が現れ、突然の略奪宣言! ライバル認定された私。 妃候補ふたたび――十年前と同じような状況になったけれど、犯人はもう一度現れるの? リアムを貶めるための公爵の罠が、ヴィフレア王国の危機を招いて―― 【その他】 ※12月25日から3章スタート。初日2話、1日1話更新です。 ※イラストは作成者様より、お借りして使用しております。

空間魔法って実は凄いんです

真理亜
ファンタジー
伯爵令嬢のカリナは10歳の誕生日に実の父親から勘当される。後継者には浮気相手の継母の娘ダリヤが指名された。そして家に置いて欲しければ使用人として働けと言われ、屋根裏部屋に押し込まれた。普通のご令嬢ならここで絶望に打ちひしがれるところだが、カリナは違った。「その言葉を待ってました!」実の母マリナから託された伯爵家の財産。その金庫の鍵はカリナの身に不幸が訪れた時。まさに今がその瞬間。虐待される前にスタコラサッサと逃げ出します。あとは野となれ山となれ。空間魔法を駆使して冒険者として生きていくので何も問題ありません。婚約者のイアンのことだけが気掛かりだけど、私の事は死んだ者と思って忘れて下さい。しばらくは恋愛してる暇なんかないと思ってたら、成り行きで隣国の王子様を助けちゃったら、なぜか懐かれました。しかも元婚約者のイアンがまだ私の事を探してるって? いやこれどーなっちゃうの!?

勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~

霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。  ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。  これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である

転生したら死にそうな孤児だった

佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。 保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。 やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。 悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。 世界は、意外と優しいのです。

妾の子だった転生勇者~魔力ゼロだと冷遇され悪役貴族の兄弟から虐められたので前世の知識を活かして努力していたら、回復魔術がぶっ壊れ性能になった

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
◆2024/05/31   HOTランキングで2位 ファンタジーランキング4位になりました! 第四回ファンタジーカップで21位になりました。皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!! 『公爵の子供なのに魔力なし』 『正妻や兄弟姉妹からも虐められる出来損ない』 『公爵になれない無能』 公爵と平民の間に生まれた主人公は、魔力がゼロだからという理由で無能と呼ばれ冷遇される。 だが実は子供の中身は転生者それもこの世界を救った勇者であり、自分と母親の身を守るために、主人公は魔法と剣術を極めることに。 『魔力ゼロのハズなのになぜ魔法を!?』 『ただの剣で魔法を斬っただと!?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ……?』 『あいつを無能と呼んだ奴の目は節穴か?』 やがて周囲を畏怖させるほどの貴公子として成長していく……元勇者の物語。

前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!

yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。 だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。  創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。  そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。

臆病者の転生ヒストリア〜神から授かった力を使うには時間が必要です〜

たいらくん
ファンタジー
 サッカー選手として将来を期待された須藤弘樹が大怪我で選手生命を絶たれた。その後様々な不幸が続き、お決まりの交通事故死で暗闇に包まれた...  はずなんだが、六歳児に転生。  しかも貴族っぽい。アレクサンダー帝国の王位後継者第三位のスノウ皇子!   もちろん王子あるあるな陰謀にまき込まれ誘拐されてしまうが、そこで出会った少女が気になる。  しかしそんな誘拐事件後は離れ離れとなり、あれよあれよと事態は進みいつのまにやら近隣国のマクウィリアズ王国に亡命。  新しい人生として平民クライヴ(スノウ)となり王都にある王立学院に入学なのだが! ハーフエルフの女の子、少し腹黒な男の娘、◯塚風のボクっ娘、訛りの強い少年等と個性的な仲間との出会いが待っていた。  帝国にいた時には考えられない程の幸せな学院生活を送る中でも、クライヴは帝国で出会った本名も知らない彼女の事が気になっていた。実は王都内で出会っている事すらお互い気づかずに...  そんな中いつしか事件に巻き込まれていくが、仲間達と共に助け合いながら様々な出来事を解決して行く臆病な少年が、大人になるにつれて少しずつ成長する王道ストーリー。  いつしか彼女と付き合えるような立派な男になる為に! 【小説家になろう、カクヨムにも投稿してます】

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

処理中です...