15 / 73
お迎えがきました
骸side
しおりを挟む
「んじゃっ、姫様はこの骸ちゃん特製の本見て待っててねー」
姫様を膝から下ろして本を渡せばパァッと嬉しそうに微笑み本を読み始める姫様。
「ほ、本気なのか…?」
姫様から離れる為ラン、と呼ばれた男を担ぎながら洞穴から出た。
「本気本気ー」
「だけどっ!そんな事できるわけ無いっ
俺が外の世界で側にいればティアラに迷惑がかかるっ」
「あれー?これ自覚なしー?
お前がそうなってんのは、呪いのせい。
誰が呪ったのか知んねぇけど、こんだけでかいのは久しく見てないわ!」
ドロドロの黒いモノが男に沢山巻き付いている。
むしろ、これだけついてて良く普通に生きてんな!って感心するわ!
「の…ろい…?」
「おう、お前の力は元々持っていたものだけど
天候を変える程の力はない。
天候を変え草木を枯らしてる原因はお前に取り憑いてる呪い。
だーかーらっ、今から俺がそれを取っぱらう!
つっても久しぶりだからちと痛いかも知んないけど許してネ☆''天幻刀''」
空中を人差し指と中指でなぞれば半透明な刀が現れる。
「ふぅー…」
目を瞑り息を深く吐く。
「''ロックオン''」
目を瞑っていても禍々しい存在はわかる。
後は魔法で弱点をロックオンして
斬るのみ!!!
「ウグッ!?」
「んー、久しぶりにしては上手く出来たんじゃね?」
シュワシュワ泡立ちながら消えていく呪いを見ながら刀を消す。
ランは痛みで蹲ってるけど。
「ま、此処は既に土地が侵されてっから無理だが
他所では普通に暮らせる筈だ。」
まぁ、一般人の普通と俺達の普通じゃかけ離れてっかもしんねーけど
「ハァッハァッ…」
「さ、姫様の所帰んぞー」
行きと同じくランを担ぎ洞穴へ入る。
ま、どうせ姫様は本の世界にどっぷりつかってるだろうけどなぁ。
姫様を膝から下ろして本を渡せばパァッと嬉しそうに微笑み本を読み始める姫様。
「ほ、本気なのか…?」
姫様から離れる為ラン、と呼ばれた男を担ぎながら洞穴から出た。
「本気本気ー」
「だけどっ!そんな事できるわけ無いっ
俺が外の世界で側にいればティアラに迷惑がかかるっ」
「あれー?これ自覚なしー?
お前がそうなってんのは、呪いのせい。
誰が呪ったのか知んねぇけど、こんだけでかいのは久しく見てないわ!」
ドロドロの黒いモノが男に沢山巻き付いている。
むしろ、これだけついてて良く普通に生きてんな!って感心するわ!
「の…ろい…?」
「おう、お前の力は元々持っていたものだけど
天候を変える程の力はない。
天候を変え草木を枯らしてる原因はお前に取り憑いてる呪い。
だーかーらっ、今から俺がそれを取っぱらう!
つっても久しぶりだからちと痛いかも知んないけど許してネ☆''天幻刀''」
空中を人差し指と中指でなぞれば半透明な刀が現れる。
「ふぅー…」
目を瞑り息を深く吐く。
「''ロックオン''」
目を瞑っていても禍々しい存在はわかる。
後は魔法で弱点をロックオンして
斬るのみ!!!
「ウグッ!?」
「んー、久しぶりにしては上手く出来たんじゃね?」
シュワシュワ泡立ちながら消えていく呪いを見ながら刀を消す。
ランは痛みで蹲ってるけど。
「ま、此処は既に土地が侵されてっから無理だが
他所では普通に暮らせる筈だ。」
まぁ、一般人の普通と俺達の普通じゃかけ離れてっかもしんねーけど
「ハァッハァッ…」
「さ、姫様の所帰んぞー」
行きと同じくランを担ぎ洞穴へ入る。
ま、どうせ姫様は本の世界にどっぷりつかってるだろうけどなぁ。
1
お気に入りに追加
2,375
あなたにおすすめの小説
記憶を失くした代わりに攻略対象の婚約者だったことを思い出しました
冬野月子
恋愛
ある日目覚めると記憶をなくしていた伯爵令嬢のアレクシア。
家族の事も思い出せず、けれどアレクシアではない別の人物らしき記憶がうっすらと残っている。
過保護な弟と仲が悪かったはずの婚約者に大事にされながら、やがて戻った学園である少女と出会い、ここが前世で遊んでいた「乙女ゲーム」の世界だと思い出し、自分は攻略対象の婚約者でありながらゲームにはほとんど出てこないモブだと知る。
関係のないはずのゲームとの関わり、そして自身への疑問。
記憶と共に隠された真実とは———
※小説家になろうでも投稿しています。
猛禽令嬢は王太子の溺愛を知らない
高遠すばる
恋愛
幼い頃、婚約者を庇って負った怪我のせいで目つきの悪い猛禽令嬢こと侯爵令嬢アリアナ・カレンデュラは、ある日、この世界は前世の自分がプレイしていた乙女ゲーム「マジカル・愛ラブユー」の世界で、自分はそのゲームの悪役令嬢だと気が付いた。
王太子であり婚約者でもあるフリードリヒ・ヴァン・アレンドロを心から愛しているアリアナは、それが破滅を呼ぶと分かっていてもヒロインをいじめることをやめられなかった。
最近ではフリードリヒとの仲もギクシャクして、目すら合わせてもらえない。
あとは断罪を待つばかりのアリアナに、フリードリヒが告げた言葉とはーー……!
積み重なった誤解が織りなす、溺愛・激重感情ラブコメディ!
※王太子の愛が重いです。
私の婚約者は6人目の攻略対象者でした
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
王立学園の入学式。主人公のクラウディアは婚約者と共に講堂に向かっていた。
すると「きゃあ!」と、私達の行く手を阻むように、髪色がピンクの女生徒が転けた。『バターン』って効果音が聞こえてきそうな見事な転け方で。
そういえば前世、異世界を舞台にした物語のヒロインはピンク色が定番だった。
確か…入学式の日に学園で迷って攻略対象者に助けられたり、攻略対象者とぶつかって転けてしまったところを手を貸してもらったり…っていうのが定番の出会いイベントよね。
って……えっ!? ここってもしかして乙女ゲームの世界なの!?
ヒロイン登場に驚きつつも、婚約者と共に無意識に攻略対象者のフラグを折っていたクラウディア。
そんなクラウディアが幸せになる話。
※本編完結済※番外編更新中
完全無欠なライバル令嬢に転生できたので男を手玉に取りたいと思います
藍原美音
恋愛
ルリアーノ・アルランデはある日、自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの世界に転生していると気付いた。しかしルリアーノはヒロインではなくライバル令嬢だ。ストーリーがたとえハッピーエンドになろうがバッドエンドになろうがルリアーノは断罪エンドを迎えることになっている。
「まあ、そんなことはどうでもいいわ」
しかし普通だったら断罪エンドを回避しようと奮闘するところだが、退屈だった人生に辟易していたルリアーノはとある面白いことを思い付く。
「折角絶世の美女に転生できたことだし、思いっきり楽しんでもいいわよね? とりあえず攻略対象達でも手玉に取ってみようかしら」
そして最後は華麗に散ってみせる──と思っていたルリアーノだが、いつまで経っても断罪される気配がない。
それどころか段々攻略対象達の愛がエスカレートしていって──。
「待って、ここまでは望んでない!!」
完 モブ専転生悪役令嬢は婚約を破棄したい!!
水鳥楓椛
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢、ベアトリス・ブラックウェルに転生したのは、なんと前世モブ専の女子高生だった!?
「イケメン断絶!!優男断絶!!キザなクソボケも断絶!!来い!平々凡々なモブ顔男!!」
天才で天災な破天荒主人公は、転生ヒロインと協力して、イケメン婚約者と婚約破棄を目指す!!
「さあこい!攻略対象!!婚約破棄してやるわー!!」
~~~これは、王子を誤って攻略してしまったことに気がついていない、モブ専転生悪役令嬢が、諦めて王子のものになるまでのお話であり、王子が最オシ転生ヒロインとモブ専悪役令嬢が一生懸命共同前線を張って見事に敗北する、そんなお話でもある。~~~
イラストは友人のしーなさんに描いていただきました!!
【完結】なぜか悪役令嬢に転生していたので、推しの攻略対象を溺愛します
楠結衣
恋愛
魔獣に襲われたアリアは、前世の記憶を思い出す。 この世界は、前世でプレイした乙女ゲーム。しかも、私は攻略対象者にトラウマを与える悪役令嬢だと気づいてしまう。 攻略対象者で幼馴染のロベルトは、私の推し。 愛しい推しにひどいことをするなんて無理なので、シナリオを無視してロベルトを愛でまくることに。 その結果、ヒロインの好感度が上がると発生するイベントや、台詞が私に向けられていき── ルートを無視した二人の恋は大暴走! 天才魔術師でチートしまくりの幼馴染ロベルトと、推しに愛情を爆発させるアリアの、一途な恋のハッピーエンドストーリー。
長女は悪役、三女はヒロイン、次女の私はただのモブ
藤白
恋愛
前世は吉原美琴。普通の女子大生で日本人。
そんな私が転生したのは三人姉妹の侯爵家次女…なんと『Cage~あなたの腕の中で~』って言うヤンデレ系乙女ゲームの世界でした!
どうにかしてこの目で乙女ゲームを見届け…って、このゲーム確か悪役令嬢とヒロインは異母姉妹で…私のお姉様と妹では!?
えっ、ちょっと待った!それって、私が死んだ確執から姉妹仲が悪くなるんだよね…?
死にたくない!けど乙女ゲームは見たい!
どうしよう!
◯閑話はちょいちょい挟みます
◯書きながらストーリーを考えているのでおかしいところがあれば教えてください!
◯11/20 名前の表記を少し変更
◯11/24 [13] 罵りの言葉を少し変更
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる