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戻ってきた部屋の中は少し……いや大分荒れていた。
あれ、私こんな荒らした記憶ないぞ?
座椅子の上に座らされ救急箱を持って私の足を膝の上に載せた
「蜜樹、足見せてぇや。んー…先洗った方が早そうやな。」
自分で出来る限り拭いたり取ったけど、どうやらまだ泥とか取り切れてなかったようだ。
つーくんは服と下着を持って私を抱き上げてスタスタと歩いていく。
お風呂場に着くとサッサと脱がされお風呂場に入った
「蜜樹、痛かったら言うんやで」
コクリと頷くといつもよりも優しく体を洗われる。
あったかいし気持ちいい…
「今日は、湯に浸かるの止めとこうな。」
自分の体をサッと洗ってサッサと私を連れて部屋に戻るつーくん。
「少し染みるやろうし、破片抜くから痛いやろうけど動かんといてな」
ピンセットでガラスの破片を抜いていくつーくん。
出来るだけ動かない様にすると、どうしてか呼吸まで止めてしまう。
つーくんは慣れているのかテキパキと私の足や体にできた傷を処置していった。
「これで今日は取り敢えず終わりや。痛なったらすぐ言うんやで?わかったか?」
コクコクと頷くと優しく頭を撫でられる。
着せられたつーくんの新しいスウェットからはつーくんの匂いしかしない。
「蜜樹、今日は早く寝とき?怪我しよるし体が疲れよるから。
蜜樹が起きても僕は横におるから安心して寝とき」
「ん、おやすみなさい」
お布団に入れられつーくんの腕の中で目を瞑る。
「おやすみ、蜜樹」
優しく背中を撫でられ私は夢の世界へと落ちていった
あれ、私こんな荒らした記憶ないぞ?
座椅子の上に座らされ救急箱を持って私の足を膝の上に載せた
「蜜樹、足見せてぇや。んー…先洗った方が早そうやな。」
自分で出来る限り拭いたり取ったけど、どうやらまだ泥とか取り切れてなかったようだ。
つーくんは服と下着を持って私を抱き上げてスタスタと歩いていく。
お風呂場に着くとサッサと脱がされお風呂場に入った
「蜜樹、痛かったら言うんやで」
コクリと頷くといつもよりも優しく体を洗われる。
あったかいし気持ちいい…
「今日は、湯に浸かるの止めとこうな。」
自分の体をサッと洗ってサッサと私を連れて部屋に戻るつーくん。
「少し染みるやろうし、破片抜くから痛いやろうけど動かんといてな」
ピンセットでガラスの破片を抜いていくつーくん。
出来るだけ動かない様にすると、どうしてか呼吸まで止めてしまう。
つーくんは慣れているのかテキパキと私の足や体にできた傷を処置していった。
「これで今日は取り敢えず終わりや。痛なったらすぐ言うんやで?わかったか?」
コクコクと頷くと優しく頭を撫でられる。
着せられたつーくんの新しいスウェットからはつーくんの匂いしかしない。
「蜜樹、今日は早く寝とき?怪我しよるし体が疲れよるから。
蜜樹が起きても僕は横におるから安心して寝とき」
「ん、おやすみなさい」
お布団に入れられつーくんの腕の中で目を瞑る。
「おやすみ、蜜樹」
優しく背中を撫でられ私は夢の世界へと落ちていった
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