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異変は突然に
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「………ねむ、甘い物食べたい」
目を覚ますと、俺はベットの上にいた。
確かやっと人形が完成して、イー君とハイタッチしたのは覚えてるが、その後の事はよく覚えていない。
怠い体を起こして、冷凍庫からバニラアイスを取り出す。
珍しく自室に誰も居ないという事は、皆で何かしているんだろうか?まぁいいか。
椅子にこしかけ、PCを起動させた。
ふぅ、と一息つき、少し体を動かしていると、視界にスライム達が入った。どうやら俺が作業してる間に帰ってきていたらしい。
「ラー君、今何時?」
「お昼……1時…」
「結構いい感じか。二人はあの部屋に?」
コクリと頷いたラー君を抱き上げ、体を成長させてから俺は部屋を出た。
ヘアバンドを取り、軽く髪の毛をかき混ぜて視界を悪くしてから、二人が居る部屋へと向かった。
コンコンとノックすれば、どうぞという声が聞こえてくる。
扉を開けて中にはいると、丁度食べ終わったのか紅茶を飲む二人の姿があった。
「今大丈夫?話があるんだけど。」
「私は大丈夫ですわ。」
「僕も大丈夫。」
手頃な椅子を持ってきて座れば、スー君達が俺の膝や頭の上に乗る。少し離れていたから寂しかったのだろうか?スリスリと擦り寄るスー君達を撫でながら、俺は口を開いた。
「まずソフィアさんの弟さんのことなんだけど、簡単に鑑定した結果死後一年は経過していた。」
「え………?で、でも「動いてた、そうだよね。確かに動いてた」な、ならっ」
動揺しているのか、ゆらゆらと炎が揺らめく。
「もっと調べてみないと分からないけど、ソフィアさんが死んで少ししてか、死んだと思う。まだ死因はわかってないけど、何個か気になる事があったんだよね。」
「なん、ですか?」
「ソフィアさんは、自分が罪を犯したっていったよね?婚約者を取り戻す為にやったって。それって例えば何?」
「例えばって………そ、れは………」
言葉に詰まったソフィアさんの心を表すように、炎が荒れ狂い始める。
「わからない……でしょ?」
「っ!?」
「うん。だろうと思った。」
この問に答えられないだろうとは思っていたし、答えられなかった事で俺の推測が当たっている可能性が出てきた。
「多分、何かがソフィアさんの記憶を捻じ曲げてる。だけど、その記憶がソフィアさんの弟さんに何があったかを解決する鍵になると思うんだ。」
「私、私どうしたら、いいですかっ?私にできる事なら何でもします。だからっ……っ手を貸してくださいっ」
「頭上げてよ。そのつもりで今日会いに来たんだから。」
最初の内なら手も引けただろうが、襲撃までされたという事は、俺の顔が割れてる可能性がある。不安要素が残ったままでは悠々自適に暮らせない。
「まずソフィアさんに、何がかけられてるか調べたい。
その為にも不安定なその炎ではなく、別の媒体に移したいんだ。」
「別の、媒体、ですか?」
「昨日徹夜で作ったんだよね。俺が今から魔法でソフィアさんの魂を移すから出来るだけ抵抗しないでほしいんだ。全部受け入れてくれたら、上手くいくから。………出来そう?」
「が、頑張りますわ!」
「ありがとう。ユーリンは念の為離れてて。」
念には念を入れて、スー君達もユーリンの近くまで下がらせて、結界を張った。
「それじゃあいくよ。」
魔法というのは沢山の属性がある。それなんの使い道があんだよって物もあるし、チート級の属性もある。
その中に魂属性というものがある。文字通り魂を扱う魔法だ。
この魔法の変わった所は、魂を扱うだけではない。
基本的に魔法は決められたワードがあり、それを言葉にし、想像する事で具現化する。決められたワードは謂わば補助輪の役目をしている。無詠唱は補助輪なしでも自転車を漕げる人間がする事と考えてくれたらわかりやすいかも知れない。
だがこの魔法は決められたワードがない。魂は十人十色、全部違うのだ。だからその魂を視て、魂の波長を近づける様に歌を紡がなければいけない。
正直ちょっと恥ずかしいのだが、そうも言ってられない…。
小さな声で歌いながら、手をソフィアさんに向け、完全に手の魔力とソフィアさんの魔力が重なった瞬間、ソフィアさんの胸を貫いた。
手に感じる温もりに集中しながら手を引き抜けば、そこには少し傷ついた乳白色の玉があった。
波長を乱さぬ様気をつけながら、人形の胸元にゆっくりと魂を入れていく。
何色にも染まらぬ魔力だけで作られた人形だからか、抵抗なく魂が人形の中へと入っていく。
完全に入れ終わった頃には、貧血を起こしたかのように、頭がクラクラした。
「……ん、大丈夫そうだな。後は目を覚ますの待ちかな」
「ソフィアさんは、どうなったんですか?」
「今、俺が作った体に馴染んでる最中かな。だから、馴染むまでは起きないと思う。さて、ユーリン。俺はお前に1個頼みがあるんだ。」
ユーリンの方へ近づき、ニコッと笑えば、何故かユーリンがズザザッと後退った。
「ぼ、僕、シンさんの為でも誰かの魂入れるのはやですよ!?」
「お前は俺をなんだと思ってんだよ。」
「そ、それならなんですか?」
少し怯えながらも近づいてきたユーリンはぎゅうぎゅうとラー君を抱き締めていた。
「お前に学校に行ってほしい」
「え?」
「因みに高等部な。」
「え、でも、行けたとしても僕は中等部になるんじゃ?」
「大丈夫だ、学校には飛び級制度がある。2年飛び級してくれ」
「で、でも何で今更学校に!?あ、あんなに反対してたじゃないですか!」
確かに今更なのだが、今はとても必要な事なのだ。
「ソフィアさんの婚約者…いや、元婚約者か。ソレとソレに纏わる者達は未だに学校にいんだよ。」
「だ、けど……っ、僕、まだ自信…っないです」
ホロリと涙をこぼし、俯くユーリンの頭を少し乱暴に撫でる。
「大丈夫だユーリン。何もお前一人で行けとは言っていない。」
「え?」
正直いってこの手は余り使いたくない。いや、本当に使いたくない。だがそれ以外の道が考えても考えても見つからなかった。
「俺も一緒に行く。その為の根回しは済んだし、なんならジンまで来やがるらしい。だからお前が暴走しても俺がなんとかしてやる。ほら、これなら安心だろう?」
「だ、けどシンさんっ……大丈夫なんで、すか?」
「いや、想像しただけで既に吐きそうだけど、これ以外だと時間が経ちすぎて証拠が全部無くなっちまう。幾ら俺でも見た事もないものを作り上げる事は出来ないからな」
ただでさえ2年経っているんだ。
これ以上経てば、関係者の記憶が今よりもっと曖昧になっていく。早期解決、これ大事。
「ユーリンは並行で勉強していたが、既に高等部に上がれるくらいの学力はあるらしい。だから後は確実に飛び級できる様に仕上げるだけだ。」
ソフィアさんが少しの間眠るのは計算内だったから、その間に俺とユーリンの仕上げをする予定もちゃんと組み込んである。
「俺はこれが終わったらサッサとトンズラこくつもりだが、ユーリンは好きにしていい。俺は関わらねぇが、お前が残りたいと思ったら学校に通ってもいいんだからな。」
わかったか?と言えば、ユーリンがコクリと頷いた。
「そんじゃあ、ジンの離宮に行くか。念の為スー君はソフィアさんの傍に居て。何かあったら連絡してくれ。」
ベットに寝かせ、スー君を抱き上げて言えばスリリと頬に擦り寄ってくる。
「少しの間お留守番させちゃうけど、帰ってきたら沢山遊ぼうね。」
念の為、スー君にいつもより余分に魔力をあげてから、離宮へと向かった。
目を覚ますと、俺はベットの上にいた。
確かやっと人形が完成して、イー君とハイタッチしたのは覚えてるが、その後の事はよく覚えていない。
怠い体を起こして、冷凍庫からバニラアイスを取り出す。
珍しく自室に誰も居ないという事は、皆で何かしているんだろうか?まぁいいか。
椅子にこしかけ、PCを起動させた。
ふぅ、と一息つき、少し体を動かしていると、視界にスライム達が入った。どうやら俺が作業してる間に帰ってきていたらしい。
「ラー君、今何時?」
「お昼……1時…」
「結構いい感じか。二人はあの部屋に?」
コクリと頷いたラー君を抱き上げ、体を成長させてから俺は部屋を出た。
ヘアバンドを取り、軽く髪の毛をかき混ぜて視界を悪くしてから、二人が居る部屋へと向かった。
コンコンとノックすれば、どうぞという声が聞こえてくる。
扉を開けて中にはいると、丁度食べ終わったのか紅茶を飲む二人の姿があった。
「今大丈夫?話があるんだけど。」
「私は大丈夫ですわ。」
「僕も大丈夫。」
手頃な椅子を持ってきて座れば、スー君達が俺の膝や頭の上に乗る。少し離れていたから寂しかったのだろうか?スリスリと擦り寄るスー君達を撫でながら、俺は口を開いた。
「まずソフィアさんの弟さんのことなんだけど、簡単に鑑定した結果死後一年は経過していた。」
「え………?で、でも「動いてた、そうだよね。確かに動いてた」な、ならっ」
動揺しているのか、ゆらゆらと炎が揺らめく。
「もっと調べてみないと分からないけど、ソフィアさんが死んで少ししてか、死んだと思う。まだ死因はわかってないけど、何個か気になる事があったんだよね。」
「なん、ですか?」
「ソフィアさんは、自分が罪を犯したっていったよね?婚約者を取り戻す為にやったって。それって例えば何?」
「例えばって………そ、れは………」
言葉に詰まったソフィアさんの心を表すように、炎が荒れ狂い始める。
「わからない……でしょ?」
「っ!?」
「うん。だろうと思った。」
この問に答えられないだろうとは思っていたし、答えられなかった事で俺の推測が当たっている可能性が出てきた。
「多分、何かがソフィアさんの記憶を捻じ曲げてる。だけど、その記憶がソフィアさんの弟さんに何があったかを解決する鍵になると思うんだ。」
「私、私どうしたら、いいですかっ?私にできる事なら何でもします。だからっ……っ手を貸してくださいっ」
「頭上げてよ。そのつもりで今日会いに来たんだから。」
最初の内なら手も引けただろうが、襲撃までされたという事は、俺の顔が割れてる可能性がある。不安要素が残ったままでは悠々自適に暮らせない。
「まずソフィアさんに、何がかけられてるか調べたい。
その為にも不安定なその炎ではなく、別の媒体に移したいんだ。」
「別の、媒体、ですか?」
「昨日徹夜で作ったんだよね。俺が今から魔法でソフィアさんの魂を移すから出来るだけ抵抗しないでほしいんだ。全部受け入れてくれたら、上手くいくから。………出来そう?」
「が、頑張りますわ!」
「ありがとう。ユーリンは念の為離れてて。」
念には念を入れて、スー君達もユーリンの近くまで下がらせて、結界を張った。
「それじゃあいくよ。」
魔法というのは沢山の属性がある。それなんの使い道があんだよって物もあるし、チート級の属性もある。
その中に魂属性というものがある。文字通り魂を扱う魔法だ。
この魔法の変わった所は、魂を扱うだけではない。
基本的に魔法は決められたワードがあり、それを言葉にし、想像する事で具現化する。決められたワードは謂わば補助輪の役目をしている。無詠唱は補助輪なしでも自転車を漕げる人間がする事と考えてくれたらわかりやすいかも知れない。
だがこの魔法は決められたワードがない。魂は十人十色、全部違うのだ。だからその魂を視て、魂の波長を近づける様に歌を紡がなければいけない。
正直ちょっと恥ずかしいのだが、そうも言ってられない…。
小さな声で歌いながら、手をソフィアさんに向け、完全に手の魔力とソフィアさんの魔力が重なった瞬間、ソフィアさんの胸を貫いた。
手に感じる温もりに集中しながら手を引き抜けば、そこには少し傷ついた乳白色の玉があった。
波長を乱さぬ様気をつけながら、人形の胸元にゆっくりと魂を入れていく。
何色にも染まらぬ魔力だけで作られた人形だからか、抵抗なく魂が人形の中へと入っていく。
完全に入れ終わった頃には、貧血を起こしたかのように、頭がクラクラした。
「……ん、大丈夫そうだな。後は目を覚ますの待ちかな」
「ソフィアさんは、どうなったんですか?」
「今、俺が作った体に馴染んでる最中かな。だから、馴染むまでは起きないと思う。さて、ユーリン。俺はお前に1個頼みがあるんだ。」
ユーリンの方へ近づき、ニコッと笑えば、何故かユーリンがズザザッと後退った。
「ぼ、僕、シンさんの為でも誰かの魂入れるのはやですよ!?」
「お前は俺をなんだと思ってんだよ。」
「そ、それならなんですか?」
少し怯えながらも近づいてきたユーリンはぎゅうぎゅうとラー君を抱き締めていた。
「お前に学校に行ってほしい」
「え?」
「因みに高等部な。」
「え、でも、行けたとしても僕は中等部になるんじゃ?」
「大丈夫だ、学校には飛び級制度がある。2年飛び級してくれ」
「で、でも何で今更学校に!?あ、あんなに反対してたじゃないですか!」
確かに今更なのだが、今はとても必要な事なのだ。
「ソフィアさんの婚約者…いや、元婚約者か。ソレとソレに纏わる者達は未だに学校にいんだよ。」
「だ、けど……っ、僕、まだ自信…っないです」
ホロリと涙をこぼし、俯くユーリンの頭を少し乱暴に撫でる。
「大丈夫だユーリン。何もお前一人で行けとは言っていない。」
「え?」
正直いってこの手は余り使いたくない。いや、本当に使いたくない。だがそれ以外の道が考えても考えても見つからなかった。
「俺も一緒に行く。その為の根回しは済んだし、なんならジンまで来やがるらしい。だからお前が暴走しても俺がなんとかしてやる。ほら、これなら安心だろう?」
「だ、けどシンさんっ……大丈夫なんで、すか?」
「いや、想像しただけで既に吐きそうだけど、これ以外だと時間が経ちすぎて証拠が全部無くなっちまう。幾ら俺でも見た事もないものを作り上げる事は出来ないからな」
ただでさえ2年経っているんだ。
これ以上経てば、関係者の記憶が今よりもっと曖昧になっていく。早期解決、これ大事。
「ユーリンは並行で勉強していたが、既に高等部に上がれるくらいの学力はあるらしい。だから後は確実に飛び級できる様に仕上げるだけだ。」
ソフィアさんが少しの間眠るのは計算内だったから、その間に俺とユーリンの仕上げをする予定もちゃんと組み込んである。
「俺はこれが終わったらサッサとトンズラこくつもりだが、ユーリンは好きにしていい。俺は関わらねぇが、お前が残りたいと思ったら学校に通ってもいいんだからな。」
わかったか?と言えば、ユーリンがコクリと頷いた。
「そんじゃあ、ジンの離宮に行くか。念の為スー君はソフィアさんの傍に居て。何かあったら連絡してくれ。」
ベットに寝かせ、スー君を抱き上げて言えばスリリと頬に擦り寄ってくる。
「少しの間お留守番させちゃうけど、帰ってきたら沢山遊ぼうね。」
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