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ある日森の中で
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「回収に来た」
部屋が出来上がり、ギルドへ戻るとおっちゃんがコーヒー飲んでいた。
「おう。あぁ、こっちは報酬な。」
「まいどー。え、寝てんの」
「多分張り詰めてたもんがキレたんだろう」
「まぁいいか。それじゃあ迅速に回収に来てね。」
「あぁ。」
子供を魔法で浮かせ、俺は空間に戻った。
子供の部屋に子供を寝かせて、俺は自分の部屋へと戻った。
「つっかれたぁー!」
一応この部屋は、奥の扉が快適空間の俺の部屋と繋がっている。
開くには俺の魔力が必要なので、勝手に入る事はできない。
防犯対策完璧である。
「あの子起きたらご飯あげといて」
スー君達に頼み、俺は姿を元に戻してゲームを開始した。
「主人休憩!」
「んぁ?そんなに時間経った?」
「えっと、スー何日?」
「3日!」
この体は寝なくても支障はないので、ぶっ通しでゲームをしてしまう。
そのせいで日付感覚が全くないのだ。
「仕方ない、出るか。あの子は?」
体を大人にして、軽く体を動かしながら部屋から出た。
「主人に会いたそうにしてる」
「でも文句言わないよね~」
「………zZZ」
「へぇ」
ラー君を抱き上げてリビングに行くと、チョコンとソファーに座って、何もついていないテレビを眺める子供の姿があった。
もしかしてつけ方がわからないのだろうか?と思いながら、キッチンへ向かう。
「オムライス食いたい気分。卵とかケチャップどこやったっけ」
「イーが取ってくる!」
「よし、任した」
ラー君を椅子に置き、エプロンをつけていると視線を感じた。
顔を上げれば、サッと視線を逸らされる。
俺に害があったり、不快に思うような存在ならば、我が家のセコ○が反応する。前回がいい例である。
だが、おっちゃん並みにいい感じの反応だっただけに、俺の警戒心も大分下がっている。
「…………ご飯、食べるか?」
故に喋りかけたのは単なる気まぐれである。
相変わらず視線は合わせられないが、子供が嬉しそうに頬を緩めたのがわかった。
「た、食べますっ!な、何か…手伝える事、ありますか?」
「手伝える事………」
オムライスはそんなに難しい料理ではない。炒めて載せるだけである。
んー…と悩んでいる間に籠を持ったイー君が戻ってくる
「じゃあ、卵かき混ぜてもらうか。スー君、教えてあげて」
「わかった!こっち来る!」
「う、うん!」
触手を使い、クイクイと手招きするスー君に任せておけば酷い事にはなるまい。
ケチャップライスを作り終わると、子供がスー君と共に戻ってくる。
「で、出来ました」
「ん、ありがとう。」
卵を受け取って、フライパンに流し込む。トロトロになったらお皿に移してケチャップかけたら完成だ。
皿を持ってリビングに運べば、まるで雛のように子供がついてくる。
「どーぞ」
「あっ、ありがとう、ございます。」
「スー君達もご飯の時間だよ」
自分のご飯を食べながら、スー君達に魔力をあげる。
ふと、子供が余りにも静かな事に気付いた。
顔を上げれば、何故かボロボロと泣く、子供の姿があった。
「!?え、も、もしかして味付けが合わない?」
「あ、っえっと、ぢ、違くて!……っ僕、こんなに…っ美味しくて、温かいご飯っ、初めてで……っ嬉しくて……っく」
そういえば、捨てられたと言っていたなと思い出し、どうしようかと考えていると、ラー君がフヨフヨ動き、子供の涙をティッシュで拭いていく。
よし、慰めはラー君に任せようと、俺は再びオムライスを食べた。
いや、決してラー君に押し付けた訳では無い。
ただこういう時はどんな言葉も意味が無いと、そう思ったのだ。
それから、子供はラー君と仲良くなったようでよく隅の方で昼寝をしているのを見かけるようになった。
「そろそろギルドに顔出すかぁ」
そろそろ処遇が決まっているだろう。
リビングで武器の手入れをしながら言えば、ガタンっと物音がした。音の方を見れば、出会った時よりふっくらした子供がラー君を抱え、顔を青褪めさせていた。
「あっ!イー君それは駄目!触れたら危ないから!」
「うぅ~、わかったぁ」
何でそんな顔してるのか分からなかったが、まぁいいかと再び武器の手入れに戻った。正直武器を使う機会は余り無いのだが、いざという時錆びついて使えないなんてことになったら困る。
「しゅ、じん…っ」
「んー?どうした?」
ラー君が触手で俺の服を引っ張る。
「ユー…バイバ、イ?」
「んー…そうだねぇ。元々預かり先が見つかるまでだし」
「……ラー……ユーと、いた、い………主人……駄目?」
「あの子と一緒に行くってこと?」
手入れする手を止めてラー君を抱き上げれば、フルフルと首を振る
「ラー、主人と…ユーと、スー達と…一緒、いい。」
「そんなに気に入っちゃった?」
コクリと頷くラー君は、なんだか泣いてしまいそうで、頭を撫でながらギュッと抱きしめる。
正直俺が思ってるより、子供は目障りではなかったし、俺の胃には優しかった。子供本人がそうしてるのかはわからないが、影がとてつもなく薄いのだ。
「んー…………」
ラー君の初めての我儘である。
できれば叶えてあげたいとは思うが、期間が決まった預かりとは訳が違ってくる。正直言って俺が子育て出来るとは全く思わない。
それに、俺は家にいる時は基本ゲーム部屋にいるし、それ以外は基本採取している。その時は全員連れて行くからここは無人になる。
俺やスー君達は余程のことがない限り死なないし、餓死なんて概念すらないが、子供は多分…違うだろう。ちゃんと見てないからわからんが。
「あ、のっ………っ、迷惑にならない様に…っ頑張ります!だ、だから……っあの、……此処に………っ置いて、下さいっ……っ!!」
そう言って頭を下げる子供を見ても、俺の感情は特に動かなかったりする。きっとこれが物語でよく見る勇者なら、イエスと答えるだろう。
だが、俺は勇者であって勇者ではない。勝手に選ばれた引きニートだ。
他人の人生まで背負えない。
「まぁ、見るだけ見てみるか」
ラー君を抱いたまま子供の所へ行き、頭に手を起き魔力を流す。
名前▽ユーリン・ランフォード(♂)
年齢▽12歳
種族▽悪魔と人間のハーフ
属性▽悪 闇 血 火 影
魔力▽五千万
称号▽呪われし子、天使の加護を宿されし者、魅入られし者、半不死
なんか思ってたより、えげつない。
呪われし子とか何‥?しかも魔力量平均が十万なんだが???
いや、俺が言える立場ではないが、充分人外では??
しかも男なのか。
「……少しの間ここに居たなら分かると思うけど、俺は基本的に部屋から出ない。今回は依頼を受けに行ってないけど、依頼を受けに行けば1週間帰らない事もよくある。だから、俺は保護者としては最低な部類に入ると思う。
君の面倒を見切れる自信も無いし、基本的に依頼で色んな所にも行くけど、人が苦手だから誰かと交流なんて殆ど無い。
子供が育つ環境としては…多分良くないと思う。それでもここに居たいの?」
「っ、僕が…居た環境よりも、此処にいる方が僕は何百倍も幸せです
交流なんていらないです、ちゃんとした環境じゃなくても、いいです。
僕は…僕を助けてくれた貴方達の傍に居たい」
何故俺はこんなにも懐かれているのだろう?
特に何かをした記憶は全くもってないので、とても不思議だ。
「……それなら、まぁ引き取っても…いいのだけど、多分ここに置いて依頼には行けないから、君には最低限の魔力コントロールを覚えてもらいたい。
採取してる時に暴走なんて困るから」
「っ!!?はい!!!」
嬉しそうに笑う子供に、ラー君が飛びついた。
なんだろう、嫁に行く娘をもった父親の気分だ……
「取り敢えずギルドに行く前に自己紹介しておく。俺はシン。そこら辺にいる冒険者だ」
「僕はユーリンです。これからよろしくお願いします、シンさん!」
笑うユーリンを見て、俺は外着に着替え、ついでにユーリンにも着替えを渡した。今彼が着ているのは、俺が適当に作った着ぐるみだ。
流石にその格好でギルドには連れていけないだろう。
部屋が出来上がり、ギルドへ戻るとおっちゃんがコーヒー飲んでいた。
「おう。あぁ、こっちは報酬な。」
「まいどー。え、寝てんの」
「多分張り詰めてたもんがキレたんだろう」
「まぁいいか。それじゃあ迅速に回収に来てね。」
「あぁ。」
子供を魔法で浮かせ、俺は空間に戻った。
子供の部屋に子供を寝かせて、俺は自分の部屋へと戻った。
「つっかれたぁー!」
一応この部屋は、奥の扉が快適空間の俺の部屋と繋がっている。
開くには俺の魔力が必要なので、勝手に入る事はできない。
防犯対策完璧である。
「あの子起きたらご飯あげといて」
スー君達に頼み、俺は姿を元に戻してゲームを開始した。
「主人休憩!」
「んぁ?そんなに時間経った?」
「えっと、スー何日?」
「3日!」
この体は寝なくても支障はないので、ぶっ通しでゲームをしてしまう。
そのせいで日付感覚が全くないのだ。
「仕方ない、出るか。あの子は?」
体を大人にして、軽く体を動かしながら部屋から出た。
「主人に会いたそうにしてる」
「でも文句言わないよね~」
「………zZZ」
「へぇ」
ラー君を抱き上げてリビングに行くと、チョコンとソファーに座って、何もついていないテレビを眺める子供の姿があった。
もしかしてつけ方がわからないのだろうか?と思いながら、キッチンへ向かう。
「オムライス食いたい気分。卵とかケチャップどこやったっけ」
「イーが取ってくる!」
「よし、任した」
ラー君を椅子に置き、エプロンをつけていると視線を感じた。
顔を上げれば、サッと視線を逸らされる。
俺に害があったり、不快に思うような存在ならば、我が家のセコ○が反応する。前回がいい例である。
だが、おっちゃん並みにいい感じの反応だっただけに、俺の警戒心も大分下がっている。
「…………ご飯、食べるか?」
故に喋りかけたのは単なる気まぐれである。
相変わらず視線は合わせられないが、子供が嬉しそうに頬を緩めたのがわかった。
「た、食べますっ!な、何か…手伝える事、ありますか?」
「手伝える事………」
オムライスはそんなに難しい料理ではない。炒めて載せるだけである。
んー…と悩んでいる間に籠を持ったイー君が戻ってくる
「じゃあ、卵かき混ぜてもらうか。スー君、教えてあげて」
「わかった!こっち来る!」
「う、うん!」
触手を使い、クイクイと手招きするスー君に任せておけば酷い事にはなるまい。
ケチャップライスを作り終わると、子供がスー君と共に戻ってくる。
「で、出来ました」
「ん、ありがとう。」
卵を受け取って、フライパンに流し込む。トロトロになったらお皿に移してケチャップかけたら完成だ。
皿を持ってリビングに運べば、まるで雛のように子供がついてくる。
「どーぞ」
「あっ、ありがとう、ございます。」
「スー君達もご飯の時間だよ」
自分のご飯を食べながら、スー君達に魔力をあげる。
ふと、子供が余りにも静かな事に気付いた。
顔を上げれば、何故かボロボロと泣く、子供の姿があった。
「!?え、も、もしかして味付けが合わない?」
「あ、っえっと、ぢ、違くて!……っ僕、こんなに…っ美味しくて、温かいご飯っ、初めてで……っ嬉しくて……っく」
そういえば、捨てられたと言っていたなと思い出し、どうしようかと考えていると、ラー君がフヨフヨ動き、子供の涙をティッシュで拭いていく。
よし、慰めはラー君に任せようと、俺は再びオムライスを食べた。
いや、決してラー君に押し付けた訳では無い。
ただこういう時はどんな言葉も意味が無いと、そう思ったのだ。
それから、子供はラー君と仲良くなったようでよく隅の方で昼寝をしているのを見かけるようになった。
「そろそろギルドに顔出すかぁ」
そろそろ処遇が決まっているだろう。
リビングで武器の手入れをしながら言えば、ガタンっと物音がした。音の方を見れば、出会った時よりふっくらした子供がラー君を抱え、顔を青褪めさせていた。
「あっ!イー君それは駄目!触れたら危ないから!」
「うぅ~、わかったぁ」
何でそんな顔してるのか分からなかったが、まぁいいかと再び武器の手入れに戻った。正直武器を使う機会は余り無いのだが、いざという時錆びついて使えないなんてことになったら困る。
「しゅ、じん…っ」
「んー?どうした?」
ラー君が触手で俺の服を引っ張る。
「ユー…バイバ、イ?」
「んー…そうだねぇ。元々預かり先が見つかるまでだし」
「……ラー……ユーと、いた、い………主人……駄目?」
「あの子と一緒に行くってこと?」
手入れする手を止めてラー君を抱き上げれば、フルフルと首を振る
「ラー、主人と…ユーと、スー達と…一緒、いい。」
「そんなに気に入っちゃった?」
コクリと頷くラー君は、なんだか泣いてしまいそうで、頭を撫でながらギュッと抱きしめる。
正直俺が思ってるより、子供は目障りではなかったし、俺の胃には優しかった。子供本人がそうしてるのかはわからないが、影がとてつもなく薄いのだ。
「んー…………」
ラー君の初めての我儘である。
できれば叶えてあげたいとは思うが、期間が決まった預かりとは訳が違ってくる。正直言って俺が子育て出来るとは全く思わない。
それに、俺は家にいる時は基本ゲーム部屋にいるし、それ以外は基本採取している。その時は全員連れて行くからここは無人になる。
俺やスー君達は余程のことがない限り死なないし、餓死なんて概念すらないが、子供は多分…違うだろう。ちゃんと見てないからわからんが。
「あ、のっ………っ、迷惑にならない様に…っ頑張ります!だ、だから……っあの、……此処に………っ置いて、下さいっ……っ!!」
そう言って頭を下げる子供を見ても、俺の感情は特に動かなかったりする。きっとこれが物語でよく見る勇者なら、イエスと答えるだろう。
だが、俺は勇者であって勇者ではない。勝手に選ばれた引きニートだ。
他人の人生まで背負えない。
「まぁ、見るだけ見てみるか」
ラー君を抱いたまま子供の所へ行き、頭に手を起き魔力を流す。
名前▽ユーリン・ランフォード(♂)
年齢▽12歳
種族▽悪魔と人間のハーフ
属性▽悪 闇 血 火 影
魔力▽五千万
称号▽呪われし子、天使の加護を宿されし者、魅入られし者、半不死
なんか思ってたより、えげつない。
呪われし子とか何‥?しかも魔力量平均が十万なんだが???
いや、俺が言える立場ではないが、充分人外では??
しかも男なのか。
「……少しの間ここに居たなら分かると思うけど、俺は基本的に部屋から出ない。今回は依頼を受けに行ってないけど、依頼を受けに行けば1週間帰らない事もよくある。だから、俺は保護者としては最低な部類に入ると思う。
君の面倒を見切れる自信も無いし、基本的に依頼で色んな所にも行くけど、人が苦手だから誰かと交流なんて殆ど無い。
子供が育つ環境としては…多分良くないと思う。それでもここに居たいの?」
「っ、僕が…居た環境よりも、此処にいる方が僕は何百倍も幸せです
交流なんていらないです、ちゃんとした環境じゃなくても、いいです。
僕は…僕を助けてくれた貴方達の傍に居たい」
何故俺はこんなにも懐かれているのだろう?
特に何かをした記憶は全くもってないので、とても不思議だ。
「……それなら、まぁ引き取っても…いいのだけど、多分ここに置いて依頼には行けないから、君には最低限の魔力コントロールを覚えてもらいたい。
採取してる時に暴走なんて困るから」
「っ!!?はい!!!」
嬉しそうに笑う子供に、ラー君が飛びついた。
なんだろう、嫁に行く娘をもった父親の気分だ……
「取り敢えずギルドに行く前に自己紹介しておく。俺はシン。そこら辺にいる冒険者だ」
「僕はユーリンです。これからよろしくお願いします、シンさん!」
笑うユーリンを見て、俺は外着に着替え、ついでにユーリンにも着替えを渡した。今彼が着ているのは、俺が適当に作った着ぐるみだ。
流石にその格好でギルドには連れていけないだろう。
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