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俺、遂にランク試験受けるってよ
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「主人!今日城行く!起きて!」
「んぅ…………今何時ぃ……?」
ペチペチと叩かれて目を擦りながら起きればスー君達が総掛りで俺を起こしてくれていた。
俺の快適空間は地下にあるから時間帯がわからん。
それに加え、気分で天井の風景を変えているから時計がなければ酷い事になっていただろう。
「多分昼!おっちゃん約束!」
「あー………そうだった。ありがとなお前達。」
皆に頬擦りしてから身支度にかかる。
あ、そういえば今日は新しい帽子にするんだった。暇だから何個か作ったんだよね。帽子を被り目の色を変えれば、あら完璧、シンさんの出来上がり。
「えーーと……どこの城だっけ」
「ラーサル!」
「あ、それだそれ。んー、此処か。それじゃLet's Go!''転移''」
門の前に転移すると既におっちゃん達がいた。
ん?てか今昼じゃなくね?夕方?
「おはよー…ん?違うか。こんばんは?」
「…っ遅いっ!何をしていたんだ!」
「そう言われても何時か聞いてなかったし」
何時か言えば時計見てスー君達が起こしてくれただろうけど、聞いてないのだからしょうがない。
「まぁまぁ、こんな所で怒鳴っててもしょうがねぇだろ。さっさと行こうや」
「ラー君。おいで。」
そういえば、帽子の中からヌルリとラー君が出てくる。
出てきたラー君を抱きしめながら中に入ると、事前に人避けしてくれたのか人っ子一人居ない。
因みにラー君は癒やし要員である。
何でか知らないけど、ラー君お日様の匂いというかマイナスイオン放ってる?と言いたくなるくらい抱いてるとリラックス出来る。やっぱり入れる物に影響受けてんのかね
コンコン
「入れ」
「ライント・シュアルツ、只今戻りました。」
おぉ、イケメンの名前初めて知ったわー。
イケメンとおっちゃんが入るのを眺めながらラー君のちっちゃい触手をぷにぷに触りながら動かす。招き猫ーなんてやっても怒らないよ。ラー君は穏やかなのほほんとした感じの子だから、雰囲気が。
「シン、話はついた。入ってこい」
おっちゃんの声がして入るが、既に少し気持ち悪い
なぜ密室にオッサンが密集しなきゃいけないのだ………
「スー君達出といで」
ラー君だけじゃ足りなくて皆を呼ぶ。
すると、皆が出てきて小さくなって肩に乗って俺の頬を擦ってくれたり、ちっちゃい触手で俺の手を握ってくれたり………本当に素晴らしいうちの子…
「私はラーサル王国、国王ラインハルト・ラーサルだ。よく来てくれた。」
「は、はぁ……」
なんて返せばいいのかさえ分からず生返事しか返せない。
「先程、シュアルツから聞いたがミラン城の主を倒したとは本当か?」
「らしいですねぇ」
よく分かってない俺は他人事にしか思えない。
んー、次は何を使おうかなぁ、やっぱりドラゴン欠かせないよな。
てか、あのトラの牙使って虎の形なれるんならドラゴンならドラゴンになれるって事じゃね?え?
「シン、お前早く帰りたいからって適当に答えてれば終わると思ってんだろ」
「え、よくわかったね!!流石おっちゃん!俺の理解者だね!」
グッと親指を立てるとハァとおっちゃんがため息をつく。
「だってー、何かこっちに攻撃する気満々の人居るしー、俺人見知りコミュ障だから何話したらいいか分からんし!!」
バレていたとは思ってなかったのかビクリと肩が一瞬上がった。
うちの子達、癒やし要員だけど、優秀なセ○ムでもあるからね。
俺は死なねぇって分かってから、割とのほほんとしてるけど、うちの子達俺ガチ勢だからね。いや、本当に不思議なくらい慕われてて最近俺の七不思議の1つになりそうなレベル。害を与えようとしてくる輩は片っ端から排除してやるって感じの過激派だからね。まぁ、可愛いからなんでもいいんだけど
「これ、やめんかシュカ。お前が適う相手では無い。
私の部下が失礼をしたな。立場上謝れないが後でキツく叱っておこう」
「別に気にしてないんで大丈夫ですよ。まぁ、仮に攻撃して来てたら命はなかったかもだけど。」
「お前は使い魔がスライムだと分かった途端シンをナメているが、主を倒したのも俺を倒したのもシンの使い魔であるスライムだ。アレは野生のスライムと同じではないぞ」
こんなに可愛いのに凄い言われよう。
ムニョーーンと伸ばすと何するのーと言いたげに触手でペチペチ叩かれる。
「にわかには信じられません。先輩がスライムに倒されるなんて……っ!!」
何かチラリとイケメンがこっち見てきたけど、何も言ってなくても何を言おうとしたのかだいたい分かるわぁ
「いいよ。この三匹の中から好きな子と戦わせてあげる」
あとの二匹はまだ駄目です。まだ進化してませんから。
もしもの事があったら悲しい。俺の家族スライムだから、うん。
「いいのか?シン」
「ん?いいよ?だってうちの子達強いから。てか、一分もかからない説あるし」
「っ、バカにしやがって!!主を倒したというスライムと戦わせろ!!」
「イー君だね。国王さん、此処って暴れても平気な所ありますか?」
本当はスー君だけど、イー君が新たに手に入れた力を試したいのだ。
なら最初から聞くなって?いや、なんとなく選択肢準備したほうがいいかなって思ったんだよね。
「あぁ、それじゃあ移動しようか」
イー君はやる気満々の様子でちっちゃい触手でボクシングポーズをしていた。全然強そうには見えんのよな、うん、ただ可愛いだけっていうのは心の中に留めておこう。せっかくやる気出してるのに水をさしてはいけないからね。
辿り着いた先は闘技場の様な場所だった。
「結界は俺が。」
イケメン君が結界を作った
「ルールとかは?」
「殺しはナシ。降参又は此方が戦闘不能のみなしたら負けだ。」
「オッケー。だって、イー君。イー君、パックンってするならバッチイから食べちゃ駄目だよ?ちょっと溶かすなら許す!後は好きな様にやって来ていいよ」
イー君をステージに下ろして俺はステージからおりる。
「それでは、試合開始!!」
「こんなスライムに私が負ける訳っ………!?何だこれは!?」
皆さんは覚えてるでしょうか?
俺が最初の方に言った、サイズは変幻自在という言葉を。つまりは虎の姿でも同じ事。元はスライムだからね。
って事は超巨大な虎にもなれるんだなぁ。あ、潰された。
「勝者 イー君」
シュルルと元に戻り嬉しそうに跳ねながらこちらへ来るイー君。
「よくやったね。偉いぞ!」
撫でながら頬擦りするとプルプル震えながら頬擦り返ししてくれる。本当に可愛い。
「はぁ………だから普通のスライムではないと言ったのに……。」
イケメンがやれやれと言いたげに潰されたお馬鹿を回収していったのをボーッと見ていると、グイッと服を引っ張られた。
「ん?スー君どうした?」
「主人!魔力!イーとラーにあげて!」
「え?ご飯の時間はまだだよ?」
そんな催促今まで無かったのに。しかも、イー君とラー君だけ?
「お願い!魔力食べる!大っきくなる!!イーとラー話す!」
「魔力あげたら話せるようになると……ほうほう。ラー君おいで。」
掌に魔力球を作りズボッと手を中に入れる。この中、中々心地良いんだよな、なんて思っているとイー君達が淡く光った。
「主人!魔力美味しい~イーもっとたべたいっ」
「ご馳走様でした………ねむ、い……」
これまた個性が出ますなぁ
「ご飯はまた後でね。この子達はまだ話せないのかぁ。
やっぱり違いは食べてないからかぁ?んー………早急にドラゴン探し行くかぁ?」
次は絶対ドラゴン!!謎な拘りだが譲れない!!
「ドラゴンを探しているのか?」
「んー?うん。出来れば牙か革が欲しい。角でもいいけど」
この世界のドラゴンってモンハ〇に出てきた龍玉とか逆鱗みてぇなのあんのかなぁ。あるならそれがいいなぁ。
「此処から東にある渓谷にドラゴンが住み着いてると聞いた事がある。あくまでも噂だから行くかはお前次第だ。」
「ほーう。中々良いこと聞いた!
あ、そうだ。も一個聞きたいんですが、この世界で一番強い種族って何ですか?」
「…それはまた難しいな。
私達人間からすれば今最も脅威なのは魔王だが、他の種族から見ればまた変わるだろう。」
「あー……そっかぁ。」
そりゃあ、そうだよね。
「あ、そうだった。俺ってもう帰ってもいいの?
帰っていいなら早く帰ってドラゴン探しに行きたいんだけど………」
チラチラと王を見ながらイケメンに話しかける
イケメンがチラリと王を見ると王はコクリと頷いた。
「あぁ、また此方へ来てもらう時や頼み事がある場合はあのギルドへ私が出向こう」
「はーい!それじゃあお疲れ様でした!!おっちゃん!またね!!」
スー君達を抱いて手を振り俺は家へと帰った。
………ドラゴン居るといいなぁ。やっぱり好戦的だったりするのかなぁ。
久しぶりにゲーム以外で剣を使う時が来るかなぁ
「んぅ…………今何時ぃ……?」
ペチペチと叩かれて目を擦りながら起きればスー君達が総掛りで俺を起こしてくれていた。
俺の快適空間は地下にあるから時間帯がわからん。
それに加え、気分で天井の風景を変えているから時計がなければ酷い事になっていただろう。
「多分昼!おっちゃん約束!」
「あー………そうだった。ありがとなお前達。」
皆に頬擦りしてから身支度にかかる。
あ、そういえば今日は新しい帽子にするんだった。暇だから何個か作ったんだよね。帽子を被り目の色を変えれば、あら完璧、シンさんの出来上がり。
「えーーと……どこの城だっけ」
「ラーサル!」
「あ、それだそれ。んー、此処か。それじゃLet's Go!''転移''」
門の前に転移すると既におっちゃん達がいた。
ん?てか今昼じゃなくね?夕方?
「おはよー…ん?違うか。こんばんは?」
「…っ遅いっ!何をしていたんだ!」
「そう言われても何時か聞いてなかったし」
何時か言えば時計見てスー君達が起こしてくれただろうけど、聞いてないのだからしょうがない。
「まぁまぁ、こんな所で怒鳴っててもしょうがねぇだろ。さっさと行こうや」
「ラー君。おいで。」
そういえば、帽子の中からヌルリとラー君が出てくる。
出てきたラー君を抱きしめながら中に入ると、事前に人避けしてくれたのか人っ子一人居ない。
因みにラー君は癒やし要員である。
何でか知らないけど、ラー君お日様の匂いというかマイナスイオン放ってる?と言いたくなるくらい抱いてるとリラックス出来る。やっぱり入れる物に影響受けてんのかね
コンコン
「入れ」
「ライント・シュアルツ、只今戻りました。」
おぉ、イケメンの名前初めて知ったわー。
イケメンとおっちゃんが入るのを眺めながらラー君のちっちゃい触手をぷにぷに触りながら動かす。招き猫ーなんてやっても怒らないよ。ラー君は穏やかなのほほんとした感じの子だから、雰囲気が。
「シン、話はついた。入ってこい」
おっちゃんの声がして入るが、既に少し気持ち悪い
なぜ密室にオッサンが密集しなきゃいけないのだ………
「スー君達出といで」
ラー君だけじゃ足りなくて皆を呼ぶ。
すると、皆が出てきて小さくなって肩に乗って俺の頬を擦ってくれたり、ちっちゃい触手で俺の手を握ってくれたり………本当に素晴らしいうちの子…
「私はラーサル王国、国王ラインハルト・ラーサルだ。よく来てくれた。」
「は、はぁ……」
なんて返せばいいのかさえ分からず生返事しか返せない。
「先程、シュアルツから聞いたがミラン城の主を倒したとは本当か?」
「らしいですねぇ」
よく分かってない俺は他人事にしか思えない。
んー、次は何を使おうかなぁ、やっぱりドラゴン欠かせないよな。
てか、あのトラの牙使って虎の形なれるんならドラゴンならドラゴンになれるって事じゃね?え?
「シン、お前早く帰りたいからって適当に答えてれば終わると思ってんだろ」
「え、よくわかったね!!流石おっちゃん!俺の理解者だね!」
グッと親指を立てるとハァとおっちゃんがため息をつく。
「だってー、何かこっちに攻撃する気満々の人居るしー、俺人見知りコミュ障だから何話したらいいか分からんし!!」
バレていたとは思ってなかったのかビクリと肩が一瞬上がった。
うちの子達、癒やし要員だけど、優秀なセ○ムでもあるからね。
俺は死なねぇって分かってから、割とのほほんとしてるけど、うちの子達俺ガチ勢だからね。いや、本当に不思議なくらい慕われてて最近俺の七不思議の1つになりそうなレベル。害を与えようとしてくる輩は片っ端から排除してやるって感じの過激派だからね。まぁ、可愛いからなんでもいいんだけど
「これ、やめんかシュカ。お前が適う相手では無い。
私の部下が失礼をしたな。立場上謝れないが後でキツく叱っておこう」
「別に気にしてないんで大丈夫ですよ。まぁ、仮に攻撃して来てたら命はなかったかもだけど。」
「お前は使い魔がスライムだと分かった途端シンをナメているが、主を倒したのも俺を倒したのもシンの使い魔であるスライムだ。アレは野生のスライムと同じではないぞ」
こんなに可愛いのに凄い言われよう。
ムニョーーンと伸ばすと何するのーと言いたげに触手でペチペチ叩かれる。
「にわかには信じられません。先輩がスライムに倒されるなんて……っ!!」
何かチラリとイケメンがこっち見てきたけど、何も言ってなくても何を言おうとしたのかだいたい分かるわぁ
「いいよ。この三匹の中から好きな子と戦わせてあげる」
あとの二匹はまだ駄目です。まだ進化してませんから。
もしもの事があったら悲しい。俺の家族スライムだから、うん。
「いいのか?シン」
「ん?いいよ?だってうちの子達強いから。てか、一分もかからない説あるし」
「っ、バカにしやがって!!主を倒したというスライムと戦わせろ!!」
「イー君だね。国王さん、此処って暴れても平気な所ありますか?」
本当はスー君だけど、イー君が新たに手に入れた力を試したいのだ。
なら最初から聞くなって?いや、なんとなく選択肢準備したほうがいいかなって思ったんだよね。
「あぁ、それじゃあ移動しようか」
イー君はやる気満々の様子でちっちゃい触手でボクシングポーズをしていた。全然強そうには見えんのよな、うん、ただ可愛いだけっていうのは心の中に留めておこう。せっかくやる気出してるのに水をさしてはいけないからね。
辿り着いた先は闘技場の様な場所だった。
「結界は俺が。」
イケメン君が結界を作った
「ルールとかは?」
「殺しはナシ。降参又は此方が戦闘不能のみなしたら負けだ。」
「オッケー。だって、イー君。イー君、パックンってするならバッチイから食べちゃ駄目だよ?ちょっと溶かすなら許す!後は好きな様にやって来ていいよ」
イー君をステージに下ろして俺はステージからおりる。
「それでは、試合開始!!」
「こんなスライムに私が負ける訳っ………!?何だこれは!?」
皆さんは覚えてるでしょうか?
俺が最初の方に言った、サイズは変幻自在という言葉を。つまりは虎の姿でも同じ事。元はスライムだからね。
って事は超巨大な虎にもなれるんだなぁ。あ、潰された。
「勝者 イー君」
シュルルと元に戻り嬉しそうに跳ねながらこちらへ来るイー君。
「よくやったね。偉いぞ!」
撫でながら頬擦りするとプルプル震えながら頬擦り返ししてくれる。本当に可愛い。
「はぁ………だから普通のスライムではないと言ったのに……。」
イケメンがやれやれと言いたげに潰されたお馬鹿を回収していったのをボーッと見ていると、グイッと服を引っ張られた。
「ん?スー君どうした?」
「主人!魔力!イーとラーにあげて!」
「え?ご飯の時間はまだだよ?」
そんな催促今まで無かったのに。しかも、イー君とラー君だけ?
「お願い!魔力食べる!大っきくなる!!イーとラー話す!」
「魔力あげたら話せるようになると……ほうほう。ラー君おいで。」
掌に魔力球を作りズボッと手を中に入れる。この中、中々心地良いんだよな、なんて思っているとイー君達が淡く光った。
「主人!魔力美味しい~イーもっとたべたいっ」
「ご馳走様でした………ねむ、い……」
これまた個性が出ますなぁ
「ご飯はまた後でね。この子達はまだ話せないのかぁ。
やっぱり違いは食べてないからかぁ?んー………早急にドラゴン探し行くかぁ?」
次は絶対ドラゴン!!謎な拘りだが譲れない!!
「ドラゴンを探しているのか?」
「んー?うん。出来れば牙か革が欲しい。角でもいいけど」
この世界のドラゴンってモンハ〇に出てきた龍玉とか逆鱗みてぇなのあんのかなぁ。あるならそれがいいなぁ。
「此処から東にある渓谷にドラゴンが住み着いてると聞いた事がある。あくまでも噂だから行くかはお前次第だ。」
「ほーう。中々良いこと聞いた!
あ、そうだ。も一個聞きたいんですが、この世界で一番強い種族って何ですか?」
「…それはまた難しいな。
私達人間からすれば今最も脅威なのは魔王だが、他の種族から見ればまた変わるだろう。」
「あー……そっかぁ。」
そりゃあ、そうだよね。
「あ、そうだった。俺ってもう帰ってもいいの?
帰っていいなら早く帰ってドラゴン探しに行きたいんだけど………」
チラチラと王を見ながらイケメンに話しかける
イケメンがチラリと王を見ると王はコクリと頷いた。
「あぁ、また此方へ来てもらう時や頼み事がある場合はあのギルドへ私が出向こう」
「はーい!それじゃあお疲れ様でした!!おっちゃん!またね!!」
スー君達を抱いて手を振り俺は家へと帰った。
………ドラゴン居るといいなぁ。やっぱり好戦的だったりするのかなぁ。
久しぶりにゲーム以外で剣を使う時が来るかなぁ
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