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学校に通います
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『あ、…あぁ…サラが出した使い魔が…モップルン…じゃないだと…!?
やはり此処は僕がモップルンを買いさりげなく部屋で飼えばいいのでは…!?
もしくは僕の使い魔がモップルンなら良いのだが…』
「あの男…中々面白い魔法を己にかけておるなぁ」
クックックッと笑いながらスノウウィングさんを見るハクさん。
どうやってわかったんでしょうか?
私が見てもシルクハットを被ってる人にしかどうしても見えません。
「サラ、彼奴はきっと面白い使い魔を出すぞ?」
不敵に笑い、さぁ見ていろと言った。
そう言われスノウウィングさんの方を見ていると
スノウウィングさんが召喚陣に入った瞬間
淡く光っていた召喚陣は突然黒く染まり辺りが闇に包まれた。
「えっ…?」
他の生徒の悲鳴や誰かが倒れた音がするのに私は何故か目が離せなかった。
よく見えないのに、そこにナニカが居る。
そのナニカは周りが混乱するのをとても楽しんでる…何故かわからないけどそう感じる
「ほぅ、アレが見えるのか
やはりお前も中々面白い奴だ。」
「見えは…しないんですけど
ナニカが居るのは…わかります。
この状況をとても楽しんでいて
そればかりか、もっと周りが混乱していくのを待ってるような…」
「そこまでわかるか…。
アレは混沌を司るモノだ。」
「混沌を…司るモノ…?」
「アレは中々子供だからなぁ…
さぁて、あの男は制御しきれるかなぁ?」
その言葉に不安になりスノウウィングさんが居るであろう場所を見た
『え、なにこれ暗くない?
ちょっと!暗いとサラが見えないんだけど!!!??』
どうやらスノウウィングさんは通常運転の様です…
『はぁ!?僕の使い魔何処!?
いや、それよりもサラ何処!?……いや僕なら匂いでサラの居場所がわかる!!!』
『あ、駄目だ…匂いどころかなんの音も聞こえない…
そういえば召喚陣の中は外と遮断されてるんだった…
それなら早く終わらせてサラの所行かなきゃ!
今頃スバルがモップルン買ってるだろうし!』
『んー、召喚陣の中に居るのは確かだが
こうも暗いとわからないなぁ…よし、燃やすか…』
その声が聞こえた瞬間私が見つめていた先から
黒い炎の柱が現れた。
闇を飲み込む様に燃え上がる柱。
『あっつ!!汗かいちゃうよ…
汗臭いのは嫌われるってスバルが言ってたから余りかきたくないんだけどなぁ…』
『あ、居た…ん?子供かな?
まぁ、いい。早い所終わらしてしまおう』
スノウウィングさんが、子供を掴んだ瞬間強い光が武道場を襲った。
「っ!?」
「クックックッ…」
『さて、契約したしっ
サラは何処だろう…あっ!居た!
あぁ、数分見れなかっただけなのに数時間離れた気分だ…
あれ?何でサラは口をパクパクさせてるんだろう…
も、もしかして…っ!僕への愛の言葉…!!??』
私はスノウウィングさんが連れている男の子を見て言葉が出なかった。
男の子…と言っていいのかすらわからなかった。
黒い靄が子供を包み込みその姿がハッキリとは見えないからだ。
「あぁ、やはり当分退屈せずに済みそうだ」
そんなハクさんの笑い声を最後に私はまた気絶してしまった。
やはり此処は僕がモップルンを買いさりげなく部屋で飼えばいいのでは…!?
もしくは僕の使い魔がモップルンなら良いのだが…』
「あの男…中々面白い魔法を己にかけておるなぁ」
クックックッと笑いながらスノウウィングさんを見るハクさん。
どうやってわかったんでしょうか?
私が見てもシルクハットを被ってる人にしかどうしても見えません。
「サラ、彼奴はきっと面白い使い魔を出すぞ?」
不敵に笑い、さぁ見ていろと言った。
そう言われスノウウィングさんの方を見ていると
スノウウィングさんが召喚陣に入った瞬間
淡く光っていた召喚陣は突然黒く染まり辺りが闇に包まれた。
「えっ…?」
他の生徒の悲鳴や誰かが倒れた音がするのに私は何故か目が離せなかった。
よく見えないのに、そこにナニカが居る。
そのナニカは周りが混乱するのをとても楽しんでる…何故かわからないけどそう感じる
「ほぅ、アレが見えるのか
やはりお前も中々面白い奴だ。」
「見えは…しないんですけど
ナニカが居るのは…わかります。
この状況をとても楽しんでいて
そればかりか、もっと周りが混乱していくのを待ってるような…」
「そこまでわかるか…。
アレは混沌を司るモノだ。」
「混沌を…司るモノ…?」
「アレは中々子供だからなぁ…
さぁて、あの男は制御しきれるかなぁ?」
その言葉に不安になりスノウウィングさんが居るであろう場所を見た
『え、なにこれ暗くない?
ちょっと!暗いとサラが見えないんだけど!!!??』
どうやらスノウウィングさんは通常運転の様です…
『はぁ!?僕の使い魔何処!?
いや、それよりもサラ何処!?……いや僕なら匂いでサラの居場所がわかる!!!』
『あ、駄目だ…匂いどころかなんの音も聞こえない…
そういえば召喚陣の中は外と遮断されてるんだった…
それなら早く終わらせてサラの所行かなきゃ!
今頃スバルがモップルン買ってるだろうし!』
『んー、召喚陣の中に居るのは確かだが
こうも暗いとわからないなぁ…よし、燃やすか…』
その声が聞こえた瞬間私が見つめていた先から
黒い炎の柱が現れた。
闇を飲み込む様に燃え上がる柱。
『あっつ!!汗かいちゃうよ…
汗臭いのは嫌われるってスバルが言ってたから余りかきたくないんだけどなぁ…』
『あ、居た…ん?子供かな?
まぁ、いい。早い所終わらしてしまおう』
スノウウィングさんが、子供を掴んだ瞬間強い光が武道場を襲った。
「っ!?」
「クックックッ…」
『さて、契約したしっ
サラは何処だろう…あっ!居た!
あぁ、数分見れなかっただけなのに数時間離れた気分だ…
あれ?何でサラは口をパクパクさせてるんだろう…
も、もしかして…っ!僕への愛の言葉…!!??』
私はスノウウィングさんが連れている男の子を見て言葉が出なかった。
男の子…と言っていいのかすらわからなかった。
黒い靄が子供を包み込みその姿がハッキリとは見えないからだ。
「あぁ、やはり当分退屈せずに済みそうだ」
そんなハクさんの笑い声を最後に私はまた気絶してしまった。
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