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≪現在②≫
12 さくら咲く
しおりを挟む腕の中で無邪気に笑う女の子は優香というらしい。
志穂からそう聞かされた優がそのとき頭の中で咄嗟に浮かび、吐き出た本音はひどく冷たく暴力的だった。
「ふざけるな」
「え?」
意味を理解していないのか、美しい笑みを浮かべたままの志穂は首を傾げた。
そして徐々に、優の視線に、その浮かべる表情に顔が凍り付く。
「うっ……」
志穂の娘である優香が、いきなり変わった優の雰囲気に、そのオーラに、本能的に怯えて涙を浮かべているのが分かった。
「まっ、まぁま……!」
母に助けを求めるように優の腕から逃げようともがき出す。
優香がそのとき志穂を求め、優の顔を見ずにすんだのは幸いだった。
怒りで形相が歪んだわけではない。
優はむしろ、笑っていた。
低く笑いながら、優は志穂を見下ろす。
「ふざけるのも、たいがいにしてくれよ……」
「優君……?」
知らない優に志穂が漸く危機感を抱く。
優は必死に耐えようとしていた。
初めてかもしれない、こんな強烈な感情が自分にあったのかと戸惑う余裕もないほど。
怒りを通り越し、人に殺意が芽生えたのは初めてだ。
「優香は、俺と文香の娘の名前だ……」
ついに耐えられず泣き出した優香を気にすることもなく、優は口角を引き攣らせながら、自分の暴力的な衝動を耐えた。
そのときの優はまともではなかった。
「ままぁっ……!」
漸く、志穂も異常に気付いたのか、半ば無理矢理優の腕の中から娘を奪って、距離を開けた。
その顔は青ざめ、庇う様に娘を抱きしめる。
それが正しい。
冷静でない優の僅かに残った理性が安堵のため息を零したのが分かった。
志穂の母性が漸く危機感を抱いたのだ。
この瞬間だけ女ではなく母親に戻った志穂に優は嗤う。
最初から、そうすればよかったものを。
優は、腕の中にいる可愛らしい女の子が優香だと認識したその瞬間。
強い衝動が芽生えた。
最低、最悪な。
腕の中のその子供を。
志穂の娘を。
志穂が、優との子供だと主張する優香を。
その場に叩きつけてやりたいという衝動が芽生えたのだ。
(落ち着け……)
落ち着かなくては、いけない。
身体が震えそうになるのを耐えた。
腕の中から消えた温もりが気持ち悪い。
自分自身が一番怖ろしく、そして目の前で怯える志穂が気持ち悪かった。
拳を握りしめ、爪に血がついた。
傷口に更に爪を立てる。
そうしなければ、本当に取り返しのつかないことをしてしまう。
「ゆ、うくん……」
か細い志穂の声は子供の甲高く哀れな泣き声に掻き消され、優には届かない。
激しく泣き出す子供に周囲の注目が集まり、優は無言でその場を立ち去った。
気持ち悪い。
文香との思い出を、自分と文香の娘を穢す志穂が気持ち悪く、殺意が未だ消えない。
不思議なことに志穂の娘の名前を聞くまで優は嫌な疑念を抱いていた。
だが、今の優にその考えは一切ない。
娘の名前は優香だと志穂が告げた瞬間。
優の雄としての本能が叫んだのだ。
違う。
ありえない。
年齢を考えれば、ありえる話だった。
それなのに、ありえないと優は思った。
それは優の都合の良い思考にも思えたが、今の優は自分の本能を疑わなかった。
父親は母親と違い、生まれた我が子を見ても親としての自覚が芽生えるのは遅いと聞く。
それでも、生物としての本能が働く瞬間はあるだろう。
優も本能が働いた。
皮肉な事に志穂の言葉が引き金だった。
優の子供だと言われたとき、優の雄としての本能がそれを否定した。
(あれは、違う)
根拠などないにも関わらず。
ただ、無性に文香に会いたかった。
*
文香が恭一から子供の存在について教えてもらったのは昨年のことだ。
別れ際は文香自身大人げない態度を取ってしまったが、何故かあのときの恭一は笑っていた。
こんな風に笑うこともあるのかと、そのときの文香は驚いた記憶がある。
今も、驚いている。
「ああ、元気だ。元気すぎるほど、毎日よく動いている」
あの恭一が、笑っているのだ。
侮蔑でも嘲笑でもなく、冷たくニヒルな笑いでもなく。
本当にごく自然に文香の前で笑顔を見せたのだ。
だからと言って特に親近感が湧くわけではない。
むしろ予想外すぎる恭一の反応に、文香は鳥肌がたった。
「そうですか…… 子供は元気なのが一番ですよね……」
当たり障りのないことしか言えない文香に恭一は一瞬で真顔に戻った。
先ほどの笑顔はただの幻なのではないかと思うほど。
気が緩み過ぎたと自覚したのかと思ったが、文香の予想を裏切り恭一はごそごそと何か取り出そうとする。
「見るか?」
「……何を?」
恭一が取り出したのはなんの変哲もないスマホだ。
仕事用ではなく恭一のプライベート用であることを文香は知らない。
「娘の写真だ」
「……」
無表情ながらもどこかそわそわとした恭一の雰囲気に文香は良くも悪くも人は変わるものなのだと実感した。
自分から切り出した話であり、また実際に恭一の娘には興味があったため、気づけば文香は夢中になって恭一が保存した写真を見ていた。
スマホの画面を大人二人が静かに覗き込む様子は少し異様ではあるが。
そんな二人をずっと見ていたさくらは歯ぎしりしていた。
「ふみちゃんを子供で釣るなんて……! なんて卑怯な奴だ!」
「……お前がそれを言ってもなぁ」
どこか呆れたように鳴海は険しく顔を歪ませるさくらを笑う。
快活な笑い声が大きく響いたが、目を向ける者はいない。
「だって、兄弟! 見てよあの二人のあの距離感! 近すぎるっ 僕という夫がありながら、余所の男にあんな顔を近づけて……!」
わなわなと身体を震わせ、涙を滲ませながら文香達を睨むさくらは自分の心臓辺りが痛くて痛くて頭の中が燃えるように熱くなる理由がいまいちよく分かっていなかった。
ただ悔しくて嫌だった。
男と文香の微妙な関係を知るからこそ。
あの男を文香に近づかせたくなかった。
(くそっ、あのとき、もっと牽制しとけば良かった……)
後悔してももうどうにもならない。
ズキズキと心臓が痛み、文香と恭一が何か話しているのをさくらはただ見ていることしかできないことが悔しかった。
「《可愛いですね》《可愛いだろう》《もしかして、これって初立ちのときの写真ですか?》《ああ、家にいた家政婦に撮ってもらってな。残念ながらその瞬間は見ていない》《それは残念ですね》《ああ、残念だ。だが、動画はある》」
鳴海の実況が虚しくさくらの耳に入る。
淡々と、それでいて二人の会話が途切れずにいることが腹立たしい。
話のテンポや間が合うというか、基本的に相性の良い二人だということが分かる。
雰囲気が似ている分、同族嫌悪染みたものが当初はあったようだが、それが鳴りを潜めた今はプラスに働いているらしい。
認めたくはないが、赤の他人から見れば「お似合いの二人」だった。
「ああっ、もうっ! 一体何なの!? この気持ち悪い感じ!」
もやもやとしたものがずっと胸の奥に巣くっている。
正体が分からず、怒りでどうにかなりそうだ。
「それはたぶん……」
頭をかきむしる勢いで吠え、自分の意味の分からない感情に振り回されるさくらに鳴海は何か言いかけたが、今のさくらの耳には入らなかった。
さくらは悔しかった。
どんな写真を見ているのか知らないが、さくらよりも可愛いものがこの世にあるはずがないのに。
文香はちっともさくらを見てくれない。
たかだか写真に夢中なのだ。
「僕の方がずっと、ずっと、ずーっと可愛いのに! 見るなら僕を見ればいいのに……!」
「こらこら。ファミレスで大声を出すな。落ち着け」
毛を逆立てる猫のように呻くさくらに鳴海は仕方がないなとばかりに鷹揚に頷く。
「仕方がない…… チョコレートパフェを頼んでいいから、少しは機嫌を直せ」
「……パフェ如きじゃ直らないよ。ふみちゃんの下手くそなチョコが食べたい。チョコレート塗れになったふみちゃんを舐めたいよ……」
「まあまあ、チョコレートパフェのこのバナナを文香さんだと思って我慢しろ」
ぴぽぴぽっと呼び出しボタンを連打する鳴海をさくらはしょんぼりとした顔でしばらく見つめ、眉を顰める。
「……というか、さっき兄弟がベル押してからずっと誰も来ないんだけど」
人が増え、あちこちのテーブルに注文を聞きに行くウェイトレスを一瞥したさくらに鳴海は何か思い出したらしく、ぽんっと手を打った。
「おお、忘れていた。《人除け》していたんだったな」
「……どうりで誰も来ないと思ったよ。まったく兄弟はうっかりしてるなぁ」
「ははははっ、面目ない」
鳴海と会話しながらも狩人のようにさくらの視線はずっと文香達の方を向いている。
今は無言で動画を見ているらしい。
イヤフォンを二人で共有していたらさすがのさくらも我慢できずに乗り込んだであろうが、無音の動画を二人でじーっと見ている様は冷静に考えると不気味だ。
冷静ではないさくらからすると羨ましいの一言につきる。
(……ん? 羨ましい?)
さくらの中で何かが引っかかる。
魚の小骨が喉に引っかかるような、痒い所にギリギリで手が届かないような。
あとちょっとで自分の気持ちが分かりそうな、そんな引っかかりだ。
さくらの視線の先で文香が席を立つ。
たぶん、お手洗いに行くのだろう。
立つときに少し顔が歪むのが分かった。
さくらの開発が進んでいるせいだ。
淫魔力が衰えた今は亀の歩みのようにゆっくりと時間をかけてじっくりやるしかない。
文香には申し訳ないと少しは思っているが、ぶっちゃけ愉しい。
今日は散々文香に心を掻き回されたのでお仕置きも兼ねてぶっといものを挿入してみようか、それともさくらの目の前で中の処理をしてもらおうかと、飲食店では非常に不適切な妄想を小さな頭の中で繰り返していた。
文香の後ろ姿を見送った後、さくらは恭一を観察する。
相変わらず辛気臭い顔をした男だと思った。
面白味もなく、つまらない男。
そんな男とほいほい一年に一回会いに行く文香が嫌だった。
一年に一回。
七夕気取りかと可愛らしい顔で内心で毒づく。
「よし、気を取り直してもう一回押そう」
鳴海がぱちんっと指を鳴らす。
ぐにゃりと一瞬さくらの周囲が歪む。
近くを通った子供が目を丸くしてさくら達を見ている。
ドリンクを片手に持った女が今更気づいたようにさくら達、いやさくらの人離れした美少年っぷりに頬を染めていた。
ピンポーンと間抜けな呼び出しベルの音に、ウェイトレスが慌ててやって来る。
「すみません、お待たせしました!」
テーブルの上を見ればお冷やおしぼりも出ていなかった。
平謝りするウェイトレスに対してさくらは無反応だ。
逆に鳴海は笑顔でなんてことないように次から次へと注文する。
それに目を白黒させるウェイトレスにさくらは出された水を飲みながら告げる。
「僕は特大スペシャルジャンボチョコレートパフェね」
「こらこら。さすがにそれは多いだろう。お子様ランチも食べるんだぞ?」
「ちょっと、いつ僕がお子様ランチを頼んだのさ」
やいやい言い合うさくらと鳴海をウェイトレスは困ったような顔で見守ることしかできない。
「俺は文香さんにお前を頼まれたからな。ちゃんとバランスの良い食事を…… あ」
鳴海の言葉が不自然に途切れる。
さくらの後ろを見て固まった鳴海に首を傾げながら釣られてさくらも後ろを見た。
「だからってお子様ランチって…… あ」
呆然とさくら達を見ている文香と、目が合った。
ぱちん。
「あ、あれ……?」
鳴海が指を鳴らす。
注文を聞きに来たウェイトレスが戸惑ったように、不思議そうに首を傾げて何故自分がこんなところで突っ立っているのかと疑問に思いながら他の客の注文を聞きに行った。
「残念だが、お子様ランチは無理そうだな」
「……僕はチョコレートパフェしか食べないよ」
さくらと鳴海の視線の先では文香がきょろきょろと落ち着きなく、鋭い眼差しで周囲を探っていた。
「ああ…… やっぱり文香さんは効き目が悪いな」
「僕で耐性が出来ているからね。こんな子供だましな呪いじゃ、きっと最後まで覚えてるよ」
文香には見えていないと知りつつも、ついこそこそと身体を屈めて声を潜める二人。
鳴海はあちゃーとやってしまったなと反省し、さくらは後でどう文香に言い訳しようかと脳内で凄まじい勢いでシミュレーションした。
* *
お手洗いから戻って来た文香が急に険しい顔できょろきょろと辺りを探るのを見ても恭一は特に動じなかった。
「どうかしたのか?」
「い、え…… ちょっと、今見知った顔があったので……」
薄っすらと青筋を立てながら冷や汗をかく。
器用なものだと恭一は内心で感心した。
文香の表情がこんな風にころころ変わることを恭一は初めて知った。
娘の写真や動画を無言でじっと見ながら、その目が色んな感情で揺れているのを恭一は密かに見惚れていた。
不思議な縁だと思う。
文香にとっては非常に不本意であろう。
もっと恭一は文香に憎まれ嫌われてもいいはずだ。
(お互い、変わったものだ)
まさかこうして娘の成長アルバムを二人で見る日が来るとはあのときの恭一も文香も想像することもできなかった。
娘の存在を文香に話すことに躊躇いもあった。
だが、何故かあのときの恭一はぽろっと言ってしまったのだ。
子供がいるんだと言ったときの文香のぽかーんとした顔はひどく子供っぽく。
吹き出しそうになったことは恭一の秘密である。
後ろめたさはあった。
文香と優が離婚し、それに関わった恭一と志穂は子供に恵まれ穏やかに暮らしている。
デリケートな問題であり、無神経だとも思った。
あのときの恭一は何を思い、考えていたのか。
正直もう覚えていない。
ただ、ひどく文香の反応が、彼女の怒りや苛立ちも含めた感情が見たかった。
赦して欲しかったのかもしれない。
文香の赦しが、あのときの恭一は欲しかったのだ。
図々しいにもほどがあると自覚した上で。
そのときの文香の手痛い返しに恭一は安堵したのだ。
文香がまともであることが嬉しかった。
「すみません、なんだか落ち着きがなくて……」
諦めたように椅子にそっと腰かけた文香は突然不審な動きをしたことを恭一に謝罪した。
「そういえば…… 今更ですけど、娘さんのお名前は?」
乱してしまった場を取り繕うように文香はアイスコーヒーを一口飲み、尋ねる。
「ああ、言ってなかったな」
子供がいると告げたときの文香は軽く混乱していた。
恭一も名前や歳などをわざわざ言わなかった。
そこまで詳しく文香も知りたいと思わないだろうと思ったが、今こうしているともっと早くに伝えれば良かったとも思う。
純粋になんの敵意もなく娘を可愛いと褒める文香が嬉しかった。
「俺はどうも名づけのセンスがなくてね…… 特に女の名前などまったく思いつかなかった」
「……男の人って皆そうですよ」
文香の穏やかな微笑みに恭一は自分の心が波打つのが分かった。
不自然にならない程度に視線を反らす。
あのとき、文香は恭一の言葉を悪い冗談だと受け止めていたが、恭一は冗談を言う男ではない。
今こうして恭一に会いに来ることができるということは、あのときの会話は文香の中では終わったことなのだろう。
少しだけ、それが残念だと思った。
「名前って、親が子供にあげる最初のプレゼントだって聞きました。ずっと一生使うものですから、慎重になるのは当然ですよ」
偉そうなことを言ったが、ただの聞きかじりだと恥ずかしそうに笑う文香に恭一も微かに笑った。
穏やかな時間が、二人の間に流れている。
「結局、俺はどこまでも面白味のない男らしい。無難な名前しか思いつかなかった」
「逆にそこまで言われると気になりますね」
文香が好奇心を滲ませながら、じっと恭一の言葉を待つ。
恭一は文香の目を真っ直ぐ見て、若干恥ずかしそうにそっと娘の名前を紡ぐ。
文香の目が、ゆっくりと見開かれる。
「え?」
掴みそこなったグラスが倒れ、テーブルにアイスコーヒーが零れた。
*
さくらのために実況を続けていた鳴海は珍しく驚いたような顔をしている。
「どうしたの兄弟? あの男、なんて言ったの?」
文香がアイスコーヒーを零し、慌ててナプキンでふき取っているのをさくらはじっと見ていた。
恭一もまた腰を上げて拭くのを手伝っている。
ウェイトレスが気づいて布巾を持って行くのが視界の片隅で確認できた。
「ああ…… すまん、ちょっと驚いてしまってな」
鳴海はちらっとさくらを見る。
その意味あり気な視線にさくらは怪訝な表情を見せた。
「俺はあの男のことはよく知らんが…… いい趣味をしていると思うぞ」
もしかしたら俺と気が合うかもしれんと腕を組み、何故か上機嫌になっている鳴海にさくらは更に意味が分からなくなった。
「さくら」
「何? 兄弟ったら、焦らさないで早く教えてよ」
「だから、《さくら》」
「……?」
鳴海の言っている意味がまったく分かっていないらしいさくらに、満面の笑みを浮かべる。
「あの男の娘の名前だ」
鳴海の白い歯がきらっと眩しく輝いた。
「桜というらしい」
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