奥様はとても献身的

埴輪

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≪現在②≫

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 下半身がじんじんする。 
 絶頂の余韻でぼうっとする文香の前でさくらはごくんっとまだ喉仏すらない白い首を上下させた。
 唇についた文香の淫液を器用に舐めとるさくらは愛らしい子猫ではなかった。
 もっと、ずっと飢えている野生の獣に見える。
 
「大好きだよ、ふみちゃん」
「それ…… さっきも聞いたわ」

 文香の腕の中で上目遣いで見つめて来るさくらの頭を撫でながら、つい可愛らしくない返事をしてしまう。
 照れとその他の何かで素直になり切れない自分がいた。

「素直じゃないなぁ」

 そんな文香にさくらが顔を近づけ、ぺろっと頬を舐める。
 どうやら涙がいつの間にか零れていたらしい。
 
「ふふふ…… まぁ、恥ずかしがるふみちゃんがいっぱい見れたことだし。今日はこれぐらいにしとくよ。……だから、泣かないでよ? ね?」
「な、ないて…… ない」

 そう言いつつも、さくらの言葉に安堵し、ついまたぽろっと涙が零れてしまう。
 見た目は親子ほど年が離れた少年に泣かされているのだと思うと文香の僅かに残っていた見栄やプライドがズタズタになる。
 ぺろぺろと子猫のように瞼や目尻を舐めて来るさくらについむくれた顔で睨んでしまう文香を、さくらはそれはそれは楽しそうに、愛しそうに頬を摺り寄せる。
 ぷにぷにとした子供の頬がぺったりと自分の頬にくっつく。
 文香の小さな虚栄心など容易く溶けてしまうほど触れ合う肌の感触と温度は優しかった。






 さくらに愛撫され、果てた文香はもぞもぞと狭い風呂の中でこっそり股を擦り合わせた。
 あまり動くと湯が波打ちさくらにバレてしまう。
 黄色いあひるさんを浮かせながらバシャバシャやっているさくらに知られたら、またどんな悪戯をされるか分からなかった。

「ふぅ~ いいお湯だね~」

 見た目にそぐわない年寄り染みた発言をしながら、さくらは文香に声をかける。

「どうしたの? もうのぼせちゃった?」

 眉を寄せて、心配そうに文香の顔を覗き込んで来るさくらに緩く首を振る。
 いつまでも恥ずかしがって一人だけ気まずく感じるのが馬鹿らしくなっていた。
 何よりも大人げなくこれ以上さくらに心配をかけたくない。
 
「……だいじょうぶ」

 文香が落ち込んでいる理由の大半はさくらのせいだった。
 割り切れない自分の面倒な気持ちを思うとより文香の心は沈んだ。
 それでもぴよぴよと音の鳴らないあひるで遊ぶさくらの無邪気な姿に癒された。
 これが本来のさくらであれば食事が終わったその瞬間に浴室から飛び出してふて寝を決め込んだであろう。
 さすがに昔のように感情のまま暴れることはなくなったが、思わず手が出そうになることはある。
 その度に潤んだ目でさくらに見つめられて一気に怒りが沈んでいくのだ。
 そうして徐々に文香はさくらに飼い慣らされていった。
 当の文香はそれに気づいていない。
 目の前でぴよぴよとアヒル口でアヒルと遊ぶさくらを見て、その邪気のあるような、ないような腹の内に気づけと言うのは酷な話かもしれない。

「……そんなに、違うものなの?」
「何が?」

 言いづらそうにあちこち視線を彷徨わせる文香にさくらはきょとんと首を傾げる。

「その…… 濃いとか、どうとかって…… 言ってたから……」

 できれば自分から話題には出したくなかった。
 それでも、今後のさくらのことを思えば、聞かないわけにはいかない。
 どこかのんびりとしたさくらのような楽観的な思考は文香には合わない。
 性格的に無理である。
 むしろ大きな声でさくら達の方がおかしいのだと、もっと危機感を持つべきだと主張したい。 

 今のさくらは間違いなく異常であり、良くない状態なのだ。

「ああ、そんなことか」

 複雑な表情を浮かべ、顔をお湯の中に沈みこませる文香にさくらは笑みを深める。
 栄養を摂り、身体が温まっているおかげかその顔色はとても良い。
 果たしてその健康的な姿がいつまで持つのか。
 少しずつ良くなっているが、それでも文香は心配で心配でたまらない。

(前よりも、少しは良くなってる……よね?)

 文香に自慰を見せつけたときのさくらを思い出せば、だいぶ元に戻っている気がする。
 まだまだ顔色は悪いが、以前よりもマシになった。

「全然違うよ。今日のふみちゃんは。色気も、フェロモンも……」

 二人きりの浴室にさくらが気まぐれに戯れる水音が響く。

「彼の、精気も」
「……」
「いつもより、ずっと濃くて、こんなにもダイレクトに彼自身の味がするなんて今までなかった」
「……そう、なんだ」
「やっぱり生だと違うね」

 文香は自分の心臓が小さく早鐘を打つのが分かった。
 さくらの笑みは変わらず優しく甘いのに、その火照た無垢な表情をまともに見ることができない。
 
「ねぇ? 今日は、?」

 きっと、さくらがまたそう聞いて来ると分かっていたからだ。
 猫のように無邪気に目を細め、お湯の下の文香の膝を撫でるさくらになんと答えればいいのか。

「……無理矢理じゃなかったでしょう? でもふみちゃんと彼がどういう経緯でそうなったのか、すっごく気になるなぁ、僕」
「それは……」
「ね? 教えてよ、どんな風に抱かれたのか」

 優と会った後、抱かれた後に決まってさくらは文香に同じことを聞くのだ。
 どんな風に抱かれたのか、どうやって誘ったのか、下着の反応はどうだったのか、何回イったのか、キスはしたのか。
 どこまでも明け透けで下品な質問ばかりだ。
 一番困るのがプレイの内容を聞かれることだ。
 至ってノーマルだと主張しても、さくらは執拗に事細かく文香からの説明を欲していた。
 愛撫の手順から挿入のタイミング、腰の動き、何が一番気持ちが良かったのかと。
 説明と共にを求めるのだから、性質が悪い。
 さくらのためだと思い、なんだかんだ文香はそれに応じている。
 元から嘘などつけない文香は死にそうな顔で必死に記憶を探り、たどたどしく実演するのが毎回の定番となっていた。

「……言わなきゃ、だめ?」
「だめ」

 無駄な抵抗と知りつつも、文香はつい縋る様にさくらを見る。
 こういうときのさくらは笑顔でも容赦がない。
 むしろ困っている文香を喜々として楽しんでいる気すらあった。

 質問は大抵寝る前であったり、それこそさくらが食事する合間に聞いて来ることが多かった。
 一緒にお風呂に入って聞かれたのは今回が初めてだ。
 だが、それ以上に今回文香が言いづらいのは優の反応や態度がいつもと違っていたからだ。
 あんな激しい優は初めてであり、文香が一番戸惑っている。
 自分自身ですらよく分からなかった状況を、心境を一体さくらにどんな顔して説明すればいいのか。
 隠し事や嘘、誤魔化しが下手な文香には難しすぎる。

「……」

 文香が他の男に抱かれる。
 それをさくらは咎めないし、二人で決めたことだ。
 だから、文香のこの複雑な気持ちは全て文香自身の問題である。
 少なくとも悩んでいる本人はそう思っていた。

 いつもならばここで負けて恐る恐る口を開く文香だが、今日はいつもと違う。

「……ふみちゃん?」

 口を開いては閉じ、苦悶を滲ませる文香にさくらはぱちっと瞬きした。

「ふーん……? なるほど、ね」

 黙り続ける文香をどう思ったのか、さくらは感情の読めない目を薄っすら細める。

「彼、よっぽど、ふみちゃんに執着してるんだね。好きで好きで堪らないって、すごく必死に腰振ってたでしょ?」

 しみじみと。
 思い出すように唇を舐めながら、さくらは何か考えているようだった。
 答えない文香に焦れた様子はない。
 自分の見解を語るさくらに文香は何故か慌てた。

「し、知らない…… そんなの……」
「そう? これだけ濃厚な精気が混じるのって相当なことだよ? よっぽど、ふみちゃんとのセックスに興奮してたんだね。余裕の無さが丸わかりだ」
「……やめてよ」

 嫌な分析をしないで欲しかった。
 優と毎週会っている文香が、何度も抱かれている文香が気づかないはずがない。

「もう…… その話はいいでしょう?」

 いつも文香は必死に平静を装って優に会いに行く。
 少しでも気を抜けば、罪悪感と忘れかけていた過去の様々な感情が零れ落ちてしまいそうになるのだ。
 さくらの声を聞き、その顔を見ればそんな持て余してしまいそうな複雑な感情も自然と落ち着いていく。
 さくらに褒められ、感謝され、必要とされる現実が文香の優に対する複雑な心境を綺麗に洗い流してくれるのだ。

「あまり、意地悪なこと、言わないでよ……」

 だからこそ、今のようにさくらに意地悪されてしまうと、文香はどうすればいいのか分からなくなる。
 吹っ切れていたと思っていても、実際に優に会えばどうしても色んな過去が蘇ってしまう。
 何よりも、文香の想像以上に優は変わり果てていた。
 そして、変わったと思っていた優の中に過去の優を見つけ出すたびに、思い出すたびに文香の胸に痛みが走る。
 優に未練はない。
 今の文香にはさくらがいるからだ。
 それでも、一度は愛して、結婚までした男だ。
 今が幸せだからこそ、その痛々しい姿に、向けて来る感情に戸惑わないほど文香は冷血でも大人でもなかった。

「……ごめんね、ふみちゃん。意地悪しすぎちゃったね」

 恨めしそうにさくらを見る文香。
 どっちが子供なのか分からない。
 今のさくらは少年の姿をしているのに、その口調も仕草も雰囲気も文香より大人びていた。
 
「元々は、僕が未熟なせいなのに。つい、調子に乗っちゃった」
「違う、さくらのせいじゃ……」
「ううん…… だって、僕がこんな風にならなかったら、ふみちゃんがわざわざあの男に抱かれに行くこともなかったもん」
「……違うよ。元々、私の体質が悪いんだから」

 仲直りとばかりに頭を抱きしめられた文香はさくらから香るミルクと強烈なまでに甘い匂いを感じながら静かに否定する。
 もう二人で何度こんなやりとりをしたことか。

「私が普通の女だったら…… さくらを危険な目に遭わせることもなかったのに」
「ふみちゃん……」
「ずっとさくらには我慢してもらっていたんだもの…… 私だって、さくらのためになんでもしてやりたい」

 二人の視線が合わさる。
 互いに対する愛情が溢れてやまない、熱い視線が絡み合った。
 さくらがぎゅっと文香の手を握る。

「僕は十分ふみちゃんの愛情を感じてるよ。ふみちゃんの愛情で今の僕は生きているんだから。これほど贅沢で、幸せなことはないよ」

 真っ直ぐ文香の目を見るさくら。
 綺麗な琥珀色がゆらゆら揺れている。
 さくらの気持ちが痛いほど伝わり、文香は照れたように小さくはにかんだ。
 とても恥ずかしいことを言われているのに、嬉しく仕方がない。
 さくらに対する申し訳なさや罪悪感が簡単に溶けていく。
 現金なものだと思いながらも、胸のときめきはどうしようもなかった。

「……私も、よ」

 さくらの手を文香は握り返した。
 お湯の中で繋がった二人の手は水面で揺れて歪に見えたが、それでも確かに繋がっていた。
 まるで二人の今の関係のように。

 文香とさくら。
 二人の出会いはどこまでも平凡で、それでいて奇妙なものだった。
 だからこそ、これは運命なのだとさくらは言った。
 文香もそれを否定しなかった。
 少なくとも、文香はさくらと出会ったことで人生が大きく変わった。
 さくらがいなければ、今の文香が存在しないほど。

「私だって、さくらがいなきゃ…… 生きていけない」

 文香の言葉に嘘も誇張もなかった。
 こんな場面でも生真面目な顔でさくらを見つめ返す文香はひどく彼女らしい。

 さくらがいなければ、文香は生きていけない。

 正しくは、だろう。



* *


 恭一は忙しかった。
 年老いた彼の父親が名目上引退し、正式に会社と家を継いだ。
 半ば無理矢理父親を引退させたせいか、公私共に恭一を煩わす雑音が多かった。

 そんな中でも恭一は疲れた様子を決して人に見せることをしなかった。
 こんな状態で弱った姿を見せることは彼のプライドに反する。
 決して揺るがず、冷静に。
 それが恭一の信念である。

 ただ、最近の恭一は幼い頃から彼をよく知る運転手や家政婦、付き合いの長い秘書が言うにはだいぶ表情が柔らかくなっているとのことだ。
 彼らはそのことをあえて恭一に言わなかったが、口に出さずともその理由を知っていた。
 幼い頃の恭一をよく知る運転手や家政婦はそんな恭一を微笑ましく見守っている。
 彼らほど付き合いが長くない秘書は内心で恭一も人の子だったのかと驚いた。

「旦那様、着きましたよ」
「……ああ」

 連日の疲れのせいか、いつの間にか寝ていた恭一を運転手が控えめに声をかけた。
 かけたままの眼鏡を外し、眠気を覚ますように眉間を揉む姿は年齢以上に老けているように見える。
 恭一の醸し出す独特の威圧感や鋭く冷たい眼差しがそう見せるのかもしれない。

「だいぶお疲れのようですね」
「……すまない。いつの間に寝ていた」

 恭一が人前で寝顔を晒すのは本当に珍しいことだ。
 周囲を警戒し、常に緊張状態でいた恭一が少しずつ心に余裕を持つようになったからかもしれない。

「いえいえ、どうかご無理をなさらずに。ゆっくりこの後はお休みください」

 そうであれば良いと長年渡辺家に仕えている男は思った。
 今は冷淡な恭一だが、やんちゃで泣き虫だった頃を知る身としてはついつい自分の息子のように心配してしまう。
 今でも気が抜けば間違って「坊ちゃま」と呼びそうになるのだ。

「ああ、そうしよう」

 そしてそう呼ばれたときの恭一が聞こえないふりをしながらも、どこか居心地悪くしているのを男は知っている。

「お前も早く休め」
「はいはい。旦那様を無事お見送りしてから存分に休もうと思います」

 にこにこと笑う男に恭一は無表情だ。
 だが、その雰囲気はどこか柔らかい。
 その確かな変化に年老いた男は内心で深く安堵した。

(坊ちゃまも漸く安息を手に入れたのですね……)

 運転手の男は自分の目の奥が熱くなるのが分かった。
 年をとったせいか、どうも涙脆くなっている。
 そうでなくとも常に恭一の心を守る氷の鎧が少しずつ氷解しようとしていることが嬉しくて堪らなかった。

 あのとき、何も出来ずにいたからこそ。
 男も、渡辺家の家政婦である男の妻も。
 恭一の変化が、渡辺家を取り巻く重苦しい穢れが少しずつ浄化されていくのを祈るように見守っていた。

 かつて、何もできずにをした自分達の罪滅ぼしでもあった。 



* * *


 慣れた仕草でドアを開け、年老いた運転手の男は恭一が車から降りるのを見守った。
 恭しくその鞄を手に取り、インターホンに向かって一言二言話す。
 対応する家政婦は男の妻であったが、今は仕事中だ。
 二人とも事務的なことしか話さなかった。
 
 門がゆっくりと開くのを見て男は恭一の方を振り返った。 
 腕時計を確認していた恭一に、つい笑顔が零れる。
 帰宅時間の遅さを気にするようになった恭一が嬉しかったのだ。

「旦那様」

 ちらりと視線を寄越す恭一に男は明るく言った。
 恭一が本当は何を気にしているのか、男はちゃんと分かっていた。
 
「もう、奥様はお休みになられているとのことです」

 恭一は表情一つ変えずに頷いた。

「そうか」

 素っ気ない返事と裏腹に、男には恭一がほんの少しだけ微笑んだように見えた。

「……もう、遅い。ゆっくり寝かせてやれ」

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