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調教
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しおりを挟む毎晩欠かさず王女の華奢な身体を抱いているとディエゴは語る。
メリッサに下品で変態的な悪戯をしながら妻となる王女との情事を語るディエゴは可笑しかったが、メリッサには心の中で笑う余裕もないほど、かつてない羞恥と屈辱に必死に耐えていた。
ディエゴは随分と前から今日のメリッサへの悪戯を計画していたらしい。
使用人に淹れられた茶に利尿剤が入っていたことに気づいたときにはもう遅かった。
裸で生活させられているメリッサは布で覆われた一角におまるを用意され、そこで生理的な排出を屈辱に震えながら致していた。
人は慣れる生き物であり、初めは生き恥を晒すような行為に強い嫌悪感を感じていたが、今では少し恥ずかし気に頬を染めるだけで済ますことができた。
今のメリッサの使命はとにかく自暴にならず生き残ることである。
まだディエゴの前で無暗にカイルの名前を出すことはできない。
例の国王との確執の告白後に一時は酷い乱暴や暴力を受けたが、しばらくするとディエゴは落ち着いた。
ここ最近の穏やかともいえる雰囲気は王女との婚姻による喜びだったのかもしれない。
このまま上機嫌な内にタイミングを見計らってメリッサはカイルの詳しい安否を尋ねるつもりだ。
約束を違えるような男ではないと知りながらも、もう既にディエゴはメリッサの知る従兄ではなく、未知の怪物となっていた。
油断はできなかった。
そんなことを考えながら、メリッサは随分と油断していたらしい。
ディエゴの悪趣味な視線に晒されながら、下腹部に感じる違和感に全身から汗を拭き出していた。
裸のメリッサはとても無防備だ。
身を隠すシーツも取り上げられ、メリッサはとにかく股を閉じて膀胱が破裂しそうな苦痛に耐えようとした。
目の前の寝台に尊大な様子で腰かけるディエゴは嗜虐的な視線でメリッサを射抜く。
人払いされた二人だけの神殿で、ディエゴは王女との婚姻と自身の即位という祝福すべき出来事をメリッサに伝え、そしてそれと反対に酷く無様なメリッサを辱めることを楽しみにしていた。
今日、大広間で大勢の新しい臣下の見守る中で即位したディエゴはずっとメリッサとの行為を考えていたのだ。
かつての国王が羽織っていた黒い布地に金の刺繍が施された王の証のマントと黒を基調にして大柄で逞しいディエゴに合わせて仕立てられた正装。
既に王者の品格を放っていたディエゴをより一層の威圧感と絶大な権力を与えるその姿を見て、メリッサは完全にこの国がディエゴの物となったことを悟った。
どんな卑怯な手を使っても、今のディエゴに逆らえる者はいない。
生まれた時からの支配者であるディエゴは傲慢にメリッサの足首に嵌められている鎖を手に取り、無言で近づくよう要求する。
かつては従兄妹として互いに寄り添い合って来た王太子と王女はもういない。
一方は全てを手に入れた王者として君臨し、もう一方は王女としての権力を奪われ、惨めに裸のまま性奴隷のように扱われている。
もしもあの時メリッサがディエゴを拒まず、その愛を受け止めていたら。
こんな歪な関係は決して生まれなかっただろう。
王となったディエゴの前で、メリッサは立ったまま、脚を開くように言われた。
少しでも動くと、膀胱が刺激されてしまう。
それでも今のディエゴに逆らうことなどできるはずもなく、メリッサは言われた通りに脚を開いた。
メリッサの薄い陰毛を見つめ、そしてふるふると小刻みに触れる肢体が赤く色づいているのを観察する。
利尿剤を服用してからだいぶ経った。
もう既に我慢の限界に達しているのに、メリッサは気丈にもそれに耐えている。
顔を真っ赤にして、尿を我慢する苦しみといつ我慢できずに漏らしてしまうか分からない恐怖に、メリッサは怯えていた。
そんな限界の中で、ディエゴは残酷にメリッサの子宮がある辺りに触れる。
少し押される感触に、メリッサは股を閉じそうになるのを耐え、そして必死に首を振ってディエゴに懇願した。
「随分と苦しそうだな、メリッサ」
嘲るディエゴにメリッサは恐慌状態のまま涙を流して縋り付く。
尿がたっぷり溜まって今にも破裂しそうな膀胱に触れないようにお願いする。
「いや、いやいやっ お願い、これ以上は……っ!」
ディエゴの無骨な指が今度はその繁みをかき分けて中に侵入しようとする。
放尿したくて堪らない感覚とディエゴの指の愛撫が重なったとき、メリッサは信じられないぐらいに感じてしまった。
このままディエゴに指で中を弄られながら失禁してしまいたい。
きっと病みつきになるほど気持ちが良く、人としての尊厳を失うであろうことにメリッサは気づいていた。
とにかくディエゴの悪戯に動く指を止めたくて、そして急いで隠れた場所で小水したくて堪らなかった。
そんな切実なメリッサの気持ちとは裏腹に、子供のようにぽろぽろと泣き喚き、鼻の頭を赤くするメリッサの姿がひどく懐かしく、ディエゴはもっと悪戯をして泣かせてやりたいと思った。
「漏れそうだな、メリッサ。そんなに、おしっこがしたいのか?」
メリッサの腰を抱き寄せ、ディエゴは幼い頃のメリッサを相手にするように優しく尋ねた。
幼い子共に語り掛けるような口調とは裏腹に、嗜虐と興奮に満ちたディエゴの声の甘さにメリッサは気にする余裕もなく、泣いて縋った。
「お願い、もう漏れそうなの、お兄様っ お漏らしなんてしたくないのっ」
ディエゴは必死に自分の胸に縋り付く裸のメリッサを舐めるように見つめた。
片目だけでもいかにディエゴがメリッサの痴態に欲情し、興奮しているのかが分かる。
汗でびしょ濡れのメリッサの尻を撫でた。
革手袋で撫でられたメリッサはその刺激だけでも辛いらしく、何度も譫言のようにディエゴに許しを乞い、漏らしたくないのだと子供のように泣いた。
メリッサの黒髪をかき分け、その赤くなった耳にディエゴは艶めいた言葉を囁く。
口でもなんでも、一回ディエゴを射精させたら小水に行っても良いと。
一瞬、目の前が真っ暗になるような絶望を感じながら、メリッサはこのまま膀胱が破裂してディエゴの目の前で漏らしてしまうことを心底恐れ、急いでその場に膝を立てた。
メリッサの動きに合わせ、鎖が軽やかな音を立てる。
ディエゴのズボンを寛げ、張り詰めた陰茎を取り出す。
そして躊躇いもなく、急いでそれを口に銜えてしゃぶり始めた。
その慌てぶりと必死さにディエゴは神殿中に響き渡るほど笑い、メリッサを褒めるようにその髪を乱暴に掻き混ぜた。
犬のような扱いに構う余裕もないほど、メリッサはとにかく早くディエゴのそれを射精させるために必死に両手で扱いた。
既にもうぬるぬるとした先走りが亀頭から零れ、それを口に含んで舌で笠の部分をちろちろと舐めた。
ディエゴがどのような愛撫に感じ、興奮するのか知っているメリッサは羞恥も捨て、とにかくディエゴの望みのままにわざと厭らしく唾液を垂らしながらそれを吸った。
口を限界まで開け、そのまま口の奥に銜えて吐き気と戦いながら喉で締め付ける。
ディエゴの息遣いと、髪の毛を引っ張る痛みに、ちゃんと感じていることが分かり安堵した。
いつもはディエゴが何かしらの指示をしてメリッサを自分好みに調教していた。
メリッサは漏らしそうになるのを必死で尻の穴をぎゅっと締め付けて耐えた。
目の前のディエゴへの奉仕に集中すると力が抜けて漏らしてしまいそうになる。
かと言って下半身の欲望に集中すると今度はディエゴへの奉仕が疎かになる。
メリッサの頭の中はとにかくディエゴを絶頂に導くこと、そして必死に漏れないように願うことでいっぱいだった。
恥もプライドもなく、メリッサは必死にディエゴの陰毛に顔を埋めて大きな睾丸を食んで吸い付き、下から上へと裏筋を舐めた。
今にも破裂しそうなほど血管がぴくぴくと浮かびあがりながらも、ディエゴはなかなか射精してくれない。
メリッサの限界も近く、このままではディエゴよりもメリッサの方が先に漏らしてしまう。
真上からメリッサの滑稽な姿を見下すディエゴにとってはどちらでも構わなかったが、あまりにも必死に嗚咽すら漏らして失禁を耐えるメリッサが面白い。
そのいじらしい姿がなんとも艶めかしく、ディエゴは興奮するのだ。
メリッサはあと少しの感覚でディエゴが射精すると分かっていた。
そして、下半身をぶるぶる震わせて先に自分の限界が来そうな悪寒と危機感に、身を乗り出して豊満な乳房を両手に持った。
以前ディエゴに教えられた通りに、メリッサは白くて弾力のある自分の乳房の間にディエゴの逞しいそれを挟み、唾液を上から垂らして滑油代わりにして扱いた。
メリッサを辱めるためにディエゴが教えた奉仕だったが、あんなに嫌そうにしていたメリッサが今は積極的に胸全体を使ってディエゴの陰茎を愛撫している。
そしてそのまま亀頭を口に含んで吸い、豊かな乳房の先の淡く色づいた先端をも使って愛撫した。
ディエゴの凶悪ともいえる巨大な男根をメリッサの白くて形の良い乳房が挟んでいる。
両手で胸を抱えて上下に揺らして扱くメリッサの真っ赤になった顔。
蕩けたままの潤んだ黒目で上目遣いにディエゴの様子を伺うその卑猥さに、とうとうディエゴは耐えられずにメリッサの口の中に射精した。
あまりにも量が多く、メリッサの口の端からもディエゴの精液が垂れた。
その衝撃と、胸で扱くために腰を上下に動かしていたメリッサはもう限界だった。
いつものようにディエゴの精液を嚥下した瞬間、失禁特有の放尿する音が耳に届いた。
「あっ…… やっ…… うそっ、いやっ」
半狂乱になって、メリッサはもう勢いづいてしまった放尿が止まらないと分かりながら、必死にそれを止めようと両手で股を押える。
今まで我慢していたせいで想像以上に溢れ出す薄黄色の液体は、すぐにメリッサの両手から溢れ、床に水たまりをつくる。
顔を真っ赤にさせて、信じられないとばかりに目を見開くメリッサを、ディエゴもまた唖然と見つめていた。
勢いよく、まるで噴水のように溢れ出す尿とその鼻につく独特の匂いが広がる。
床に力なく座り込むメリッサの尻や脚、鎖がどんどん生温く濡れて行く。
我慢していた分、このときの排尿は今までにない快感をメリッサに与え、ぶるぶると腰から背中、肩へと震えが伝わる。
顔をぐしゃぐしゃにして泣きながら、メリッサもまた、排尿の快感で絶頂したのだ。
切ない声を上げて、腰をひくひくさせながらのメリッサの長い排尿は漸く終わった。
ディエゴの視線が怖ろしく、メリッサは下を向いたまま泣いた。
恥も外聞もなく、しゃっくりを上げて号泣する。
「ごめんなさいっ、ごめんなさい…… お兄様っ」
幼い頃にディエゴの寝台の上で漏らしたときのようにメリッサは肩を震わせて泣き喚く。
ディエゴは堪らず、俯くメリッサの顎を掴み、その顔を凝視する。
顔を真っ赤にして、幼げに泣くメリッサ。
我慢できずにディエゴの前で漏らしてしまったメリッサは途方もない羞恥と、また排尿による快感を感じてしまった自身に絶望する。
ぐしゃぐしゃでみっともないとすら称しても良いほどメリッサの顔は崩れていた。
なのに、一度知ってしまった背徳の快感に目元は潤み、長い睫毛が水気を帯びて瞬く度、赤い唇から顎にかけて伝っているディエゴの欲望の証が、ディエゴの欲望を爆発させる。
なんて厭らしいのだと、王女がその年で漏らすとはなんと情けないことか。
様々な罵倒が頭の中に浮かぶのに、ディエゴは言葉でメリッサを恥ずかしめる余裕もなく、尿に塗れたメリッサを抱き上げて寝台の上に押し倒した。
そして興奮して破裂寸前になっている男根でメリッサを犯した。
メリッサの体臭と尿の匂いがディエゴの鼻腔を刺激し、過去に何度も漏らしたメリッサの下着を替えた昔が蘇る。
まるであの頃の無垢で無邪気な、ディエゴを慕うメリッサを犯しているような背徳感だ。
メリッサの尿に塗れた身体を嫌がるどころか、ディエゴは初めてメリッサの処女を奪ったときに似た高揚を感じて、何度も何度もメリッサの穢れた身体を抱いた。
メリッサもまた、今までとは違う自尊心どころか人間としての尊厳を粉々にされ、発狂しそうになる中でどうしようもない快感を感じて何度も果てた。
そしてどんどん意識が白濁していく内に、メリッサは昔のように目の前で獣のように犯すディエゴに助けを求めるように無意識にその背中に腕を回した。
この日、初めてメリッサ自身がディエゴを求めた。
そしてディエゴもまた、狂ったようにメリッサを突き、自分のどうしようもない願望を吐き出した。
理性を失っているメリッサがそれを覚えているかは分からない。
ディエゴは己の願望、メリッサを孕ませたいという願望のもと、執拗にメリッサの子宮に精を放った。
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