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慰問
不埒な夫と
しおりを挟む軍の施設内、それも高級将官の執務室を見学するということで使用人の大半は置いて行くこととなった。
軍事機密に触れる恐れがあるからだ。
元軍人で直属の部下であったリリーと副官のライナスのみで護衛は十分だとエアハルトは言う。
むしろあのエアハルトがいる中で護衛が本当に必要なのかという疑問もある。
それでも無駄に地位があり、身分の高いエアハルトとロゼには形だけでも付き添いの者が必要だ。
エアハルトからすれば少々面倒な侍女長が同行さえしなければ構わなかった。
昼食の打ち合わせのために公爵家と将軍の元へ向かわせ、あとは帰りの支度やエアハルト達に挨拶を希望する貴族や軍人達のリストを作成し贈り物も適当に受け取り選別することを任せる。
知識と経験が豊富な侍女長に任せることに疑問を抱く者はいない。
ライナスとリリーの二人だけの付き添いに不安視する者はいたが、エアハルトは無視した。
鍛錬場を去る前に律儀に別れの挨拶をするロゼに顔を真っ赤にする若い部下達。
運動だけではない興奮と汗に塗れた彼らの熱気に押されることもなく、ロゼは優雅な淑女の礼をする。
彼らの迫力のある訓練姿に、ロゼは心底感動し、尊敬していた。
少しでもそれが伝わるように礼を口にするロゼに目頭が熱くなる者もいる。
胸に迫る切なくも情熱的な激情の意味を知ってはいけないと思いながらも、彼らは少しでも記憶に焼き付けるようにロゼを凝視した。
「では皆様、御機嫌よう」
若い軍人達は見事なまでに同じ動作で綺麗な敬礼をしてロゼの言葉に答えた。
ロゼがエアハルトにエスコートされて鍛錬場を去って行き、その姿が見えなくなるまでずっと。
例え、この後エアハルトに殺されても構わないとばかりに若い彼らは食い入るようにロゼの後ろ姿を凝視していた。
そんな健気な部下達に見せつけるようにロゼの細い腰を引き寄せる際のエアハルトの腹が立つほど優越感に満ちた笑みに若者達は全てをぶつけるようにその後激しすぎる自主訓練を行ったという。
上官の監督がいない中で鬼気迫る訓練を繰り返すエアハルトの部隊の迫力に見学しに来ていた来賓の貴族達は引いたそうだ。
鍛錬場からエアハルトにエスコートされながら移動するロゼ。
歩きながらエアハルトは様々な施設を丁寧に説明する。
根からの軍人であるエアハルトが上機嫌に話す様をロゼは嬉しそうに聴き、様々な質問をした。
婚約時代に二人で秘密裏で逢瀬を重ねたときの雰囲気に似ている。
まるでデートのようだとロゼはうっとりと恋する乙女の眼差しでエアハルトを見上げる。
妻ではなく恋する可憐な乙女のようなロゼの姿は愛らしいとライナスでも思う。
それでも隣りで奥方の愛らしさに悶えるリリーの変わりっぷりにライナスは引いた。
リリーもライナスに対して同じ認識なので特に不都合はない。
*
エアハルトの執務室に行くまで多くの軍人に敬礼された。
簡易の答礼で義務的に答えるエアハルトの側でちょこんと腰を下げるロゼの姿に目を見張る軍人達の反応は様々である。
改めて社交界の華と呼ばれた公爵家の令嬢があのエアハルトの妻になった事実を目の当たりにしたのだ。
しかもがっちりとエアハルトはロゼの腰から手を放そうとしない。
動揺するのも仕方がないだろう。
そんな恥ずかしいほど仲睦まじい姿に顔を青褪めさせる者がほとんどだ。
エアハルトに漸く春が来たと喜ぶのは士官学校時代からエアハルトの事をよく知る将軍の側近の軍人達ぐらいだろう。
軍の上層部のお偉方とは披露宴でも直接言葉を交わした。
ロゼは彼らの名前と顔と地位まで全て記憶し、把握している。
名前を間違えたり忘れたりするのは面子を重んじる貴族社会では大変失礼な行為だ。
名門ゲーアハルト公爵家の娘として高等な教育を受けているとはいえ、迷う素振り一つなく贈られた祝い物まで全て覚えて改まって礼を言うロゼは規格外の存在といえる。
本来ならば記録係の使用人がこっそり主人に耳打ちしたりするのだが、残念ながら高貴なロゼの側に今いる使用人はリリーぐらいだ。
ライナスは元より、華麗な貴婦人の振る舞いを自然とこなすロゼに尊敬とは別の熱の籠った視線をひたすら向けている今のリリーにそのような高等テクニックができるはずもない。
任務であればエアハルトが認めるぐらいに冷酷に冷静に立ち回れるのだが。
記憶力とて悪くないのに、今のリリーは全ての脳の回路をロゼに集中させている。
まったく惜しい人材を無くしたものだ。
ロゼの記憶力に驚きながら、リリーの変わりっぷりも含めて途方もない疲労感に襲われたライナスは重い足取りで二人の若夫婦の後ろを付いて行く。
父親の将軍が奥方と仲良くするだけでも不機嫌になっていたエアハルトが先ほどから進路の足止めとなっている大勢の馴染みの軍人からの挨拶に機嫌を損ねることもなく上機嫌でいる。
そのことに言いようのない不安と違和感を抱いたが、ライナスは深く考えなかった。
例え違和感の正体に気づいても、ライナスにはどうすることも出来なかっただろうが。
きっと誰にも止めることはできなかったのだ。
エアハルト・ミュラーという男の暴走を。
* *
貴族社会や社交界なら兎も角、軍についてロゼの知識は乏しい。
軍人の地位や階級、その組織の仕組みの大まかな部分だけ知識として知っているが。
その知識のほとんどはエアハルトからの教えである。
公爵家としてはなるべくロゼには無骨で荒事めいたことを教えたくなかったのと、一般的に貴族の娘が軍隊について深い知識を持つ必要性がないと思われていたからだ。
それでよくロゼを生粋の軍人家系の名門ミュラー家に嫁がせようとしたものだ、という疑問が生まれる。
実際に結婚を許可した公爵が一番それを痛感していた。
愛娘を嫁がせるという現実への逃避と連日の徹夜での婚約者選びに精神的にも体力的にも可笑しくなっていたとしか思えない。
だが、例え生粋の文官家系の貴族にロゼを嫁がせても彼らはまた同じように苦悩するだろう。
理不尽だが、愛情と嫉妬は理屈ではないのだ。
エアハルトの執務室を見学するという話が出たとき、ロゼはごく自然に妻という名の部外者である自分が軍内部の機密も扱う部屋に入って良いのかと確認した。
ロゼよりもずっと年上で、軍の内情を知り尽くしているエアハルトにとっては愚問だっただろう。
重要な書類は全て暗号化されていること、見られて困る類のものは軍部の最奥に保管され、来賓もある執務室には置かれていないこと、またこの時期は慰問の式のために予め仕事の書類は全て片づけてあることなどをエアハルトは説明した。
大量の書類はほぼ全てライナスが片付けたのだが、エアハルトがあえてそのことをロゼに話すはずもない。
背後のライナスの淀んだ雰囲気などお構いなしにエアハルトは重厚な作りの扉の前で止まる。
近くに他の部屋はない。
いつもならば護衛の軍人が扉脇で固まっているのだが、事前にエアハルトは人払いしたらしい。
護衛ならばライナスとリリーだけでも十分であるし、そもそもエアハルトがいる時点で護衛の必要性はなくなる。
エアハルトが無言でライナスを一瞥した。
無言で敬礼し、ライナスは懐から執務室の鍵を取り出す。
鍵が開く音と共にエアハルトはロゼをエスコートしながら扉を片手で押し開いた。
背中に添えられたエアハルトの手の熱さに、ロゼはまだ気づかない。
* * *
窓にカーテンがかかっているため、室内は少し暗い。
整理整頓され、掃除も行き届いた執務室はロゼの想像とは少し違っていた。
もっと重々しく、武器や銃器の類が置かれているのかと思っていたのだ。
屋敷の夫の執務室よりもむしろ明るいとすら思える。
不躾にならない程度に室内を見渡すロゼの横顔をエアハルトはじっと見ていた。
好奇心が旺盛なロゼは部下達の訓練にも興味津々だったことを思い出し、今日の朝からエアハルトの胸に巣喰っていた嫉妬の炎を燻らせる。
自分の魅力を知らないはずがないロゼは、一体あの男達の熱の籠った視線をどう思っていたのか。
欲望に満ちた夫以外の男達にロゼは嫌がる素振りも見せず可憐に微笑んでいた。
貴婦人としては当たり前の対応であるが、嫉妬深く独占力の強い夫の妻としてはどうだろうか。
少し、ロゼに分からせなければならないとエアハルトは胸の中で呟く。
「お前達は扉の前で待機だ」
エアハルトはライナスとリリーに命令する。
あまりにも自然すぎる命令に、リリーもつい反射のように軍人時代の敬礼で答えてしまった。
上官命令は絶対という軍隊の規則が身に染みている二人はそのまま扉を少し開けて出て行く。
万が一のことを考え、特別な密談がない限り基本扉は少し開けられた状態なのだ。
ギリギリ中を覗き込めるぐらいの。
エアハルトはそれに対して文句も何も言わなかった。
重厚な扉の両脇で背筋を伸ばして二人は起立している。
軍服のライナスはともかく、上等な侍女服に身を包み、ロゼのための化粧箱や日傘、その他の小物入れを抱えているリリーの違和感は酷かった。
人があまり通らない場所で良かったと珍しくも二人は同じことを思っていた。
執務室見学など、すぐに終わるだろうと無表情で待機する二人がわざわざ中の様子を見ることはない。
少し扉が開いているため、耳を澄ませばなんとか断片的な会話が聞こえる。
油断でもなく、そこまで警戒する必要性がなかったのだ。
初めに、中の様子の変化を捉えたのはリリーだ。
ライナスとリリーでは圧倒的にリリーの方が軍人としての才覚と身体能力が優れていた。
視覚や嗅覚、そして聴覚が鋭いリリーは目を見開く。
聞き慣れてしまった甘い声に、まさかと思い反射的に扉の隙間を覗き込む。
怪訝にその様子を見ていたライナスだったが、遅れて彼も気づいた。
連日の徹夜と過剰な労働と過酷な訓練という名の折檻で疲れ果てた肉体が一気に粟立つような、淫らな音を。
* * * *
執務室の本棚には様々な書籍と資料が置かれ、扉付近の隅には小ぢんまりとした机と椅子が一脚置かれている。
何故かその一角だけ陰気なオーラが漂っていた。
日陰にある哀れな副官の席を不思議そうにロゼは一瞥する。
エアハルトは執務室で最も重圧感がある窓を背にした机に適当に軍帽を放り投げた。
書類は全て片づけられ、インク瓶と万年筆が行儀よく載っているだけの飴色の机と高級感のある革張りの椅子。
エアハルト個人の接客室にも使われているのか、座り心地の良さそうな大きなソファーはロゼ一人が寝転んでも十分足りる大きさだ。
それなりの広さの執務室には出口以外にも目立たない扉が一つあり、ロゼは何の含みもなくあの扉の向こうは何かとエアハルトに尋ねた。
「あそこは仮眠室だ」
答えたエアハルトは実に楽しそうであり、ロゼはとりあえず一緒に微笑んだ。
夫の機嫌が良いことが単純に嬉しかった。
しかし、ロゼの何気ない質問から部屋の空気が変わったことにロゼは気づいてしまった。
聡すぎるロゼは、その変化の意味にまさかと思いながらどんどんその笑顔を硬くさせる。
視線をさり気なくエアハルトから逸らし、歴史のありそうな壁紙や緋色の絨毯、花瓶に生けられた花を見るためにエアハルトの側から離れた。
いけない予感に、ロゼはどうすれば良いか分からなかったのだ。
二人きりの静かな執務室で、エアハルトはロゼの繊細な指が机の上の花瓶に生けられた花の茎を手慰めに撫でるのを見つめる。
今すぐその手袋を外し、ロゼの左薬指に嵌められた指輪を見たいと思った。
いや、もしかしたらそれはただの口実でしかないのかもしれない。
エアハルトはロゼの清楚で艶のある美しいドレス姿を永遠と見ていたいと思った。
どれだけ見ても飽きることはない。
だが、それと同時に違う欲望もある。
蕾の花びらをゆっくりと、そして無理やり一枚一枚剥がしてしまいたいような、そんな残酷な欲望を。
花のように可憐なロゼはもう蕾ではなく、今はほんの少し咲き始めたばかりの状態だ。
その奥に芳しい蜜を持っていることをエアハルトだけが知っている。
* * * * *
エアハルトが背後から近づいて来るのが分かった。
硬い軍靴の音は絨毯に吸い込まれる。
エアハルトの場合は自在にその足音を消せるが、屋敷などではロゼが驚かないようにあえて音を立てることもあった。
そんな分かりにくい気遣いをする夫をロゼは尊敬している。
「ロゼ」
ぎゅっと背後から腰に腕を回され抱きしめられる。
「旦那様……」
軍服の硬い生地が背中に当たる感触に、胸がざわつく。
もう覚えてしまった夫の匂いに、ロゼは頬を染めて俯いた。
エアハルトの目には俯くロゼの赤くなった耳が見えていたため、それはまったく意味がなかった。
低く笑い、エアハルトはロゼの耳裏を口づける。
耳裏と項に香水をつけているのか、嗅ぎ慣れない香りがした。
香水のせいでロゼのミルクのような体臭が隠れてしまい、エアハルトは少し不満である。
早く、ロゼ本来の匂いを嗅ぎたかった。
「やぁ…… 駄目です、旦那様っ」
後ろから耳たぶを食み、自分が贈った真珠のイヤリングを舐めるエアハルトにロゼは弱弱しく抵抗する。
振り返り、ロゼはエアハルトを上目遣いに見つめて許してもらおうとした。
頬を染め、今の状況をどうすれば良いのか分からないとばかりに困惑し、不安と羞恥に目を潤ませるロゼはやはりまだ幼い。
その仕草や表情がどれだけ扇情的で、逆効果でしかないことを知らないのだから。
「何が駄目なんだ?」
「こ、こんな…… こんな場所で不埒なことはできません! 旦那様の執務室で…… 不謹慎ですわ」
珍しくも言葉に詰まり、焦りながら言葉を紡ぐロゼを楽し気にエアハルトは見下ろしている。
「不埒? 何が、どう不埒だと言うんだ? ロゼ」
ロゼが話している間にも、近くにある机にロゼを押し倒すようにエアハルトは追い詰めていく。
後ろに逃げたくとも、机の淵にぶつかったロゼは困ったように眉を寄せる。
エアハルトを強く拒絶できない自分が悔しく情けないと思いながら、それでも意地悪な夫が大好きで仕方がなかった。
他人から見れば悪巧みをする極悪人にしか見えないエアハルトの笑みも、ロゼには悪戯をしようとする少年のように無邪気で可愛らしいものに見えてしまうのだ。
ここでなければ、ロゼはこの十日分も含めて全身全霊でエアハルトの望むがままに奉仕しただろう。
せめて馬車の中まで我慢してもらえないかと考えるロゼはとにかく夫に甘かった。
そしてそこに漬け込むことを卑怯と思わないのがエアハルトという男である。
「ここを、触れたら不埒か?」
「あっ……」
エアハルトはロゼの魅惑的な曲線を描く腰から尻までの流線を撫でる。
上等な生地越しの柔らかな肉を揉むような手の動きだ。
初めて抱いたときに比べてロゼの肉付きはだいぶ良くなった。
健康的なまでにロゼの肉体はエアハルト好みの、男を誘惑する女へと成長している。
これでまだ発展途上だというのだから、実に怖ろしい。
「どこを、どう触ったら不埒なんだ? 教えてくれ、ロゼ。無知なお前の夫に」
エアハルトの熱の籠った吐息が耳にかかる。
背中を駆けあがる馴染みの感覚に、ロゼは震えた。
震える幼な妻を腕に囲み、エアハルトの無骨な手が動いて行く。
ロゼの言う、不埒なことをするために。
そして、扉の向こうにいる二人に、或いは全ての人間に聞かせて見せつける。
ロゼがエアハルトのものだということを、知らしめたかった。
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