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慰問
甘い禁欲の果て
しおりを挟むロゼはエアハルトにいつ話を切り出そうかと迷っていた。
春の慰問まであと十日である。
初めてともいえる公の式にエアハルトの妻として出席するのだ。
エアハルトの妻、そして貴族の貴婦人として恥じぬようにと、ロゼは緊張と高揚の狭間の感情にここ数日ずっと揺れていた。
仕事から帰る夫のエアハルトのどこか殺伐とした雰囲気に軍内部で何か揉め事でもあったのではないかという心配もある。
何度かさり気なく本人に聞いてもはぐらかされるばかりで、ロゼはほんの少しだけ不満に思っていた。
まだ立派な貴婦人というには程遠いロゼにエアハルトも不安なのだと思い、少しでも役に立ちたいとロゼは日々考えながら過ごしている。
今のロゼがやれることは少なく、そもそもがエアハルトが行動を制限しているのだ。
ロゼが頼めばきっと外出許可や知り合いを屋敷に招くことも可能だろうが、愛する夫のエアハルトが内心で快く思ってないことをロゼは知っている。
少し厄介な思考回路を持ち、なかなかエアハルトの愛を素直に受け取れないロゼだが、例の嵐の夜以降常に寝室で過剰すぎるエアハルトの熱愛を受けているのだ。
エアハルトがロゼを溺愛していることを察せれないほどロゼは鈍くない。
ただ、それとは別にその燃えるような愛情が一体いつまで続くのだろうかと冷静に、そして悲観的に見てしまうロゼの性格と、心のどこかで早くエアハルトがロゼに飽きてしまえばもう悩まなくともいいのにというロゼの歪な思考は結局表面に出ないだけで今も深く根付いている。
あの日の懺悔以来、ロゼはもう二度とエアハルトに自身の深層心理を告白しないことを誓っていた。
エアハルトがくれたお守りという名の小瓶を常に肌身離さず持っているロゼにエアハルトは何も言わない。
その小瓶の中身を知るのはロゼとエアハルトのみであり、出来ることなら一生誰にもその中身が知られないことを祈っている。
エアハルトはただ幼く美しい妻のロゼに暴走しそうな愛情を日々与え続けていた。
ある意味ではロゼの尽きぬ呪われたような不安な心を慰め、癒す意味もある。
だが、その愛情のせいでロゼは今、困っていた。
贅沢な悩みであり、切実な悩みでもある。
*
エアハルトはロゼの雰囲気がいつもと違うことに気づいていた。
ここ何日、特に顕著である。
傍から見ればロゼは非常に上手く表情や態度を作っていたが、野生の勘とロゼに関しては更に嗅覚が鋭くなるエアハルトにはお見通しだ。
何か悩みがあるのならエアハルトはどんな手段を使ってもロゼの悩みを解決したいと思っている。
無理に聞き出すよりは、ロゼ本人から言ってほしかった。
だが、どこか困ったような笑みを浮かべ、時折エアハルトに何か言い出そうとする雰囲気と躊躇いに、エアハルトはだんだん不安になって来た。
ロゼはエアハルトのことで悩んでいる。
その結論に達するにはそんなに時間はかからなかった。
今すぐにでもロゼに問い詰めて口を割らしたい気持ちとロゼが何か後ろ暗い隠し事をするはずもなく、ここは慎重に待とうというロゼへの信頼が日々エアハルトの中で鬩ぎ合っていた。
そして、その夜は唐突に訪れた。
あくまでエアハルトからすれば唐突だった。
場所は夫婦の寝室であり、二人とも既に身体を清め終わっていた。
後はいつもの流れで閨を共にする。
まったく飽きるどころか、回数が増えるたびに感度が増すロゼにエアハルトは常に興奮していた。
そんなエアハルトの尽きぬ欲望にロゼは健気に受け入れている。
夫婦仲は傍から見れば良すぎるほど良かった。
だが、その夜は違った。
朝からずっと、ロゼは何か言いたげな表情を浮かべ、夜が近づくごとに可憐な表情がまるで何かに追い詰められているような悲愴な色が浮かぶ。
それでも夕食を共にし、精いっぱい夫を労わろうとするその姿に、エアハルトは何も言えずにいた。
そして、とうとうその時は来た。
硬い表情を浮かべ、いつもならば隣に座るエアハルトに甘えるように凭れるロゼが、意図的に距離を置いて座っている。
「旦那様、お願いがございます」
ロゼの肩を引き寄せようとしていたエアハルトの手が止まる。
甘く、爛れた空気が満ちるはずの寝室に、不穏な気配が漂っていた。
エアハルトは無表情ながら、その眉をぴくっと跳ねさせて、ロゼの言葉を待つ。
覚悟を決めたロゼは、どことなく気まずそうに、申し訳なさそうに眉を下げる。
初めて見る類の表情がまた可憐で愛おしいとエアハルトは内心で思った。
「こんな事を…… 妻の私が言うのは非常に心苦しいのですが……」
ぎゅっと胸元を握りしめ、エアハルトに潤んだ目を向ける。
上目遣いでロゼに見つめられたエアハルトは思わずその肩を引き寄せて抱きしめそうになるのをなんとか耐えた。
ロゼの肩を抱こうとしていた手は膝の上で拳となって震えている。
ロゼがこんなにも苦しそうに切なそうにエアハルトに何かを伝えようとしているのだ。
ここでいつものように欲望のままロゼを押し倒すわけにはいかない。
大事な妻だからこそ、ここは我慢するべきだ。
「ロゼ…… 俺達は夫婦だ。悩みがあるのなら躊躇うな。全て俺に言え。お前を守ることこそが、俺の使命であり、喜びだ」
「旦那様……」
エアハルトの本心を言えば、ロゼの目は更に潤む。
ぼんやりとした灯りに照らされたロゼのその輝く瞳はまるで夜空に浮かぶ星のようだとエアハルトは思った。
寝間着姿が余計にロゼの華奢さを主張し、その悩まし気な表情といい、今にも消えそうな儚さと艶がある。
ロゼのその姿に今にも唾を呑み込みそうになるのを耐え、エアハルトはなるべくロゼが安心するように僅かな笑みを浮かべた。
ロゼにしか見せないであろう、エアハルトの優しい表情と態度が余計にロゼの罪悪感を刺激するとは知らずに。
だが、これもエアハルトの、引いてはミュラー家の為なのだとロゼは覚悟を決めた。
「しばらく…… 寝室を別にして欲しいのです」
「…………………何?」
エアハルトは本気でロゼが何を言っているのか分からなかった。
その様子に、ロゼは自分の説明不足を察し、慌てて言葉を続ける。
それは、どう見ても火に油を注ぐどころか、燃え盛る野原に大量の火薬を投げ込むようなものだ。
「いえ、同じ寝室でも構わないのですが…… ただ、しばらく旦那様との情交を控えたいと言いますか…… その、ほんの少しの間だけ、私を抱くのを止めてもらえないでしょうか?」
何もしなければ共に眠るのは構わないどころか、大歓迎であるとロゼははにかみながら言う。
我儘だと分かっているが、出来れば手などを繋いで一緒に眠りたいのだと、ロゼは顔を真っ赤にして囁く。
もじもじと言葉を紡ぐロゼの姿は夫を愛する健気な幼な妻そのものだ。
だが、今のエアハルトの耳にそれがまともに入るはずもなく。
ロゼがエアハルトとの情交を拒んでいると認識した途端、エアハルトは頭が真っ白になるというのを、この時初めて経験した。
気づくと、エアハルトはロゼを抱き潰していた。
* *
ぐったりとしたロゼの姿を前にして、珍しくもエアハルトは反省していた。
深く反省し、その反省を示すようにロゼの足元に傅くように頭を垂れている。
夫にそのような姿勢を望むはずのないロゼは気だるい身体を動かし、枯れた声でなんとかエアハルトを宥めようとする。
その痛々しい姿が余計にエアハルトのなけなしの罪悪感を刺激するとは知らずに。
「ロゼ…… すまない、本当にすまない……!」
「いえ、私の言い方が紛らわしすぎたのがいけないのです……」
感覚のない下半身がまったく言うことをきかない。
目に見える部分だけでもエアハルトの強い執着の証が痛々しい傷跡のようにロゼの象牙色の肌に散らばっている。
この状態を避けたかったために身を振り絞って夫に進言したのに、これでは本末転倒だ。
こんな状態を過保護な侍女達に見せるわけにはいかず、なんとかロゼは侍女達を説き伏せて控室の方に待機してもらっている。
最近ではそれなりの手加減というものを覚えたエアハルトに侍女達もロゼ本人も油断をしていた。
まさか、説明をする間もなく、有無を言わさずエアハルトが襲ってくるとは思わなかったのだ。
案の定気絶したロゼをシーツに包ませて浴室まで抱えて世話をしたエアハルトは返す言葉もなく心なしか青褪めている。
ロゼの部屋の外に待機しているらしい侍女達の無言の威圧感などどうでもいい。
エアハルトはただロゼを恐れていた。
あの戦場では敵どころか味方ですら恐れる男が、一回りも年下の妻に怯えているのだ。
情けないと思う余裕もなく、エアハルトはロゼに呆れられることを恐れていた。
そこで万が一でもロゼが自分を嫌うはずがないと思うところがエアハルトという男だ。
この夫婦は少し似ているようで、非常に似ていない。
「私が、旦那様を嫌がるはずがありませんわ」
「ロゼ……」
いつまでも跪く姿勢をやめないエアハルトに困りながら、ロゼは事後の色気たっぷりの潤んだ眼差しを向ける。
エアハルトが丹念に洗い、まだ水気を帯びた黒髪や湯気で紅潮した頬に散々吸われたせいでぽてっと赤く実る唇から紡がれる擦れた声。
先ほどの反省を踏まえ、エアハルトはなんとか自身の煩悩を振り払おうとした。
「ただ、少しの間だけ…… 控えて頂きたいのです」
エアハルトの伸びてしまった灰色の髪を撫でながら、ロゼは決然とした態度で挑む。
エアハルトの今回の暴走ではっきりしたのだ。
まったく動かない下半身に全身を襲う鈍い痛みと気だるい身体。
首筋や鎖骨に見える欝血の痕や噛み跡は傍から見ると暴行されたようにも見えるだろう。
隠しようのない部分にあるそれらの無数の痣は目立つはずだ。
「今回のように、動けなくなってしまうのは困るのです。旦那様の愛の証はとても嬉しく思います……」
ロゼとて心苦しいのだ。
「けど…… これでは、公の場に出れません」
そう、問題はそこなのだ。
エアハルトは苦悶の表情を浮かべながら項垂れる。
ロゼの言うことは全て正論であり、間違っていない。
「慰問の式まで、あと十日…… その間になんとか痣が目立たなくなるようにこちらでも工夫はします。でも、新しく印をつけられるわけにはいかないのです。着れるドレスも限られますし、何よりも動けなくなってしまってはどうすることもできません」
「……すまん」
「いえ、私の体力の無さが…… 満足に旦那様のお相手ができない、私がいけないのです」
ロゼが心底辛そうにするのを、エアハルトはとてつもない罪悪感に苛まれながら聞いていた。
誰が聞いても自制のないエアハルトが一番悪い。
ロゼにほんの少しだけ悪いところがあるとすれば、そんなエアハルトを助長するような甘い態度でいたことだろう。
ロゼはある意味では男を駄目にしてしまう女だった。
だが、理性のないエアハルトとは違い、ロゼは少しだけ人として面倒な思考回路をしているが理性と常識は人並み以上にあった。
つまり、ロゼはしばらくエアハルトに禁欲生活をしてくれるよう懇願しているのだ。
「旦那様がお辛いのなら、私もなるべく夜の方ではご奉仕致します」
「ロゼ……」
ほんのり目元を染めてロゼが恥ずかしそうに囁く。
残酷なまでに決然とした先ほどとは打って変わって、なんとも初心でいじらしい風情だ。
健気すぎる妻の姿にエアハルトは感動した。
「その…… 挿入や、跡を残さないで頂けたら…… 他はなんでもしますわ」
「……一発だけでも、駄目なのか?」
挿入禁止となんでもするというロゼの提案を秤にかけて考えるところがエアハルトの駄目な所である。
思わず本音が漏れてしまい、はっと青褪める間もなく、ロゼは哀しそうに首を振る。
「旦那様を信じていないわけではありませんの……」
「いや、すまん…… 聞かなかったことにしてくれ」
エアハルトはこれ以上年下の妻を困らせないために急いでその両手を握りしめる。
ロゼの話を最後まで聞かず、欲望と激情のままに抱き潰してしまったエアハルトは懲りない自分を殴り殺したかった。
後で訓練のときに死ぬ気で自分を拷問しようと彼は密かに誓った。
その前に冷水でもぶっかけて冷静にならなければならない。
「いえ、私が…… ロゼがはしたないのがいけないのです」
ロゼの話に今だ冷静でいられないエアハルトの性能の良い耳にロゼの囁きにも満たない声が聞こえた。
ぎゅっとエアハルトに握りしめられたロゼの手が汗ばみ、熱を持つのが分かる。
俯き、今にも泣き出しそうな真っ赤な顔でロゼはエアハルトから視線を逸らす。
まるで閨の最中に恥ずかしいことをされたときのようななんとも扇情的な顔で、ロゼは唇を震わせる。
「旦那様に…… 一度でも抱かれてしまったら…… 私が、我慢、できなくなってしまいます……」
エアハルトはこの時初めて頭が爆発するという経験をした。
この後のエアハルトが無事に禁欲できたかは定かではないが、慰問の式典が迫るにつれてエアハルトは屋敷や軍部でも常軌を絶する訓練を行い、自らの肉体を苛め抜いた。
その合間に突発的な任務が発生し、エアハルトは率先して馬を駆け、誰よりも速く、そして多くの活躍をした。
血に飢えた悪鬼そのものの様子で敵を斬りつけ嬲り殺し、無駄に暴れまわるその姿に味方の軍人達のみが恐れおののいていた。
何故なら敵方は全て殲滅されたからだ。
そんなこんなで夜の方はロゼが稚拙な仕草で色々と奉仕するという、ある意味では堪らなく甘い拷問のような時間をエアハルトは過ごした。
一度覚えたロゼの甘美な肉体を舐めて吸って愛撫したいのを日々耐えたのだ。
* * *
あの悪魔のようなエアハルト・ミュラーが妻である麗しきのロゼ夫人を連れて来るということで軍内部は驚き、色めき立った。
何よりもそれに喜んだのはエアハルトと、そしてライナスである。
元々は何気ないライナスの助言でエアハルトはロゼを慰問式に同伴させ、不埒な思いや噂話をする下郎共に見せつける計画を立てた。
禁欲というには甘すぎるロゼの奉仕を毎晩受けているエアハルトは、ある一線を越えると自制できなくなるため、ロゼへのキスなども制限させられていた。
いくら肉体的に射精しても、ロゼを抱けないのでは精神的な満足は得られないというのがエアハルトの本音である。
他の女を代わりに抱くという発想など初めからなかった。
もしもライナスがエアハルトの理不尽な八つ当たりの最中にそのような事、例えば適当に娼婦でも買ったらどうだと提案でもしようなら、エアハルトは今度は本気でライナスを抹殺しただろう。
数少ない軍の上司ですら近づくのを躊躇うほどの殺伐としながら背筋が凍りそうなほどのねっとりとした厭らしくも不穏な何かを醸し出すエアハルトと仕事とはいえ日中のほとんどを共にするライナス。
暴力やその他の嫌がらせを八つ当たりされながらもエアハルトの側を離れることができないライナスは、ただただ早く慰問式当日が来る事を願った。
そして迎えた春の慰問式典。
春の日差しが暖かく降り注ぐ穏やかな晴天。
心地良い風がライナスの色褪せた金髪を撫でる。
「眩しいっす……」
ライナスはとうとうこの日が来たと、目頭を押さえる。
満足な睡眠をとっていないライナスには眩しすぎる日差しだ。
ミュラー家の馬車からエアハルトにエスコートされながら降りるロゼの姿もまた眩しかった。
相変わらず無駄に美しいロゼの姿に、つくづく住む世界が違うとライナスは疲れた頭で思った。
今から副官としてあの二人の側に付いて行かないといけない事実に、ライナスは心を無にして耐えることを誓う。
それが出来るかは別にして。
「ライナス様! また、お会いできて嬉しいわ」
ライナスの草臥れた姿を目にして一瞬でぱっと花が咲き誇るような笑みを向けて来るロゼと無言で圧力をかけてくる使用人達。
「……どうしたライナス。上官の妻に挨拶もできないのか?」
嫉妬と殺意、欲望を漲らせるエアハルトの邪悪な笑みに、ライナスはもう殺して欲しいと本気で思った。
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