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22話【甘い誘惑】

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「····················はぁ、、」


授業が始まる直前に周りを見たが鳥部と久坂の姿は無く、慎二は俺と目が合った途端目を逸らす。
周りも俺が座る窓際付近は誰も座らず空席だった。

(アホらし)

きっと、あの件に尾鰭でも付けてお前らは楽しんでんだろーな。
俺を犯人に仕立てあげたりΩに見えないと言って···············。
当事者の気持ちを平気で踏み躙ってくる。。。



「なあ、」

「?」
(俺?)
見ると隣で見知らぬ男が声を掛けてきた。
「何?」
「隣座っていいか?黒板見易いし」
「別に···いいけど、」
「サンキュー」と、その男は俺の隣に座り授業の準備を始める。

午前にあった出来事を知らないのか?
·····まぁ、明日にはこの人の耳にも入るから気にしないでおこう。
それ以外は隣の人と話すことは無く、俺はラストの授業を終えて先輩に家まで送って貰った。



1DKの自分の家に入り、6帖のキッチンスペースと6.7帖の洋室を繋ぐ引き戸を引く。
洋室には大きいカーペット、ベッド、L字デスク、ローテーブル、クローゼットがあり、俺はカーペットに寝っ転がる。

「·····はぁ、」

とうとう、、、
初恋の人と濃厚なセックスしてしまった···············。


高校の頃、水泳部のクソ野郎の時は直ぐ挿れられて、痛くて辛くて···泣くのを堪えながら早く終われ、終われと強く思いながらヤッていた。
けど、先輩は俺が痛くないようにしてくれて·····挿れても全然痛く無かった。寧ろ···気持ち良すぎて怖かったくらいだ。

あの時の先輩のキスや声·····挿れられた時の事を思い出すとムラムラしてくる。
「ヤバい·····勃った···、」
今日あんなに先輩としたのに身体は正直で、ズボンのチャック部分が膨らむ。
「  マジか、、、」
自分はそんなに性欲が強い方では無いと思ってたので意外だった。


「いいや、、汗かいたし····シャワー浴びるついでに抜こう」


バスタオルを持って洗面所で服を脱ぐが、身体を見て思わず「え"、」と、声が出る。
洗面台の鏡で見ると胸や腹·····背中に異常な位キスマークが付いていた。
「うわ"ぁ········いくつ付いてんの·····」
αの執着心は凄いと高校の頃授業で聞いてはいたが、、、ここまでくると·····引くのを通り越して感心する。
今が長袖の季節で本当に助かった。

服を全て脱いでシャワーを浴び終えて、俺は自慰を開始する。


(さっさと抜いて今日は早く寝よう)



「······························。」



普段なら前だけでイけるのに、何故かイケない···············。

「    はぁ   っ  、ん、、はっ···   な、なんで  ····· ?  」

物足りない、
後ろが·····後ろが何故か寂しい──────···

浴室で膝を着いて恐る恐る自分の後孔に触れる。
途端、ゾクッと背中が反応し早くココに指を挿入れたくて堪らなくなった。

(ど、どーやって·····いれれば良いんだ···)

自分で後ろを弄るのは初めてでやり方が分からない·····今からでも動画やネットで調べるか?でも、早く挿れたくて我慢出来ない。

(と·····取り敢えず一本指を挿れてみよう)

人差し指を試しにゆっくり挿入していく。
「──────·····っん、はぁ 、、ふっ   、」
あんなにヤッたせいか指がすんなり中へ挿入いる。


···············それに、、、

先輩に初めて挿れられた時に感じた異物感を感じない。
俺は直ぐに中指も挑戦してみる。
人差し指と中指を中で掻き回し、奥へ指を伸ばすと⎯⎯⎯⎯⎯⎯·····
「  ?!?   ン"っ♡  ぁ·····  ~~~っぅう" あ"ッ♡  これっ   ヤバ  ぁ"  ·····  あ ♡  」
身体が待ち望んでいた快楽にビクビクと震えて悦ぶ。
(気持ち ぃい、、   ぃ、···これ·······ハマりそう、ッ 、)
最初は人差し指と中指を挿れていたが、もっと奥まで欲しくて·····気付けば中指と薬指で奥を掻き回しつつ指で突いていた。

(気持ち良い····もっと··もっとぉ欲しい···♡  後ろだけでもヤバいのに、前も触ったらどうなるんだろ)

好奇心と甘い誘惑に負けて左手で自身のモノを掴み、上下に動かし始める。
「あ"っぁあァ”あ”♡  だ、ダメッ····ぃ”   いくぅ”····だめぇ···と、 とまんなあぁあアア”ぁ"~~~~ッッ♡♡ 」
今までの自慰で感じたことの無い快楽に直ぐに達した。
身体はビクビクと震え、肉杭からは愛液が飛び散っていたが右手で掻き回すのを辞められない·····。

「ふぁあ”あ”♡  だめ  ぁ”ッ  いったァ”♡ひゃえぇ”え”ンぅ”う”~~~~~~ッ♡」
また達してガクガクと痙攣する。
それでも·····自分の意志とは関係なく手は動き続け俺はイキ続けた。


はぁ·····、はっ···  、、は ぁあ··········、と呼吸するのが苦しく、まるで水面に打ち上げられて呼吸が出来ない魚の様だ。

全身に力は全く入らず、浴室の床でビックン、ビックンと余韻で痙攣し、床や壁、自身の身体や髪に愛液がベットリと付いている。

(·····おか···し ぃ··········まだ、、ヒートじゃ··ない···し、俺はこんなに·····性欲···つよ·····な い···)

イキ疲れた俺はそのまま浴室で気絶してしまった。


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