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一章
【誕生日】
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三月九日の今日はオレの誕生日だ。
義手、義足のリハビリを始めてまだ数日だけど初日よりは筋肉痛で苦しむ事は減った。
これも毎日テオがお風呂から出た後足や腰、腕をマッサージしてくれるおかげかもしれない。
帝国の王が·····というか王族が自身であれもこれもとやるのはテオ位だろう。
そんなテオは『全ての仕事を午前中に終わらせる』と言って朝早くから居ない。
普段ならテオが居なければハドラさんが居るけどハドラさんも今日は色々やる事があるそうだ。
「ルイス様、お誕生日おめでとう御座います♡」
朝ご飯を持って来てくれたアンナさんが笑顔で言ってくれる。
「ありがとうございます」
誕生日を祝われたのが数年ぶりで変な感じだけど嬉しい。
「ふふふっ♡推しの誕生日を祝えるなんて今日は素敵な日です♪あ!此方は私からルイス様へのプレゼントです」
そう言ってアンナさんは小包を朝食の横に置いた。
「え?!プレゼントも準備して下さったんですか?」
言葉だけで十分なのに予想外だ。
「当たり前です♡ルイス様は私の最推しですからねっ!·····気に入って頂けたら嬉しいです」
「ありがとうございます、凄く嬉しいです。自分だと開けられないので後で開けますね」
「はい♡♡では私はこれで」
アンナさんはいつも通り元気に部屋を出て行った。
「よし、食べよう」
机に置かれた美味しそうな朝食を食べ始める。
今日は一口サイズにカットされたサンドイッチとほうれん草のスープ、デザートにヨーグルトだ。
「······························。」
·····静かだなぁ、、、
いつもはテオやハドラさんが居てくれるからは賑やかだったんだなと改めて思う。
サンドイッチを食べていると廊下から此方に近付いてくる足音が聴こえてくる。
ハドラさんかな?と思っているとノック無しでドアが勢い良く開き「ルイスさまーーっ!!」とガレイズさんが入って来た。
声は快活で元気そうだ。
「おはようございますガレイズさん。今日もご飯美味しいです」
「そりゃあー良かった!あ、直ぐ戻らんとなので、、此方受け取って下さい」とガレイズさんが少し大きい箱を机に置き「誕生日おめでとうございやすっ!俺と厨房の奴らからです」と言ってお礼を言う前に直ぐに部屋を出て行ってしまった。
ガレイズさんは相変わらず我が道を進むタイプだ。
朝食を食べ終え、一人だとベッドや何処にも行けないので小説を読む。すると今度はドアの向こうでハドラさんの声と不思議な音が聴こえてくる。
しかも、それはどんどん此方に向かって来る、、、
「なんだろ?」
読むのをやめて不思議に思っているとコン、コン、コンとドアがノックされてハドラさんが入って来た。
「失礼します。ルイス様おはようございます」と、いつも通りはハキハキした声だ。
「ハドラさんおはようございます。今凄い音がしましたけど·····何かありましたか?」
「はい、私は此方の荷物をお届けに参りました」
そう話してハドラさんの指示の元机や床に大量の色んな形をした箱が置かれた。
「こ、これは???」
オレはこの状況に理解が追いつかない·····。
「此方全てルイス様宛のプレゼントで御座います」
「え?オレ宛って·····誰からですか?」
「此方の箱はアーゲン家、此方の長細い箱はサリバン家で此方が⎯⎯⎯⎯···」と、ハドラさんが一つ一つ説明してくれた。
今置かれたプレゼントは全て文通を続けている貴族からだ。·····でもオレはこんなに沢山貰う様な事は何もしていない。。。
「皆様ルイス様を本当に気に入っている様ですね、テオ様はこれを見て笑ってましたよ」とハドラさんが言う。
「テオが?」
「はい。『流石私のルイスだ』と」
「っ 、そうですか」
なんか周りにもそんな事言ってるみたいで聞いてるオレは嬉しいけど恥ずかしい·····。
「プレゼントは今開けますか?それとも後で空けられますか?」
「あ、後でお願いします」
「畏まりました。では、私達は他の業務があるのでこれで失礼します。何か用があればマイロさんに仰ってください」
「はい、分かりました」
ん?···············マイロさん???
ハドラさんや執事の人しか居ない·····。
それとも後でマイロさんが来るって事かな?
疑問に思っている間にハドラさん達は部屋から出て行った。
「 ルイス様」
「ッわ”ァ ?!!!!?!」
いきなり背後から声がしてオレは変な声が出た。
驚いて後ろを向くとマイロさんが立っている。
「ま、ままマイロさん?!いつの間に居たんですか?」
心臓が驚き過ぎてまだ凄い速さで脈打ってる、、、
「驚かしてしまい申し訳ございません。·····何時から、という質問ですがテオ様が部屋を出られる時からおります」
「そ、そうだったんですね、、」
ずっと一人だと思ってた。
アンナさんもマイロさんも突然現れる人が多い·····。
「何かあれば私に申し付け下さい」
「はい、ありがとうございます·····あ!早速なんですがプレゼント一緒に開けるの手伝って欲しいです」と、マイロさんにお願いした。
本当は自分で全部開けたいけど床に置かれたプレゼントは届かないし、左手だけじゃ上手く開けられない。
マイロさんは「畏まりました」と、笑顔で了承すると手際良く食べ終わった食器を片付け大量のプレゼントを置いていく、、、
「さて、準備は整いました。どれから開けましょうか?」
「ありがとうございます、じゃあ··············· この小包からで」と、沢山のプレゼントの中からアンナさんから受け取ったプレゼントを指差す。
「畏まりました」と、マイロさんはその小包を開けた。
「 可愛い···」
思わずその言葉が出てきた。
中には花が散りばめられた可愛らしい便箋と蝋印に必要な用具が入っていた。
そして、小さい用紙には『お誕生日おめでとうございます。 アンナ』と書かれている。
オレは凄く嬉しくてこの便箋はお礼を込めて最初にアンナさんに宛てに書こうと決めた。
次はガレイズさんや厨房の皆さんからだというプレゼントを開ける事に、、、
中には綺麗な装飾を施されたティーポットとティーカップ、ティーポット用のカバーが入っていた。
「すごい綺麗·····」
後でお礼を言わないと。
それから届いたプレゼントをマイロさんと話しながら開封していく。宝石や装飾品、骨董品やお菓子等色んな物が入っていた。
全て開け終わったのはお昼でアンナさんが昼食を持って来た。
「アンナさん、プレゼントありがとうございます!大切にしますね」と、早速御礼を伝えた。
「ふふふ♡推しに喜んで貰えて良かったです」と、アンナさんは目を細める。
「アンナ、アレはどうですか?」
マイロさんがアンナさんに何かを尋ねた。·····でもアレってなんだろ?
「アレはもう少しですね、ガレイズがちょっとやらかしました」
「分かりました。引き続き私はルイス様とおりますのでテオ様にはその様に伝えて下さい」
「畏まりました。 ·····ではルイス様♡私はこれで失礼します」
不思議な会話をしてアンナさんは部屋から出て行った。
「マイロさん」
「はい、如何されましたか?」
「アレって何ですか?」
「···································。」
あれ?
直ぐに返答があると思ったのにマイロさんは困った様な表情をしている。
オレが聞いては駄目な事だったのかな、、
「すみません。オレが聞いたら駄目な話だったんですね、忘れて下さい」
「いえ!駄目·····では無いのですがテオ様よりルイス様には内緒で、と言われておりまして、、、申し訳ございません」とマイロさんに謝られてしまった。
テオが?·····なら、無理に聞いたら駄目だな。
「分かりました。では服を着替えたいので手伝って欲しいです」
流石にずっと寝間着なのはどうかと思う。
マイロさんは「畏まりました」と言うと衣装部屋から俺用の服を取り出して着替えを手伝ってくれた。
「ありがとうございます」
「いえ、当然の事です。他に何か御座いますか?」
他··········あ、そうだ、、、
「じゃあ、本を取って頂けますか?」とお願いした。
朝からずっと色んな本を読んでたけどもう周りに読む本が無い。
マイロさんは了承してくれて、オレの周りにあった本達を持つと本棚に向かい「どの本に致しましょうか?」と聞いてくれた。
「では·····その二段目の魔法の本と四段目の薬草の本、後は適当にお願いします」と言う。
···以前、テオと一緒に市場で勝った本が大量でまだオレは全て読み終えていない。だから今の内にどんどん読んでおこうと思った。
お願いした本とは別で地理の本と刺繍の参考書をマイロさんは机に置いた。
恐らく·····地理は今後の為を思って選んでくれたのと刺繍はマイロさんの趣味からだろう。
オレは御礼を言うと早速本を読み始めた。
義手、義足のリハビリを始めてまだ数日だけど初日よりは筋肉痛で苦しむ事は減った。
これも毎日テオがお風呂から出た後足や腰、腕をマッサージしてくれるおかげかもしれない。
帝国の王が·····というか王族が自身であれもこれもとやるのはテオ位だろう。
そんなテオは『全ての仕事を午前中に終わらせる』と言って朝早くから居ない。
普段ならテオが居なければハドラさんが居るけどハドラさんも今日は色々やる事があるそうだ。
「ルイス様、お誕生日おめでとう御座います♡」
朝ご飯を持って来てくれたアンナさんが笑顔で言ってくれる。
「ありがとうございます」
誕生日を祝われたのが数年ぶりで変な感じだけど嬉しい。
「ふふふっ♡推しの誕生日を祝えるなんて今日は素敵な日です♪あ!此方は私からルイス様へのプレゼントです」
そう言ってアンナさんは小包を朝食の横に置いた。
「え?!プレゼントも準備して下さったんですか?」
言葉だけで十分なのに予想外だ。
「当たり前です♡ルイス様は私の最推しですからねっ!·····気に入って頂けたら嬉しいです」
「ありがとうございます、凄く嬉しいです。自分だと開けられないので後で開けますね」
「はい♡♡では私はこれで」
アンナさんはいつも通り元気に部屋を出て行った。
「よし、食べよう」
机に置かれた美味しそうな朝食を食べ始める。
今日は一口サイズにカットされたサンドイッチとほうれん草のスープ、デザートにヨーグルトだ。
「······························。」
·····静かだなぁ、、、
いつもはテオやハドラさんが居てくれるからは賑やかだったんだなと改めて思う。
サンドイッチを食べていると廊下から此方に近付いてくる足音が聴こえてくる。
ハドラさんかな?と思っているとノック無しでドアが勢い良く開き「ルイスさまーーっ!!」とガレイズさんが入って来た。
声は快活で元気そうだ。
「おはようございますガレイズさん。今日もご飯美味しいです」
「そりゃあー良かった!あ、直ぐ戻らんとなので、、此方受け取って下さい」とガレイズさんが少し大きい箱を机に置き「誕生日おめでとうございやすっ!俺と厨房の奴らからです」と言ってお礼を言う前に直ぐに部屋を出て行ってしまった。
ガレイズさんは相変わらず我が道を進むタイプだ。
朝食を食べ終え、一人だとベッドや何処にも行けないので小説を読む。すると今度はドアの向こうでハドラさんの声と不思議な音が聴こえてくる。
しかも、それはどんどん此方に向かって来る、、、
「なんだろ?」
読むのをやめて不思議に思っているとコン、コン、コンとドアがノックされてハドラさんが入って来た。
「失礼します。ルイス様おはようございます」と、いつも通りはハキハキした声だ。
「ハドラさんおはようございます。今凄い音がしましたけど·····何かありましたか?」
「はい、私は此方の荷物をお届けに参りました」
そう話してハドラさんの指示の元机や床に大量の色んな形をした箱が置かれた。
「こ、これは???」
オレはこの状況に理解が追いつかない·····。
「此方全てルイス様宛のプレゼントで御座います」
「え?オレ宛って·····誰からですか?」
「此方の箱はアーゲン家、此方の長細い箱はサリバン家で此方が⎯⎯⎯⎯···」と、ハドラさんが一つ一つ説明してくれた。
今置かれたプレゼントは全て文通を続けている貴族からだ。·····でもオレはこんなに沢山貰う様な事は何もしていない。。。
「皆様ルイス様を本当に気に入っている様ですね、テオ様はこれを見て笑ってましたよ」とハドラさんが言う。
「テオが?」
「はい。『流石私のルイスだ』と」
「っ 、そうですか」
なんか周りにもそんな事言ってるみたいで聞いてるオレは嬉しいけど恥ずかしい·····。
「プレゼントは今開けますか?それとも後で空けられますか?」
「あ、後でお願いします」
「畏まりました。では、私達は他の業務があるのでこれで失礼します。何か用があればマイロさんに仰ってください」
「はい、分かりました」
ん?···············マイロさん???
ハドラさんや執事の人しか居ない·····。
それとも後でマイロさんが来るって事かな?
疑問に思っている間にハドラさん達は部屋から出て行った。
「 ルイス様」
「ッわ”ァ ?!!!!?!」
いきなり背後から声がしてオレは変な声が出た。
驚いて後ろを向くとマイロさんが立っている。
「ま、ままマイロさん?!いつの間に居たんですか?」
心臓が驚き過ぎてまだ凄い速さで脈打ってる、、、
「驚かしてしまい申し訳ございません。·····何時から、という質問ですがテオ様が部屋を出られる時からおります」
「そ、そうだったんですね、、」
ずっと一人だと思ってた。
アンナさんもマイロさんも突然現れる人が多い·····。
「何かあれば私に申し付け下さい」
「はい、ありがとうございます·····あ!早速なんですがプレゼント一緒に開けるの手伝って欲しいです」と、マイロさんにお願いした。
本当は自分で全部開けたいけど床に置かれたプレゼントは届かないし、左手だけじゃ上手く開けられない。
マイロさんは「畏まりました」と、笑顔で了承すると手際良く食べ終わった食器を片付け大量のプレゼントを置いていく、、、
「さて、準備は整いました。どれから開けましょうか?」
「ありがとうございます、じゃあ··············· この小包からで」と、沢山のプレゼントの中からアンナさんから受け取ったプレゼントを指差す。
「畏まりました」と、マイロさんはその小包を開けた。
「 可愛い···」
思わずその言葉が出てきた。
中には花が散りばめられた可愛らしい便箋と蝋印に必要な用具が入っていた。
そして、小さい用紙には『お誕生日おめでとうございます。 アンナ』と書かれている。
オレは凄く嬉しくてこの便箋はお礼を込めて最初にアンナさんに宛てに書こうと決めた。
次はガレイズさんや厨房の皆さんからだというプレゼントを開ける事に、、、
中には綺麗な装飾を施されたティーポットとティーカップ、ティーポット用のカバーが入っていた。
「すごい綺麗·····」
後でお礼を言わないと。
それから届いたプレゼントをマイロさんと話しながら開封していく。宝石や装飾品、骨董品やお菓子等色んな物が入っていた。
全て開け終わったのはお昼でアンナさんが昼食を持って来た。
「アンナさん、プレゼントありがとうございます!大切にしますね」と、早速御礼を伝えた。
「ふふふ♡推しに喜んで貰えて良かったです」と、アンナさんは目を細める。
「アンナ、アレはどうですか?」
マイロさんがアンナさんに何かを尋ねた。·····でもアレってなんだろ?
「アレはもう少しですね、ガレイズがちょっとやらかしました」
「分かりました。引き続き私はルイス様とおりますのでテオ様にはその様に伝えて下さい」
「畏まりました。 ·····ではルイス様♡私はこれで失礼します」
不思議な会話をしてアンナさんは部屋から出て行った。
「マイロさん」
「はい、如何されましたか?」
「アレって何ですか?」
「···································。」
あれ?
直ぐに返答があると思ったのにマイロさんは困った様な表情をしている。
オレが聞いては駄目な事だったのかな、、
「すみません。オレが聞いたら駄目な話だったんですね、忘れて下さい」
「いえ!駄目·····では無いのですがテオ様よりルイス様には内緒で、と言われておりまして、、、申し訳ございません」とマイロさんに謝られてしまった。
テオが?·····なら、無理に聞いたら駄目だな。
「分かりました。では服を着替えたいので手伝って欲しいです」
流石にずっと寝間着なのはどうかと思う。
マイロさんは「畏まりました」と言うと衣装部屋から俺用の服を取り出して着替えを手伝ってくれた。
「ありがとうございます」
「いえ、当然の事です。他に何か御座いますか?」
他··········あ、そうだ、、、
「じゃあ、本を取って頂けますか?」とお願いした。
朝からずっと色んな本を読んでたけどもう周りに読む本が無い。
マイロさんは了承してくれて、オレの周りにあった本達を持つと本棚に向かい「どの本に致しましょうか?」と聞いてくれた。
「では·····その二段目の魔法の本と四段目の薬草の本、後は適当にお願いします」と言う。
···以前、テオと一緒に市場で勝った本が大量でまだオレは全て読み終えていない。だから今の内にどんどん読んでおこうと思った。
お願いした本とは別で地理の本と刺繍の参考書をマイロさんは机に置いた。
恐らく·····地理は今後の為を思って選んでくれたのと刺繍はマイロさんの趣味からだろう。
オレは御礼を言うと早速本を読み始めた。
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