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一章
【変化】
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狩猟祭は今年もテオが優勝した。
熊:三頭、鹿:一頭、猪:八頭、狐:五頭という結果を残して。
しかし『来年から私は出場はしない』と言い、周りは驚いていた。
今は狩猟祭の閉会式を終えて宴の真っ最中。
オレもフェイスベールを付けながら宴の席に参加している。
「ルイス!」
「テオ」
テオが他の貴族や貴賓達と会話を終えて嬉しそうに此方に来る。
「白狐のショールは城に戻ってから贈る」
「ありがとうございます。楽しみです♪」
お礼を伝えるとテオは目を細めてオレの額にキスをし、周りはそれを見て騒ぐ。
「テオ、人が···そのっ、見てるから、、」
「?、別に良いではないか」と、平然とした表情で言うテオ。
「~~~~~~ッ」
「恥ずかしがるルイスも可愛いぞ」
そう言って額や瞼に何度もキスをしてくる。
とうとう周りさえ気にしなくなったようだ。。。
「優勝おめでとう」
「!」
声がした方を見るとテオの兄であるスデンソン様と数人の貴族がいた。
テオは直ぐにオレの前に立ち「何か用か?」と威圧的に聞く。·····オレも中庭の事があってスデンソン様に良い印象は無い。
「ははは、そんなに警戒しなくても何もしない。祝いにきただけだ」とスデンソン様は笑って言う。
「はっ、狙っていた獲物が罠に掛からなくて嫌味の一つでも言いに来たのかと思ったが」
「?」
··········獲物?
「いやいや、獲物が罠に掛からないのは非常に残念だが、弟に嫌味を一々言わないよ」
「そうか。では用は終わったな」
テオは早く去れと言いたそうだ。
「次はルイスに用があるんだ」
「!?」
オレ???
「ルイスに用?」
テオの機嫌がかなり悪いのが分かる。。。
「以前、僕と一緒にいた令嬢二人が君に失礼を働いただろ?そのお詫びに近々我が屋敷でお茶会を開くから招待したくてね」
お茶会?しかもオレに··········。
正直行きたくないが王族からの招待は断れない。
「令嬢達の無礼は親から謝罪を受けている。内、一人は直接謝罪に来た。兄上のお詫びは不要だ。それにルイスは私の手伝いで忙しい」
オレが断れないと知っているからテオが断ろうとしている。
「弟よ、勝手に決めないでくれ。それに·····僕はルイスに話しているんだ」
「いいや、兄上。ルイスは私の大切な人だ。何かあっては困る。それでもと言うなら私も同行がさせるのが条件だ」
「はははっ、何を言うかと思えば·····何かって何があると言うんだい?僕の屋敷で問題なんて起きないよ。それに、お前は業務で忙しいだろ?」
「·························。」
お互い一歩も引く気は無い様で激しく火花が散っている。
どうする?
テオに任せれば出なくて良いが、王族のお茶会を断ったとなるとオレの評判は確実に落ちる。
昨日の努力が全て水の泡だ
それは良くない···············。
折角テオやハドラさんに良い報告が出来ると思ったのに、、、、
「····承知しました。喜んで参加します」と、全然嬉しくないが言葉だけ『喜んで』を付けた。
「ルイスッ!?」
オレの言葉にテオが驚く。
「ですがオレには歩く足がありません」
「ああ、なら弟の従者を連れてきなさい」
「御心遣いありがとうございます」
スデンソン様は何を考えているのか分からない笑みを浮かべて後日使いを送ると言うと去った。
「····················話がある」
テオはオレの返答も聞かずにお姫様抱っこをすると誰も居ないテントに連れて行きベッドに押し倒してきた。
「何故···受けた?」
声音も低く、表情がかなり怒っている·····。
「王族からの招待は断れません」
「王である私が断ったのだ。行かなくていい」
「駄目です。それに、オレはあの時やられたままです」
「それは────·····
「テオ!!!オレは舐められたままでいたくないッ。貴方の側にいる為にもオレは負ける訳にはいかない」と、オレはテオの胸ぐらを掴んで言う。
「本気なんだな?」
「当たり前です!」
次は怒鳴られるかもっと怒られるかもしれない···でも、ここは曲げては駄目だ。
「·························。」
怒られるのを覚悟してテオを見ていたのに、テオの端正な顔が一気に近付いてきて······気付いた時にはキスされていた。
「ン"?!??」
驚いている間にも隙間から舌が無理矢理侵入して口の中を動く。
「~~ッ て てお? んん"っ はっ あ、テオぉ んッ、、ァ"··· いき くるじぃっ ん 」
舌が絡まり上顎をテオの舌がなぞっていく、、、
全然息継ぎする暇をくれない·····。
こんな貪られる様なキスは今まで無かった。
「········································。」
「······························。」
「·········· はぁ っ ハァ 、はっ、、 」
少しして、やっとキスが終わったかと思うと、テオがオレの首筋を舌で這いずって右の首元でチクッとした痛みが走る。
「ッ?!、 て·····テオ?」
「はぁ はっ ルイス···っ 」
荒い息でオレの名前を呼ぶ妖艶な姿に心臓が跳ね上がった。
「もっと·····もっとお前が欲しい」
オレの両頬を逃げられない様に掴んでキスをして·····耳元で低く掠れた声が甘い言葉を言う。
「だが、お前の気持ちの方が大切だ。だから···この先はまだ耐えよう。愛している·····愛しているのだルイス···どうしようも無い程に愛している···早く私だけのルイスになってくれ。お前が欲しくて欲しくてオカシクなりそうなのだ」
そう言いながら、今度は小鳥がついばむ様なキスを何度も何度もしてくる。
「~~~~~~ッ」
この·····心臓をわしづかみにされる感覚はなんだろう?
分からない··········ッ。
テオの顔を直視出来ない、、、
何だこれ···っ
訳が分からなくて泣きそうだ。
「て·····テオ···わかったから、、そのっ、や、め·····て···っ」
オレの言葉にテオは慌ててベッドから立ち上がり、
「··········すまない、ちょっと外に出る」と言ってテントから出て行った。
先程テオに囁かれた言葉が何度も何度も頭の中で再生されてしまう。。。
テオから愛の言葉はこの一ヶ月沢山聞いてきた。
なのに今回のは全然違って────···
顔が凄く熱い·········。
熊:三頭、鹿:一頭、猪:八頭、狐:五頭という結果を残して。
しかし『来年から私は出場はしない』と言い、周りは驚いていた。
今は狩猟祭の閉会式を終えて宴の真っ最中。
オレもフェイスベールを付けながら宴の席に参加している。
「ルイス!」
「テオ」
テオが他の貴族や貴賓達と会話を終えて嬉しそうに此方に来る。
「白狐のショールは城に戻ってから贈る」
「ありがとうございます。楽しみです♪」
お礼を伝えるとテオは目を細めてオレの額にキスをし、周りはそれを見て騒ぐ。
「テオ、人が···そのっ、見てるから、、」
「?、別に良いではないか」と、平然とした表情で言うテオ。
「~~~~~~ッ」
「恥ずかしがるルイスも可愛いぞ」
そう言って額や瞼に何度もキスをしてくる。
とうとう周りさえ気にしなくなったようだ。。。
「優勝おめでとう」
「!」
声がした方を見るとテオの兄であるスデンソン様と数人の貴族がいた。
テオは直ぐにオレの前に立ち「何か用か?」と威圧的に聞く。·····オレも中庭の事があってスデンソン様に良い印象は無い。
「ははは、そんなに警戒しなくても何もしない。祝いにきただけだ」とスデンソン様は笑って言う。
「はっ、狙っていた獲物が罠に掛からなくて嫌味の一つでも言いに来たのかと思ったが」
「?」
··········獲物?
「いやいや、獲物が罠に掛からないのは非常に残念だが、弟に嫌味を一々言わないよ」
「そうか。では用は終わったな」
テオは早く去れと言いたそうだ。
「次はルイスに用があるんだ」
「!?」
オレ???
「ルイスに用?」
テオの機嫌がかなり悪いのが分かる。。。
「以前、僕と一緒にいた令嬢二人が君に失礼を働いただろ?そのお詫びに近々我が屋敷でお茶会を開くから招待したくてね」
お茶会?しかもオレに··········。
正直行きたくないが王族からの招待は断れない。
「令嬢達の無礼は親から謝罪を受けている。内、一人は直接謝罪に来た。兄上のお詫びは不要だ。それにルイスは私の手伝いで忙しい」
オレが断れないと知っているからテオが断ろうとしている。
「弟よ、勝手に決めないでくれ。それに·····僕はルイスに話しているんだ」
「いいや、兄上。ルイスは私の大切な人だ。何かあっては困る。それでもと言うなら私も同行がさせるのが条件だ」
「はははっ、何を言うかと思えば·····何かって何があると言うんだい?僕の屋敷で問題なんて起きないよ。それに、お前は業務で忙しいだろ?」
「·························。」
お互い一歩も引く気は無い様で激しく火花が散っている。
どうする?
テオに任せれば出なくて良いが、王族のお茶会を断ったとなるとオレの評判は確実に落ちる。
昨日の努力が全て水の泡だ
それは良くない···············。
折角テオやハドラさんに良い報告が出来ると思ったのに、、、、
「····承知しました。喜んで参加します」と、全然嬉しくないが言葉だけ『喜んで』を付けた。
「ルイスッ!?」
オレの言葉にテオが驚く。
「ですがオレには歩く足がありません」
「ああ、なら弟の従者を連れてきなさい」
「御心遣いありがとうございます」
スデンソン様は何を考えているのか分からない笑みを浮かべて後日使いを送ると言うと去った。
「····················話がある」
テオはオレの返答も聞かずにお姫様抱っこをすると誰も居ないテントに連れて行きベッドに押し倒してきた。
「何故···受けた?」
声音も低く、表情がかなり怒っている·····。
「王族からの招待は断れません」
「王である私が断ったのだ。行かなくていい」
「駄目です。それに、オレはあの時やられたままです」
「それは────·····
「テオ!!!オレは舐められたままでいたくないッ。貴方の側にいる為にもオレは負ける訳にはいかない」と、オレはテオの胸ぐらを掴んで言う。
「本気なんだな?」
「当たり前です!」
次は怒鳴られるかもっと怒られるかもしれない···でも、ここは曲げては駄目だ。
「·························。」
怒られるのを覚悟してテオを見ていたのに、テオの端正な顔が一気に近付いてきて······気付いた時にはキスされていた。
「ン"?!??」
驚いている間にも隙間から舌が無理矢理侵入して口の中を動く。
「~~ッ て てお? んん"っ はっ あ、テオぉ んッ、、ァ"··· いき くるじぃっ ん 」
舌が絡まり上顎をテオの舌がなぞっていく、、、
全然息継ぎする暇をくれない·····。
こんな貪られる様なキスは今まで無かった。
「········································。」
「······························。」
「·········· はぁ っ ハァ 、はっ、、 」
少しして、やっとキスが終わったかと思うと、テオがオレの首筋を舌で這いずって右の首元でチクッとした痛みが走る。
「ッ?!、 て·····テオ?」
「はぁ はっ ルイス···っ 」
荒い息でオレの名前を呼ぶ妖艶な姿に心臓が跳ね上がった。
「もっと·····もっとお前が欲しい」
オレの両頬を逃げられない様に掴んでキスをして·····耳元で低く掠れた声が甘い言葉を言う。
「だが、お前の気持ちの方が大切だ。だから···この先はまだ耐えよう。愛している·····愛しているのだルイス···どうしようも無い程に愛している···早く私だけのルイスになってくれ。お前が欲しくて欲しくてオカシクなりそうなのだ」
そう言いながら、今度は小鳥がついばむ様なキスを何度も何度もしてくる。
「~~~~~~ッ」
この·····心臓をわしづかみにされる感覚はなんだろう?
分からない··········ッ。
テオの顔を直視出来ない、、、
何だこれ···っ
訳が分からなくて泣きそうだ。
「て·····テオ···わかったから、、そのっ、や、め·····て···っ」
オレの言葉にテオは慌ててベッドから立ち上がり、
「··········すまない、ちょっと外に出る」と言ってテントから出て行った。
先程テオに囁かれた言葉が何度も何度も頭の中で再生されてしまう。。。
テオから愛の言葉はこの一ヶ月沢山聞いてきた。
なのに今回のは全然違って────···
顔が凄く熱い·········。
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