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【IF番外編√】★天界国黒騎士団長・闇のゼンタ★
1★ゼンタ&菫★【恋路】
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ゼンタ「美しい……」
菫「……?」
ゼンタ「今日も美しいな……カボシ姫」
菫「ああ、カボシ姫を見ているの」
ゼンタ「うわああ! お、驚かせるなバカ!」
菫「えっ、ごめんなさい。渡り廊下の端っこにいるから気になって……」
ゼンタ「こ、こ、このことは誰にも言うなよ、わかったな」
菫「わかった」
ゼンタ「いてて。振り返ったとき、お前の爪が俺の頬に当たったぞ……」
菫「……あっ、少し血が出てきてしまいましたね、ごめんなさい」
ゼンタ「別に……」
菫「ハンカチ、あてますね」
ゼンタ「うわっ、急に近づくなよ」
菫「ん? カボシ姫、亘の元に走り出しましたね」
ゼンタ「は?」
菫「あっ、抱きついた!」
ゼンタ「ああ……ワタルさんのこと、お気に入りだからな。自分の護衛はいつもワタルさんを指名している」
菫「ふふ、そうなの」
ゼンタ「? 何故笑う?」
菫「いや、亘、嫌そうな顔して抱きつかれてるな、と思って。カボシ姫に気に入られるなんて贅沢なのにね」
ゼンタ「そうなんだよお前! わかっているな。ワタルさん、いつも嫌がっているが、俺には理解できない。むしろ光栄ではないのか?」
菫「そうですよね」
ゼンタ「あんな美しい人に頼られて嫌がるなんて、どうかしているだろ」
菫「……難儀な恋をしているのね」
ゼンタ「恋⁉ そんなんじゃない! そんな陳腐な言葉を使いカボシ姫を愚弄するな」
菫「陳腐⁉ 恋を陳腐と切り捨てるのは愚弄に当たらないの?」
ゼンタ「うるさい。お前いつもうるさいな……お前だって旦那が美しい姫に抱きつかれているぞ。ヤキモチ妬かないのか?」
菫(あっ、わたしが亘を好きだと思っているんだっけ)
菫「そうですね……」
ゼンタ「綺麗な姫にあんなに慕われたら本望だろうに。年増好きにはカボシ姫の魅力がわからないのかな」
菫(亘が年増好きというの騎士団長内では公認なんだな……)
菫「カボシ姫は何歳なのでしょうか?」
ゼンタ「20歳だ」
菫「あら、ゼンタ様より年上? 亘が18歳だから、ゼンタ様は18より下なんですよね?」
ゼンタ「16だよ、悪いか!」
菫「えっ16歳なの?」
ゼンタ「そうだよ! バカにするな」
菫「えっ、しませんよ。すごいと思います。その年で騎士団長を務めて、団員をまとめて。大変なこともきっとあるでしょう。自分より年上や長くいる方には、色々言われるでしょうし……すごいね、ゼンタ様」
ゼンタ「お、お前になにがわかる……」
菫「あなたの苦労はわかりませんが、大変だと想像はつきますよ。頑張っているのね」
ゼンタ「……」
菫「ゼンタ様? どうしたの、うつむいて」
ゼンタ「お、おい、突然覗き込むな! 離れろ」
菫「わっ……」
ゼンタ「! わ、悪い! 痛かったか?」
菫「大丈夫ですよ、少し手の甲をひっかいただけです」
ゼンタ「血が出てる……悪かった、医務室に行こう」
菫「えっ、これくらい平気ですよ。それに今動いたらカボシ姫を見失いますよ」
ゼンタ「それはいい。今はお前の手の甲に痕が残らないかが心配だ」
菫「え? 今はカボシ姫を護衛中じゃないの?」
ゼンタ「は?」
菫「カボシ姫を遠くから見守って、怪しい人がいないか見ていたんでしょ?」
ゼンタ「ええと……」
菫「誰にも言うなって言ってたから、秘密で仕事をしてるんじゃないの?」
ゼンタ「違う……ただ俺が見ていたかっただけだ。今はお前の怪我が心配なんだ。一緒に医務室に行こう」
菫(あっ、仕事じゃなかったのか! じゃあわたし、ゼンタ様の恋路を邪魔する形で声をかけちゃったのね!)
菫「すみません、馬に蹴られてきます……」
ゼンタ「なんで⁉」
菫「医務室は本当に大丈夫です。じゃあ、わたしはこれで……」
ゼンタ「どうしたんだよ? 医務室が嫌なら俺の部屋で手当てしようか?」
菫「いえいえ。こんなの舐めておけば治りますから」
ゼンタ「……じゃあ早くやれよ」
菫「え?」
ゼンタ「早く舐めて治せ」
菫「ふふ、あとでやりますから。心配ありがとう」
ゼンタ「そんな言葉はいらないんだよ。俺が見ているところでやれよ。そうしないと安心できないから」
菫(……えっ?)
菫「わ、わかりましたよ」
ゼンタ「……おい、そんな表面上舐めるくらいじゃ治るわけないだろ。手、貸して」
菫「え?」
ゼンタ「俺が舐める」
菫(えーーーー⁉)
菫「ちょっ……ゼンタ様……ふ、ふふっ、くすぐったい……」
ゼンタ「おい、引っ張るなよ。舐めづらい」
菫「……んっ……」
ゼンタ「変な声だすな……」
菫「……」
ゼンタ「……目を潤ませるな! 俺が変な気分になるだろ」
菫「……ゼンタ様のせいです」
ゼンタ「は? はあ? 俺は純粋な気持ちでだな……」
菫「ゼンタ様の頬は?」
ゼンタ「は?」
菫「わたしがさっきひっかいたゼンタ様の頬。少し血がでましたけど」
ゼンタ「俺のはいいんだよ」
菫「あら、わたしはダメでゼンタ様はいいの?」
ゼンタ「俺はいいの。お前は痕が残ったら困るだろ。おい、舌出すな! 近づくなよ」
菫「お返し」
ゼンタ「いいよ、俺は! やめ……ろ……っ」
菫「頬は自分では舐められませんものね」
ゼンタ「や、やめ……んっ……」
菫「ゼンタ様も良い声出しますね……かわいい……」
ゼンタ「……変な舐め方するなよ……ワタルさんに誤解されるぞ……」
菫(悔しい……わたしが年下の男の子に翻弄されるなんて、何かの間違いだわ)
ゼンタ「も、もうやめろ……あっ……」
菫「はい、終わり。危なかったね」
ゼンタ「なにが!」
菫「もう少し下の方引っ掻いてたら、唇に当たってたから」
ゼンタ「は?」
菫「ああ、危なかったね、じゃなくて、惜しかったねって言えば良かったのかな?」
ゼンタ「な、なんだお前! この魔女め! 俺を誑かすなよ」
菫「あら、仕掛けてきたのはあなたの方ですよ」
ゼンタ「……」
菫「妊娠したら、責任取ってね」
ゼンタ「は、肌をなめたくらいで妊娠するか! バカ!」
菫(危なかった……やり込められるところだった……年下の男の子、侮れないな……)
☆終わり☆
菫「……?」
ゼンタ「今日も美しいな……カボシ姫」
菫「ああ、カボシ姫を見ているの」
ゼンタ「うわああ! お、驚かせるなバカ!」
菫「えっ、ごめんなさい。渡り廊下の端っこにいるから気になって……」
ゼンタ「こ、こ、このことは誰にも言うなよ、わかったな」
菫「わかった」
ゼンタ「いてて。振り返ったとき、お前の爪が俺の頬に当たったぞ……」
菫「……あっ、少し血が出てきてしまいましたね、ごめんなさい」
ゼンタ「別に……」
菫「ハンカチ、あてますね」
ゼンタ「うわっ、急に近づくなよ」
菫「ん? カボシ姫、亘の元に走り出しましたね」
ゼンタ「は?」
菫「あっ、抱きついた!」
ゼンタ「ああ……ワタルさんのこと、お気に入りだからな。自分の護衛はいつもワタルさんを指名している」
菫「ふふ、そうなの」
ゼンタ「? 何故笑う?」
菫「いや、亘、嫌そうな顔して抱きつかれてるな、と思って。カボシ姫に気に入られるなんて贅沢なのにね」
ゼンタ「そうなんだよお前! わかっているな。ワタルさん、いつも嫌がっているが、俺には理解できない。むしろ光栄ではないのか?」
菫「そうですよね」
ゼンタ「あんな美しい人に頼られて嫌がるなんて、どうかしているだろ」
菫「……難儀な恋をしているのね」
ゼンタ「恋⁉ そんなんじゃない! そんな陳腐な言葉を使いカボシ姫を愚弄するな」
菫「陳腐⁉ 恋を陳腐と切り捨てるのは愚弄に当たらないの?」
ゼンタ「うるさい。お前いつもうるさいな……お前だって旦那が美しい姫に抱きつかれているぞ。ヤキモチ妬かないのか?」
菫(あっ、わたしが亘を好きだと思っているんだっけ)
菫「そうですね……」
ゼンタ「綺麗な姫にあんなに慕われたら本望だろうに。年増好きにはカボシ姫の魅力がわからないのかな」
菫(亘が年増好きというの騎士団長内では公認なんだな……)
菫「カボシ姫は何歳なのでしょうか?」
ゼンタ「20歳だ」
菫「あら、ゼンタ様より年上? 亘が18歳だから、ゼンタ様は18より下なんですよね?」
ゼンタ「16だよ、悪いか!」
菫「えっ16歳なの?」
ゼンタ「そうだよ! バカにするな」
菫「えっ、しませんよ。すごいと思います。その年で騎士団長を務めて、団員をまとめて。大変なこともきっとあるでしょう。自分より年上や長くいる方には、色々言われるでしょうし……すごいね、ゼンタ様」
ゼンタ「お、お前になにがわかる……」
菫「あなたの苦労はわかりませんが、大変だと想像はつきますよ。頑張っているのね」
ゼンタ「……」
菫「ゼンタ様? どうしたの、うつむいて」
ゼンタ「お、おい、突然覗き込むな! 離れろ」
菫「わっ……」
ゼンタ「! わ、悪い! 痛かったか?」
菫「大丈夫ですよ、少し手の甲をひっかいただけです」
ゼンタ「血が出てる……悪かった、医務室に行こう」
菫「えっ、これくらい平気ですよ。それに今動いたらカボシ姫を見失いますよ」
ゼンタ「それはいい。今はお前の手の甲に痕が残らないかが心配だ」
菫「え? 今はカボシ姫を護衛中じゃないの?」
ゼンタ「は?」
菫「カボシ姫を遠くから見守って、怪しい人がいないか見ていたんでしょ?」
ゼンタ「ええと……」
菫「誰にも言うなって言ってたから、秘密で仕事をしてるんじゃないの?」
ゼンタ「違う……ただ俺が見ていたかっただけだ。今はお前の怪我が心配なんだ。一緒に医務室に行こう」
菫(あっ、仕事じゃなかったのか! じゃあわたし、ゼンタ様の恋路を邪魔する形で声をかけちゃったのね!)
菫「すみません、馬に蹴られてきます……」
ゼンタ「なんで⁉」
菫「医務室は本当に大丈夫です。じゃあ、わたしはこれで……」
ゼンタ「どうしたんだよ? 医務室が嫌なら俺の部屋で手当てしようか?」
菫「いえいえ。こんなの舐めておけば治りますから」
ゼンタ「……じゃあ早くやれよ」
菫「え?」
ゼンタ「早く舐めて治せ」
菫「ふふ、あとでやりますから。心配ありがとう」
ゼンタ「そんな言葉はいらないんだよ。俺が見ているところでやれよ。そうしないと安心できないから」
菫(……えっ?)
菫「わ、わかりましたよ」
ゼンタ「……おい、そんな表面上舐めるくらいじゃ治るわけないだろ。手、貸して」
菫「え?」
ゼンタ「俺が舐める」
菫(えーーーー⁉)
菫「ちょっ……ゼンタ様……ふ、ふふっ、くすぐったい……」
ゼンタ「おい、引っ張るなよ。舐めづらい」
菫「……んっ……」
ゼンタ「変な声だすな……」
菫「……」
ゼンタ「……目を潤ませるな! 俺が変な気分になるだろ」
菫「……ゼンタ様のせいです」
ゼンタ「は? はあ? 俺は純粋な気持ちでだな……」
菫「ゼンタ様の頬は?」
ゼンタ「は?」
菫「わたしがさっきひっかいたゼンタ様の頬。少し血がでましたけど」
ゼンタ「俺のはいいんだよ」
菫「あら、わたしはダメでゼンタ様はいいの?」
ゼンタ「俺はいいの。お前は痕が残ったら困るだろ。おい、舌出すな! 近づくなよ」
菫「お返し」
ゼンタ「いいよ、俺は! やめ……ろ……っ」
菫「頬は自分では舐められませんものね」
ゼンタ「や、やめ……んっ……」
菫「ゼンタ様も良い声出しますね……かわいい……」
ゼンタ「……変な舐め方するなよ……ワタルさんに誤解されるぞ……」
菫(悔しい……わたしが年下の男の子に翻弄されるなんて、何かの間違いだわ)
ゼンタ「も、もうやめろ……あっ……」
菫「はい、終わり。危なかったね」
ゼンタ「なにが!」
菫「もう少し下の方引っ掻いてたら、唇に当たってたから」
ゼンタ「は?」
菫「ああ、危なかったね、じゃなくて、惜しかったねって言えば良かったのかな?」
ゼンタ「な、なんだお前! この魔女め! 俺を誑かすなよ」
菫「あら、仕掛けてきたのはあなたの方ですよ」
ゼンタ「……」
菫「妊娠したら、責任取ってね」
ゼンタ「は、肌をなめたくらいで妊娠するか! バカ!」
菫(危なかった……やり込められるところだった……年下の男の子、侮れないな……)
☆終わり☆
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