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第1章★女帝、降臨★
第8話☆ヒーロー☆※
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太一が心配だったが、気合をいれるために少し1人になりたいというので、菫は稲田別邸を散策することにした。
敷地が広く、平屋だったがまるで武家屋敷のように部屋数が沢山あったため、迷ってしまうかが心配だった。
しかし当主問題でピリピリしているこの稲田一族別邸では、少し息抜きをしたいと深呼吸をしに庭に出た。
「大変だな、太一様」
庭の池の鯉を眺めながら、菫はポツリと呟いた。
すると後ろから声が聞こえてきた。
「姫様は太一推しなんですか。あの悪魔を側に置きたいわけですか、王族は」
振り返ると、先程マユラと座っていた3人のうちの1人が菫を見下ろしていた。
少しバカにしたような冷たい目をしている。分家の子供3人とは遠目で見たことがあるが、会話をしたことがなかった。
「いえ。わたしは中立の立場でいなければならないので……」
「でも、心情的には太一を推してる、と」
グイッと菫に近付いてニヤリと笑う不遜な男に、菫は思わず嫌悪感が出てしまった。
年の頃は二十歳前後だろうか。歪んだ笑みが感じ悪かった。
「おっと、初めまして、だよな。俺は稲田一族分家の長男、センジュだ。まあ俺が当主になるだろうから、あなたに忠誠を誓いますよ、王女様」
センジュと名乗る男は、菫を見て突然手を掴むと、手の甲に口づけを落としてきた。
菫はニコッと微笑む。
「センジュ様、よろしくお願い致します。どうやって当主を決めるか、ご存知なのですか?」
「いや。でもどう考えても分家長男の俺がなりますよ。だって本家には父上とマユラ様の子がいないでしょう」
「あら、太一様かもしれないし、センジュ様の弟2人のどちらかかもしれませんよ」
「はっ。姫様は少しおつむが足りないようですね、可哀想に」
センジュがバカにしたように菫を見下ろした。
「八雲父上は確かに愛人が3人いたようです。愛人の子供もいるらしい。ですが社会的立場は弱い。どう考えても堂々と分家の子供が強いでしょう」
「そっか。では、センジュ様は稲田一族当主になりたいのですか?」
「ふん、当たり前です。そんなこともわからないのですか、王女様は。勉強せずにパーティーや遊びばかりして暮らしてきたんでしょうね」
息を吐くように不快なことを言う人だな、と菫は思ったが、とりあえずにこにこ笑っていることにした。
「センジュ様、鯉はお好き?」
こういうときは世間話が良いかな、と菫が池を見て聞いてみると、センジュは歪んだ笑顔で菫の顎に手をあてて持ち上げてきた。
「なるほど、我らがプリンセスはお戯れに遊び相手でも探しておられるのですか?」
え? と思ったが、鯉と恋を間違えているのかとわかった瞬間、センジュが顔を近付けて菫に口づけをしてきた。
「んっ」
菫が慌ててセンジュを引き離そうとしたが、強い力で逆に抱きしめられてしまう。
センジュ様、違う……と声をあげようとしたが上げられず、彼の舌に絡められるように菫の舌が吸い上げられた。
「センジュ様……やめ、んっ、んっ!」
「……菫様……ふ……ふっ……」
やがてセンジュの息が上がり、菫を抱きしめる手が色を帯びてきた。
「太一様、助け……」
太一のいる離れの個室へと声が届くように口を開いたが、すぐにセンジュの舌に絡められて上手く声が出せなかった。
「あらあら、菫様。こんな公の場所で、センジュと熱い口づけを交わしているなんて、隅に置けませんわね」
後ろから妖艶な笑い声が聞こえた。
やられた、と思った瞬間、菫はセンジュの胸を押して離れさせた。
「マユラ様……」
「あら、続けて下さいな。でも、知りませんでしたわ。こんなに焦がれるような恋をなさってたなんて。でも、センジュが当主になれば、その地位で王女様と結婚もできるようになりますね」
菫は慌てて唇を押さえた。王家乗っ取りだろうか、と菫はかつての敵、御剣の顔を思い出しながら考えを巡らせていた。
「わたし、今日初めてセンジュ様とお会いしました。恋人ではありません」
マユラはそれを聞いてクスッと微笑んだ。
「まあ、一目惚れってあるのね。若いって、良いですね、センジュ」
「……ええ、マユラ様。俺と菫王女は燃えるような恋を、まさに今始めたんですよ」
「嘘を言わないで」
菫が慌ててセンジュを見上げると、センジュは菫の肩を抱いた。
「嘘ではないですよ、マユラ様」
「わかっていますよ、センジュ。センジュと菫様には一室、豪華な部屋を用意しましょうね。当主の話し合いが楽しみだわ。早く全員揃わないかしら」
ふふ、と笑いながらマユラは去って行った。
残された菫は、自分の迂闊さを恨みながらセンジュから離れるように距離を取った。
しかしセンジュは菫を見下ろしてニヤニヤと笑っている。
「菫様、今夜は俺と同じ部屋で愛し合いましょう。たっぷり可愛がってやりますよ」
「あなたじゃ、わたしを手懐けるのは無理よ。返り討ちにしてやるわ」
クスッと含み笑いをすると、センジュが顔を歪めた。
「クソ生意気な……」
「その言葉、言われ慣れているから、もう傷すらつかないわ」
菫はセンジュとマユラが繋がっていることを頭の隅に置いた。
マユラはセンジュを当主に置こうとしているようだ。
あわよくば菫の推薦でも欲しいのかもしれない。
「フン、俺が当主になれるよう、せいぜい役に立ってもらいますよ」
「強引なことをされればされるほど、その気持ちはなくなっていきますね」
「生意気ですね。しかしそこがいい」
ニヤニヤ笑いながらセンジュが再び菫に近付いてきたので、菫は後退りをした。
「ウブなんですね。意外と可愛いところがあるじゃないですか」
「嫌がっているのよ。女心のわからない人ですね」
センジュがジリジリと迫ってくる。
菫は池ギリギリまで追い込まれてしまった。
もうこの際落ちてしまおう、と池に倒れ込もうと身を傾けた。
すると、その瞬間菫は誰かに背中を支えられて横抱きにされ宙を舞っていた。
「……え?」
誰かが池に落ちるのと、センジュから菫の身を守ってくれたのだ。
「……大丈夫、菫?」
落ち着いたトーンの低く優しい声がきこえた。
菫が顔をあげると、カルラが菫を心配そうな顔で見ていた。
「え、カルラ……様……?」
地面にトンと降り、しゃがみこんだカルラは、菫を横抱きにしたままギュッと強く抱きしめた。
「ごめん、遅くなった」
「カルラ様、どうしてここに? 稲田一族別邸は空間をずらして結界を作っているので、ええと……普通には……見えないし……入れなくて……」
話している途中から、菫はカルラの顔が滲んで見えなくなっていた。
会いたい人に会えた喜びか、操を立てられなかった申し訳なさか、どの涙かわからなかった。
カルラはそんな菫の様子を見て指の腹で涙を拭ってくれる。
「泣くなよ、俺も泣くぞ、そんな顔してたら」
カルラも涙声になっている。菫はカルラの首に抱きつきながら静かに涙を流した。
「菫、ごめんな……遅れて……」
菫の泣いている様子を見たからか、何故かカルラも涙を流して菫を抱きしめている。
菫を取られたという感覚なのか、センジュが大股でカルラに向かってきて、しゃがんでいるカルラの背中を強い音がするほど蹴ってきた。
カルラは地面に手をついたが、菫を抱きかかえているためどうにかこらえた。
「何だお前は。俺と菫様の邪魔をするな、クソが」
カルラは菫を抱きしめながら後ろを向き、センジュを一瞬睨みつけた。
それからすぐ笑顔になる。
「ヒヒヒっ、お前の方がクソだよ。女の子に酷いことして、ただで済むと思ってるのかな~?」
多分それ、出会った頃のカルラだけには言われたくないだろうな、と菫は思っていた。
カルラに抱きつきながらも菫はわけがわからなかった。
なんでカルラは菫がここにいるとわかったのだろうか。
雷電の鏡だろうか。だが、雷電の鏡はお守り代わりに持ってきてはいたが、結界内では場所の特定はできないはずだ。
ワタルかもしれない。
ワタルが気を利かせてカルラに知らせたのだろうか。
でも今は、とにかくカルラの懐かしい匂いと温もりを離したくなくて、ずっと首に抱きついていた。
☆続く☆
敷地が広く、平屋だったがまるで武家屋敷のように部屋数が沢山あったため、迷ってしまうかが心配だった。
しかし当主問題でピリピリしているこの稲田一族別邸では、少し息抜きをしたいと深呼吸をしに庭に出た。
「大変だな、太一様」
庭の池の鯉を眺めながら、菫はポツリと呟いた。
すると後ろから声が聞こえてきた。
「姫様は太一推しなんですか。あの悪魔を側に置きたいわけですか、王族は」
振り返ると、先程マユラと座っていた3人のうちの1人が菫を見下ろしていた。
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「いえ。わたしは中立の立場でいなければならないので……」
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グイッと菫に近付いてニヤリと笑う不遜な男に、菫は思わず嫌悪感が出てしまった。
年の頃は二十歳前後だろうか。歪んだ笑みが感じ悪かった。
「おっと、初めまして、だよな。俺は稲田一族分家の長男、センジュだ。まあ俺が当主になるだろうから、あなたに忠誠を誓いますよ、王女様」
センジュと名乗る男は、菫を見て突然手を掴むと、手の甲に口づけを落としてきた。
菫はニコッと微笑む。
「センジュ様、よろしくお願い致します。どうやって当主を決めるか、ご存知なのですか?」
「いや。でもどう考えても分家長男の俺がなりますよ。だって本家には父上とマユラ様の子がいないでしょう」
「あら、太一様かもしれないし、センジュ様の弟2人のどちらかかもしれませんよ」
「はっ。姫様は少しおつむが足りないようですね、可哀想に」
センジュがバカにしたように菫を見下ろした。
「八雲父上は確かに愛人が3人いたようです。愛人の子供もいるらしい。ですが社会的立場は弱い。どう考えても堂々と分家の子供が強いでしょう」
「そっか。では、センジュ様は稲田一族当主になりたいのですか?」
「ふん、当たり前です。そんなこともわからないのですか、王女様は。勉強せずにパーティーや遊びばかりして暮らしてきたんでしょうね」
息を吐くように不快なことを言う人だな、と菫は思ったが、とりあえずにこにこ笑っていることにした。
「センジュ様、鯉はお好き?」
こういうときは世間話が良いかな、と菫が池を見て聞いてみると、センジュは歪んだ笑顔で菫の顎に手をあてて持ち上げてきた。
「なるほど、我らがプリンセスはお戯れに遊び相手でも探しておられるのですか?」
え? と思ったが、鯉と恋を間違えているのかとわかった瞬間、センジュが顔を近付けて菫に口づけをしてきた。
「んっ」
菫が慌ててセンジュを引き離そうとしたが、強い力で逆に抱きしめられてしまう。
センジュ様、違う……と声をあげようとしたが上げられず、彼の舌に絡められるように菫の舌が吸い上げられた。
「センジュ様……やめ、んっ、んっ!」
「……菫様……ふ……ふっ……」
やがてセンジュの息が上がり、菫を抱きしめる手が色を帯びてきた。
「太一様、助け……」
太一のいる離れの個室へと声が届くように口を開いたが、すぐにセンジュの舌に絡められて上手く声が出せなかった。
「あらあら、菫様。こんな公の場所で、センジュと熱い口づけを交わしているなんて、隅に置けませんわね」
後ろから妖艶な笑い声が聞こえた。
やられた、と思った瞬間、菫はセンジュの胸を押して離れさせた。
「マユラ様……」
「あら、続けて下さいな。でも、知りませんでしたわ。こんなに焦がれるような恋をなさってたなんて。でも、センジュが当主になれば、その地位で王女様と結婚もできるようになりますね」
菫は慌てて唇を押さえた。王家乗っ取りだろうか、と菫はかつての敵、御剣の顔を思い出しながら考えを巡らせていた。
「わたし、今日初めてセンジュ様とお会いしました。恋人ではありません」
マユラはそれを聞いてクスッと微笑んだ。
「まあ、一目惚れってあるのね。若いって、良いですね、センジュ」
「……ええ、マユラ様。俺と菫王女は燃えるような恋を、まさに今始めたんですよ」
「嘘を言わないで」
菫が慌ててセンジュを見上げると、センジュは菫の肩を抱いた。
「嘘ではないですよ、マユラ様」
「わかっていますよ、センジュ。センジュと菫様には一室、豪華な部屋を用意しましょうね。当主の話し合いが楽しみだわ。早く全員揃わないかしら」
ふふ、と笑いながらマユラは去って行った。
残された菫は、自分の迂闊さを恨みながらセンジュから離れるように距離を取った。
しかしセンジュは菫を見下ろしてニヤニヤと笑っている。
「菫様、今夜は俺と同じ部屋で愛し合いましょう。たっぷり可愛がってやりますよ」
「あなたじゃ、わたしを手懐けるのは無理よ。返り討ちにしてやるわ」
クスッと含み笑いをすると、センジュが顔を歪めた。
「クソ生意気な……」
「その言葉、言われ慣れているから、もう傷すらつかないわ」
菫はセンジュとマユラが繋がっていることを頭の隅に置いた。
マユラはセンジュを当主に置こうとしているようだ。
あわよくば菫の推薦でも欲しいのかもしれない。
「フン、俺が当主になれるよう、せいぜい役に立ってもらいますよ」
「強引なことをされればされるほど、その気持ちはなくなっていきますね」
「生意気ですね。しかしそこがいい」
ニヤニヤ笑いながらセンジュが再び菫に近付いてきたので、菫は後退りをした。
「ウブなんですね。意外と可愛いところがあるじゃないですか」
「嫌がっているのよ。女心のわからない人ですね」
センジュがジリジリと迫ってくる。
菫は池ギリギリまで追い込まれてしまった。
もうこの際落ちてしまおう、と池に倒れ込もうと身を傾けた。
すると、その瞬間菫は誰かに背中を支えられて横抱きにされ宙を舞っていた。
「……え?」
誰かが池に落ちるのと、センジュから菫の身を守ってくれたのだ。
「……大丈夫、菫?」
落ち着いたトーンの低く優しい声がきこえた。
菫が顔をあげると、カルラが菫を心配そうな顔で見ていた。
「え、カルラ……様……?」
地面にトンと降り、しゃがみこんだカルラは、菫を横抱きにしたままギュッと強く抱きしめた。
「ごめん、遅くなった」
「カルラ様、どうしてここに? 稲田一族別邸は空間をずらして結界を作っているので、ええと……普通には……見えないし……入れなくて……」
話している途中から、菫はカルラの顔が滲んで見えなくなっていた。
会いたい人に会えた喜びか、操を立てられなかった申し訳なさか、どの涙かわからなかった。
カルラはそんな菫の様子を見て指の腹で涙を拭ってくれる。
「泣くなよ、俺も泣くぞ、そんな顔してたら」
カルラも涙声になっている。菫はカルラの首に抱きつきながら静かに涙を流した。
「菫、ごめんな……遅れて……」
菫の泣いている様子を見たからか、何故かカルラも涙を流して菫を抱きしめている。
菫を取られたという感覚なのか、センジュが大股でカルラに向かってきて、しゃがんでいるカルラの背中を強い音がするほど蹴ってきた。
カルラは地面に手をついたが、菫を抱きかかえているためどうにかこらえた。
「何だお前は。俺と菫様の邪魔をするな、クソが」
カルラは菫を抱きしめながら後ろを向き、センジュを一瞬睨みつけた。
それからすぐ笑顔になる。
「ヒヒヒっ、お前の方がクソだよ。女の子に酷いことして、ただで済むと思ってるのかな~?」
多分それ、出会った頃のカルラだけには言われたくないだろうな、と菫は思っていた。
カルラに抱きつきながらも菫はわけがわからなかった。
なんでカルラは菫がここにいるとわかったのだろうか。
雷電の鏡だろうか。だが、雷電の鏡はお守り代わりに持ってきてはいたが、結界内では場所の特定はできないはずだ。
ワタルかもしれない。
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☆続く☆
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