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【7】ポーラは極める

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 テレーザは口腔深くまで肉棒を呑み込み、喉奥で強く鈴口を押し潰した。
 その瞬間、腰の奥から濁流のように欲望が弾けた。

「……ぁぁああああ!」

 大地が揺れるが如く、身の内から命の飛沫が噴き上がる。
 テレーザの口ん中でポーラはガクガクと腰を震わせた。

「……っ、はぁ、はぁ、はぁ……ごめ、だしちゃった」
「んふふ、ごちそうさま。美味しかったわ」

 テレーザは舌先に絡みつく白濁を美味しそうに飲み下した。
 そしてワインで口直して、上機嫌でポーラの服に手をかける。


「脱がせてあげる」

 靴に始まり、トラヴァース、ソックス、シャツと、どんどん取り払っていく。

「私なんて、いつも脱がされるばかり。たまには私のペースで脱いだり、脱がせたりしたいのよ!……その点、貴方は私にさせてくれるから好きよ」

 射精したばかりで賢者モードになっているだけだが、彼女が喜んでいるならいいか。

 ポーラはされるがまま裸に剥かれたが、息子はくったりヘタっている。
 一方のテレーザはまだまだ物足りないって顔で、ポーラを撫で回し、このままじゃまた喰われてしまうと危機感に襲われた。

(時間を稼がなくちゃ!!!)
 ポーラはテレーザの手を捕まえ、「今度は君の番だよ」と屈託なく微笑んだ。



 彼女の手をひき鏡の間へ移動する。
 そしてベットに腰掛け、テレーザの腰を引き寄せ自身の膝の上に座らせた。

 テレーザの艶かしい姿が鏡に映し出される。
 彼女はうっとり頬を染めて、鏡の中の自分へ視線を向けていた。

 その目が鏡越しにポーラへ向けられる。
 漆黒の瞳は欲望に胸を高鳴らせているようだ。

「この場所なら、美しい貴女を堪能できる」
「んふふふふ、もっと見て」

 婀娜あだっぽい色香を漂わすテレーザの耳朶を、ポーラはんだ。
 続けて首筋やうなじ、肩へとキスを落としていく。

「そこじゃなくて……」
 強請ねだられ、ポーラは彼女の真っ赤な唇に吸いついた。

「んん……、んァ、んふァ……」

 テレーザの鼻からくぐもった声が漏れるのを合図に、ポーラは深く舌を差し込む。
 彼女の舌を絡め取り、クチュクチュといやらしく吸い合った。

 歯の裏を舌先でくすぐると、テレーザの肩が快感に震える。
 欲望にまみれた感じやすい身体は、匠が造るバイオリンのよう。

「テレーザ、顔をみせて」

 舌を解放したポーラはテレーザの身体をひっくり返し、胸の中に背を預けさせる格好にした。
 そして両膝を大きく開かせ、自身の足にかける。

「もうパンティに染みができてる。僕のを舐めながら感じたの?」
「んふふ、だって貴方のペニス可愛いんだもの」

 テレーザは後手うしろでに、力を取り戻し始めた肉棒を摩った。
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