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【50】竜王戦
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物凄い歓声が上がり、迷路の中央がせり上がってきた。
その中央に立つカイゼル髭おネェ男オスカーは上半身裸に帆立の貝殻のブラをつけ、ピチピチの革パンツの上から股間に法螺貝を当てている。
傍にはツインテールのシャーロットとキャシーが、同じく貝殻のブラにアフロヘッドみたいなショートパンツ、ブーツ姿で控えてる。
『んっん~、アンタ達も物好きねぇ~。アタシを待ってたァ?んっんん~!そう待ってたノォ!アンタも好きねぇ、それじゃあいくわよ、野郎どもぉぉぉっぉ、ついてこぉぉぉぉぉぉい!!!』
後半、別人格に乗っ取られたかのように野太い声でシャウトをかまし、オスカーはヘッドバンキングしながら踊りだす。
バックダンサーのシャーロットとキャシーは双子のように振りをぴたりと合わせ、バックバンドは左右に揺れてリズムを刻む。
スポットライトが飛び跳ねる猫のように動き回り、七色のレーザー光が天に伸びる。
空を引き裂くような歓声が起こり、観客達も一斉に踊り始めた。
まさにカオス。
いつものアニーならドン引きしながらも、お祭りを楽しんだだろう。
しかし悲しいかな、何も感じなかった。
『そろそろ1Rが終わりますね。両チーム様子見というところでしょうか。アルタン侯とカロリーナ嬢に動きがないのが気になりますね』
『おそらく次のランドで仕留めにくると思いますよ』
実況アナにそう返した解説者の言う通り、2Rが始まってすぐ、ダリウシュとアニーはドルジ達に捕まった。
アリーナには楕円形に巨大な銅像が建っており、その一つの陰に隠れていたのだ。
アニーとダリウシュの繋がった手に向かってドルジの刃が振り下ろされる。
二人を分断し、逃げるのを防ぐためだ。
タイミングばっちりで、カロリーナにしっかり行動が読まれていた。
「くそ……」
ダリウシュは背中の刀を抜いた。
ダリウシュの太刀はドルジのよりも長いので、射程距離は広く威力も大きい。
その代わり小回りが利き難く、懐に入り込まれると逆に不利になる。
振り下ろす太刀をヒラリとかわしドルジは踏み込んでくる。
ダリウシュは後ろに飛び退いてそれを防いだ。
懐に入り込もうとするドルジを、ダリウシュは野生の勘と日々の修練の賜物で防いでいた。
『アタシはロッキン、あの娘はマッキン、おめぇら罰金、この世は税金!ファッキン!ファッキン!マッキン!ファッキン!、ファッキン!腹筋!マッキン!ファッキン!!』
スモークが吹き上がり、ドラムがドコドコビートを刻む。
うるせぇなとか、一つ腹筋入ってるぞとか。
音痴なんだよ、耳障りだよ。
集中できねぇよ、うるせぇよとか。
言いたい事が沢山あったダリウシュだが、選手の集中を妨げつつ観客を盛り上げるのがオスカーの仕事なので、グッと飲み込む。
刀を振るうドルジには一切の乱れはなく、力も技術もダリウシュの方が上なのに押され気味だ。
アニーを直接攻撃する意志はないようだが、カロリーナがいる以上こちらが不利。
何度も刀を交えれば、体力を奪われる。
そうすればいずれ懐に入り込まれ、太刀を叩き降ろされてしまう。
武器ありドルジと素手のダリウシュになると、全てにおいてダリウシュが不利だ。
そうなる前に一刻も早くこの場を離れたかった。
しかしドルジは逃がしてはくれない。
二つの白刃が蝶のように煌めく、ガキンと刃がぶつかり、ギギッと擦れる音がした後、ザザザと地面を踏みしめる足音が続いた。
「ーーーっ!」
気を取られた隙を突かれ、ドルジの刃がダリウシュの二の腕を切る。鮮血が宙を舞った。
「すまんな、ダリウシュ!しかし余所見をしてるお主が悪いぞ。集中が足らん」
ドルジは満面の笑顔で謝罪してきた。
紺のジャケットが裂け赤い血がのぞく。
カロリーナは目を逸らしたが、流された血に会場のボルテージは更に上がった。
皆んな狂ったように、もっとやれ!殴り合え!殺せ!と野蛮に叫ぶ。
「わかっているさ!」
膝を狙ってドルジは刀を振り下ろし、ダリウシュはそれをジャンプして交わしたが、ドルジはダリウシュの動きに合わせて踏み込み、肘をダリウシュの鳩尾に入れた。
「……はっ!」
息が止まったであろうダリウシュは、それでも持ち前の俊敏さで跳びのき、ドルジと距離をとる。
「降参してもいいぞ、ダリウシュ!アニーを休ませたいし、お前の動きは全て予測済みだし。お前に勝ち目はないと思うが」
「ふざけんな!」
負けず嫌いのダリウシュの闘志に更に激しく火がつく。
ドルジの臍辺りに刀の先を向け、かまえた。
奥歯を噛みしめるように引き結び、目は鋭い。
表情は険しいが、漆黒の瞳が妖しく煌めき、勝負を楽しんでいる。
温和で人の良さそうな好青年の雰囲気はなく、闘志と欲望が全開だった。
青黒い竜巻のような気迫が、ドルジの赤獅子の気迫と正面衝突をおこす。
瞬きも、呼吸すらできないほどの、緊張感が漂う。
「おまえを倒して、俺が一番強い男だと証明するよ」
「可愛くない男だ」
「いつまでも、若造扱いするな!」
犬歯を剥くダリウシュがドルジに突進し、ドルジは刀で受け止めたが、力負けし弾かれる。
しかし猫のように華麗にクルッと一回転し背後にあった迷路の岩壁に足をかけ刀を振り上げ踏み込んできた。
ダリウシュはその攻撃を間一髪で交わし、遠心力をつけながら、裏拳を繰り出すように真横に刀を振ったが、それも交わされてしまう。
力みすぎて前のめりになったのを、ドルジは見逃さなかった。
いや、この瞬間を待ちわびていたというべきだろうか。
肩めがけて刃を突き出す。
ダリウシュは目を細めて瞳孔だけを見開いた。
アニーの目には、ドルジが地を蹴り、ふわと紅の衣装が浮くのがスローモーションのように流れた。
『ダルが負けたら、貴女がドルジ様と戦いなさい』
ミシェルの声が脳内でリプレイされた瞬間、いやその前から、アニーの身体は無意識で動き、考えるより先に二人の間に投げ出されていた。
「ドルジ!!!」
現在、もしくは未来を透視したカロリーナがいち早く叫んだ。
ドルジの刃先は真っ直ぐアニーに向けられており、刺されたら死ぬんだなと思った。
受け入れるように目を瞑るアニーに、ドルジは笑顔を崩し、焦りで眉を顰め、クソっ!と悪態をついた。
支えがないため、宙を浮く身体は止められない。
なんとか刀だけは軌道から逸らしたが、それでもアニー目掛けて猛スピードでぶつかっていく。
男女の体格差は大きい。
このままでは大怪我は免れないだろう。
ーー死ぬ前に、ミミの笑顔がみたい。ミミの笑顔に会いたい。
その中央に立つカイゼル髭おネェ男オスカーは上半身裸に帆立の貝殻のブラをつけ、ピチピチの革パンツの上から股間に法螺貝を当てている。
傍にはツインテールのシャーロットとキャシーが、同じく貝殻のブラにアフロヘッドみたいなショートパンツ、ブーツ姿で控えてる。
『んっん~、アンタ達も物好きねぇ~。アタシを待ってたァ?んっんん~!そう待ってたノォ!アンタも好きねぇ、それじゃあいくわよ、野郎どもぉぉぉっぉ、ついてこぉぉぉぉぉぉい!!!』
後半、別人格に乗っ取られたかのように野太い声でシャウトをかまし、オスカーはヘッドバンキングしながら踊りだす。
バックダンサーのシャーロットとキャシーは双子のように振りをぴたりと合わせ、バックバンドは左右に揺れてリズムを刻む。
スポットライトが飛び跳ねる猫のように動き回り、七色のレーザー光が天に伸びる。
空を引き裂くような歓声が起こり、観客達も一斉に踊り始めた。
まさにカオス。
いつものアニーならドン引きしながらも、お祭りを楽しんだだろう。
しかし悲しいかな、何も感じなかった。
『そろそろ1Rが終わりますね。両チーム様子見というところでしょうか。アルタン侯とカロリーナ嬢に動きがないのが気になりますね』
『おそらく次のランドで仕留めにくると思いますよ』
実況アナにそう返した解説者の言う通り、2Rが始まってすぐ、ダリウシュとアニーはドルジ達に捕まった。
アリーナには楕円形に巨大な銅像が建っており、その一つの陰に隠れていたのだ。
アニーとダリウシュの繋がった手に向かってドルジの刃が振り下ろされる。
二人を分断し、逃げるのを防ぐためだ。
タイミングばっちりで、カロリーナにしっかり行動が読まれていた。
「くそ……」
ダリウシュは背中の刀を抜いた。
ダリウシュの太刀はドルジのよりも長いので、射程距離は広く威力も大きい。
その代わり小回りが利き難く、懐に入り込まれると逆に不利になる。
振り下ろす太刀をヒラリとかわしドルジは踏み込んでくる。
ダリウシュは後ろに飛び退いてそれを防いだ。
懐に入り込もうとするドルジを、ダリウシュは野生の勘と日々の修練の賜物で防いでいた。
『アタシはロッキン、あの娘はマッキン、おめぇら罰金、この世は税金!ファッキン!ファッキン!マッキン!ファッキン!、ファッキン!腹筋!マッキン!ファッキン!!』
スモークが吹き上がり、ドラムがドコドコビートを刻む。
うるせぇなとか、一つ腹筋入ってるぞとか。
音痴なんだよ、耳障りだよ。
集中できねぇよ、うるせぇよとか。
言いたい事が沢山あったダリウシュだが、選手の集中を妨げつつ観客を盛り上げるのがオスカーの仕事なので、グッと飲み込む。
刀を振るうドルジには一切の乱れはなく、力も技術もダリウシュの方が上なのに押され気味だ。
アニーを直接攻撃する意志はないようだが、カロリーナがいる以上こちらが不利。
何度も刀を交えれば、体力を奪われる。
そうすればいずれ懐に入り込まれ、太刀を叩き降ろされてしまう。
武器ありドルジと素手のダリウシュになると、全てにおいてダリウシュが不利だ。
そうなる前に一刻も早くこの場を離れたかった。
しかしドルジは逃がしてはくれない。
二つの白刃が蝶のように煌めく、ガキンと刃がぶつかり、ギギッと擦れる音がした後、ザザザと地面を踏みしめる足音が続いた。
「ーーーっ!」
気を取られた隙を突かれ、ドルジの刃がダリウシュの二の腕を切る。鮮血が宙を舞った。
「すまんな、ダリウシュ!しかし余所見をしてるお主が悪いぞ。集中が足らん」
ドルジは満面の笑顔で謝罪してきた。
紺のジャケットが裂け赤い血がのぞく。
カロリーナは目を逸らしたが、流された血に会場のボルテージは更に上がった。
皆んな狂ったように、もっとやれ!殴り合え!殺せ!と野蛮に叫ぶ。
「わかっているさ!」
膝を狙ってドルジは刀を振り下ろし、ダリウシュはそれをジャンプして交わしたが、ドルジはダリウシュの動きに合わせて踏み込み、肘をダリウシュの鳩尾に入れた。
「……はっ!」
息が止まったであろうダリウシュは、それでも持ち前の俊敏さで跳びのき、ドルジと距離をとる。
「降参してもいいぞ、ダリウシュ!アニーを休ませたいし、お前の動きは全て予測済みだし。お前に勝ち目はないと思うが」
「ふざけんな!」
負けず嫌いのダリウシュの闘志に更に激しく火がつく。
ドルジの臍辺りに刀の先を向け、かまえた。
奥歯を噛みしめるように引き結び、目は鋭い。
表情は険しいが、漆黒の瞳が妖しく煌めき、勝負を楽しんでいる。
温和で人の良さそうな好青年の雰囲気はなく、闘志と欲望が全開だった。
青黒い竜巻のような気迫が、ドルジの赤獅子の気迫と正面衝突をおこす。
瞬きも、呼吸すらできないほどの、緊張感が漂う。
「おまえを倒して、俺が一番強い男だと証明するよ」
「可愛くない男だ」
「いつまでも、若造扱いするな!」
犬歯を剥くダリウシュがドルジに突進し、ドルジは刀で受け止めたが、力負けし弾かれる。
しかし猫のように華麗にクルッと一回転し背後にあった迷路の岩壁に足をかけ刀を振り上げ踏み込んできた。
ダリウシュはその攻撃を間一髪で交わし、遠心力をつけながら、裏拳を繰り出すように真横に刀を振ったが、それも交わされてしまう。
力みすぎて前のめりになったのを、ドルジは見逃さなかった。
いや、この瞬間を待ちわびていたというべきだろうか。
肩めがけて刃を突き出す。
ダリウシュは目を細めて瞳孔だけを見開いた。
アニーの目には、ドルジが地を蹴り、ふわと紅の衣装が浮くのがスローモーションのように流れた。
『ダルが負けたら、貴女がドルジ様と戦いなさい』
ミシェルの声が脳内でリプレイされた瞬間、いやその前から、アニーの身体は無意識で動き、考えるより先に二人の間に投げ出されていた。
「ドルジ!!!」
現在、もしくは未来を透視したカロリーナがいち早く叫んだ。
ドルジの刃先は真っ直ぐアニーに向けられており、刺されたら死ぬんだなと思った。
受け入れるように目を瞑るアニーに、ドルジは笑顔を崩し、焦りで眉を顰め、クソっ!と悪態をついた。
支えがないため、宙を浮く身体は止められない。
なんとか刀だけは軌道から逸らしたが、それでもアニー目掛けて猛スピードでぶつかっていく。
男女の体格差は大きい。
このままでは大怪我は免れないだろう。
ーー死ぬ前に、ミミの笑顔がみたい。ミミの笑顔に会いたい。
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