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【21】重なる躰◆
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湯気立ち上る浴室の空気が淫靡なものへと変わった。
ダリウシュの指が頤にふれ、頬の削げた精悍な男臭い顔が迫ってくる。
愛嬌のある双眸に一瞬、雄の色気がギラリと光る。
それが自然なことであるように、唇は惹かれあい重なった。
そっと唇を押し付け、形を確かめるように肌を滑らせる。
一度唇を触れ合わせると、キスはすぐに深くなった。
二年前、どんな風にキスをしたか、そもそもキスを交わしたかさえもよく覚えてない。
しかし触れた時、奥歯の下から唾液が溢れた。
欲しかったのだと、飢えを思い知る。
彼の唇を手に入れた喜びで、アニーの全身は歓喜に震えていた。
下唇を食まれ、開いた口内に舌が入ってくる。
歯列をなぞられ、舌先を絡めて遊ばせ合う。
溢れる唾液を吸われれば、アニーは甘える猫のようにしなだれかかった。
思うところは沢山あるはずなのに、何も浮かんでこない。
ただただ気持ちが快く、彼の躰に溺れていたかった。
寂しくて不安で。
誰かに甘やかしてほしい。
それが好きな男なら尚の事、一時の夢でもいいから覚めないでいたい。
ダリウシュの舌先が上顎を撫で、角度を変え届く範囲の奥の奥まで挿入ってくる。
舌を伝って唾液が流れ込み、それをかき混ぜるようにアニーも舌を絡み合わせ、貪るように吸いあった。
そこからは頭の中がぼんやりして、よく覚えていない。
ただ夢中で彼を求めた。
ダリウシュは興奮で荒い鼻息のまま、肌に張り付いたアニーの服を脱がせる。
そして子どもにするように抱き上げた。
アニーはダリウシュの大きな尻に足を回し、寝室へと歩を進める間、彼の唇に吸い付き、舌を吸った。
ベッドに押し倒され唇が離れると、二人の間に唾液の糸が紡がれ、早くも心臓が壊れそうなほどドキドキした。
胸カップが入った夜用のシュミーズを脱がされ、珊瑚色の乳首があらわになる。
ダリウシュは淫らに昂った眼差しでそこを見つめ、唾を飲み込み「可愛い色だな」と褒めてくれる。
そして中指と人差し指を舐め、乳房に触れた。
「ふぁ、ぁ……」
ざわっと肌が震えるような感触にアニーは無意識に息を詰めた。
彼の指の動きは優しく丁寧で、フェザータッチで乳暈回りを撫でる所から始まり、胸の突起を見つけると執拗にこね回し押し潰した。
あっという間に乳首は赤く色づき硬く芯をもって勃ちあがる。
「おいしそ……」
ダリウシュはアニーの胸元に頭を埋めた。
唇で乳首を挟まれ、吸われ、舌先で転がされる。
固い掌が脇腹、くびれ腰からお尻までを何度も往復して撫でる。
じれったいような、くすぐったいような、なんともいえない感覚が広がった。
「ぁ、ぁぁ…ダリ、ウシュ……」
たまらなく気持ち快く、強烈な感覚にアニーは甘い声をあげた。
男の黒髪に両手を差し入れ、締め付けるように頭を抱くが、ダリウシュはかまわず唾液で濡れて敏感になった乳首を指で擦り、もう片方の胸の蕾に唇を移す。
頂を柔らかく口に含み唾液塗れにしたら、歯をたてて甘噛みし、更にチュウチュウと強めに吸う。
胸への刺激だけで快楽の炎が全身を包み、アニーは上体を反らして腰をくねらせた。
臍の下がじんじんと疼き、蜜壺から愛液が潤む。
さんざん舌で弄んだダリウシュは湿った音を立て蕾から口を離した。
両方の乳首が真っ赤に熟れ卑猥だ。
ダリウシュは息を整える間も与えず下着を引き下ろし、強引にアニーの両足を抱え上げた。
「あっ、やぁ!!」
腰が浮き上がり、潤む蜜壺が男の鼻先に突き出される。
アニーは強烈な羞恥に顔を隠して、非難めいた高い声を上げた。
女性器は貝のように閉じ、風呂の湯で赤茶色の陰毛がしっとり濡れている。
「いい眺め」
ダリウシュは餌を前にした肉食獣みたいに、舌舐めずりしている。
雄の色香にアニーは羞恥を忘れて魅入った。
彼は鼠径部に頬ずりし、女性器のもりあがった部分に舌を這わせる。
柔らかさを楽しむ手つきで、女性器のふかふかの丘をやわやわと揉んだ後、左右に開いた。
濡れた秘所に暖かな吐息がかかり、羞恥がスパイスとなって興奮が増した。
蜜壺の入り口はヒクヒクと蠢き、快楽の証である愛液を零して男の指を濡らす。
「指、挿入れるよ……痛かったら言って」
「あぁぁ……はぁ、ぁ!ぁぁ!」
濡れそぼった蜜壺に指が挿入ってくる。
二年ぶりの挿入にピリッとする。
異物感があったが、ダリウシュが花芯にキスしてきたので、そんな感覚は疼きに塗り替えられ、たまらずアニーは腰を跳ね上げた。
「だめ、ダリウシュ!」
「ん?」
切羽詰まった声が出たが、蜜壺はズブズブと男の指を飲み込み与えられる愛撫に悦んでいる。
根元まで挿入った指は自分の雄の形を確かめるように膣壁をぐるっと撫でた。
「痛くない?」
優しく訊ねられ、アニーは目尻から涙を零して頷いた。
普段の快活な少年のような彼からは想像もつかないくらいエロティックで甘い雰囲気。
見つめられる先から、チョコレートのように溶けてしまいそうだ。
「よかった……ここはまだ俺の形だ」
「はぁ、んん、んぁ、はぁぁ!」
花芯が柔らかく熱い感触に包まれしゃぶられる。
よしよしと褒めるように、ダリウシュは唾液を絡め舌先でそれを転がした。
あまりの快感に胎の奥からぐずぐずに蜜が蕩け出した。
蜜壺には既に二本も指が差し込まれ、愛液まみれのそれで中を大きく掻き回している。
花芯を挟んで中から指の腹、外から舌の腹で押し潰されれば、目の前に白い星が散った。
「ん、すっげぇ、いい反応……」
「あ!、だめぇ!、……はぁ!、っぁん!」
目尻から涙を溢し、足を開いては閉じ。
ダリウシュの髪に指を絡め、ただただアニーは喘いだ。
快楽の波に揺られ大きく仰け反る身体を、跳ねる腰を、男の腕が押さえ込み、身動きの取れない状態で執拗に舌を這わされる。もう
どうしようもない。
身体中で蓄積された快楽が決壊寸前で漏れそう。
「ぁぁぁ、イク!、ぃ、っあ、んん、ぁぁぁぁ!」
漏れたと思った瞬間にカッと全身が強く火照って硬直し、閃光が走ったかと思えば、それまで追い詰めるように迫ってきた快楽が霧散する。
アニーは腰から太ももまでを小刻みに痙攣させ絶頂に達した。
大波に攫われたようだ。
あまりに強烈で、初めて達したような気になる。
二年前もそう思ったのかもしれないが、時を共有し言葉を交わし肌を合わせることで、同じ体験でもより新しく上書きされるのかもしれない。
唇を離したダリウシュは、ようやくアニーの腰をシーツにおろした。
二本の指はまだ蜜壺に挿入ったままで、抜こうとすると物欲しげに襞が絡みつく。
「すごいな……」
感動したような口調、欲望を飲み込むようにダリウシュの喉仏が上下する。
飲み込んだりせず、全部ぶつけてほしい。もっともっと求められたい。
「ダリ……シュ、も…、きて」
たまらずアニーは縋るように腕を掴んだ。
ダリウシュは上体を倒し「コレ?……これが欲しい?」と耳元で甘く囁く。
熱く疼く部分に硬いモノ押し当てられ、隘路がしとどに疼いた。
血管を浮き立たせた雄杭は先走り濡れ、テラテラと鈍く光る。
アニーは息を呑んで胸を昂らせた。
勃起した男性器が愛おしく、欲しくてたまらない。
強く頷くと、「俺も」と吐息で呟き、一気に男根が挿入ってくる。
「んぁぁぁぁ……」
アニーはシーツを引きつかみ、身体の内側から噴き上がる熱に溺れそうになるのを必死にこらえた。
ダリウシュの雄杭はガチガチに固く、いったん根元まで差し込まれると、腰をつかんで揺すり上げるようにグラインドしはじめた。
花芯の裏側、感じるポイントをカリ首が通り過ぎると、膣壁が蠢く。
「はぁ、ぁぁ、そこ、好ぁ」
「ここ?ここがアニーの快い場所か……」
ダリウシュはその一点をピンポイントで刺激する。
男根で膣壁をおされる毎に疼きが増し、最後には脳天が黄色い閃光で痺れ、強い快感に支配される。
「ぁぁぁぁぁ!」
アニーは全身を戦慄かせ、中にあるモノをキツく締め身悶えた。
「……今、膣内で達った?」
「わか、な……」
涙に濡れた眸で見上げると、雄杭が更に大きくなった。
ダリウシュは全身でのし掛かり、長いストロークでガツガツと出し入れを始める。
奥の奥まで挿入した鈴口が子宮口を押し潰し、キスしてるようだと思った瞬間、脳がドロドロに蕩けた。
花芯への愛撫は一瞬だけ気が触れるような、強い快感がある。
挿入は鋭い刺激は伴わないが、ジュクジュクと熟れるうな刺激がある。
打ち付けられる衝撃、荒い呼吸音、ダリウシュが自分を求めてくれているという事実に胸が満たされる。
「はぁ、んぁ、ぁ、ぁ!」
「アニー……アニー!!」
吐く息が甘い嬌声となる。
熱っぽく名前を呼ぶ声が、軋むほど強く身体を包み込む。
息苦しくて、アニーは顔を歪めた。
「ごめ、出る、……っ、っぅ!!」
「っ、ぅぁ、っぁぁあ!」
二人がほぼ同時に声をあげ、アニーは膣内に熱い飛沫を感じた。
ダリウシュの身体は強張り、男根が全てを吐き出すように痙攣を繰り返す。
その動きに愛おしさを募らせ、アニーも快感に震えた。
ダリウシュの指が頤にふれ、頬の削げた精悍な男臭い顔が迫ってくる。
愛嬌のある双眸に一瞬、雄の色気がギラリと光る。
それが自然なことであるように、唇は惹かれあい重なった。
そっと唇を押し付け、形を確かめるように肌を滑らせる。
一度唇を触れ合わせると、キスはすぐに深くなった。
二年前、どんな風にキスをしたか、そもそもキスを交わしたかさえもよく覚えてない。
しかし触れた時、奥歯の下から唾液が溢れた。
欲しかったのだと、飢えを思い知る。
彼の唇を手に入れた喜びで、アニーの全身は歓喜に震えていた。
下唇を食まれ、開いた口内に舌が入ってくる。
歯列をなぞられ、舌先を絡めて遊ばせ合う。
溢れる唾液を吸われれば、アニーは甘える猫のようにしなだれかかった。
思うところは沢山あるはずなのに、何も浮かんでこない。
ただただ気持ちが快く、彼の躰に溺れていたかった。
寂しくて不安で。
誰かに甘やかしてほしい。
それが好きな男なら尚の事、一時の夢でもいいから覚めないでいたい。
ダリウシュの舌先が上顎を撫で、角度を変え届く範囲の奥の奥まで挿入ってくる。
舌を伝って唾液が流れ込み、それをかき混ぜるようにアニーも舌を絡み合わせ、貪るように吸いあった。
そこからは頭の中がぼんやりして、よく覚えていない。
ただ夢中で彼を求めた。
ダリウシュは興奮で荒い鼻息のまま、肌に張り付いたアニーの服を脱がせる。
そして子どもにするように抱き上げた。
アニーはダリウシュの大きな尻に足を回し、寝室へと歩を進める間、彼の唇に吸い付き、舌を吸った。
ベッドに押し倒され唇が離れると、二人の間に唾液の糸が紡がれ、早くも心臓が壊れそうなほどドキドキした。
胸カップが入った夜用のシュミーズを脱がされ、珊瑚色の乳首があらわになる。
ダリウシュは淫らに昂った眼差しでそこを見つめ、唾を飲み込み「可愛い色だな」と褒めてくれる。
そして中指と人差し指を舐め、乳房に触れた。
「ふぁ、ぁ……」
ざわっと肌が震えるような感触にアニーは無意識に息を詰めた。
彼の指の動きは優しく丁寧で、フェザータッチで乳暈回りを撫でる所から始まり、胸の突起を見つけると執拗にこね回し押し潰した。
あっという間に乳首は赤く色づき硬く芯をもって勃ちあがる。
「おいしそ……」
ダリウシュはアニーの胸元に頭を埋めた。
唇で乳首を挟まれ、吸われ、舌先で転がされる。
固い掌が脇腹、くびれ腰からお尻までを何度も往復して撫でる。
じれったいような、くすぐったいような、なんともいえない感覚が広がった。
「ぁ、ぁぁ…ダリ、ウシュ……」
たまらなく気持ち快く、強烈な感覚にアニーは甘い声をあげた。
男の黒髪に両手を差し入れ、締め付けるように頭を抱くが、ダリウシュはかまわず唾液で濡れて敏感になった乳首を指で擦り、もう片方の胸の蕾に唇を移す。
頂を柔らかく口に含み唾液塗れにしたら、歯をたてて甘噛みし、更にチュウチュウと強めに吸う。
胸への刺激だけで快楽の炎が全身を包み、アニーは上体を反らして腰をくねらせた。
臍の下がじんじんと疼き、蜜壺から愛液が潤む。
さんざん舌で弄んだダリウシュは湿った音を立て蕾から口を離した。
両方の乳首が真っ赤に熟れ卑猥だ。
ダリウシュは息を整える間も与えず下着を引き下ろし、強引にアニーの両足を抱え上げた。
「あっ、やぁ!!」
腰が浮き上がり、潤む蜜壺が男の鼻先に突き出される。
アニーは強烈な羞恥に顔を隠して、非難めいた高い声を上げた。
女性器は貝のように閉じ、風呂の湯で赤茶色の陰毛がしっとり濡れている。
「いい眺め」
ダリウシュは餌を前にした肉食獣みたいに、舌舐めずりしている。
雄の色香にアニーは羞恥を忘れて魅入った。
彼は鼠径部に頬ずりし、女性器のもりあがった部分に舌を這わせる。
柔らかさを楽しむ手つきで、女性器のふかふかの丘をやわやわと揉んだ後、左右に開いた。
濡れた秘所に暖かな吐息がかかり、羞恥がスパイスとなって興奮が増した。
蜜壺の入り口はヒクヒクと蠢き、快楽の証である愛液を零して男の指を濡らす。
「指、挿入れるよ……痛かったら言って」
「あぁぁ……はぁ、ぁ!ぁぁ!」
濡れそぼった蜜壺に指が挿入ってくる。
二年ぶりの挿入にピリッとする。
異物感があったが、ダリウシュが花芯にキスしてきたので、そんな感覚は疼きに塗り替えられ、たまらずアニーは腰を跳ね上げた。
「だめ、ダリウシュ!」
「ん?」
切羽詰まった声が出たが、蜜壺はズブズブと男の指を飲み込み与えられる愛撫に悦んでいる。
根元まで挿入った指は自分の雄の形を確かめるように膣壁をぐるっと撫でた。
「痛くない?」
優しく訊ねられ、アニーは目尻から涙を零して頷いた。
普段の快活な少年のような彼からは想像もつかないくらいエロティックで甘い雰囲気。
見つめられる先から、チョコレートのように溶けてしまいそうだ。
「よかった……ここはまだ俺の形だ」
「はぁ、んん、んぁ、はぁぁ!」
花芯が柔らかく熱い感触に包まれしゃぶられる。
よしよしと褒めるように、ダリウシュは唾液を絡め舌先でそれを転がした。
あまりの快感に胎の奥からぐずぐずに蜜が蕩け出した。
蜜壺には既に二本も指が差し込まれ、愛液まみれのそれで中を大きく掻き回している。
花芯を挟んで中から指の腹、外から舌の腹で押し潰されれば、目の前に白い星が散った。
「ん、すっげぇ、いい反応……」
「あ!、だめぇ!、……はぁ!、っぁん!」
目尻から涙を溢し、足を開いては閉じ。
ダリウシュの髪に指を絡め、ただただアニーは喘いだ。
快楽の波に揺られ大きく仰け反る身体を、跳ねる腰を、男の腕が押さえ込み、身動きの取れない状態で執拗に舌を這わされる。もう
どうしようもない。
身体中で蓄積された快楽が決壊寸前で漏れそう。
「ぁぁぁ、イク!、ぃ、っあ、んん、ぁぁぁぁ!」
漏れたと思った瞬間にカッと全身が強く火照って硬直し、閃光が走ったかと思えば、それまで追い詰めるように迫ってきた快楽が霧散する。
アニーは腰から太ももまでを小刻みに痙攣させ絶頂に達した。
大波に攫われたようだ。
あまりに強烈で、初めて達したような気になる。
二年前もそう思ったのかもしれないが、時を共有し言葉を交わし肌を合わせることで、同じ体験でもより新しく上書きされるのかもしれない。
唇を離したダリウシュは、ようやくアニーの腰をシーツにおろした。
二本の指はまだ蜜壺に挿入ったままで、抜こうとすると物欲しげに襞が絡みつく。
「すごいな……」
感動したような口調、欲望を飲み込むようにダリウシュの喉仏が上下する。
飲み込んだりせず、全部ぶつけてほしい。もっともっと求められたい。
「ダリ……シュ、も…、きて」
たまらずアニーは縋るように腕を掴んだ。
ダリウシュは上体を倒し「コレ?……これが欲しい?」と耳元で甘く囁く。
熱く疼く部分に硬いモノ押し当てられ、隘路がしとどに疼いた。
血管を浮き立たせた雄杭は先走り濡れ、テラテラと鈍く光る。
アニーは息を呑んで胸を昂らせた。
勃起した男性器が愛おしく、欲しくてたまらない。
強く頷くと、「俺も」と吐息で呟き、一気に男根が挿入ってくる。
「んぁぁぁぁ……」
アニーはシーツを引きつかみ、身体の内側から噴き上がる熱に溺れそうになるのを必死にこらえた。
ダリウシュの雄杭はガチガチに固く、いったん根元まで差し込まれると、腰をつかんで揺すり上げるようにグラインドしはじめた。
花芯の裏側、感じるポイントをカリ首が通り過ぎると、膣壁が蠢く。
「はぁ、ぁぁ、そこ、好ぁ」
「ここ?ここがアニーの快い場所か……」
ダリウシュはその一点をピンポイントで刺激する。
男根で膣壁をおされる毎に疼きが増し、最後には脳天が黄色い閃光で痺れ、強い快感に支配される。
「ぁぁぁぁぁ!」
アニーは全身を戦慄かせ、中にあるモノをキツく締め身悶えた。
「……今、膣内で達った?」
「わか、な……」
涙に濡れた眸で見上げると、雄杭が更に大きくなった。
ダリウシュは全身でのし掛かり、長いストロークでガツガツと出し入れを始める。
奥の奥まで挿入した鈴口が子宮口を押し潰し、キスしてるようだと思った瞬間、脳がドロドロに蕩けた。
花芯への愛撫は一瞬だけ気が触れるような、強い快感がある。
挿入は鋭い刺激は伴わないが、ジュクジュクと熟れるうな刺激がある。
打ち付けられる衝撃、荒い呼吸音、ダリウシュが自分を求めてくれているという事実に胸が満たされる。
「はぁ、んぁ、ぁ、ぁ!」
「アニー……アニー!!」
吐く息が甘い嬌声となる。
熱っぽく名前を呼ぶ声が、軋むほど強く身体を包み込む。
息苦しくて、アニーは顔を歪めた。
「ごめ、出る、……っ、っぅ!!」
「っ、ぅぁ、っぁぁあ!」
二人がほぼ同時に声をあげ、アニーは膣内に熱い飛沫を感じた。
ダリウシュの身体は強張り、男根が全てを吐き出すように痙攣を繰り返す。
その動きに愛おしさを募らせ、アニーも快感に震えた。
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