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【13】闇い炎 ② ー深く考えるのはおよしなさいー
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サニーは右手を枕にして頭をささえ、気怠げに横たわるダニエルを眺め下ろす。
髪の毛や頬、瞼に労わるような優しいキスをされ、ダニエルは薄く目を開いた。
間近にある青紫の瞳が幸福で満たされていて、彼も自分とのセックスで満足したのだと知った。
「……ちゅー」
「はい、俺のお姫様様」
唇を尖らせておねだりすると、サニーはさらに破顔してダニエルの顔に顔を寄せた。
唇に啄むようなキスが落ちてくる。
触れる唇はしっとり柔らかくて、スポンジケーキのようだ。
ダニエルは自分から彼の唇を吸った。
すると直ぐに吸い返して貰える。
二人の間には穏やかな雰囲気が流れていた。
「ご満足いただけましたか、俺のお姫様」
ダニエルが頷くと、サニーは怪しげな色を浮かべて微笑んだ。
彼の長い指が鳩尾から腹筋の溝を通り、臍へと辿り着く。
臍から恥骨にかけてはサニーが吐き出した白濁がべったりと付着していた。
「俺、すげぇ射精した」
他人事のように言うサニーに、おかしくて笑いがこみ上げる。
「自分で出したんでしょ」
「ディディが最高すぎて、我慢できなかったよ。本当はもっとヤレる男なんですよ」
サニーは自分の精子を指に絡め、ダニエルの身体に広げるように塗った。
いつものダニエルなら、そんなことされたら不快で一発殴ってやっただろう。
だが彼相手だと、それも後戯の一つ、もしくは二回戦に入るための前戯の一つだと思えた。
「ゔー、べたべたするぅ」
隘路から漏れる蜂蜜が垂れてきて、不快感がすごい。
ダニエルが呻くと、サニーはヒョイと上体を起こし、ベッドから降りた。
そしてダニエルの背中に腕を差し込む。
「気持ち悪いだろ。ディディ、風呂に行こう」
「連れてってくれるの」
「もちデス、俺のお姫様」
「やぁん、優しいのね」
彼の首に腕を回すと、骨太いダニエルの身体がフッと浮いた。
デカいとかゴツいとか。
そんな風に揶揄われる事もあるのに、サニー相手だとダニエルもか弱いお姫様になれる。
「ひゃほぉぉぉおぃ!お姫様抱っこ、きゃぁぁぁ!!」
喜びで足をバタバタさせると、バランスを崩したサニーが「うわっ!」と切羽詰まった声をあげた。
転びかけたサニーは、下半身をプルプルさせながら耐えた。
やばいやばい、危うく二人して絨毯に突っ伏すところだった。
「ご、ごめん」
上目遣いで謝ると、サニーはため息をついて、こめかみにチュとキスをくれる。
全く怒ってないみたい、良かった。
我儘そうに見えた彼は、意外にも大らかで世話好き。
意外な発見に、ダニエルの口は自然と笑顔になった。
髪の毛や頬、瞼に労わるような優しいキスをされ、ダニエルは薄く目を開いた。
間近にある青紫の瞳が幸福で満たされていて、彼も自分とのセックスで満足したのだと知った。
「……ちゅー」
「はい、俺のお姫様様」
唇を尖らせておねだりすると、サニーはさらに破顔してダニエルの顔に顔を寄せた。
唇に啄むようなキスが落ちてくる。
触れる唇はしっとり柔らかくて、スポンジケーキのようだ。
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すると直ぐに吸い返して貰える。
二人の間には穏やかな雰囲気が流れていた。
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臍から恥骨にかけてはサニーが吐き出した白濁がべったりと付着していた。
「俺、すげぇ射精した」
他人事のように言うサニーに、おかしくて笑いがこみ上げる。
「自分で出したんでしょ」
「ディディが最高すぎて、我慢できなかったよ。本当はもっとヤレる男なんですよ」
サニーは自分の精子を指に絡め、ダニエルの身体に広げるように塗った。
いつものダニエルなら、そんなことされたら不快で一発殴ってやっただろう。
だが彼相手だと、それも後戯の一つ、もしくは二回戦に入るための前戯の一つだと思えた。
「ゔー、べたべたするぅ」
隘路から漏れる蜂蜜が垂れてきて、不快感がすごい。
ダニエルが呻くと、サニーはヒョイと上体を起こし、ベッドから降りた。
そしてダニエルの背中に腕を差し込む。
「気持ち悪いだろ。ディディ、風呂に行こう」
「連れてってくれるの」
「もちデス、俺のお姫様」
「やぁん、優しいのね」
彼の首に腕を回すと、骨太いダニエルの身体がフッと浮いた。
デカいとかゴツいとか。
そんな風に揶揄われる事もあるのに、サニー相手だとダニエルもか弱いお姫様になれる。
「ひゃほぉぉぉおぃ!お姫様抱っこ、きゃぁぁぁ!!」
喜びで足をバタバタさせると、バランスを崩したサニーが「うわっ!」と切羽詰まった声をあげた。
転びかけたサニーは、下半身をプルプルさせながら耐えた。
やばいやばい、危うく二人して絨毯に突っ伏すところだった。
「ご、ごめん」
上目遣いで謝ると、サニーはため息をついて、こめかみにチュとキスをくれる。
全く怒ってないみたい、良かった。
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意外な発見に、ダニエルの口は自然と笑顔になった。
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