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【17】花びら ② ーイヤイヤされると燃えますー

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「サニーが…大っきいのが、悪い」
「それは……申し訳ないけど。これでも評判いいんだよ、俺の息子は」

 どこの誰に評判がいいのよ!と言いたいのを、グッと堪える。
 そんなこと言えば、うざい女のレッテルを貼られてしまうから。

 ただダニエルは聖女でも修道女でもない。
 気分が悪ければ、自然と口が尖る。

「お口がタコになってますよ」
 サニーも自分の失言に気づいたのか、ダニエルの唇にムチュとキスをした。

「ご機嫌ナナメですか、俺のお姫様」
「べつにー」

 ツーンとそっぽを向くと、追いかけてきて、またムチュとキスをされる。
 そしてチュ、チュと肩から項にかけて、キスの雨が降ってくる。


 ご機嫌をとるかのようだ。
 この男はこういう手管が、本当に上手い。
 背中を撫でる右手も、水中で足を撫でる左手も、全てが優しく、労りに満ちている。


「うーん。俺のお姫様は大きなチンポにお困りのようだ」
 そうじゃないけど、そういう事にしておこう。

「小さくするために、ご協力お願いします」
「あぁ!、んぁ!、ぁあっ、そうじゃ、な、って!!」

 サニーはダニエルを太腿に乗せたまま、小さく腰を揺すり始めた。


 湯がチャプチャプと波音を立てる。
 あぁ…その優しさも、ラストスパートへの布石にすぎないのね。
 所詮は男と女、楽しく絶頂を目指すだけの関係だとひしひし感じた。

「あぁぁ!奥はいや、そこいやっ」
 奥をぐりぐりされると、やっぱりお腹が張ったようでキツイ。
 きもちがいいだけに、尚更ムズムズした。

「 ……きもちよさそうなのに」
 サニーはダニエルの腰に腕を回し、微振動を続けた。

「いやっ!やだぁ、や、あぁ!いやぁぁ!」
 ダニエルは男の背中に爪をたて、天を仰いだ。

 大きな胸と色づいた乳首が、ゆさゆさ揺れる。
 涙の筋が目尻から溢れていき、それを見てサニーは小さくため息をつく。

「……そんなにイヤイヤされると、燃えますね」

 なんでそうなるのよ、このドS野郎!
 ダニエルは心の中で罵倒する。

 本当に興奮するようで、隘路を埋める灼熱の雄杭は硬くビンビンだ。


「ふぁぁ、あっ!」
 サニーがダニエルの腰を浮かせるように持ち上げたので、反射的に膝立ちになった。

 男根は半分以上抜け出て、ベッドでも散々可愛がられた秘豆裏の快い場所Gスポットにカリ首が当たる。
 そしてそのままその場所を肉棒で削られた。

「はぁん!、あぁっ!ぅはぁ!、あぁ」
 強く燃え上がる快楽に溺れ、どんどん理性が失われていく。

 それに比例してダニエルの膣襞は激しく収縮しサニーの男根を扱いた。

 サニーも快楽に顔を歪めながら、腕の力だけでダニエルの身体を上下させ、ピストン運動させる。

 もう動く体力のないダニエルは彼に為されるがままで、湯に浮かぶ薔薇の花びらのように、揺れ揺ら揺れた。
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