36 / 102
【23】耽溺 ① ーこれで最後ー
しおりを挟む
「ディディ、これで最後だから……」
キスでご機嫌をとったサニーは、ダニエルの腕を一纏めにしてシーツに押さえつける。
そして上からのしかかるように、昂りを潤んだ蜜壺に深くめり込ませた。
「ぁ、ぁぁ…、ぁ、ぁ」
硬い肉棒に白く濁った愛液と膣襞がねっとり絡みつく。
奥まで届いた男のものにダニエルは背中を仰け反らせて震えたが、彼の大きな身体に押さえ込まれ身動きはとれない。
天井を向いた両足がガクガク痙攣し、ペシャンコにされた蛙みたいだ。
挿入しただけで絶頂するなんて、なんて淫らな身体だろう。
男根はすぐに引き抜かれ、再び奥へとやってくる。
「……っ、……ぁ、……ぁ、……ぅ」
ゆっくりと大きなストロークで隘路を開かれ、ダニエルは突き上げるリズムに合わせてかすれた声をあげた。
サニーは身体全体でダニエルを抱きしめる。
逃がさないと言われているようで、涙がこめかみへと流れ落ちた。
これで最後という言葉が蘇り、ダニエルの心を軋ませる。
反対に、ぴったりと合った彼の肌に擦られ、ダニエルの身体はより深く快楽の熱に溶けていった。
何度も耳にした、アリャーリャ村の波音。
今も微かに耳に届くその波音のように、サニーは穏やかに優しく腰を動かす。
それなのにダニエルの膣内は、今夜一番大きな快楽のうねりの中にいた。
頭が真っ白になるどころじゃない、失神しそうなほどの享楽。
身体の奥の熱が高まり、太陽の紅炎(プロミネンス)のように火柱をあげている。
大きく膨らんだ快感の坩堝には、終わりがない。
耐えきれず、ダニエルはサニーの足に足を絡め、押さえ込まれた手を逆につかみ返した。
「ディー……」
「……っ”っ!、っ、っ”ぅ!、っぁ、っぁ!」
サニーの甘い呼びかけにも反応せず、ダニエルは吐息で絶頂を迎えた。
責め苦となって身の内を焼きつくす快楽の炎に、生理的な涙が溢れる。
感覚は研ぎ澄まされたように鋭利だが、疲労からか肉体の反応は鈍い。
もう喘ぐこともできず、ダニエルは小刻みに身体を痙攣させた。
最奥の壁を突かれる度に、何度も何度も、休みなく絶頂が訪れる。
焼き切れそうな悦楽、意識すら薄れはじめた。
だが一方で隘路は荒ぶり、怒涛の勢いで男の肉棒を貪っている。
ビクビクと蠕動を繰り返すダニエルの膣内の柔肉に抱かれて、サニーの肉棒も限界へと近づいていた。
「あぁ”っ、くそっ!!」
サニーはダニエルの髪に顔を埋め、甘い責め苦に堪える。
快感のあまり胴震いし、肌を粟立たせ、地を這う獣のように低く呻き、牙を剥く。
キスでご機嫌をとったサニーは、ダニエルの腕を一纏めにしてシーツに押さえつける。
そして上からのしかかるように、昂りを潤んだ蜜壺に深くめり込ませた。
「ぁ、ぁぁ…、ぁ、ぁ」
硬い肉棒に白く濁った愛液と膣襞がねっとり絡みつく。
奥まで届いた男のものにダニエルは背中を仰け反らせて震えたが、彼の大きな身体に押さえ込まれ身動きはとれない。
天井を向いた両足がガクガク痙攣し、ペシャンコにされた蛙みたいだ。
挿入しただけで絶頂するなんて、なんて淫らな身体だろう。
男根はすぐに引き抜かれ、再び奥へとやってくる。
「……っ、……ぁ、……ぁ、……ぅ」
ゆっくりと大きなストロークで隘路を開かれ、ダニエルは突き上げるリズムに合わせてかすれた声をあげた。
サニーは身体全体でダニエルを抱きしめる。
逃がさないと言われているようで、涙がこめかみへと流れ落ちた。
これで最後という言葉が蘇り、ダニエルの心を軋ませる。
反対に、ぴったりと合った彼の肌に擦られ、ダニエルの身体はより深く快楽の熱に溶けていった。
何度も耳にした、アリャーリャ村の波音。
今も微かに耳に届くその波音のように、サニーは穏やかに優しく腰を動かす。
それなのにダニエルの膣内は、今夜一番大きな快楽のうねりの中にいた。
頭が真っ白になるどころじゃない、失神しそうなほどの享楽。
身体の奥の熱が高まり、太陽の紅炎(プロミネンス)のように火柱をあげている。
大きく膨らんだ快感の坩堝には、終わりがない。
耐えきれず、ダニエルはサニーの足に足を絡め、押さえ込まれた手を逆につかみ返した。
「ディー……」
「……っ”っ!、っ、っ”ぅ!、っぁ、っぁ!」
サニーの甘い呼びかけにも反応せず、ダニエルは吐息で絶頂を迎えた。
責め苦となって身の内を焼きつくす快楽の炎に、生理的な涙が溢れる。
感覚は研ぎ澄まされたように鋭利だが、疲労からか肉体の反応は鈍い。
もう喘ぐこともできず、ダニエルは小刻みに身体を痙攣させた。
最奥の壁を突かれる度に、何度も何度も、休みなく絶頂が訪れる。
焼き切れそうな悦楽、意識すら薄れはじめた。
だが一方で隘路は荒ぶり、怒涛の勢いで男の肉棒を貪っている。
ビクビクと蠕動を繰り返すダニエルの膣内の柔肉に抱かれて、サニーの肉棒も限界へと近づいていた。
「あぁ”っ、くそっ!!」
サニーはダニエルの髪に顔を埋め、甘い責め苦に堪える。
快感のあまり胴震いし、肌を粟立たせ、地を這う獣のように低く呻き、牙を剥く。
5
お気に入りに追加
225
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
愛する人は、貴方だけ
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。
天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。
公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。
平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。
やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる