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【17】花びら ① ーイヤイヤされると燃えますー

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「あ……」
 サニーはダニエルを仰向けに寝かせ、膝を左右に割った。

 あらわになった秘所に、昂った怒張の先端を押し当てられる。

「ディディ……いい?」
 ここじゃダメだった気がする……でもなんでダメなんだっけ?

 男の色欲で底光りする瞳が、脳髄のうずいを溶かすような甘い声が、ダニエルから思考を奪っていく。

 答えを聞かぬまま、サニーは腰をクイっと突き出した。


「ぁ……あぁっ、っぁぁん」
 蜜壺の入り口が開き、太いカサをのみ込む。

 ミチミチと広がる隘路、重い男根。
 やはり圧迫感はすごい。
 ダニエルは奥歯を噛み締め、膣内を埋める灼熱の肉棒に堪えた。

 男根が隘路を進み、子宮口に当たると鋭い痛みを感じる。
 ただそれも一瞬で、その横の最奥の壁に押し当てられれば、ジワジワした疼きへと変わっていた。

「ディディ、手を回して」
 サニーはダニエルの腕を取り、自身の首に回させたが、力が入らず、腕は首に巻くストール並にふにゃふにゃだった。


「っと!」
「やぁぁぁ!」

 サニーはダニエルの桃尻を引っ掴み、突然立ち上がった。
 ダニエルの足が浮き、その代わり掴まれた尻に指が喰い込み、肉棒の先がさらに強く腹の奥を押し上げる。

 内臓が押されるような感覚に、ダニエルは雷に撃たれたように全身を痙攣させた。

「やぁ”ん、ふか、ふかぃ!」
「うーん、駅弁ファックはオトコ心に突き刺さりマスね」

 落っこちそうになり、力を振り絞り腕と脹脛に力を込めサニーの身体に抱きつくと、重心が安定して多少楽になる。
 膣奥を貫く肉棒の圧も少しはマシになった。

 170cmも身長があるダニエル。
 軍で鍛えてきるので腕や脚にゴリゴリの筋肉がついてるし、胸と尻にはタプタプ脂肪がある。

 見た目よりずっと重いはずなのに、サニーは軽々と持ち上げ、貫く余裕があるなんて!
 なんと強靭な足腰だろう。


「あっ、んぁ”、ぁ”、ぁぁ”!」
 一歩、また一歩と歩くたび、最奥の壁を押し上げられ、それに合わせてダニエルは呻き声をあげた。

 地に足が着かず、彼に支配されているような気になる。
 それが料理の隠し味みたいに、より濃密に官能を引き出す。

「あ”ぁぁ!」
 ジャブン!とバスタブに浸かった瞬間、ダニエルの目の前にチカチカと星が飛んだ。

 たった数歩の距離だったが、奥をゴリゴリとすり潰され、強烈なむず痒さに、身体中の神経を奪われてしまう。

 初めての駅弁体位……なんかすっごかった。
 きもちよくはない、しかし不快でもない。
 ……慣れたら、すっごくきもちよくなりそう。
 そんな予感があった。


「ふぅ……お姫様。湯加減は如何ですか」
 サニーは花びらが浮かぶぬるま湯をすくい、ダニエルの肩にかけた。

「ん……お腹、きつい……」
 湯加減を訊ねられたのに、ダニエルの口から出たのは男根の感想である。

 あんなに楽しみにしていたお風呂なのに、腹の奥まで届く肉棒のせいで、楽しむ余裕がない。
 ダニエルはサニーの肩に頭を預け、へたり込んだ。


「うーん、どうしたらいいかなぁ」
「ちいさくして……」

「そんな無茶な!」
 ダニエルのお願いに、サニーは食い気味でつっこんでくる。


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