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【16】奉仕 ー舌で綺麗にしてあ・げ・るー

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「顔面騎乗、最高だね!」
「ねぇ、本当にヤダって」

「さっき洗ってあげるって言ったよね?俺の舌で綺麗にしてあげるからさ」
 サニーはベェーと舌を出してみせる。

「い、ってない!いい!!そんな、恥ずか…っ」
 ダニエルが嫌がっても、行為を止める気はないようだ。
 掴まれたお尻の肉に、サニーの指が食い込む。


「あっ……っあ!」
 秘部の入り口、穴の周辺を舌先でなぞられると、ぞくっとした快感が肌の表面を走り抜けていき、ダニエルは背筋を小刻みに震わせる。


「はぁ、ぁ……っ、っぁぁ!」
「あぁ……ディディのおまんこ、すごく甘いよ」

「その言い方、ヤダァ。変態みたい」
「男はみんな変態でしょ」


 サニーは肉厚な舌を、躊躇ためらいなくその熟れた果実のようになった女性器にし入れた。

 さっきまで彼の逞しい肉棒で掻き回されていた場所を、今度は舌で愛撫される。
 舌が届く範囲の膣襞を舐め回し、垂れてくる愛液をジュルジュルと吸う。

 チュプチュプと卑猥な水音が浴室に反響し、ダニエルの耳までも犯した。


「はぁ、ぁ、ぁん、ぁぁ!」
 きもちいい……ダニエルはサニーのコシのある髪に緩く指を絡ませ、快感から逃げるように腰を揺する。
 男はダニエルの腰を掴み、それを阻んだ。


 浴室に漂う湿気も相まり、二人の背中には流したばかりの汗が浮かび始める。

 見下ろすと、口を大きく開き、赤い舌を伸ばすサニーの美しい顔がある。
 長い睫毛を伏せ、額に汗を滲ませ、美味しそうに膣内を舐める姿にキュンとする。


 そんな場所舐めたがる男は少ない。
 逆に舐めさせ、奉仕させたい男は多いだろうけれど。

 今迄の男は自分が気持ちよくなるのが最優先で、ダニエルの快楽は二の次。
 そのためダニエル自身が気持ち快くなるため努力せねばならなかったが、彼は違う。


 ”俺のお姫様”。


 言葉通り、本当にダニエルを気持ち快くさせようと一生懸命。

 その姿にうっかり堕ちそうになる。
 ちょっとくらい危険でも、こんなに尽くしてくれるのだから、いいではないかと自己弁護する。


「はぁ、ぁ、ぁぁ!、ぁ、ぁっ」
「ディディ、動いて」

 サニーは掴んだダニエルの腰を上下に揺すった。
 魔法にかけられたかのように、ダニエルはその手つきに合わせ自分から積極的に腰を上下に振りはじめる。

 腰を落とすたびに滑った舌がズルんと隘路に入り、男の鼻先に秘豆がぶつかった。

「あぁ!ダメ、立って、られなっ……」
 膝頭がブルブル震える、きもちよすぎて力が入らない。

 ダニエルは壁に手を着くことで、なんとか彼の顔の上に座り込むのを防いだ。
 しかしそれもいつまで保つかわからない。

 サニーの優しくて意地悪な手は、休む間も無く、ダニエルの腰を上下させるから。

 玉の汗が散り、豊満なバストが激しく揺れた。
 編み込まれ大蛇のように連なった二足の髪束も、振り子みたいに揺れていた。


「はぁ、ぁぁ!もっ、ダメ……むりっ!!」
 ダニエルは悩まし気に喘いだ。

 身体が熱くて、息があがって、快感で頭がボーッとして。
 どこが気持ち快いのかわからなくなるくらい、きもちがいい。

 これ以上は無理だ。
 しかしサニーはそれでも休ませてはくれない。

 ダラダラと流れ落ちる愛液をを啜りながら、絶頂へと導くように舌の動きが激しさを増す。


「イく、いっ、ぁ」
「いいよ、俺のお姫様。たくさんイッて」

「……イっ、い、ぁぁああああ!」
 サニーの顔の上で、ダニエルはガクガクと腰を震わせた。

 回路がショートし、まばゆい絶頂に包まれる。


「ぁ……、ぁ、はぁ……、ぁ」
 ダニエルの緑色の瞳が潤み、頬は紅潮して、開いた口からは唾液が垂れる。

 激しい動悸どうきと気怠さに襲われ、ダニエルは我慢できずに座り込んでしまった。


「ぷはっ!は、はぁ、やべぇ!昇天する」
 ダニエルのでかい尻とむちむちの太腿からなんとか抜け出したサニーも、息苦しさからか荒い呼吸をしてる。

「いやぁ~、このお尻に潰されて死ねるなら本望だけど……俺の息子がまだ死にたくないと申してまして」
 男の下腹部に目をやると、雄杭は腹につきそうなほど勃起していた。

 今からまたあれに貫かれるのかと思うと、ダニエルの胸がキュンと軋む。

 サニーの髪をかきあげる仕草に、性欲に飢え瞳をギラつかせる男の色香に、動悸とは違う胸の苦しみを覚えた。

 それは甘く苦い痛み。
 ダニエルの根幹を揺るがすような、こみ上げてくるものがあった。


 サニーは欲望を剥き出しにしたまま、大理石のベンチに座り込み息を整えるダニエルの頤をとり、唇を合わせてくる。
 男の舌は塩っぱさの中に蜂蜜の甘みがあって、この舌がさっきまで自分の雌穴の中にあったのだと思いしらされる。

「ん……はぅ、ぅふ」
「ん、っ、ディディ…俺のお姫様……っ、綺麗だ」

 男の掌が頬を包み、深く口づけあう。
 ニチュニチュと舌を絡め唾液を吸う音がして、快楽の炎は燃え続けた。
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