15 / 102
【10】愛撫 ーぐちょぐちょに濡らしてー
しおりを挟む
「ひゃぁん!」
秘豆を唇で吸い上げられると同時に、男の指先が膣内に挿入った。
泥濘に沈むように、指は難なく隘路へ飲み込まれる。
入り口の縁を内側から撫でられると、小さな疼きがあった。
「やぁぁぁん……!や、そこは、まっ」
それを凌駕する激しい快楽が全身を貫く。
大きく膨らんだ快楽の秘豆を、サニーの舌が包んで啜り上げ、隘路からはダラダラと熱い蜜が滴った。
「ぁ、ぁぁ……、はぁ!待って、まっ!」
おなかが熱を帯び、快楽の波が膨らんでいく。
どんどん大きくなっていき、ダニエルは男の髪を握りしめて、その波に堪えた。
「ぃて、ぃでてて!」
女性器を食べるように愛撫していたサニーは、痛みで動きを止める。
「優しくしてよ、ディディ」
そう言って彼は髪を引っ張るダニエルの手を引き剥がし、指を絡めてきた。
恋人のように指を絡ませあうと、意味もなく安心感が生まれる。
皮膚が硬くなった掌に包まれながら、ダニエルは悦楽の大波を待った。
再びサニーは秘豆に吸い付く。
唇でチュパチュパと吸われると、ガクガクと爪先が震えた。
「はぁ、ぁ……、は、ぁぁ、……っく、イっちゃう」
腰を捩って身悶える。
「いいよ、イッて」
サニーは喉の奥で笑いを噛み殺した。
「いっ……、ぃっ!、んっ、ぁ、ぃあぁぁぁんっ!!」
前後不覚になるほどの快楽の大波に襲われて、ダニエルは思考と身体を弾けさせた。
筋肉が硬直後、力が抜けてピクピクと痙攣を起こす。
隘路からドロッと愛液が溢れ、サニーの舌がそれを受け止めた。
ぬめりを舌ですくい、味わうようにのみくだす。
そして横たわり息を整えているダニエルのこめかみにチュッとキスを落とした。
ソファの上で、荒くなった息を整える。
サニーはシャンパングラスを傾け、鑑賞するようにダニエルを眺めていた。
彼の手がくびれから太腿までをサワサワと撫でるから、快感の漣はひかない。
「いったね」
余裕綽々といった風で微笑まれ、感じさせられたのは自分だけかと悔しくなる。
「ばか!待ってって言ったのに。スケベ!サド!!」
責められたサニーはきまり悪そうに、ダニエルのご機嫌を伺う。
グラスを差し出し、背を起こしたダニエルの身体を背後から抱きしめた。
「ディー、俺のお姫様。ご機嫌ナナメですか」
喉を潤しつつ、ダニエルは背後の男にもたれかかる。
でもまだ許してやらない。
ツーンと顔を背けた。
サニーは裸の脹脛や薄い腹を撫でながら、頬、耳の縁、髪の毛にチュッ、チュッと唇を寄せた。
「どうしたら機嫌なおしてくれる?俺、ディーのためなら、なんでもするよ」
下手に出てご機嫌をとってくれるのが、たまらなく嬉しい。
大事にされているみたい。
ダニエルはローテーブルにグラスを置いて、男のほうへ振り返った。
そして「だっこ」と腕を広げると、優しく背中を引き寄せられる。
男の美しい顔を眺め、ダニエルはほぅと溜息をついた。
彫刻像のように端整で美しい顔をしている。
その男が、甘い笑みを浮かべている。
それだけで、もう何もかもが充分な気がした。
「ベッドで可愛がって」
上目遣いに言うと、男の喉がゴクリと上下に嚥下する。
一瞬で、青紫の瞳が濃い色欲に染まった。
やった!男の劣情を煽ってやった。
サニーはダニエルの細腰をだきしめ、頬を擦り寄せてくる。
男の体温は、吐息は、びっくりするほど熱い。
「お望みのままに……ディディ。俺のお姫様」
光沢を放つビロードのような声が耳に入りこみ、また秘部が潤んだ。
ベッドに行ってからは、更に優しく、時に激しく。
より大事に身体を愛撫された。
首筋も、鎖骨も、髪の先にまでキスされ、身体中の至る所にキスマークを残される。
いつもなら不快に感じるところだが、サニーだと許せる。
焼けた肌に鬱血したキスマークがくすんだ薔薇の花弁のように色づく。
「すごい濡れてる……ぐちょぐちょだよ」
どんな時でも隘路には指がさしこまれ、挿入に備えてほぐされる。
「舐めたいから、腰上げて」
言われるまま足をつっぱり腰を浮かせると、大きな枕を差し込まれた。
身長差、体格差があるので、こうしないとサニーの長い手足が邪魔になって舐めにくいのだ。
尻が辞書二冊分くらい高くなり、女性器が彼の面前で開かれる。
ダニエルの股の間に寝そべったサニーは、肉にむしゃぶりつく獣のように、濡れて芳醇な香りを放つ女の花園へ顔を埋めた。
「はぁ、ぁあ!はぁ、ぁぁ」
二本の指が、内側から秘豆の裏を押し上げる。
外側からは舌の腹で秘豆を押しつぶされ、両側から与えられる刺激に、きもち快すぎて昇天しそう。
「あぁ、ぁん、ぁ、ぁぁ!」
「ディディ、大洪水だね。そんなにきもちいい?」
ダニエルは腰をクネクネさせて、身体で肯定した。
秘豆を唇で吸い上げられると同時に、男の指先が膣内に挿入った。
泥濘に沈むように、指は難なく隘路へ飲み込まれる。
入り口の縁を内側から撫でられると、小さな疼きがあった。
「やぁぁぁん……!や、そこは、まっ」
それを凌駕する激しい快楽が全身を貫く。
大きく膨らんだ快楽の秘豆を、サニーの舌が包んで啜り上げ、隘路からはダラダラと熱い蜜が滴った。
「ぁ、ぁぁ……、はぁ!待って、まっ!」
おなかが熱を帯び、快楽の波が膨らんでいく。
どんどん大きくなっていき、ダニエルは男の髪を握りしめて、その波に堪えた。
「ぃて、ぃでてて!」
女性器を食べるように愛撫していたサニーは、痛みで動きを止める。
「優しくしてよ、ディディ」
そう言って彼は髪を引っ張るダニエルの手を引き剥がし、指を絡めてきた。
恋人のように指を絡ませあうと、意味もなく安心感が生まれる。
皮膚が硬くなった掌に包まれながら、ダニエルは悦楽の大波を待った。
再びサニーは秘豆に吸い付く。
唇でチュパチュパと吸われると、ガクガクと爪先が震えた。
「はぁ、ぁ……、は、ぁぁ、……っく、イっちゃう」
腰を捩って身悶える。
「いいよ、イッて」
サニーは喉の奥で笑いを噛み殺した。
「いっ……、ぃっ!、んっ、ぁ、ぃあぁぁぁんっ!!」
前後不覚になるほどの快楽の大波に襲われて、ダニエルは思考と身体を弾けさせた。
筋肉が硬直後、力が抜けてピクピクと痙攣を起こす。
隘路からドロッと愛液が溢れ、サニーの舌がそれを受け止めた。
ぬめりを舌ですくい、味わうようにのみくだす。
そして横たわり息を整えているダニエルのこめかみにチュッとキスを落とした。
ソファの上で、荒くなった息を整える。
サニーはシャンパングラスを傾け、鑑賞するようにダニエルを眺めていた。
彼の手がくびれから太腿までをサワサワと撫でるから、快感の漣はひかない。
「いったね」
余裕綽々といった風で微笑まれ、感じさせられたのは自分だけかと悔しくなる。
「ばか!待ってって言ったのに。スケベ!サド!!」
責められたサニーはきまり悪そうに、ダニエルのご機嫌を伺う。
グラスを差し出し、背を起こしたダニエルの身体を背後から抱きしめた。
「ディー、俺のお姫様。ご機嫌ナナメですか」
喉を潤しつつ、ダニエルは背後の男にもたれかかる。
でもまだ許してやらない。
ツーンと顔を背けた。
サニーは裸の脹脛や薄い腹を撫でながら、頬、耳の縁、髪の毛にチュッ、チュッと唇を寄せた。
「どうしたら機嫌なおしてくれる?俺、ディーのためなら、なんでもするよ」
下手に出てご機嫌をとってくれるのが、たまらなく嬉しい。
大事にされているみたい。
ダニエルはローテーブルにグラスを置いて、男のほうへ振り返った。
そして「だっこ」と腕を広げると、優しく背中を引き寄せられる。
男の美しい顔を眺め、ダニエルはほぅと溜息をついた。
彫刻像のように端整で美しい顔をしている。
その男が、甘い笑みを浮かべている。
それだけで、もう何もかもが充分な気がした。
「ベッドで可愛がって」
上目遣いに言うと、男の喉がゴクリと上下に嚥下する。
一瞬で、青紫の瞳が濃い色欲に染まった。
やった!男の劣情を煽ってやった。
サニーはダニエルの細腰をだきしめ、頬を擦り寄せてくる。
男の体温は、吐息は、びっくりするほど熱い。
「お望みのままに……ディディ。俺のお姫様」
光沢を放つビロードのような声が耳に入りこみ、また秘部が潤んだ。
ベッドに行ってからは、更に優しく、時に激しく。
より大事に身体を愛撫された。
首筋も、鎖骨も、髪の先にまでキスされ、身体中の至る所にキスマークを残される。
いつもなら不快に感じるところだが、サニーだと許せる。
焼けた肌に鬱血したキスマークがくすんだ薔薇の花弁のように色づく。
「すごい濡れてる……ぐちょぐちょだよ」
どんな時でも隘路には指がさしこまれ、挿入に備えてほぐされる。
「舐めたいから、腰上げて」
言われるまま足をつっぱり腰を浮かせると、大きな枕を差し込まれた。
身長差、体格差があるので、こうしないとサニーの長い手足が邪魔になって舐めにくいのだ。
尻が辞書二冊分くらい高くなり、女性器が彼の面前で開かれる。
ダニエルの股の間に寝そべったサニーは、肉にむしゃぶりつく獣のように、濡れて芳醇な香りを放つ女の花園へ顔を埋めた。
「はぁ、ぁあ!はぁ、ぁぁ」
二本の指が、内側から秘豆の裏を押し上げる。
外側からは舌の腹で秘豆を押しつぶされ、両側から与えられる刺激に、きもち快すぎて昇天しそう。
「あぁ、ぁん、ぁ、ぁぁ!」
「ディディ、大洪水だね。そんなにきもちいい?」
ダニエルは腰をクネクネさせて、身体で肯定した。
5
お気に入りに追加
224
あなたにおすすめの小説
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
【完結】365日後の花言葉
Ringo
恋愛
許せなかった。
幼い頃からの婚約者でもあり、誰よりも大好きで愛していたあなただからこそ。
あなたの裏切りを知った翌朝、私の元に届いたのはゼラニウムの花束。
“ごめんなさい”
言い訳もせず、拒絶し続ける私の元に通い続けるあなたの愛情を、私はもう一度信じてもいいの?
※勢いよく本編完結しまして、番外編ではイチャイチャするふたりのその後をお届けします。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
苺の誘惑 ~御曹司副社長の甘い計略~
泉南佳那
恋愛
来栖エリカ26歳✖️芹澤宗太27歳
売れないタレントのエリカのもとに
破格のギャラの依頼が……
ちょっと怪しげな黒の高級国産車に乗せられて
ついた先は、巷で話題のニュースポット
サニーヒルズビレッジ!
そこでエリカを待ちうけていたのは
極上イケメン御曹司の副社長。
彼からの依頼はなんと『偽装恋人』!
そして、これから2カ月あまり
サニーヒルズレジデンスの彼の家で
ルームシェアをしてほしいというものだった!
一緒に暮らすうちに、エリカは本気で彼に恋をしてしまい
とうとう苦しい胸の内を告げることに……
***
ラグジュアリーな再開発都市を舞台に繰り広げられる
御曹司と売れないタレントの恋
はたして、その結末は⁉︎
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。節約令嬢、書籍化進行中
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる