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第1章 仮面の冒険者誕生
第28話 覚醒
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クレセリアとノアが去った場所でも、すでに戦いが勃発していた。
ゼクス対レオナルド、エレアノール対ルードが一騎打ちで行われている。
他では、『戦乙女』副団長メリア率いる女性達と、『異狩騎士団』の騎士達が戦っていた。
その戦いの角で、エマはセリアに守られる形でいた。
◇◇◇
ゼクス対レオナルドは互いに退かない一進一退の攻防の最中であった。
ゼクスの炎を纏った魔銀刀と、レオナルドも同じく炎を纏った剣が激しくぶつかる。
「……いい加減ッ、倒れたらどうだ!?」
「……ふぅッ」
鍔迫り合いを演じながら、レオナルドが叫ぶ。
ゼクスは反応もせずに、短く息を吐き一心不乱に魔銀刀を振る。
――剣術は拮抗している、だが……
「――《絶風纏い》
レオナルドが『風』属性の速撃魔法を使用する。身体に風を纏い、動きの速度を加速させる魔法。
身体の加速に伴い、剣速も上がる。急激な変化にゼクスは徐々にタイミングが合わなくなる。
――ブシュ
ゼクスの腹の側部が剣で斬られる鈍い音がしたあと、ゼクスはビリビリと走る痛みに顔を歪ませる。
剣術は同等でも、魔法戦闘に関してはレオナルドが上を行くようだ。
それもそのはず、ゼクス――ゼンは未だ発展途上なのだから。
剣術に関しても魔法や体術など、あらゆる項目において中途半端なのだ。
ゼクスは冒険者として活動して、まだ一年にも満たない。そんな者が、常に対人戦闘を行ってきたレオナルドに勝るわけはない。
――単純な、実戦経験の差だ。
「――《火射》」
ゼクスは苦し紛れに《火射》を放つが、レオナルドは全てを剣で弾く。
「ハァ、ハァ……」
息もあがり始め、ゼクスは己の身体が限界に近いことを感じ取っていた。
さらに、ダンジョンに入ってから常に緊張状態で、神経を擦り減らしていた。
気付かないうちに、身体は悲鳴をあげていた。ゼクスの身体はまだ、長時間のダンジョンに慣れていなかった。
レオナルドが好機と見て、すかさず距離を詰めてくる。ゼクスは意識が少し逸れていた。
――その代償が、訪れる。
「――もらった」
「……ッ、ぐぅ……がッ」
ゼクスの剣を握っている方の腕が、剣によって斬りつけられる。
血飛沫が飛び、ゼクスは先程よりも辛そうに歯を食いしばり、表情を歪める。
レオナルドは完全にゼクスを倒すべく、魔法の詠唱を行い始めた。それも、詠唱短縮により発動速度を速めたもの。
「天空の神よ・――大地を、大気を・つんざき駆け抜ける鎌風にて・切り刻め・《風刃行進曲》」
範囲を指定され、その中で巻き起こる風刃の嵐。
ゼクスは魔眼で自分がそのど真ん中にいることを把握し、魔銀刀にて脱出を試みる。
……が、完全に脱出することはできず、下半身が風刃で切り刻まれる。
ゼクスは堪らず、呻き声をあげる。
「ぐ、……うあああああ!!」
下半身の切り刻まれた箇所から血が流れ出し、かなり痛々しい様子がエレアノールにも見える。
――その瞬間、エレアノールの何かが切れた。
「――ゼン……」
エレアノールの口からぽつりと呟かれる名前。彼女は後悔していた、こんなことになるのならもっと教えておくべきだった。
魔法戦は、他の戦闘様式とは一線を画すものだということを。
「……う、ハッ、ハッ……ハァハァ……」
ゼクスは不規則な息遣いを繰り返しながら、地面に横たわる。両脚をやられた、これ以上の戦闘参加は実質的に不可能となった。
――両脚が回復すれば、別の話だが……。
今までに感じたこともないような感情を露わにするエレアノールは、怒気の籠った視線をレオナルドに配する。
レオナルドの目がその目と合う。――ドクン、ドクンと鼓動が早くなり体が硬直する。
(な、何なんだあれは……分かっているのに、身体が動かない……)
身の毛がよだつほどに、恐怖の感情を植え付けられるレオナルド。無意識に剣を握る手を離してしまう。
――カラァァンと乾いた音がして、憤怒の姫は目線をルードに戻した。
◇◇◇
(――チッ、動きに無駄がなくて上手く捉え切れないですの。先程とは明らかに違う動き……まるで、人が変わったような)
エレアノールと相対するルードの外見、口調などは全く変わらない。
だが、その戦闘スタイルは大きく変わっていた。荒削りだった動きも、より洗練された動きに変化している。
それでも、エレアノールのやることは変わらない。
まずはルードの動きを封じようと、エレアノールが動き出した時、ルードが嗤った。ひどく邪悪な笑みだ。
――ボコボコボコと、左腕の皮膚が盛り上がり出した。そして、皮膚を破って腕の中から出てきたのは……
「――ヒヒヒヒッ」
……金属で出来たであろう、魔導機のように複雑に組まれた人工腕だった。
裏社会では人体実験などが行われているため、このような輩は時たま現れる。
「ヒャッハーーー!!」
壊れたように絶叫したルードは、魔導機腕に魔力を充填し始める。それに伴い、発射口が赤く光り出す。
「あれは、まずい……ッ」
魔眼持ちのエレアノールだから分かる、大量の濃い魔力が圧縮されているのだ。
限界まで圧縮された魔力はやがて、破壊の如き光線となってあらゆるものを焼き尽くすだろう。
――キィィィィン
ますます甲高く鳴る充填音が、一帯に響き渡る。
(発射される前に、……潰すッ)
エレアノールがそう考え、魔導機腕の制圧に動き出した時、『罠』魔法が発動された。
エレアノールやゼクス、レオナルドなどその場にいる者全てを呑み込むほどの魔法陣が浮かび上がってくる。
「ヒャッハーーー!!」
再びルードが叫ぶと、魔法陣に込められた魔法が全員を襲う。
――『闇』魔法の中でも、呪術に分類される希少タイプ。魔力の多さに比例して、縛る力が増す魔法。
――《怨念の呪鎖》
腐敗したかのような赤黒色の鎖が、地面から一斉に首を出す。
ルード以外の全員が、その鎖に身体の自由を奪われる。
この状況で魔導機腕が限界を迎え、逃げ場を求めんばかりに膨張する。
発射口の方向は、『戦乙女』の面々と『異狩騎士団』の団員達が密集している場所だ。
その方向の先を見て、副団長のレオナルドが慌てた様子で声を上げる。
「ルード!? お前、何をするつもりだッ。血迷ったかぁッ」
「ヒヒヒ、ヒヒヒ……ヒャァッハッァァーー!!」
魔導機腕から放たれる一筋の魔力光線は一直線に進み、人や岩など構わず全てを消し炭とした。
魔力光線の射線上だけ異様に岩場が削れ、そこにいた人はもれなく全員消えていた。
「……お、お前達」
「「「い、いゃぁあ……」」」
目の前で起きた惨劇に耐えられず泣きじゃくる者、訳も分からず呆然となる者。
そんな中、充血した目で眺めるゼクスの心境は――
(……あ、あれ? 人ってこんな簡単に死ぬの、か……)
――ドクン、ドクンドクン、ドクン……バクン、バクン
鼓動が大きくそして速く心を打ち続ける。
だが、ゼクスにとっての地獄は尚も彼を追い詰める。
剣を握ったルードは勢いよく跳躍すると、ある者の前に降り立つ。
「――!? こいつ……ッ」
『戦乙女』のセリアの所である。鎖により満足に動けないセリアに、抗う余裕はない。
無造作に突き立てられる剣であるが、ここで動いた者がいた。
「――セリアっ!!」
エマだ。折れた骨は回復魔法で、治したようだ。ここまでの移動や戦闘で、魔力量が極端に減っていたため、比較的楽に鎖から解放された。
……悲劇というのはたて続けに、思わぬ形で訪れる。
――グサリ、刺された。エマが、剣に貫かれた。血が大量に流れ出し、口からもゴポリと溢れる。
「……ぇ、エマ、姉……」
「大丈夫、だから……ね、セリア……」
その様子を瞬きすらできずに、目に焼き付けられるゼン。姿はゼクスだが、この状態は素のゼンと言っていいだろう。
「エマ、さん……」
――バクンバクンバクン、バクンバクン……心臓の鼓動が破裂する寸前まで波打つ。
『精霊憑き』になるための条件は不明だが、一説にはこうある。
――『未だかつて感じたこともないような、感情の揺さぶり。それが引き鉄となり、解放されるであろう』と。
「ぁ、ああ……がああああああ!!」
ゼンの激しい絶叫と共に、その身体から黄金色の光が溢れ出す。
そして、カッ――巨大な黄金色の柱がたった。この時、柱を認識できた人物は、三人だった。
エレアノールに、別場所にいるクレセリアとノアだけ。この三人のマナの色は、銀色である。
しかし、ゼンの色はそれを凌ぐ黄金色だ。これが意味するところは、ただ一つ。
『火』『水』『土』『風』『雷』『光』『闇』全ての属性の精霊がゼンの中に、憑いたということだ。
巨大な光の柱の中からゆっくりと、ゼンは姿を現した。
ーーーあとがきーーー
いつもお読みくださり、ありがとうございます!!
第1章は、残り2話となります!!
これからも、拙作をどうぞよろしくお願い致します。
ゼクス対レオナルド、エレアノール対ルードが一騎打ちで行われている。
他では、『戦乙女』副団長メリア率いる女性達と、『異狩騎士団』の騎士達が戦っていた。
その戦いの角で、エマはセリアに守られる形でいた。
◇◇◇
ゼクス対レオナルドは互いに退かない一進一退の攻防の最中であった。
ゼクスの炎を纏った魔銀刀と、レオナルドも同じく炎を纏った剣が激しくぶつかる。
「……いい加減ッ、倒れたらどうだ!?」
「……ふぅッ」
鍔迫り合いを演じながら、レオナルドが叫ぶ。
ゼクスは反応もせずに、短く息を吐き一心不乱に魔銀刀を振る。
――剣術は拮抗している、だが……
「――《絶風纏い》
レオナルドが『風』属性の速撃魔法を使用する。身体に風を纏い、動きの速度を加速させる魔法。
身体の加速に伴い、剣速も上がる。急激な変化にゼクスは徐々にタイミングが合わなくなる。
――ブシュ
ゼクスの腹の側部が剣で斬られる鈍い音がしたあと、ゼクスはビリビリと走る痛みに顔を歪ませる。
剣術は同等でも、魔法戦闘に関してはレオナルドが上を行くようだ。
それもそのはず、ゼクス――ゼンは未だ発展途上なのだから。
剣術に関しても魔法や体術など、あらゆる項目において中途半端なのだ。
ゼクスは冒険者として活動して、まだ一年にも満たない。そんな者が、常に対人戦闘を行ってきたレオナルドに勝るわけはない。
――単純な、実戦経験の差だ。
「――《火射》」
ゼクスは苦し紛れに《火射》を放つが、レオナルドは全てを剣で弾く。
「ハァ、ハァ……」
息もあがり始め、ゼクスは己の身体が限界に近いことを感じ取っていた。
さらに、ダンジョンに入ってから常に緊張状態で、神経を擦り減らしていた。
気付かないうちに、身体は悲鳴をあげていた。ゼクスの身体はまだ、長時間のダンジョンに慣れていなかった。
レオナルドが好機と見て、すかさず距離を詰めてくる。ゼクスは意識が少し逸れていた。
――その代償が、訪れる。
「――もらった」
「……ッ、ぐぅ……がッ」
ゼクスの剣を握っている方の腕が、剣によって斬りつけられる。
血飛沫が飛び、ゼクスは先程よりも辛そうに歯を食いしばり、表情を歪める。
レオナルドは完全にゼクスを倒すべく、魔法の詠唱を行い始めた。それも、詠唱短縮により発動速度を速めたもの。
「天空の神よ・――大地を、大気を・つんざき駆け抜ける鎌風にて・切り刻め・《風刃行進曲》」
範囲を指定され、その中で巻き起こる風刃の嵐。
ゼクスは魔眼で自分がそのど真ん中にいることを把握し、魔銀刀にて脱出を試みる。
……が、完全に脱出することはできず、下半身が風刃で切り刻まれる。
ゼクスは堪らず、呻き声をあげる。
「ぐ、……うあああああ!!」
下半身の切り刻まれた箇所から血が流れ出し、かなり痛々しい様子がエレアノールにも見える。
――その瞬間、エレアノールの何かが切れた。
「――ゼン……」
エレアノールの口からぽつりと呟かれる名前。彼女は後悔していた、こんなことになるのならもっと教えておくべきだった。
魔法戦は、他の戦闘様式とは一線を画すものだということを。
「……う、ハッ、ハッ……ハァハァ……」
ゼクスは不規則な息遣いを繰り返しながら、地面に横たわる。両脚をやられた、これ以上の戦闘参加は実質的に不可能となった。
――両脚が回復すれば、別の話だが……。
今までに感じたこともないような感情を露わにするエレアノールは、怒気の籠った視線をレオナルドに配する。
レオナルドの目がその目と合う。――ドクン、ドクンと鼓動が早くなり体が硬直する。
(な、何なんだあれは……分かっているのに、身体が動かない……)
身の毛がよだつほどに、恐怖の感情を植え付けられるレオナルド。無意識に剣を握る手を離してしまう。
――カラァァンと乾いた音がして、憤怒の姫は目線をルードに戻した。
◇◇◇
(――チッ、動きに無駄がなくて上手く捉え切れないですの。先程とは明らかに違う動き……まるで、人が変わったような)
エレアノールと相対するルードの外見、口調などは全く変わらない。
だが、その戦闘スタイルは大きく変わっていた。荒削りだった動きも、より洗練された動きに変化している。
それでも、エレアノールのやることは変わらない。
まずはルードの動きを封じようと、エレアノールが動き出した時、ルードが嗤った。ひどく邪悪な笑みだ。
――ボコボコボコと、左腕の皮膚が盛り上がり出した。そして、皮膚を破って腕の中から出てきたのは……
「――ヒヒヒヒッ」
……金属で出来たであろう、魔導機のように複雑に組まれた人工腕だった。
裏社会では人体実験などが行われているため、このような輩は時たま現れる。
「ヒャッハーーー!!」
壊れたように絶叫したルードは、魔導機腕に魔力を充填し始める。それに伴い、発射口が赤く光り出す。
「あれは、まずい……ッ」
魔眼持ちのエレアノールだから分かる、大量の濃い魔力が圧縮されているのだ。
限界まで圧縮された魔力はやがて、破壊の如き光線となってあらゆるものを焼き尽くすだろう。
――キィィィィン
ますます甲高く鳴る充填音が、一帯に響き渡る。
(発射される前に、……潰すッ)
エレアノールがそう考え、魔導機腕の制圧に動き出した時、『罠』魔法が発動された。
エレアノールやゼクス、レオナルドなどその場にいる者全てを呑み込むほどの魔法陣が浮かび上がってくる。
「ヒャッハーーー!!」
再びルードが叫ぶと、魔法陣に込められた魔法が全員を襲う。
――『闇』魔法の中でも、呪術に分類される希少タイプ。魔力の多さに比例して、縛る力が増す魔法。
――《怨念の呪鎖》
腐敗したかのような赤黒色の鎖が、地面から一斉に首を出す。
ルード以外の全員が、その鎖に身体の自由を奪われる。
この状況で魔導機腕が限界を迎え、逃げ場を求めんばかりに膨張する。
発射口の方向は、『戦乙女』の面々と『異狩騎士団』の団員達が密集している場所だ。
その方向の先を見て、副団長のレオナルドが慌てた様子で声を上げる。
「ルード!? お前、何をするつもりだッ。血迷ったかぁッ」
「ヒヒヒ、ヒヒヒ……ヒャァッハッァァーー!!」
魔導機腕から放たれる一筋の魔力光線は一直線に進み、人や岩など構わず全てを消し炭とした。
魔力光線の射線上だけ異様に岩場が削れ、そこにいた人はもれなく全員消えていた。
「……お、お前達」
「「「い、いゃぁあ……」」」
目の前で起きた惨劇に耐えられず泣きじゃくる者、訳も分からず呆然となる者。
そんな中、充血した目で眺めるゼクスの心境は――
(……あ、あれ? 人ってこんな簡単に死ぬの、か……)
――ドクン、ドクンドクン、ドクン……バクン、バクン
鼓動が大きくそして速く心を打ち続ける。
だが、ゼクスにとっての地獄は尚も彼を追い詰める。
剣を握ったルードは勢いよく跳躍すると、ある者の前に降り立つ。
「――!? こいつ……ッ」
『戦乙女』のセリアの所である。鎖により満足に動けないセリアに、抗う余裕はない。
無造作に突き立てられる剣であるが、ここで動いた者がいた。
「――セリアっ!!」
エマだ。折れた骨は回復魔法で、治したようだ。ここまでの移動や戦闘で、魔力量が極端に減っていたため、比較的楽に鎖から解放された。
……悲劇というのはたて続けに、思わぬ形で訪れる。
――グサリ、刺された。エマが、剣に貫かれた。血が大量に流れ出し、口からもゴポリと溢れる。
「……ぇ、エマ、姉……」
「大丈夫、だから……ね、セリア……」
その様子を瞬きすらできずに、目に焼き付けられるゼン。姿はゼクスだが、この状態は素のゼンと言っていいだろう。
「エマ、さん……」
――バクンバクンバクン、バクンバクン……心臓の鼓動が破裂する寸前まで波打つ。
『精霊憑き』になるための条件は不明だが、一説にはこうある。
――『未だかつて感じたこともないような、感情の揺さぶり。それが引き鉄となり、解放されるであろう』と。
「ぁ、ああ……がああああああ!!」
ゼンの激しい絶叫と共に、その身体から黄金色の光が溢れ出す。
そして、カッ――巨大な黄金色の柱がたった。この時、柱を認識できた人物は、三人だった。
エレアノールに、別場所にいるクレセリアとノアだけ。この三人のマナの色は、銀色である。
しかし、ゼンの色はそれを凌ぐ黄金色だ。これが意味するところは、ただ一つ。
『火』『水』『土』『風』『雷』『光』『闇』全ての属性の精霊がゼンの中に、憑いたということだ。
巨大な光の柱の中からゆっくりと、ゼンは姿を現した。
ーーーあとがきーーー
いつもお読みくださり、ありがとうございます!!
第1章は、残り2話となります!!
これからも、拙作をどうぞよろしくお願い致します。
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