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【第七話:After Episode】デートの帰り道
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視点: 岩木 龍
ショッピングモールから外に出る。店内の空気と違い、サラッと乾いた風が頬を撫でた気がした。
詞:「今日とても楽しかったです!ありがとうございました!」
詞乃ちゃんが深々と頭を下げる。この子は高橋 詞乃と言い、僕の1つ年下の女の子だ。友達から会ってみて欲しいと言われ、なんだかんだあり交際させてもらっている。ちなみに付き合ってまだ一週間だ。
龍:「いえいえ!こちらこそ楽しかったよ。だからそんなに頭下げないで」
僕が少し困ったように言うと、詞乃ちゃんは「すみません……」と頭を上げ、右頬辺りの髪を直す。仕草が小動物のようで可愛らしい。
龍:「遅くなっちゃう前に帰ろうか」
詞:「あ……そうですね……」
僕がそう言うと彼女は少し寂しそうに返事をした。僕は彼女のことを可愛いなと思った。
龍:「あ、そう言えば今日……ごめんね。初デートなのに、変なことになっちゃって」
詞:「え?……ああ!全然全然!びっくりはしましたけど楽しかったですよ!それに……龍さんと映画も一緒に見れましたし……」
嬉しそうに言ってくれる彼女を見て、僕はホッと胸を撫で下ろした。
龍:「よかった。怒らせてないか心配してたんだ……」
詞:「あははっ!怒らないですよ~。龍さん優しいんですね」
龍:「えぇっ!?そうかなぁ?」
詞:「そうですよぉ。そう言えば、あのチケット渡してくれた人ってお名前は?」
龍:「ああ、あれはみっちゃんだね。浅葉 充。僕の親友なんだ!」
詞:「充さん!また今度お礼言わなきゃな~。充さんもあそこに用事あったんですかね?」
龍:「……ん~、たぶん違うと思うなぁ」
詞:「そうなんですか?」
龍:「うん……。多分だけど、僕らのこと見に来たんじゃないかなって。きっとてっちゃんと将ちゃんもいただろうし」
詞:「いつも一緒にいる3人の人ですか?」
龍:「そうそう。それでたまたま、ああいう展開になったんだと思う」
詞:「ふふっ、いいお友達ですね」
龍:「うん、一緒にいてすごく楽しいよ!毎日が新鮮っていうかさ!」
僕がそう言うと詞乃ちゃんは一瞬、寂しげな表情をしたがまたすぐに笑顔に戻り、
詞:「……いいなぁ!私もそういうお友達が欲しいです!」
龍:「詞乃ちゃんの友達はどんな人なの?」
詞:「私、あんまり友達多くないんですよね。大阪出身なんですけど、社交的な性格じゃないから、自分から話にいけなかったりしますし。ただ、よく一緒にいる友達はすごく話も趣味もあうし、一緒にいて楽しい!って感じの子です!」
龍:「そっか。そんな社交的じゃないなんて思わなかったけどなぁ」
詞:「いやいや!初めて龍さんと会った時なんてずっと心臓ドキドキしてましたもん!なんだったら今も緊張でドキドキしてます!」
龍:「そうなの?」
詞:「そうですよ!龍さんが気を使って話しかけてくれるおかげで普通に話せてるレベルです……」
龍:「へぇ~。そういうことにしておこうか」
詞:「あー、信じてないですね?もう……そういうことにしておいて下さい」
駅に着き、電車に乗る。幸いなことに電車は混んでおらず、空いてる席に座ることができた。
発車まで待っていると、僕の左腕に、寄り掛かる感触を感じた。見ると、詞乃ちゃんが僕に寄りかかって眠っていた。緊張してたと言ってたし、疲れもあったのかもしれない。
僕はなるべく詞乃ちゃんを起こさないようにスマホを取り出し、AIYAのグループトークにお礼のメッセージを打つ。
龍:『今日はありがとう!おかげですごく楽しめました!チケットもありがとう。今度お金払うね!ただ、もう次のデートにはついてくるのは無しね!びっくりしたから!』
メッセージを送信すると、ちょうど発車時刻になったようで、電車がゆっくり動き出す。最初の振動で詞乃ちゃんが起きてしまうかと思ったが、大丈夫そうだった。
寄り掛かる詞乃ちゃんを見たあと、僕はそのまま顔を上げ、流れる車窓をぼんやりと眺める。こちらに引っ越してから一年以上経ち、見慣れたように思っていた景色が少しだけいつもより色付いて見える気がした。
電車が動き出して、15分ほどで僕たちが降りる駅の1つ前の駅に着いた。気持ち良さそうに眠る詞乃ちゃんを起こそうか迷ったが、余裕もって降りれた方がいいだろうと思い、起こすことにした。
龍:「詞乃ちゃん、起きて」
詞:「ぅん……えっ?」
僕が詞乃ちゃんの右肩を揺すりながら起こすと、彼女は僕の顔を見て、驚いた。
詞:「私……寝ちゃってました?」
龍:「うん。ぐっすり。気持ち良さそうだった」
詞:「ぅわぁ……すみません……。初デートなのに……」
龍:「あはは!いいよいいよ。よく眠れた?」
詞:「……すごくよく眠れました」
龍:「それならよかった。もうすぐ駅に着くから、忘れ物無いようにね」
詞:「はい……。ありがとうございます」
僕らの荷物は多いわけではなかったが、念の為、座席の下、間に荷物が落ちてたり、置き忘れてないかを確認した。
駅に着いたので電車を降り、改札を通って、彼女を家まで送っていくことにした。最初は「駅で大丈夫です」と断られたが、「そんなに遠くないから」と言って同行させてもらった。
駅から徒歩で5分くらいのところに彼女のアパートはあった。僕は持っていた彼女の荷物を渡し、
龍:「じゃあ、また」
と挨拶をした。彼女も笑顔で
詞:「はい。また……」
と返してくれた。僕はそのまま踵を返し、自分の家に帰ろうかと思ったが、後ろから家に入っていく足音が聞こえない。見送ってくれるのかと後ろを振り返ると、悲しげでなにか言いたそうな彼女がいた。
心配になった僕は、彼女に近づき
龍:「どうしたの?」
と声をかけた。彼女は今にも泣き出しそうな表情で言った。
詞:「私……」
龍:「……」
詞:「私……可愛くないし……お話も上手じゃないです。龍さんにはもっと相応しい女性がいるのもわかってるんです……」
龍:「……そんなこと」
詞:「あります!」
龍:「……」
詞:「龍さんが最初そんなに乗り気でもなく付き合ってくれたのもわかってるんです……。でも……龍さんが一緒にいて楽しいって、あの3人と同じくらい楽しいって言って貰えるように頑張りますから……だから……このまま、私と付き合っていてくれませんか……」
彼女は最後の一言を絞り出すと、両手で顔を覆い、泣きはじめてしまった。
僕は告白されて付き合って来た人は割といたが、こんな風に気持ちを素直にぶつけてくれる人は今までいなかった。初めての気持ちに自分でもどうしたらいいかわからなくなったが、僕にできることをしようと、彼女に近づく。
彼女の両手に自分の手を添え、そっと剥がす。そのまま両手の親指で彼女の瞳から零れる涙をそっと拭ったあと、少し顔を持ち上げ、口付けをした。彼女の頬を覆っていた手を離し、口付けをしたまま彼女を抱きしめる。彼女の腕が僕の身体を抱きしめるのがわかる。唇を離すと、目を真っ赤にした詞乃ちゃんが僕の顔をまっすぐ見ていた。
龍:「僕も詞乃ちゃんが好き。付き合って一週間しか経ってないけど、だからこそ詞乃ちゃんのことをもっと知りたい。だからこのまま僕と付き合っていて欲しい」
僕がそう言うと詞乃ちゃんはまた泣きながら頷いた。
龍:「……ねぇ?今日帰らないと……ダメかな?」
詞:「……え?」
龍:「詞乃ちゃんともっと一緒にいたくなっちゃって……」
詞:「……お部屋……掃除できてないですけど……いいですか?」
龍:「うん、全然大丈夫。ありがとう」
詞:「いえ、こちらこそ……。じゃあ、どうぞ」
僕は詞乃ちゃんの家に上がり、初めて詞乃ちゃん
と一緒に朝を迎えた。
将:『チケット代なんかいいよ。3人からのお祝いってことで』
徹:『次、一ヶ月もせずに別れでもしたらマジで顔面ぶん殴るし、またデートのストーキングするから覚悟してろ!』
充:『無事デートが終わったようでなにより。彼女のこと大事にしなよ』
ショッピングモールから外に出る。店内の空気と違い、サラッと乾いた風が頬を撫でた気がした。
詞:「今日とても楽しかったです!ありがとうございました!」
詞乃ちゃんが深々と頭を下げる。この子は高橋 詞乃と言い、僕の1つ年下の女の子だ。友達から会ってみて欲しいと言われ、なんだかんだあり交際させてもらっている。ちなみに付き合ってまだ一週間だ。
龍:「いえいえ!こちらこそ楽しかったよ。だからそんなに頭下げないで」
僕が少し困ったように言うと、詞乃ちゃんは「すみません……」と頭を上げ、右頬辺りの髪を直す。仕草が小動物のようで可愛らしい。
龍:「遅くなっちゃう前に帰ろうか」
詞:「あ……そうですね……」
僕がそう言うと彼女は少し寂しそうに返事をした。僕は彼女のことを可愛いなと思った。
龍:「あ、そう言えば今日……ごめんね。初デートなのに、変なことになっちゃって」
詞:「え?……ああ!全然全然!びっくりはしましたけど楽しかったですよ!それに……龍さんと映画も一緒に見れましたし……」
嬉しそうに言ってくれる彼女を見て、僕はホッと胸を撫で下ろした。
龍:「よかった。怒らせてないか心配してたんだ……」
詞:「あははっ!怒らないですよ~。龍さん優しいんですね」
龍:「えぇっ!?そうかなぁ?」
詞:「そうですよぉ。そう言えば、あのチケット渡してくれた人ってお名前は?」
龍:「ああ、あれはみっちゃんだね。浅葉 充。僕の親友なんだ!」
詞:「充さん!また今度お礼言わなきゃな~。充さんもあそこに用事あったんですかね?」
龍:「……ん~、たぶん違うと思うなぁ」
詞:「そうなんですか?」
龍:「うん……。多分だけど、僕らのこと見に来たんじゃないかなって。きっとてっちゃんと将ちゃんもいただろうし」
詞:「いつも一緒にいる3人の人ですか?」
龍:「そうそう。それでたまたま、ああいう展開になったんだと思う」
詞:「ふふっ、いいお友達ですね」
龍:「うん、一緒にいてすごく楽しいよ!毎日が新鮮っていうかさ!」
僕がそう言うと詞乃ちゃんは一瞬、寂しげな表情をしたがまたすぐに笑顔に戻り、
詞:「……いいなぁ!私もそういうお友達が欲しいです!」
龍:「詞乃ちゃんの友達はどんな人なの?」
詞:「私、あんまり友達多くないんですよね。大阪出身なんですけど、社交的な性格じゃないから、自分から話にいけなかったりしますし。ただ、よく一緒にいる友達はすごく話も趣味もあうし、一緒にいて楽しい!って感じの子です!」
龍:「そっか。そんな社交的じゃないなんて思わなかったけどなぁ」
詞:「いやいや!初めて龍さんと会った時なんてずっと心臓ドキドキしてましたもん!なんだったら今も緊張でドキドキしてます!」
龍:「そうなの?」
詞:「そうですよ!龍さんが気を使って話しかけてくれるおかげで普通に話せてるレベルです……」
龍:「へぇ~。そういうことにしておこうか」
詞:「あー、信じてないですね?もう……そういうことにしておいて下さい」
駅に着き、電車に乗る。幸いなことに電車は混んでおらず、空いてる席に座ることができた。
発車まで待っていると、僕の左腕に、寄り掛かる感触を感じた。見ると、詞乃ちゃんが僕に寄りかかって眠っていた。緊張してたと言ってたし、疲れもあったのかもしれない。
僕はなるべく詞乃ちゃんを起こさないようにスマホを取り出し、AIYAのグループトークにお礼のメッセージを打つ。
龍:『今日はありがとう!おかげですごく楽しめました!チケットもありがとう。今度お金払うね!ただ、もう次のデートにはついてくるのは無しね!びっくりしたから!』
メッセージを送信すると、ちょうど発車時刻になったようで、電車がゆっくり動き出す。最初の振動で詞乃ちゃんが起きてしまうかと思ったが、大丈夫そうだった。
寄り掛かる詞乃ちゃんを見たあと、僕はそのまま顔を上げ、流れる車窓をぼんやりと眺める。こちらに引っ越してから一年以上経ち、見慣れたように思っていた景色が少しだけいつもより色付いて見える気がした。
電車が動き出して、15分ほどで僕たちが降りる駅の1つ前の駅に着いた。気持ち良さそうに眠る詞乃ちゃんを起こそうか迷ったが、余裕もって降りれた方がいいだろうと思い、起こすことにした。
龍:「詞乃ちゃん、起きて」
詞:「ぅん……えっ?」
僕が詞乃ちゃんの右肩を揺すりながら起こすと、彼女は僕の顔を見て、驚いた。
詞:「私……寝ちゃってました?」
龍:「うん。ぐっすり。気持ち良さそうだった」
詞:「ぅわぁ……すみません……。初デートなのに……」
龍:「あはは!いいよいいよ。よく眠れた?」
詞:「……すごくよく眠れました」
龍:「それならよかった。もうすぐ駅に着くから、忘れ物無いようにね」
詞:「はい……。ありがとうございます」
僕らの荷物は多いわけではなかったが、念の為、座席の下、間に荷物が落ちてたり、置き忘れてないかを確認した。
駅に着いたので電車を降り、改札を通って、彼女を家まで送っていくことにした。最初は「駅で大丈夫です」と断られたが、「そんなに遠くないから」と言って同行させてもらった。
駅から徒歩で5分くらいのところに彼女のアパートはあった。僕は持っていた彼女の荷物を渡し、
龍:「じゃあ、また」
と挨拶をした。彼女も笑顔で
詞:「はい。また……」
と返してくれた。僕はそのまま踵を返し、自分の家に帰ろうかと思ったが、後ろから家に入っていく足音が聞こえない。見送ってくれるのかと後ろを振り返ると、悲しげでなにか言いたそうな彼女がいた。
心配になった僕は、彼女に近づき
龍:「どうしたの?」
と声をかけた。彼女は今にも泣き出しそうな表情で言った。
詞:「私……」
龍:「……」
詞:「私……可愛くないし……お話も上手じゃないです。龍さんにはもっと相応しい女性がいるのもわかってるんです……」
龍:「……そんなこと」
詞:「あります!」
龍:「……」
詞:「龍さんが最初そんなに乗り気でもなく付き合ってくれたのもわかってるんです……。でも……龍さんが一緒にいて楽しいって、あの3人と同じくらい楽しいって言って貰えるように頑張りますから……だから……このまま、私と付き合っていてくれませんか……」
彼女は最後の一言を絞り出すと、両手で顔を覆い、泣きはじめてしまった。
僕は告白されて付き合って来た人は割といたが、こんな風に気持ちを素直にぶつけてくれる人は今までいなかった。初めての気持ちに自分でもどうしたらいいかわからなくなったが、僕にできることをしようと、彼女に近づく。
彼女の両手に自分の手を添え、そっと剥がす。そのまま両手の親指で彼女の瞳から零れる涙をそっと拭ったあと、少し顔を持ち上げ、口付けをした。彼女の頬を覆っていた手を離し、口付けをしたまま彼女を抱きしめる。彼女の腕が僕の身体を抱きしめるのがわかる。唇を離すと、目を真っ赤にした詞乃ちゃんが僕の顔をまっすぐ見ていた。
龍:「僕も詞乃ちゃんが好き。付き合って一週間しか経ってないけど、だからこそ詞乃ちゃんのことをもっと知りたい。だからこのまま僕と付き合っていて欲しい」
僕がそう言うと詞乃ちゃんはまた泣きながら頷いた。
龍:「……ねぇ?今日帰らないと……ダメかな?」
詞:「……え?」
龍:「詞乃ちゃんともっと一緒にいたくなっちゃって……」
詞:「……お部屋……掃除できてないですけど……いいですか?」
龍:「うん、全然大丈夫。ありがとう」
詞:「いえ、こちらこそ……。じゃあ、どうぞ」
僕は詞乃ちゃんの家に上がり、初めて詞乃ちゃん
と一緒に朝を迎えた。
将:『チケット代なんかいいよ。3人からのお祝いってことで』
徹:『次、一ヶ月もせずに別れでもしたらマジで顔面ぶん殴るし、またデートのストーキングするから覚悟してろ!』
充:『無事デートが終わったようでなにより。彼女のこと大事にしなよ』
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