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女だらけの社員旅行〜シ〜
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「はぁ~~」
ため息をついて部屋を後にすると早速迷子になった、広いしさぁ……もうなんだよ! 何とかエレベーターホール迄やって来るとポ~ンという音と共にエレベーターが開く、団体様が降りていくのを眺めていると
「あっ! アンタ! あの時のオッサン!」
「はぃい?」
呼び止められた声を無視しようと思ったが、うっかり返事をしてしまった。あっエレベーター行かないで! クッソ誰だよ?
「どちら様で?」
「おじさん……」
真っ赤な傘を持つ女の子がおずおずと姿を表した。やっべぇ何でここにいるんだ! とっと逃げよう。
「ん~ちょっと、おじさんわからないなぁ? ごめんね!」
「待てよ! オッサン!」
今日は楽しい温泉旅行なんだぞ、無視しようとしたが既に囲まれていた。
「おじさん! お話ししたいです!」
「ごめんね、おじさんプライベートなの」
「ちょっとオッサン! ノエ様が声を掛けて下さっているんだぞ! 皆!」
「ちょっ離せよ!」
強引に腕を引かれて集団に来た道を戻される。
「オッサン呼ばわりするなら敬えこんちくしょう!」
よりによって隣の部屋かよ……
「どうぞです、おじさん!」
「はぁ~お邪魔します」
「おい! 皆入れよ!」
何だよもう……ノエを入れて向こうは6人か、守護者的な女が3人男が2人か……殺っちまうかこいつら全員? 冗談だけどさ、でもねコレぐらいの殺気は察知してね。
「そんな事をしない人です!」
「えっ!?」
「オッサン! 何かしようと……」
「しないよ、もう」
座椅子に座ると俺を囲うように座りやがった……もう諦めるか、夕飯迄時間あるし。
「んで? 要件は何かなノエちゃん」
「オッサン!」
「良いです、おじさんなら。マコト君は少しだけ静かに!」
「いつかは助けてくれて、ありがとうございましたです!」
「別に良いよ、今日は何でここに?」
「旅行です! ドキドキしてます!」
ふ~ん……!? 一気に顔が青ざめた、今ここにヤエとヒエが居るんだぞ! 鉢合わせたら……
「オッサンこそ何でこんな良い宿に居るんだ?」
人の悩みも知らないでクソガキが!! 少しだけキレた。
「ヤ、ガ、ミだ! 何時までもオッサン呼ばわりするな! お前らも名乗れよ、すぐ忘れてやるから!」
「マコトくん……皆……」
「分かりましたノエ様」
「俺はノナカマコト、チームじゃ先鋒を任されてる」
「私はヒノエジュン、同じく先鋒よ」
「僕はタケダケンイチ、ノエ様の盾を……」
「アタシも盾担当の、ウエスギヨウコ」
「私が、リーダーのアマネ」
このリーダーだけは雰囲気が違うな、それでも全盛期? の塚田さんの足元にも及ばないな。
「要するに慰安旅行って事で良いのか?」
「わたし! おんせんにあこがれてました!」
「という訳ですヤガミさん、今日は新潟市歴史博物館ということで来ています」
「ふ~んノエちゃん温泉旅行したかったんだ?」
「はい! センパイたちがニンゲンカイにいるのならと!」
多分だけど今まさに、温泉を元センパイが楽しんでると思うよ……ちょっと泣きたくなる。
「それよりもヤガミさん、少しだけよわくなってます? ハヤデさまからききました!」
「うん? まぁね、もう厄介事は御免だから…………ってハヤデ様って誰?」
「白山の……」
「大女神様の事か!? ハヤデ様って!」
「はい!」
ノエがにっこりと笑うと、何か色々察してしまった。
「何か俺の事言ってた?」
「おしえてくれないです!」
良かった……ある意味、理から外れてる行為をしでかしてるからな俺達、さっさと退散しよう。
「そっか……じゃお互い温泉楽しもうね! 俺行くわ」
「まってください! よわいヤガミさんはダメです! えいっ!」
立ち上がろうとした俺の鳩尾に真っ赤な傘が刺さる。
「ぐぅっうぇぇえ!」
畳の上で七転八倒を繰り返す、身体が熱い鼓動が早くなる。内側から吹き上げる力の奔流を感じる……そんな馬鹿な封印したって……
「そうですヤガミさんうまく操ってください!」
! じゃねぇよ、クッソ! 制御が難しい、まずい全身を神気が満たしていく! ココで抑えないとダダ漏れだ! 意識を集中させるともう二度と見ることがないと思っていた『結晶』が見えた、躊躇ったが左腕を伸ばして強く握りしめると。
「ヌゥうああああああ嗚呼!!」
身体を駆け巡る熱い熱は治まり、畳の上で車に轢かれた蛙のように伸びている俺を連中は見下ろしていた。何とか起き上がると……
「えいっ! じゃないよ! せっかく封印したのに俺を殺す気か!」
「大丈夫です! ヤガミさんよく神気をあやつっています!」
「いやそうじゃなくて! 神気があると俺死ぬんだよ!」
「それは不完全な結晶でほころびがあったからです! ヒトでもない結晶でもなかったのです!」
言ってることが良く分からない……あぁ! もう誰か説明してくれよ! そう叫びそうになった瞬間、時が止まった。
「大女神様っ!!」
「ハヤデ様ぁ!」
「ノエ、貴女という娘は……健さんはもう長くはなかったのですよ」
「えっ!? 俺もう死ぬ所だったの?」
「はい……健さんの身体は既に神気で満たされた結晶になっていました、見えましたよね?」
「そっそれってこれですか?」
慌てて左手の掌に浮かび上がらせた。
「そんなにアッサリ出せる何て……」
「どっどどどうしよう死んじゃうぅうぁぁぁああっ!」
「せっかく頑張ってきたのに! 温泉にもまだ入ってないのに!」
御免! ヤエ、ヒエ、茉希ちゃん人間生活ももう終わりだぁ!
「ちょっと落ち着いて下さい! 健さん! 私の話を聞いて下さい! その結晶しまえますか?」
「はい……」
体内に結晶を戻すと大女神様が驚いたように答える。
「やっぱり……ノエ、貴女は……そうでしたね」
「はい!」
??
「健さん、ノエは調和を司る女神です」
「調和? 何か嫌な予感がするんですけど……俺どうなったんです?」
「難しいのです……健さんは人間です、それは間違いないのですが……」
何か歯切れ悪いな大女神様
「なんですか!?」
俺はもう半分泣いてる
「それが渡辺茉希が……『使徒』という存在がいますね?」
黙って泣きながら頷く
「健さんは人間として『使徒』よりも神に近い存在になろうとしています」
「へっ? 俺そんなの嫌です! 人間でいいです! 人間のまま愛した人と過ごして死にたいです!」
「もう少し落ち着いて下さい……私もこんな事に立ち会う事は滅多にないのです!」
大女神様の声が何時もより怖いが、時間が止まっているのを感じるたびに背筋が寒くなる、振り返るとすぐそこに『死』が迫っているようで、何もこんなにも楽しんでる2人がいる瞬間に来ることないのに!
「ノエが……健さんと結晶を完璧に調和させました」
「つまり?」
「半神半人の誕生です」
ため息をついて部屋を後にすると早速迷子になった、広いしさぁ……もうなんだよ! 何とかエレベーターホール迄やって来るとポ~ンという音と共にエレベーターが開く、団体様が降りていくのを眺めていると
「あっ! アンタ! あの時のオッサン!」
「はぃい?」
呼び止められた声を無視しようと思ったが、うっかり返事をしてしまった。あっエレベーター行かないで! クッソ誰だよ?
「どちら様で?」
「おじさん……」
真っ赤な傘を持つ女の子がおずおずと姿を表した。やっべぇ何でここにいるんだ! とっと逃げよう。
「ん~ちょっと、おじさんわからないなぁ? ごめんね!」
「待てよ! オッサン!」
今日は楽しい温泉旅行なんだぞ、無視しようとしたが既に囲まれていた。
「おじさん! お話ししたいです!」
「ごめんね、おじさんプライベートなの」
「ちょっとオッサン! ノエ様が声を掛けて下さっているんだぞ! 皆!」
「ちょっ離せよ!」
強引に腕を引かれて集団に来た道を戻される。
「オッサン呼ばわりするなら敬えこんちくしょう!」
よりによって隣の部屋かよ……
「どうぞです、おじさん!」
「はぁ~お邪魔します」
「おい! 皆入れよ!」
何だよもう……ノエを入れて向こうは6人か、守護者的な女が3人男が2人か……殺っちまうかこいつら全員? 冗談だけどさ、でもねコレぐらいの殺気は察知してね。
「そんな事をしない人です!」
「えっ!?」
「オッサン! 何かしようと……」
「しないよ、もう」
座椅子に座ると俺を囲うように座りやがった……もう諦めるか、夕飯迄時間あるし。
「んで? 要件は何かなノエちゃん」
「オッサン!」
「良いです、おじさんなら。マコト君は少しだけ静かに!」
「いつかは助けてくれて、ありがとうございましたです!」
「別に良いよ、今日は何でここに?」
「旅行です! ドキドキしてます!」
ふ~ん……!? 一気に顔が青ざめた、今ここにヤエとヒエが居るんだぞ! 鉢合わせたら……
「オッサンこそ何でこんな良い宿に居るんだ?」
人の悩みも知らないでクソガキが!! 少しだけキレた。
「ヤ、ガ、ミだ! 何時までもオッサン呼ばわりするな! お前らも名乗れよ、すぐ忘れてやるから!」
「マコトくん……皆……」
「分かりましたノエ様」
「俺はノナカマコト、チームじゃ先鋒を任されてる」
「私はヒノエジュン、同じく先鋒よ」
「僕はタケダケンイチ、ノエ様の盾を……」
「アタシも盾担当の、ウエスギヨウコ」
「私が、リーダーのアマネ」
このリーダーだけは雰囲気が違うな、それでも全盛期? の塚田さんの足元にも及ばないな。
「要するに慰安旅行って事で良いのか?」
「わたし! おんせんにあこがれてました!」
「という訳ですヤガミさん、今日は新潟市歴史博物館ということで来ています」
「ふ~んノエちゃん温泉旅行したかったんだ?」
「はい! センパイたちがニンゲンカイにいるのならと!」
多分だけど今まさに、温泉を元センパイが楽しんでると思うよ……ちょっと泣きたくなる。
「それよりもヤガミさん、少しだけよわくなってます? ハヤデさまからききました!」
「うん? まぁね、もう厄介事は御免だから…………ってハヤデ様って誰?」
「白山の……」
「大女神様の事か!? ハヤデ様って!」
「はい!」
ノエがにっこりと笑うと、何か色々察してしまった。
「何か俺の事言ってた?」
「おしえてくれないです!」
良かった……ある意味、理から外れてる行為をしでかしてるからな俺達、さっさと退散しよう。
「そっか……じゃお互い温泉楽しもうね! 俺行くわ」
「まってください! よわいヤガミさんはダメです! えいっ!」
立ち上がろうとした俺の鳩尾に真っ赤な傘が刺さる。
「ぐぅっうぇぇえ!」
畳の上で七転八倒を繰り返す、身体が熱い鼓動が早くなる。内側から吹き上げる力の奔流を感じる……そんな馬鹿な封印したって……
「そうですヤガミさんうまく操ってください!」
! じゃねぇよ、クッソ! 制御が難しい、まずい全身を神気が満たしていく! ココで抑えないとダダ漏れだ! 意識を集中させるともう二度と見ることがないと思っていた『結晶』が見えた、躊躇ったが左腕を伸ばして強く握りしめると。
「ヌゥうああああああ嗚呼!!」
身体を駆け巡る熱い熱は治まり、畳の上で車に轢かれた蛙のように伸びている俺を連中は見下ろしていた。何とか起き上がると……
「えいっ! じゃないよ! せっかく封印したのに俺を殺す気か!」
「大丈夫です! ヤガミさんよく神気をあやつっています!」
「いやそうじゃなくて! 神気があると俺死ぬんだよ!」
「それは不完全な結晶でほころびがあったからです! ヒトでもない結晶でもなかったのです!」
言ってることが良く分からない……あぁ! もう誰か説明してくれよ! そう叫びそうになった瞬間、時が止まった。
「大女神様っ!!」
「ハヤデ様ぁ!」
「ノエ、貴女という娘は……健さんはもう長くはなかったのですよ」
「えっ!? 俺もう死ぬ所だったの?」
「はい……健さんの身体は既に神気で満たされた結晶になっていました、見えましたよね?」
「そっそれってこれですか?」
慌てて左手の掌に浮かび上がらせた。
「そんなにアッサリ出せる何て……」
「どっどどどうしよう死んじゃうぅうぁぁぁああっ!」
「せっかく頑張ってきたのに! 温泉にもまだ入ってないのに!」
御免! ヤエ、ヒエ、茉希ちゃん人間生活ももう終わりだぁ!
「ちょっと落ち着いて下さい! 健さん! 私の話を聞いて下さい! その結晶しまえますか?」
「はい……」
体内に結晶を戻すと大女神様が驚いたように答える。
「やっぱり……ノエ、貴女は……そうでしたね」
「はい!」
??
「健さん、ノエは調和を司る女神です」
「調和? 何か嫌な予感がするんですけど……俺どうなったんです?」
「難しいのです……健さんは人間です、それは間違いないのですが……」
何か歯切れ悪いな大女神様
「なんですか!?」
俺はもう半分泣いてる
「それが渡辺茉希が……『使徒』という存在がいますね?」
黙って泣きながら頷く
「健さんは人間として『使徒』よりも神に近い存在になろうとしています」
「へっ? 俺そんなの嫌です! 人間でいいです! 人間のまま愛した人と過ごして死にたいです!」
「もう少し落ち着いて下さい……私もこんな事に立ち会う事は滅多にないのです!」
大女神様の声が何時もより怖いが、時間が止まっているのを感じるたびに背筋が寒くなる、振り返るとすぐそこに『死』が迫っているようで、何もこんなにも楽しんでる2人がいる瞬間に来ることないのに!
「ノエが……健さんと結晶を完璧に調和させました」
「つまり?」
「半神半人の誕生です」
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