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女だらけの社員旅行その3
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「どうして茉希がドヤ顔してるのよ?」
ヤエが笑顔で聞いている、きっと嬉しいんだろうな。
「初めてじゃないからね! でも前来たときより更に良くなってる!」
流石元は育ちの良いお嬢様だったはず、今は見る影もないが……無くもないけど
「おーい取り敢えず戻ってきて座って」
おっと社長がお呼びだ! 4人で戻ると改めて座椅子に座ると
「さて改めてはじめまして、八神君の上司で社長の伍堂愛です」
そう言うとサングラスを外して頭を下げる、顔をあげると俺達をじっと見つめている。
「良い家族だね……八神君」
「はい……『皆』俺の大切な人達ですから」
俺と社長の間に少しだけしんみりとした空気が流れ……
「あの……伍堂社長? 失礼ですが何処かで……お会いしたことは?」
ハイキタ! やっぱりヤエか!!
「うん知ってるよ、何度もあってるかな?」
おぃい……イキナリ大丈夫なんだよな?
「アタシ独り暮らしだからさ、よく惣菜買いに行ってるよ!」
「あっ! お客様だったんですね!」
「もう常連だよ! 今度サービスしてね!」
「はい! 今度は声を掛けてください!」
「オッケー!」
すっげぇそう来たか! ヤエは納得したようだ、ホッとして横を見るとヒエは饅頭を茉希ちゃんと食ってた。
「ヒエ! お前は食ってないでお茶でも淹れろ!」
「アンタが淹れなさいよ、私と茉希は今日も新聞配達してきたんだから」
「うっ……」
「お願いね八神君!」
「わかりましたよ……」
五人分のお茶を淹れてテーブルに置くと、俺の分の饅頭は既にヒエに食われていた……
暫く寛いでいる様子を窺っていると、もう4人が打ち解けあって談笑をしていた。そりゃそうだよね、もともと『茉希』ちゃんだったんだもん社長……積もる話もあるだろうさ、バレないようにやってね……俺は邪魔にならないように窓際のソファーに座りお茶を飲んでいた。すげえ眺望だなぁ最上階コーナースイートルームいったい幾らなんだろう宿泊料金? そんな事をぼんやり考えていると
「おーい八神君?」
「へっ?」
「ぼ~っとして話聞いてた? 18時に夕飯だからね」
「はぁ……良いんじゃないですか?」
いつの間にか4人は浴衣姿だった、あれ? 俺はもう気にもされてない?
「それまでアタシ達女子組とは別行動ね」
「温泉だからね、一緒には無理だね……うん! わかった勝手に過ごさせてもらうよ」
「きゃっほー! 早く行こうよ! アイ社長!」
「温泉!」
「アナタまた後でね!」
「さぁ温泉とエステだー! アタシの奢りだ! 女を磨こう!」
エステ!?
「社長! ちょっとまって! エステって大丈夫何でしょうね!」
「そんなの経費よ経費!」
「そこじゃないよ!」
「大丈夫! 信用ないなぁ? もう行くよ、皆アタシについておいで!」
社長見てくれだけなら? 茉希ちゃんの10年後の姿だから、身長も違うし気付かれないかもだけどさ、お腹の傷痕どうするの……まっでも俺には何の責任もないからいいか。
そう考えると1人寂しく男湯に向かった。
△ △ △
「という訳で皆さんにはエステも予約しておいたよ!」
「『えすて』とはなんですか社長!」
「ヒエさん、とっても気持ち良くてツヤ肌になりたくない? いっときだけでも……」
「はうっ!」
師匠を1人残して部屋から出ると、3人を引き連れて先ずは女湯へと向かう。ヒエが浮かれているのが分かる、そこに寄り添うヤエの姿を見て少しだけ涙が溢れた。
「アイ? 大丈夫?」
「えっ? 勿論! 大丈夫!」
昔の自分に心配された……ちょっと複雑な気持ちになる。小声で
「お風呂場では手筈通りにね」
「別にバレても良いんじゃない?」
昔のアタシはこんなにも考え無しだったかなぁ……もっともこの旅行を計画したのはアタシ達だけどさ
「でも健にはちょっとだけ悪いわね」
「本当に良いんですか? 社長さん、私達……」
いいに決まってる、形はどうあれアタシをもう一度会いたい人達に合わせてくれた張本人なのだから。
「男の事は忘れて楽しみましょう!」
1階まで降りて女湯の暖簾をくぐると温泉独特の匂いが濃くなる。ヒエとヤエは初めての匂いに戸惑っているようだ。
「温泉は初めて2人共?」
顔を見合わせどう答えようか考えてるようだけど
「実は……」
ヒエがポツリと呟いた、そっか~元女神様だし……まっいいか。
「取り敢えず脱ごうか! アタシちょっとあっちに用があるから先に行ってて! 茉希ちゃんヨロシク!」
「オッケー! ヒエ、ヤエこっち来て!」
ふぅ~さてと! ちょっとだけ離れたところから3人が浴衣を脱いで浴場に入っていくのを確認すると。
「うっし! 脱ぐか」
浴衣を脱いでお腹の傷痕を擦る、コレばっかりは消えない……アタシの魂にも共に残った傷痕か、さてとタオルで上手く隠して行くか!
浴場に入るとヒエとヤエが固まっていた。
「どっどうしようアイ! 2人共ビックリして固まっちゃった!」
「まぁ初めてだからねぇ、あのアパートの風呂しか知らないんだろうさ」
「そうかなぁ?」
「ほらっお二人さん! 先ず身体を洗うよ!」
茉希が2人を引っ張っていくが、ヒエとヤエは口を開けたままだった。まるで意思のない人形のようにヒエとヤエは身体を、髪を洗い流すと。
「「はっ!!」」
「意識は戻ったみたいねお二人さん?」
「こんなに広いお風呂……それにお湯が白く濁って」
「こんなの知ってしまったら……私もう戻れなくなる……ごめんなさい健……」
「いやいや! そこは戻ろう!? ほら入ろう!」
茉希が2人を促す間にさっさと湯船に浸かる、白く濁ったお湯なら傷痕は見えないはず。
「ぅん~あっ! さいっこー! 足が伸ばせるどころか、ブクブク……」
「本当! お湯もなんだか違う! ふぅ~染み渡るような」
「気に入った? アタシはここで浸かってるから茉希ちゃん案内してあげて」
「おっけい! 2人共ここで温まったら次は露天風呂ね!」
「任せるわ~」
「ずっとここに居たい~」
ヒエは分かるが元女神が温泉を知ってしまったら堕ちるとは、案外チョロいな? その時、茉希とアタシの傷痕に同時に痛みが走った。
「グッヘっ!」
「ッッつ!」
アタシは堪えたが茉希がうずくまる、何で……痛みを堪えて声をかける。
「大丈夫かい!」
「茉希どうしたの!?」
「うっうん、ちょっとはしゃぎ過ぎた」
「本当に? 私と先に上がる?」
「大丈夫だ……よ、ヤエ……もう少し温まったら露天風呂ね」
「良いけど無理しないで……」
『何か』あったな師匠?
ヤエが笑顔で聞いている、きっと嬉しいんだろうな。
「初めてじゃないからね! でも前来たときより更に良くなってる!」
流石元は育ちの良いお嬢様だったはず、今は見る影もないが……無くもないけど
「おーい取り敢えず戻ってきて座って」
おっと社長がお呼びだ! 4人で戻ると改めて座椅子に座ると
「さて改めてはじめまして、八神君の上司で社長の伍堂愛です」
そう言うとサングラスを外して頭を下げる、顔をあげると俺達をじっと見つめている。
「良い家族だね……八神君」
「はい……『皆』俺の大切な人達ですから」
俺と社長の間に少しだけしんみりとした空気が流れ……
「あの……伍堂社長? 失礼ですが何処かで……お会いしたことは?」
ハイキタ! やっぱりヤエか!!
「うん知ってるよ、何度もあってるかな?」
おぃい……イキナリ大丈夫なんだよな?
「アタシ独り暮らしだからさ、よく惣菜買いに行ってるよ!」
「あっ! お客様だったんですね!」
「もう常連だよ! 今度サービスしてね!」
「はい! 今度は声を掛けてください!」
「オッケー!」
すっげぇそう来たか! ヤエは納得したようだ、ホッとして横を見るとヒエは饅頭を茉希ちゃんと食ってた。
「ヒエ! お前は食ってないでお茶でも淹れろ!」
「アンタが淹れなさいよ、私と茉希は今日も新聞配達してきたんだから」
「うっ……」
「お願いね八神君!」
「わかりましたよ……」
五人分のお茶を淹れてテーブルに置くと、俺の分の饅頭は既にヒエに食われていた……
暫く寛いでいる様子を窺っていると、もう4人が打ち解けあって談笑をしていた。そりゃそうだよね、もともと『茉希』ちゃんだったんだもん社長……積もる話もあるだろうさ、バレないようにやってね……俺は邪魔にならないように窓際のソファーに座りお茶を飲んでいた。すげえ眺望だなぁ最上階コーナースイートルームいったい幾らなんだろう宿泊料金? そんな事をぼんやり考えていると
「おーい八神君?」
「へっ?」
「ぼ~っとして話聞いてた? 18時に夕飯だからね」
「はぁ……良いんじゃないですか?」
いつの間にか4人は浴衣姿だった、あれ? 俺はもう気にもされてない?
「それまでアタシ達女子組とは別行動ね」
「温泉だからね、一緒には無理だね……うん! わかった勝手に過ごさせてもらうよ」
「きゃっほー! 早く行こうよ! アイ社長!」
「温泉!」
「アナタまた後でね!」
「さぁ温泉とエステだー! アタシの奢りだ! 女を磨こう!」
エステ!?
「社長! ちょっとまって! エステって大丈夫何でしょうね!」
「そんなの経費よ経費!」
「そこじゃないよ!」
「大丈夫! 信用ないなぁ? もう行くよ、皆アタシについておいで!」
社長見てくれだけなら? 茉希ちゃんの10年後の姿だから、身長も違うし気付かれないかもだけどさ、お腹の傷痕どうするの……まっでも俺には何の責任もないからいいか。
そう考えると1人寂しく男湯に向かった。
△ △ △
「という訳で皆さんにはエステも予約しておいたよ!」
「『えすて』とはなんですか社長!」
「ヒエさん、とっても気持ち良くてツヤ肌になりたくない? いっときだけでも……」
「はうっ!」
師匠を1人残して部屋から出ると、3人を引き連れて先ずは女湯へと向かう。ヒエが浮かれているのが分かる、そこに寄り添うヤエの姿を見て少しだけ涙が溢れた。
「アイ? 大丈夫?」
「えっ? 勿論! 大丈夫!」
昔の自分に心配された……ちょっと複雑な気持ちになる。小声で
「お風呂場では手筈通りにね」
「別にバレても良いんじゃない?」
昔のアタシはこんなにも考え無しだったかなぁ……もっともこの旅行を計画したのはアタシ達だけどさ
「でも健にはちょっとだけ悪いわね」
「本当に良いんですか? 社長さん、私達……」
いいに決まってる、形はどうあれアタシをもう一度会いたい人達に合わせてくれた張本人なのだから。
「男の事は忘れて楽しみましょう!」
1階まで降りて女湯の暖簾をくぐると温泉独特の匂いが濃くなる。ヒエとヤエは初めての匂いに戸惑っているようだ。
「温泉は初めて2人共?」
顔を見合わせどう答えようか考えてるようだけど
「実は……」
ヒエがポツリと呟いた、そっか~元女神様だし……まっいいか。
「取り敢えず脱ごうか! アタシちょっとあっちに用があるから先に行ってて! 茉希ちゃんヨロシク!」
「オッケー! ヒエ、ヤエこっち来て!」
ふぅ~さてと! ちょっとだけ離れたところから3人が浴衣を脱いで浴場に入っていくのを確認すると。
「うっし! 脱ぐか」
浴衣を脱いでお腹の傷痕を擦る、コレばっかりは消えない……アタシの魂にも共に残った傷痕か、さてとタオルで上手く隠して行くか!
浴場に入るとヒエとヤエが固まっていた。
「どっどうしようアイ! 2人共ビックリして固まっちゃった!」
「まぁ初めてだからねぇ、あのアパートの風呂しか知らないんだろうさ」
「そうかなぁ?」
「ほらっお二人さん! 先ず身体を洗うよ!」
茉希が2人を引っ張っていくが、ヒエとヤエは口を開けたままだった。まるで意思のない人形のようにヒエとヤエは身体を、髪を洗い流すと。
「「はっ!!」」
「意識は戻ったみたいねお二人さん?」
「こんなに広いお風呂……それにお湯が白く濁って」
「こんなの知ってしまったら……私もう戻れなくなる……ごめんなさい健……」
「いやいや! そこは戻ろう!? ほら入ろう!」
茉希が2人を促す間にさっさと湯船に浸かる、白く濁ったお湯なら傷痕は見えないはず。
「ぅん~あっ! さいっこー! 足が伸ばせるどころか、ブクブク……」
「本当! お湯もなんだか違う! ふぅ~染み渡るような」
「気に入った? アタシはここで浸かってるから茉希ちゃん案内してあげて」
「おっけい! 2人共ここで温まったら次は露天風呂ね!」
「任せるわ~」
「ずっとここに居たい~」
ヒエは分かるが元女神が温泉を知ってしまったら堕ちるとは、案外チョロいな? その時、茉希とアタシの傷痕に同時に痛みが走った。
「グッヘっ!」
「ッッつ!」
アタシは堪えたが茉希がうずくまる、何で……痛みを堪えて声をかける。
「大丈夫かい!」
「茉希どうしたの!?」
「うっうん、ちょっとはしゃぎ過ぎた」
「本当に? 私と先に上がる?」
「大丈夫だ……よ、ヤエ……もう少し温まったら露天風呂ね」
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