29 / 78
封印そして
しおりを挟む
「え"ッ!? 俺死ぬの?」
突然告げられた告白に俺はそう言うしか出来なかった。
「ヒエもヤエも意味は分かりますね」
「そっそれは……でもあの時、大女神様は健を人間にしたって!」
「そうですね……確かに人間にしましたね……結晶を……」
「結晶……私達が作り出して健が消滅させ新しく産まれた結晶?」
「じゃあ俺は一体何なんだ?」
自分の存在意義が問われている様だが、何処か他人事の様にしか聞こえない、ヤエもヒエも何か心当たりがあるのだろうか?
「健さんの身体は……結晶を人間に変化させた物です、もう少しすれば馴染むかと思いますが……」
「じゃあ別に良いじゃん?」
「違うわよ! 今、健から神気を消すって事は生命活動が全て消えるのよ!」
「今って言ったな? って事はさ……」
「いずれ馴染み完全に人間になりますが……」
「その時には一気に肉体年齢が過ぎ去り死を迎えるでしょう」
「嘘でしょ!? それは何時なんだよ! 急に師匠が死んじゃうって事でしょ?」
「まぁまぁ落ち着いて茉希ちゃん」
「師匠……」
「別に今すぐに死ぬ訳じゃないんでしょう?」
「勿論ですよ、ですが正直に言わせて貰いますが……その時は着実に近付いてきますよ」
「取り敢えずそれまでは神気は必要で、完全に人間の肉体になると。止まっていた肉体年齢が一気に加速して……」
どっちにしろ死ぬなら同じ事だよなぁ、別に困らないんじゃないかな?
「このままでいいです俺は」
「駄目よ! 神気があるという事はそれだけ厄介事に巻き込まれるって事よ!」
「今回の件だってそうよ! だから……」
「う~ん、いっそ力だけ封印しちゃったら? 出来ないの?」
「あら茉希さん、そこに気付く何て良い感してますね」
って事は今までのやり取りは……
「大女神様が来たのはつまり忠告と」
「はい、ごめんなさいねヤエもヒエも不安にさせて」
「ですが覚悟は必要でしょう? その時の為に……」
ヤエはずっと俯きながら聞いている、ヒエはちゃんと真っ直ぐ向き合い大女神様の話を聞いている。
「では健の神気は最低限の生命活動維持まで封印させる、と云う事ですか?」
「そうなりますね、少し手を貸してくれますかヒエに茉希、一緒に八幡神社まで来てくれますか?」
「ヒエは解るけどアタシも!?」
「健さん……立ってください」
「はい?」
言われるままに立ち上がると大女神様からキスされると意識を失った……
暗い意識の底で大女神様が待っていた、そういう事か……
「やめてくださいよ、ああ言うの」
「そうですね……封印の為とはいえ今も二人の殺気が背中を襲っていますから」
「あっ今、出掛けてるんですか」
「はい、少しヤエと話してあげて下さい……ですので時間は稼ぎますのでごゆっくり」
「ちょっと!」
目が覚めるとヤエの膝枕の上だった、目が真っ赤だよヤエ……俺に気付くと目を逸らすが
「なぁ……ヤエ話があるんだけどさ……」
「なに?」
「今度さ俺の実家に行かないか」
「はっ?」
「ヤエを……ついでにヒエも茉希ちゃんも、紹介したい」
「それって……」
「本当はもっとちゃんとしてから紹介したいんだけどさ、俺の寿命が解らないから」
「いや、死なせない……ずっと一緒に暮らすのずっと……子供も欲しい……」
「子供! そこまで考えていたの?」
「うん、健と私の子供を皆で育てて……だってそれは人間じゃなければ……あっ……」
ヤエを抱き締めて横にすると黙ってヤエが目を閉じる、そのまま身体を重ね唇を塞ぐとお互いの服を脱がせてヤエを抱いた。2度目の行為だがあの時とは違う、抱きしめ合い求め合う只の二人の人間だった。
何度求めても押さえきれない衝動に二人共押さえきれず求め合っていると、大女神様の呆れた様な声が脳裏に過ぎった。
『そこまで愛し合えるものなのですね、人とは……ですが時間稼ぎもここまでです』
途端に冷静になると
『あっなんかすみません』
『40分です良いですね?』
『はい……』
「どこ見てるの……健……私だけを見て……もっと……」
「愛してるよヤエ……でも、もう帰ってきそうだから」
最後に抱きしめたまま話すと。
「別に気にしない……」
「いや、やめておこう……好きな人のその姿を誰にも見られたくない」
「そう……わかった、一緒にシャワー浴びる?」
「気持ちは分かるけど、俺も我慢するから」
「うん……何処にも行かないでね」
ヤエがシャワーを浴び始めると同時に部屋を大急ぎで片付ける、アレもコレも……えっと……俺の布団も綺麗に敷き直して……これでよし! まだ帰って来る気配はないな、ヤエがシャワーを出ると入れ替わりに風呂場に入り汗をもう一度流すと、大女神様御一行が帰ってきたようだ。何だか賑やかになってる、良い意味で笑い声も聞こえる。さてサッパリしたし封印されましょうかね!
「おかえり」
「師匠聞いてよ! 大女神様ってば八幡神社だけじゃなくて小さなお社まで回ったんだよ! この熱い中!」
「お疲れ様、茉希ちゃんシャワー浴びてきなよヒエもね」
「そうする、流石にくたびれたゎ……」
「大女神様、それじゃ封印をお願いします」
「最後の確認です、封印するともう力は使えなくなります良いですか?」
「はい、神気が無くてもヤエは……3人は俺が人として守ります」
「ではもう一度側に……」
大女神様の前に正座するとオデコに両手を当てられ
「それではお休みなさい、今度は神の座でお会いしましょう」
「随分と待たせる事になりますよ?」
「人としての時間は有限です、忘れないで下さい日々を大切に……」
意識が回転するとそのまま気を失った、意識の底で語りかけられる。
「いつの日か限界が訪れるでしょう、その時の覚悟は出来ますか?」
「それまでは楽しくやりますよ、そして満足してヤエとヒエと神の座に帰ります!」
だから……
「覚悟はオッケーです!」
「これで私達から助ける事も、助けを乞うこともありません、ヒエとヤエをどうか……幸せに……」
「はい! それじゃ大女神様またいつの日か……」
目を覚ますと昼過ぎだった、3人共に寝ていた、疲れたんだよねきっと……昨日の今日だもんね、素麺でも作っておくか……台所に立つのも久しぶりだな、って言っても茹でるだけなんだけどさ。冷蔵庫を覗き込む、みょうがとかないかな……あと海苔とか、台所を漁っていると調味料などが充実しているのが分かる、う~ん素麺自体がないし、みょうがもない海苔はあるけど買ってくるか。立ち上がって振り返るとトチが足元にすり寄ってきた。
「お前も腹減ったのか? でも俺達が食べたらな、これで我慢してくれ」
猫用のオヤツを食べさせると、テーブルに置き手紙を書いておく。
『素麺買ってくる 健』
突然告げられた告白に俺はそう言うしか出来なかった。
「ヒエもヤエも意味は分かりますね」
「そっそれは……でもあの時、大女神様は健を人間にしたって!」
「そうですね……確かに人間にしましたね……結晶を……」
「結晶……私達が作り出して健が消滅させ新しく産まれた結晶?」
「じゃあ俺は一体何なんだ?」
自分の存在意義が問われている様だが、何処か他人事の様にしか聞こえない、ヤエもヒエも何か心当たりがあるのだろうか?
「健さんの身体は……結晶を人間に変化させた物です、もう少しすれば馴染むかと思いますが……」
「じゃあ別に良いじゃん?」
「違うわよ! 今、健から神気を消すって事は生命活動が全て消えるのよ!」
「今って言ったな? って事はさ……」
「いずれ馴染み完全に人間になりますが……」
「その時には一気に肉体年齢が過ぎ去り死を迎えるでしょう」
「嘘でしょ!? それは何時なんだよ! 急に師匠が死んじゃうって事でしょ?」
「まぁまぁ落ち着いて茉希ちゃん」
「師匠……」
「別に今すぐに死ぬ訳じゃないんでしょう?」
「勿論ですよ、ですが正直に言わせて貰いますが……その時は着実に近付いてきますよ」
「取り敢えずそれまでは神気は必要で、完全に人間の肉体になると。止まっていた肉体年齢が一気に加速して……」
どっちにしろ死ぬなら同じ事だよなぁ、別に困らないんじゃないかな?
「このままでいいです俺は」
「駄目よ! 神気があるという事はそれだけ厄介事に巻き込まれるって事よ!」
「今回の件だってそうよ! だから……」
「う~ん、いっそ力だけ封印しちゃったら? 出来ないの?」
「あら茉希さん、そこに気付く何て良い感してますね」
って事は今までのやり取りは……
「大女神様が来たのはつまり忠告と」
「はい、ごめんなさいねヤエもヒエも不安にさせて」
「ですが覚悟は必要でしょう? その時の為に……」
ヤエはずっと俯きながら聞いている、ヒエはちゃんと真っ直ぐ向き合い大女神様の話を聞いている。
「では健の神気は最低限の生命活動維持まで封印させる、と云う事ですか?」
「そうなりますね、少し手を貸してくれますかヒエに茉希、一緒に八幡神社まで来てくれますか?」
「ヒエは解るけどアタシも!?」
「健さん……立ってください」
「はい?」
言われるままに立ち上がると大女神様からキスされると意識を失った……
暗い意識の底で大女神様が待っていた、そういう事か……
「やめてくださいよ、ああ言うの」
「そうですね……封印の為とはいえ今も二人の殺気が背中を襲っていますから」
「あっ今、出掛けてるんですか」
「はい、少しヤエと話してあげて下さい……ですので時間は稼ぎますのでごゆっくり」
「ちょっと!」
目が覚めるとヤエの膝枕の上だった、目が真っ赤だよヤエ……俺に気付くと目を逸らすが
「なぁ……ヤエ話があるんだけどさ……」
「なに?」
「今度さ俺の実家に行かないか」
「はっ?」
「ヤエを……ついでにヒエも茉希ちゃんも、紹介したい」
「それって……」
「本当はもっとちゃんとしてから紹介したいんだけどさ、俺の寿命が解らないから」
「いや、死なせない……ずっと一緒に暮らすのずっと……子供も欲しい……」
「子供! そこまで考えていたの?」
「うん、健と私の子供を皆で育てて……だってそれは人間じゃなければ……あっ……」
ヤエを抱き締めて横にすると黙ってヤエが目を閉じる、そのまま身体を重ね唇を塞ぐとお互いの服を脱がせてヤエを抱いた。2度目の行為だがあの時とは違う、抱きしめ合い求め合う只の二人の人間だった。
何度求めても押さえきれない衝動に二人共押さえきれず求め合っていると、大女神様の呆れた様な声が脳裏に過ぎった。
『そこまで愛し合えるものなのですね、人とは……ですが時間稼ぎもここまでです』
途端に冷静になると
『あっなんかすみません』
『40分です良いですね?』
『はい……』
「どこ見てるの……健……私だけを見て……もっと……」
「愛してるよヤエ……でも、もう帰ってきそうだから」
最後に抱きしめたまま話すと。
「別に気にしない……」
「いや、やめておこう……好きな人のその姿を誰にも見られたくない」
「そう……わかった、一緒にシャワー浴びる?」
「気持ちは分かるけど、俺も我慢するから」
「うん……何処にも行かないでね」
ヤエがシャワーを浴び始めると同時に部屋を大急ぎで片付ける、アレもコレも……えっと……俺の布団も綺麗に敷き直して……これでよし! まだ帰って来る気配はないな、ヤエがシャワーを出ると入れ替わりに風呂場に入り汗をもう一度流すと、大女神様御一行が帰ってきたようだ。何だか賑やかになってる、良い意味で笑い声も聞こえる。さてサッパリしたし封印されましょうかね!
「おかえり」
「師匠聞いてよ! 大女神様ってば八幡神社だけじゃなくて小さなお社まで回ったんだよ! この熱い中!」
「お疲れ様、茉希ちゃんシャワー浴びてきなよヒエもね」
「そうする、流石にくたびれたゎ……」
「大女神様、それじゃ封印をお願いします」
「最後の確認です、封印するともう力は使えなくなります良いですか?」
「はい、神気が無くてもヤエは……3人は俺が人として守ります」
「ではもう一度側に……」
大女神様の前に正座するとオデコに両手を当てられ
「それではお休みなさい、今度は神の座でお会いしましょう」
「随分と待たせる事になりますよ?」
「人としての時間は有限です、忘れないで下さい日々を大切に……」
意識が回転するとそのまま気を失った、意識の底で語りかけられる。
「いつの日か限界が訪れるでしょう、その時の覚悟は出来ますか?」
「それまでは楽しくやりますよ、そして満足してヤエとヒエと神の座に帰ります!」
だから……
「覚悟はオッケーです!」
「これで私達から助ける事も、助けを乞うこともありません、ヒエとヤエをどうか……幸せに……」
「はい! それじゃ大女神様またいつの日か……」
目を覚ますと昼過ぎだった、3人共に寝ていた、疲れたんだよねきっと……昨日の今日だもんね、素麺でも作っておくか……台所に立つのも久しぶりだな、って言っても茹でるだけなんだけどさ。冷蔵庫を覗き込む、みょうがとかないかな……あと海苔とか、台所を漁っていると調味料などが充実しているのが分かる、う~ん素麺自体がないし、みょうがもない海苔はあるけど買ってくるか。立ち上がって振り返るとトチが足元にすり寄ってきた。
「お前も腹減ったのか? でも俺達が食べたらな、これで我慢してくれ」
猫用のオヤツを食べさせると、テーブルに置き手紙を書いておく。
『素麺買ってくる 健』
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
(完)なにも死ぬことないでしょう?
青空一夏
恋愛
ジュリエットはイリスィオス・ケビン公爵に一目惚れされて子爵家から嫁いできた美しい娘。イリスィオスは初めこそ優しかったものの、二人の愛人を離れに住まわせるようになった。
悩むジュリエットは悲しみのあまり湖に身を投げて死のうとしたが死にきれず昏睡状態になる。前世を昏睡状態で思い出したジュリエットは自分が日本という国で生きていたことを思い出す。還暦手前まで生きた記憶が不意に蘇ったのだ。
若い頃はいろいろな趣味を持ち、男性からもモテた彼女の名は真理。結婚もし子供も産み、いろいろな経験もしてきた真理は知っている。
『亭主、元気で留守がいい』ということを。
だったらこの状況って超ラッキーだわ♪ イケてるおばさん真理(外見は20代前半のジュリエット)がくりひろげるはちゃめちゃコメディー。
ゆるふわ設定ご都合主義。気分転換にどうぞ。初めはシリアス?ですが、途中からコメディーになります。中世ヨーロッパ風ですが和のテイストも混じり合う異世界。
昭和の懐かしい世界が広がります。懐かしい言葉あり。解説付き。
【完結】婚約者なんて眼中にありません
らんか
恋愛
あー、気が抜ける。
婚約者とのお茶会なのにときめかない……
私は若いお子様には興味ないんだってば。
やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?
大人の哀愁が滲み出ているわぁ。
それに強くて守ってもらえそう。
男はやっぱり包容力よね!
私も守ってもらいたいわぁ!
これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語……
短めのお話です。
サクッと、読み終えてしまえます。
(完結)夫に浮気されたのは嫁の私が至らないせいだそうです
青空一夏
恋愛
私はパトリシア。両親を早くに亡くし叔父夫妻に育てられた。ギガンテッド男爵家の三男に見初められて結婚したが、その結婚生活は・・・・・・
ギガンテッド元男爵夫妻(夫の両親)が私達夫婦の屋敷に同居し、私はいつも振り回されている。それでも、夫は私に優しくねぎらいの言葉をかけてくれた。だから、我慢できたのだけれど・・・・・・
夫の浮気が発覚。私は悲しみにくれ夫を責めた。すると、夫の母親は私に言った。
「夫に浮気されるのは嫁のあなたが至らないせいでしょう!」
だから私は・・・・・・
☆ご注意☆
この小説の舞台は異世界です。ヨーロッパ風ですが、史実に基づいてはおりません。貴族は嫡男だけが爵位や屋敷・財産を継ぎ、次男以下は仕事を持ち自分で生活します。パトリシアの夫は三男である為、パトリシアの屋敷では平民に近い生活になっています。
※途中タグの追加・変更の可能性あるかもしれません。
完)嫁いだつもりでしたがメイドに間違われています
オリハルコン陸
恋愛
嫁いだはずなのに、格好のせいか本気でメイドと勘違いされた貧乏令嬢。そのままうっかりメイドとして馴染んで、その生活を楽しみ始めてしまいます。
◇◇◇◇◇◇◇
「オマケのようでオマケじゃない〜」では、本編の小話や後日談というかたちでまだ語られてない部分を補完しています。
14回恋愛大賞奨励賞受賞しました!
これも読んでくださったり投票してくださった皆様のおかげです。
ありがとうございました!
ざっくりと見直し終わりました。完璧じゃないけど、とりあえずこれで。
この後本格的に手直し予定。(多分時間がかかります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる