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第二部 神の娘 第五章スーパー中学生
特別顧問
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「それにソフィアママとルシアママだよ」
「「いらっしゃい」」
「は、はじめまして!
アリサです!」
「ほら、緊張しないでって」
「ムリだよ。だってソフィアさんだよ。
CCさくやのソフィアさんだよ!」
「うふふ、ただのマーメイドですから」
「まあ、とにかく座りましょ」
「えっ、ここに……」
「だって、私の部屋なんてベッドがあるだけで何にもないよ」
「そうそう。今、お茶入れますから」
「そ、そういえば、ビビさんは?」
「ビビ姉なら寝てるよ。
あと4時間くらいで起きてくるかな」
「まだ寝てるの?」
「だって、エジプトの女王だからね。
昼間は向こうで過ごして夜に帰ってくるんだ。
時差があるからね、まだお休みの時間なの」
「女王……やってるの……
ねえ、あそこからじっと見られてるんだけど」
「ああ、マモちゃんだよ。
おいでマモちゃん」
チチッ チチッ
「ピグミーマーモセットがいっぱいいるんだ。
名前は全部マモちゃんなんだよ」
「こんな小さい……サル?」
「そうだよ」
「か、かわいい……」
「こっちはジェルボア。正式にはパルキスタントビネズミ」
「ネズミなんだ」
「あそこで寝てるのが、ビビ姉のタイガー。
ゴールデンタピータイガーっていって、とってもキレイなんだよ
「たくさんいるってこういうことなのね」
「そっちはオセロットのジャック。
撫でてほしいみたいよ」
「なんでこんなにいるの」
「お父さんの趣味かな」
「お父さんって、カメラマンの末永シュウさんでしょ」
「カメラは趣味ね。
本業は……なんだろう。
いろんな国や団体の相談役かな」
「えっ?」
「アメリカにWHOにODA、オーストラリアにEU、覚えていられないくらいよ」
「日本ではあんまり報道されないから知らないのよ。
はい、紅茶でいいわよね」
「あっ、ありがとうございます」
「海外でシュウ・末永っていったらとんでもない人だって認知されているけど、日本だと表舞台に出たのってマーメイドの会見くらいですからね」
「私たちが生まれる前のことだしね」
「核兵器撤廃の時も、日本はカヤの外だったし、クリーン魔法普及の時も日本だけはあまり広報してないでしょ」
「それって、私たちが生まれた年ですよね」
「そうね。あの時も海外では難病の根絶ってすごい反響だったのよ」
「ひょっとして、アカネちゃんのお父さんって、とんでもない人?」
「おかげで、あまり帰ってこないけどね」
「忙しいんだから仕方ないでしょ。
今だってプレジデントと会食なんだから」
「ぷ、プレジデントってアメリカのですか?」
「そう。アメリカの特別顧問だからねシュウは」
「「いらっしゃい」」
「は、はじめまして!
アリサです!」
「ほら、緊張しないでって」
「ムリだよ。だってソフィアさんだよ。
CCさくやのソフィアさんだよ!」
「うふふ、ただのマーメイドですから」
「まあ、とにかく座りましょ」
「えっ、ここに……」
「だって、私の部屋なんてベッドがあるだけで何にもないよ」
「そうそう。今、お茶入れますから」
「そ、そういえば、ビビさんは?」
「ビビ姉なら寝てるよ。
あと4時間くらいで起きてくるかな」
「まだ寝てるの?」
「だって、エジプトの女王だからね。
昼間は向こうで過ごして夜に帰ってくるんだ。
時差があるからね、まだお休みの時間なの」
「女王……やってるの……
ねえ、あそこからじっと見られてるんだけど」
「ああ、マモちゃんだよ。
おいでマモちゃん」
チチッ チチッ
「ピグミーマーモセットがいっぱいいるんだ。
名前は全部マモちゃんなんだよ」
「こんな小さい……サル?」
「そうだよ」
「か、かわいい……」
「こっちはジェルボア。正式にはパルキスタントビネズミ」
「ネズミなんだ」
「あそこで寝てるのが、ビビ姉のタイガー。
ゴールデンタピータイガーっていって、とってもキレイなんだよ
「たくさんいるってこういうことなのね」
「そっちはオセロットのジャック。
撫でてほしいみたいよ」
「なんでこんなにいるの」
「お父さんの趣味かな」
「お父さんって、カメラマンの末永シュウさんでしょ」
「カメラは趣味ね。
本業は……なんだろう。
いろんな国や団体の相談役かな」
「えっ?」
「アメリカにWHOにODA、オーストラリアにEU、覚えていられないくらいよ」
「日本ではあんまり報道されないから知らないのよ。
はい、紅茶でいいわよね」
「あっ、ありがとうございます」
「海外でシュウ・末永っていったらとんでもない人だって認知されているけど、日本だと表舞台に出たのってマーメイドの会見くらいですからね」
「私たちが生まれる前のことだしね」
「核兵器撤廃の時も、日本はカヤの外だったし、クリーン魔法普及の時も日本だけはあまり広報してないでしょ」
「それって、私たちが生まれた年ですよね」
「そうね。あの時も海外では難病の根絶ってすごい反響だったのよ」
「ひょっとして、アカネちゃんのお父さんって、とんでもない人?」
「おかげで、あまり帰ってこないけどね」
「忙しいんだから仕方ないでしょ。
今だってプレジデントと会食なんだから」
「ぷ、プレジデントってアメリカのですか?」
「そう。アメリカの特別顧問だからねシュウは」
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