169 / 224
第二部 神の娘 第五章スーパー中学生
お母さんとママ
しおりを挟む
「ねえ、末永さんは部活どうするの?」
「まだ決めてないんだけど、今のところ剣道部とサッカー部は決まりかな」
「えっ、なんで二つ?」
「うーん、小学校の時やってたから」
「ばーか、新藤は知らねえんだな。
こいつ、剣道の全国大会で優勝してんだぞ」
「そうそう、女子サッカーでも全国優勝だよね」
この二人は小学校から一緒の佐藤君と田中君。
新藤さんは小学校が違う。
「だから、その二つは入学前に掛け持ちするって認めてくれてるの。
ほかにも、バレー部やソフトボール部から誘われてて……」
「いやいや、アカネちゃん野球部入るんだろ。
俺、先輩から絶対勧誘しろって命令されてんだからさ」
「えーっ、でも大会に出場できないでしょ」
「それがさ、先輩が調べたんだけど女子がダメなのは高校だけで、中学は性別の制限がないんだって。
だから、一緒に野球やろうぜ!」
「まてまて、軽音だよね。アカネちゃんのギター最高じゃん」
「うーん、軽音は臨時部員でもいいっていわれてるんだよね。
新藤さんはどうするの?」
「私はアニメ研究部かな」
「アニメ好きなんだ」
「末永さんは?」
「テレビ見てる時間がなくてさ、でもあれ好きだよ。CCさくや!」
「いいですよねアレ。私も大好きです」
「あれって、おまえのところのソフィアさんが実写版の主役やっただろ」
「えっ、ソフィアさんって……」
「ああ、私のママだよ」
「えっ、末永さんって……」
「あっ、誤解しないでね。
私のお母さんは末永カエデだから」
「ええーっ!カエデさんの娘さんだったの!」
「卒業式は大変だったんだぜ。あの4人がそろって来ちゃったもんだからさ」
「そうそう、俺たち学校から出られなかったもんな」
「ごめんね。瞬間移動で学校に来たから大丈夫だと思ったんだけど」
「生徒か父兄の誰かがSNSにアップしたんだろうね」
「まったく、うちの母さんもサインもらったって喜んでたんだから困ったもんだよ」
「ほら、13年前の写真集発売って、うちらの親もどストライクの世代じゃん。
うちなんか、写真集全部あるんだぜ」
「ばーか、うちなんて全部2冊ずつあるんだぜ。
親父のとおふくろの分」
「今度持ってきてくれれば、サインもらってあげるからさ」
「わ、私もいいですか」
「えっ、新藤さんも?」
「はい!ソフィアさんの大ファンなんです。
マーメイドシリーズのDVDや写真集も全部持ってます」
「あの4人って、年齢を感じさせないけど、その中でもソフィアさんって別格だよな」
「困るんだよね。だんだん年齢が近づいてるみたいでさ」
「ルシアさんなんて、お姉さんにしたいナンバーワンの座を何年続けてとったんだよ」
「ばーか、まだ続いてんだよ。
でも、俺はカエデさんだな。
真剣をもったあの表情……、そっかそれでアカネは剣道やってんのか」
「ひいじいちゃんが道場の先生だからね。
今でも毎朝稽古してもらってるよ」
「まだ決めてないんだけど、今のところ剣道部とサッカー部は決まりかな」
「えっ、なんで二つ?」
「うーん、小学校の時やってたから」
「ばーか、新藤は知らねえんだな。
こいつ、剣道の全国大会で優勝してんだぞ」
「そうそう、女子サッカーでも全国優勝だよね」
この二人は小学校から一緒の佐藤君と田中君。
新藤さんは小学校が違う。
「だから、その二つは入学前に掛け持ちするって認めてくれてるの。
ほかにも、バレー部やソフトボール部から誘われてて……」
「いやいや、アカネちゃん野球部入るんだろ。
俺、先輩から絶対勧誘しろって命令されてんだからさ」
「えーっ、でも大会に出場できないでしょ」
「それがさ、先輩が調べたんだけど女子がダメなのは高校だけで、中学は性別の制限がないんだって。
だから、一緒に野球やろうぜ!」
「まてまて、軽音だよね。アカネちゃんのギター最高じゃん」
「うーん、軽音は臨時部員でもいいっていわれてるんだよね。
新藤さんはどうするの?」
「私はアニメ研究部かな」
「アニメ好きなんだ」
「末永さんは?」
「テレビ見てる時間がなくてさ、でもあれ好きだよ。CCさくや!」
「いいですよねアレ。私も大好きです」
「あれって、おまえのところのソフィアさんが実写版の主役やっただろ」
「えっ、ソフィアさんって……」
「ああ、私のママだよ」
「えっ、末永さんって……」
「あっ、誤解しないでね。
私のお母さんは末永カエデだから」
「ええーっ!カエデさんの娘さんだったの!」
「卒業式は大変だったんだぜ。あの4人がそろって来ちゃったもんだからさ」
「そうそう、俺たち学校から出られなかったもんな」
「ごめんね。瞬間移動で学校に来たから大丈夫だと思ったんだけど」
「生徒か父兄の誰かがSNSにアップしたんだろうね」
「まったく、うちの母さんもサインもらったって喜んでたんだから困ったもんだよ」
「ほら、13年前の写真集発売って、うちらの親もどストライクの世代じゃん。
うちなんか、写真集全部あるんだぜ」
「ばーか、うちなんて全部2冊ずつあるんだぜ。
親父のとおふくろの分」
「今度持ってきてくれれば、サインもらってあげるからさ」
「わ、私もいいですか」
「えっ、新藤さんも?」
「はい!ソフィアさんの大ファンなんです。
マーメイドシリーズのDVDや写真集も全部持ってます」
「あの4人って、年齢を感じさせないけど、その中でもソフィアさんって別格だよな」
「困るんだよね。だんだん年齢が近づいてるみたいでさ」
「ルシアさんなんて、お姉さんにしたいナンバーワンの座を何年続けてとったんだよ」
「ばーか、まだ続いてんだよ。
でも、俺はカエデさんだな。
真剣をもったあの表情……、そっかそれでアカネは剣道やってんのか」
「ひいじいちゃんが道場の先生だからね。
今でも毎朝稽古してもらってるよ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
144
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる