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第Ⅱ章 二人旅
ゴン爺
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ヤバいです。
頭に浮かんだワードを切って並べ替えただけです。
バレたら、きっと怒られます。
ギルドは、正門を入ってすぐのところにありました。
「ご、ごめんください」
「いら……」 カウンターのお姉さんがスッと横に移動します。
二列目のお兄さんも、こちらに気づいて横に移動します。三列目のお兄さんが移動すると、真正面に頭がツルツルでマッチョなお爺さんが鎮座していました。
「ん?なんだ、どっかで見た顔だな」
「ご、ご無沙汰しております」
「はて、おお、噂の聖女様ではないか!」
チッとお姉ちゃんが舌打ちしています。
「して、聖女様がこんなところに何の用かな」
「ご挨拶が遅れてすみませんでした……」
「ん?最近耳が遠くなってな」
「ご挨拶が遅れ、申し訳ございません!」
「まあ茶番はいい。とっとと中に入れ」
「はい……」
応接に入ると、お姉ちゃんは深々と頭を下げます。
「本当にすみませんでした」
「まあいい、お前たちがどれだけ忙しかったか察しはつく。
ん、そっちがシーリアか、ミーミーにピー助とチョロリだったな。
で、お前の新しい連れがレオンか」
「何で知ってるんですか?」
「ガルドとジョセフは俺の弟子だからな。
まあ、お前たちは孫弟子ってところか」
「ガルド先生の先生」
「まあ、そんなところだ。
アンデッドの件はガルドから聞いている。よく生きて戻ったな」
「はい……」
「自分たちが怖い思いをしたから、聖角灯を作り、国中に配備した」
「はい……」
「王都への連絡手段がたあったら、ガルドが町を出ることもなかった。心細い思いをせずに済んだ。だから定時連絡便を作った。
すべて理にかなっているし、住民に対する思いやりが行動させた」
「はい……」
「シーリーンよ、もういいだろう」
「はい?」
「シーリアの手本となるべく生きてきた。シーリアの前では弱音をはかず、強くあろうとしてきたのであろう。
シーリアがどれだけまっすぐに育ったか、魔物を見れば分かる。
もう、本来の自分に戻ってもよいのだぞ」
「無理は……、していません。私も、シーリアと魔物たちに励まされ生きてきました。
姉が妹の手本となるのは当然のことです」
「そうか。無理をするなよ。
苦しくなったら俺やガルドを頼れ。師匠が弟子の手本となるのは当然のことだからな」
「はい。ありがとうございます」
頭に浮かんだワードを切って並べ替えただけです。
バレたら、きっと怒られます。
ギルドは、正門を入ってすぐのところにありました。
「ご、ごめんください」
「いら……」 カウンターのお姉さんがスッと横に移動します。
二列目のお兄さんも、こちらに気づいて横に移動します。三列目のお兄さんが移動すると、真正面に頭がツルツルでマッチョなお爺さんが鎮座していました。
「ん?なんだ、どっかで見た顔だな」
「ご、ご無沙汰しております」
「はて、おお、噂の聖女様ではないか!」
チッとお姉ちゃんが舌打ちしています。
「して、聖女様がこんなところに何の用かな」
「ご挨拶が遅れてすみませんでした……」
「ん?最近耳が遠くなってな」
「ご挨拶が遅れ、申し訳ございません!」
「まあ茶番はいい。とっとと中に入れ」
「はい……」
応接に入ると、お姉ちゃんは深々と頭を下げます。
「本当にすみませんでした」
「まあいい、お前たちがどれだけ忙しかったか察しはつく。
ん、そっちがシーリアか、ミーミーにピー助とチョロリだったな。
で、お前の新しい連れがレオンか」
「何で知ってるんですか?」
「ガルドとジョセフは俺の弟子だからな。
まあ、お前たちは孫弟子ってところか」
「ガルド先生の先生」
「まあ、そんなところだ。
アンデッドの件はガルドから聞いている。よく生きて戻ったな」
「はい……」
「自分たちが怖い思いをしたから、聖角灯を作り、国中に配備した」
「はい……」
「王都への連絡手段がたあったら、ガルドが町を出ることもなかった。心細い思いをせずに済んだ。だから定時連絡便を作った。
すべて理にかなっているし、住民に対する思いやりが行動させた」
「はい……」
「シーリーンよ、もういいだろう」
「はい?」
「シーリアの手本となるべく生きてきた。シーリアの前では弱音をはかず、強くあろうとしてきたのであろう。
シーリアがどれだけまっすぐに育ったか、魔物を見れば分かる。
もう、本来の自分に戻ってもよいのだぞ」
「無理は……、していません。私も、シーリアと魔物たちに励まされ生きてきました。
姉が妹の手本となるのは当然のことです」
「そうか。無理をするなよ。
苦しくなったら俺やガルドを頼れ。師匠が弟子の手本となるのは当然のことだからな」
「はい。ありがとうございます」
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