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第四章
第51話 俺は殺人技と殺人衛星を手に入れた
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西表島の家でリラックスしながら、俺は世界をコントロールする。
4か国の停電が復旧するのは1週間要したし、その間は前線に指示が届かず、レーダーも使えなければ航空機も飛ばせない。
宣戦布告した相手に攻め込まれて領地は大きく後退していた。
頼りにしていたはずの飛行艇は無力化され、魔法士も使い物にならない。
4っつの国は、宣戦布告した国から反撃を受けて侵攻を受けているのだが、それに対抗する事もできず停戦交渉に走らざるを得なかった。
大和は1週間で北サハリンを制圧し、千島列島を北上してカムチャッカ半島を抑えた。
そして朝鮮半島を攻め落とした大和軍は、ウラジオまで手中に収め、オホーツク沿岸の全てを手に入れている。
当然だが、裏から俺がアシストして誘導しているのだ。
更にタイランと協調してシャンハイからフッケンまでの太平洋沿いを掌握している。
ちなみに、海南地区はヘトナムにより落とされていた。
イラソは宣戦布告していない国からも攻め込まれ、30%の国土を失っている。
一番酷いのはチューバで、1週間で40%近い国土を失っている。
停戦交渉中であるにもかかわらず、次々と敗戦を繰り返していた。
開戦から2週間、当事者でないカナラのバンクーバに当事国が集まり、終戦が決定した。
シベリアはレナ川より東を放棄し、そこは大和の国土となった。
これにより、シベリアは太平洋沿岸の全てを失った。
西側はカリーニングを失う事になったが、黒海とカスピ海沿岸をすべて失い、実質不凍港を無くしてしまった。
シンは太平洋側のほとんどを失ったが、大和は朝鮮半島の併合を望まなかった。
これまでの経緯から、コークリの民族性を嫌悪していたからだ。
というか、この時には復帰していた俺が、頑なに拒否したしシステム的にもそうなるように操作したからだ。
両親の仇を併合する気にはなれない。
その分、南側は確実に領土として確保し、国土を広げた。
そして、ゴビ砂漠の西と東は周辺国の領土となった。
イラソもペルシャ湾沿岸の殆どと北側のカスピ海沿岸など30%縮小し、チューバに至ってはアメリアに併合されてしまった。
竜宮の大陸側が国土になったことで、白ゴジたちも自由に泳げるエリアが広がった。
シン国からは、日本海を北上するにしても南シナ海を南下するにしても大和のEEZを通る必要がある。
そこは通過するだけで漁はできないのだ。
逆に併合されたエリアの漁師たちは制約がなくなり、南西諸島を経て太平洋に行き来できるようになって喜んでいる。
「それで、この先はどうするの?」
「特に考えていないけど、お金はいくらでもあるし、家族が穏やかに暮らしていければいいかなって思ってる。」
「でもさ、世界を支配しているようなものだって政府が感づいちゃったから、何か手を打ってくるかもよ。」
「だったら、経済的にも政治的にも支配しないとダメかな……。」
「スパコンとか使えば、経済的には支配できると思うけど、政治的にはどうするの?」
「今、シミュレートさせてる。」
「経済的には、人をスカウトして、会社を立ち上げさせて全国から支援させる。」
「支援って……。」
「白ゴジを使った海底資源の掘削から始めるよ。それで、いくつかの企業に不祥事を起こさせて買収していく。」
「それって、悪いことじゃないの。」
「ああ、言い方を間違えた。企業の不祥事を暴露するだけだから悪事ではない。」
「まあ、それならいいか。」
「それとは別に、個人名義で株を始めようと思うんだ。」
「株って、損をするイメージしかないけど……。」
俺は、専用口座を開設し、10億を投入した。
実際の売買はスパコンに任せておく。
軍事を含んだ機密情報を把握する俺にとって、株取引はゲームですらない。
倍々ゲームに等しい株取引で、俺の総資産はあっという間に1000億を超え、兆に達した。
そしてそのお金を元にしてサハリンに資源開発の会社を立ち上げて収益を増やしていく。
出資はしているが、直接経営に携わるわけではない。
やがてサヤカに子供ができてサヤカは軍を退所したものの、白ゴジの世話もあって非常勤職員として災害対策チームには在籍する。
『ご主人さま、過激派集団による暗殺計画が判明しました。』
「今度はどこ?」
『旧イラソ領の組織です。』
「具体的な計画は?」
『航空機乗っ取りによる、竜宮への突撃です。』
「実行犯の特定と確保は可能?」
『本名は確認中ですが、11月の黄昏と名乗るチームで、統率者は通称ハギルと名乗る男です。』
「確保は?」
『現在捜索中です。』
「具体的な作戦は?」
『推定ですが、3日後のシンガプーラ発東京行の第362便が濃厚です。』
「組織への対応は?」
『ブーマαとβを向かわせています。』
俺は、非合法組織ブーマを設立し、優れた魔法士を育成している。
そして、視線制御型ナビは、非合法活動に極めて有効だった。
”ロック”と”ファイヤー”だけで殺人が可能なのだ。
道路ですれ違うだけで殺せるために、露見することがない。
万一を考えて、普段使いのスマホ型ナビと並行して腕時計型ナビを所持させており、腕時計型ナビを暗殺に使っているのだ。
移動は自動制御型飛行艇で現地近くまで飛び、そこからはフライトである。
出入国の記録も残らないし、遺体を解剖しても痕跡を発見するのは難しい。
現在採用しているのは、ロックした頭の3cm内部を50度で1分間過熱する魔法だ。
脳は42度くらいで溶けるらしい。
それを3㎤過熱してやるのだ。
しかも、最近開発した時限式魔法を使っているので、効果が現れるのは実行した1時間後という、何とも理不尽な暗殺なのだ。
『ご主人さま、11月の黄昏メンバー全員処置が完了しました。』
「代表の男も?」
『代表のハギルは、シンガプーラ入国時に逮捕いたしました。』
「未遂での投獄か。出てきたらまたやりそうだな。」
『護送の時に、暗殺するよう指示をだしておきますか。』
「ああ、それでお願いするよ。」
「はあ、もっと効果的に犯罪を抑止できないかな……。」
「どうしたの?」
「過激派とかの行動に嫌気がさしているんだよ。」
「それで?」
「監視カメラの映像とかで魔法が使えればいいんだけどさ。」
「シールドの魔導具が可能なんだからできるんじゃないの?」
「それって、カメラ側に魔石と実行するシステムが必要じゃないか。」
「うーん……。だったら、偵察衛星にシステムを組み込むとかできないの?」
「いや、さすがに国が殺人衛星を作ったってバレたら……待てよ……。」
俺は試験装置で動作を確認したうえで、現在製造中の偵察衛星の設計図を書き換え、カモフラージュした魔石とMPUをエンジニアに取付けさせた。
制御プログラムは、打ちあがったあとでいくらでも追加できる。
偵察衛星は低高度を飛ぶため耐用年数が短い。
5年ほどで使えなくなるため、2から3年おきに打ち上げられている。
次回、これが打ち上げられるのは来年の2月が予定されている。
こうして俺は殺人衛星を手に入れた。
まあ、使うかどうか分からない装備だが、選択肢の一つにはなる。
政治家に対する影響力も手に入れつつあるし、資金的な余力もある。
ハイジを含めた子供という生きがいも生まれた今、俺は世界を裏から支えている。
【あとがき】
一応の完結です。
もっと、空間的に広げる予定だったのですが、そこまでいきませんでした。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
4か国の停電が復旧するのは1週間要したし、その間は前線に指示が届かず、レーダーも使えなければ航空機も飛ばせない。
宣戦布告した相手に攻め込まれて領地は大きく後退していた。
頼りにしていたはずの飛行艇は無力化され、魔法士も使い物にならない。
4っつの国は、宣戦布告した国から反撃を受けて侵攻を受けているのだが、それに対抗する事もできず停戦交渉に走らざるを得なかった。
大和は1週間で北サハリンを制圧し、千島列島を北上してカムチャッカ半島を抑えた。
そして朝鮮半島を攻め落とした大和軍は、ウラジオまで手中に収め、オホーツク沿岸の全てを手に入れている。
当然だが、裏から俺がアシストして誘導しているのだ。
更にタイランと協調してシャンハイからフッケンまでの太平洋沿いを掌握している。
ちなみに、海南地区はヘトナムにより落とされていた。
イラソは宣戦布告していない国からも攻め込まれ、30%の国土を失っている。
一番酷いのはチューバで、1週間で40%近い国土を失っている。
停戦交渉中であるにもかかわらず、次々と敗戦を繰り返していた。
開戦から2週間、当事者でないカナラのバンクーバに当事国が集まり、終戦が決定した。
シベリアはレナ川より東を放棄し、そこは大和の国土となった。
これにより、シベリアは太平洋沿岸の全てを失った。
西側はカリーニングを失う事になったが、黒海とカスピ海沿岸をすべて失い、実質不凍港を無くしてしまった。
シンは太平洋側のほとんどを失ったが、大和は朝鮮半島の併合を望まなかった。
これまでの経緯から、コークリの民族性を嫌悪していたからだ。
というか、この時には復帰していた俺が、頑なに拒否したしシステム的にもそうなるように操作したからだ。
両親の仇を併合する気にはなれない。
その分、南側は確実に領土として確保し、国土を広げた。
そして、ゴビ砂漠の西と東は周辺国の領土となった。
イラソもペルシャ湾沿岸の殆どと北側のカスピ海沿岸など30%縮小し、チューバに至ってはアメリアに併合されてしまった。
竜宮の大陸側が国土になったことで、白ゴジたちも自由に泳げるエリアが広がった。
シン国からは、日本海を北上するにしても南シナ海を南下するにしても大和のEEZを通る必要がある。
そこは通過するだけで漁はできないのだ。
逆に併合されたエリアの漁師たちは制約がなくなり、南西諸島を経て太平洋に行き来できるようになって喜んでいる。
「それで、この先はどうするの?」
「特に考えていないけど、お金はいくらでもあるし、家族が穏やかに暮らしていければいいかなって思ってる。」
「でもさ、世界を支配しているようなものだって政府が感づいちゃったから、何か手を打ってくるかもよ。」
「だったら、経済的にも政治的にも支配しないとダメかな……。」
「スパコンとか使えば、経済的には支配できると思うけど、政治的にはどうするの?」
「今、シミュレートさせてる。」
「経済的には、人をスカウトして、会社を立ち上げさせて全国から支援させる。」
「支援って……。」
「白ゴジを使った海底資源の掘削から始めるよ。それで、いくつかの企業に不祥事を起こさせて買収していく。」
「それって、悪いことじゃないの。」
「ああ、言い方を間違えた。企業の不祥事を暴露するだけだから悪事ではない。」
「まあ、それならいいか。」
「それとは別に、個人名義で株を始めようと思うんだ。」
「株って、損をするイメージしかないけど……。」
俺は、専用口座を開設し、10億を投入した。
実際の売買はスパコンに任せておく。
軍事を含んだ機密情報を把握する俺にとって、株取引はゲームですらない。
倍々ゲームに等しい株取引で、俺の総資産はあっという間に1000億を超え、兆に達した。
そしてそのお金を元にしてサハリンに資源開発の会社を立ち上げて収益を増やしていく。
出資はしているが、直接経営に携わるわけではない。
やがてサヤカに子供ができてサヤカは軍を退所したものの、白ゴジの世話もあって非常勤職員として災害対策チームには在籍する。
『ご主人さま、過激派集団による暗殺計画が判明しました。』
「今度はどこ?」
『旧イラソ領の組織です。』
「具体的な計画は?」
『航空機乗っ取りによる、竜宮への突撃です。』
「実行犯の特定と確保は可能?」
『本名は確認中ですが、11月の黄昏と名乗るチームで、統率者は通称ハギルと名乗る男です。』
「確保は?」
『現在捜索中です。』
「具体的な作戦は?」
『推定ですが、3日後のシンガプーラ発東京行の第362便が濃厚です。』
「組織への対応は?」
『ブーマαとβを向かわせています。』
俺は、非合法組織ブーマを設立し、優れた魔法士を育成している。
そして、視線制御型ナビは、非合法活動に極めて有効だった。
”ロック”と”ファイヤー”だけで殺人が可能なのだ。
道路ですれ違うだけで殺せるために、露見することがない。
万一を考えて、普段使いのスマホ型ナビと並行して腕時計型ナビを所持させており、腕時計型ナビを暗殺に使っているのだ。
移動は自動制御型飛行艇で現地近くまで飛び、そこからはフライトである。
出入国の記録も残らないし、遺体を解剖しても痕跡を発見するのは難しい。
現在採用しているのは、ロックした頭の3cm内部を50度で1分間過熱する魔法だ。
脳は42度くらいで溶けるらしい。
それを3㎤過熱してやるのだ。
しかも、最近開発した時限式魔法を使っているので、効果が現れるのは実行した1時間後という、何とも理不尽な暗殺なのだ。
『ご主人さま、11月の黄昏メンバー全員処置が完了しました。』
「代表の男も?」
『代表のハギルは、シンガプーラ入国時に逮捕いたしました。』
「未遂での投獄か。出てきたらまたやりそうだな。」
『護送の時に、暗殺するよう指示をだしておきますか。』
「ああ、それでお願いするよ。」
「はあ、もっと効果的に犯罪を抑止できないかな……。」
「どうしたの?」
「過激派とかの行動に嫌気がさしているんだよ。」
「それで?」
「監視カメラの映像とかで魔法が使えればいいんだけどさ。」
「シールドの魔導具が可能なんだからできるんじゃないの?」
「それって、カメラ側に魔石と実行するシステムが必要じゃないか。」
「うーん……。だったら、偵察衛星にシステムを組み込むとかできないの?」
「いや、さすがに国が殺人衛星を作ったってバレたら……待てよ……。」
俺は試験装置で動作を確認したうえで、現在製造中の偵察衛星の設計図を書き換え、カモフラージュした魔石とMPUをエンジニアに取付けさせた。
制御プログラムは、打ちあがったあとでいくらでも追加できる。
偵察衛星は低高度を飛ぶため耐用年数が短い。
5年ほどで使えなくなるため、2から3年おきに打ち上げられている。
次回、これが打ち上げられるのは来年の2月が予定されている。
こうして俺は殺人衛星を手に入れた。
まあ、使うかどうか分からない装備だが、選択肢の一つにはなる。
政治家に対する影響力も手に入れつつあるし、資金的な余力もある。
ハイジを含めた子供という生きがいも生まれた今、俺は世界を裏から支えている。
【あとがき】
一応の完結です。
もっと、空間的に広げる予定だったのですが、そこまでいきませんでした。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
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