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第四章
第44話 宣戦布告を受けて2分後には対策本部が立ち上がっていた
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偵察衛星からデータの発信先である基地へは簡単に辿る事ができた。
『問題は、この基地に存在する様々なシステムを解析して、例えばミサイルの発射装置を特定したうえで内容を把握しなければなりません。』
「それは、桜のCPUだけじゃ手が足りないというわけだね。」
『はい。特にシベリアで南下中の船団も特定してシステムに入りたいですし、そこは傍目に把握したいですからね。』
俺は防衛大臣に連絡をして、魁の使用許可を急ぐようお願いした。
「シベリアの偵察衛星にアクセスができて、そこから各基地のシステムへ侵入することができました。」
「本当か!本当にそんなことまでできたのか!」
「衛星一機のシステムを解析して基地へアクセスするだけでも、僕の腕では限界ギリギリなんです。これ以上のことをやらせたらオーバーヒートしてしまう。」
「わかった。これから首相のところに行って急ぐように頼んでくる。くれぐれも無理をしないでくれ。」
それから2時間で魁の使用許可が降りた。
俺は16時に魁の設置してある京都に出向いて、桜と有線で魁に接続して担当のSEと一緒に魁を起動した。
魁の中に桜のAIをコピーして拡張領域として認識させ、俺はその部屋で横になりシベリアのウラジオ基地にアクセスした。
ショートカットから辿ったのでそれほど時間はかからない。
そもそもが、この部屋は電波を遮断する壁で囲われているにもかかわらず、俺の能力には影響がなかった。
『やっぱり魁はすごいですね。処理が早すぎて私の指示が追いつかないくらいです。』
「それで、船は?」
『艦隊の構成どころか、今回の作戦内容も完璧に把握できました。』
「ホントかよ。」
『ウラジオで太平洋艦隊とコークリの艦隊と合流したら、大和に宣戦布告して戦闘行為が始まります。』
「マジか!」
『予定日は18日の現地時間15時となっていますね。それと同時に、コークリから3発の戦術核ミサイルが発射されます。標的は琉球と蝦夷、それから大阪です。』
「猶予は5日かよ。」
『今、コークリの基地にもアクセスして、どのミサイルが予定されているのか調査中です。』
「それが分かれば、ミサイルの制御システムにハッキングできるんだな?」
『当然です。それから、これがシベリアの第一艦隊旗艦へのゲートです。この先に進んでください。』
「よし。……ここか?」
『いえ、ここはシベリアの通信衛星ですね。ここもショートカットを作っておきます。このゲートの先ですね。』
「うん。……こいつか?」
『はい。第一艦隊旗艦であるミサイル巡洋艦ヴォルグで間違いありません。これも魁に解析させます。』
こうして、俺は南下中の第一艦隊46隻全てにアクセスすることができた。
『潜行前の潜水艦を捉えられたのは大きいですね。空母も1隻入っていますから完璧ですよ。』
「次は太平洋艦隊とコークリの艦隊だね。」
『休憩された方が良いのではないですか?』
「大丈夫だよ。どんどんやっていこう。」
『コークリのプサン基地を解析していたのですが、ここから統合本部と大統領官邸にアクセスできそうです。』
「それって、国として丸裸になっちゃわない?」
『丸裸にしてる本人がそれ言っちゃいます?』
俺はコークリ統合本部と大統領官邸のシステムも掌握してしまった。
「コークリ、シベリア連合軍の作戦が判明しました。」
防衛大臣に基地から集めた情報を報告した。
「魁の成果ということか。」
「はい。やっぱり、処理速度が段違いです。」
「君の能力で潜り込んで、スパコンにより制御下においてしまう。これで、君からスパコンを引き剝がすことができなくなった訳だな。」
「まあ、そうなりますね。」
「歯切れが悪いな。」
「……もし、僕の能力で世界中のスパコンをハッキングできるとしたら、どうなると思います?」
「なに!」
「いや、可能性の話なんてしても仕方ないですね。忘れてください。」
そう、魁の手を借りて、すでに世界中に桜のコピーがばらまかれており、それは巧妙に隠蔽されている。
完全に乗っ取るようなことはしないで、能力の一部だけを借りているイメージだ。
桜のAIはフォーマットの皮を被っていて、ちょっと見には空きメモリーにしか見えない。
OSにはそこを使わないように誘導してあるが、表面化することはないだろう。
なぜなら、OSが嘘をついているのだから……。
宣戦布告の予定日まで、俺は魁の部屋で過ごした。
それは、俺が敵基地にアクセスしていないと解析も進まないからだ。
そして18日の15時、大和での14時、予定通り宣戦布告が実施され、艦隊の進軍が開始された。
「ただいま、シベリアとコークリからの宣戦布告を受けました。大和は全軍をあげて応戦いたします。
これに伴い、大和は緊急事態を宣言いたします。
国民の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、指示あるまで外出を控えていただくようお願いいたします。」
首相は14時05分、全国民に向けてこのような声明を発表した。
「災害支援特別部隊については、所定の作戦行動を実施せよ。」
「了解です。災害支援特別部隊特務班は作戦A-01を実施せよ。」
首相官邸には14時02分に対シベリア・コークリ作戦本部が設置され、14時03分には防衛軍各部隊が所定の態勢についている。
命令系統としては、首相から防衛大臣に指示が出され、その後統合幕僚長経由で各軍に指示が出される。
特務班は、俺と災害支援特別部隊からサポート要員2名で構成されている。
俺は、作戦A-01により、コークリから発射される戦術核ミサイルの目標を書き換えた。
ターゲットはシベリアの主要都市、モスクアとカサソ、それとウラジロだ。
発射されたあとの制御は一切受けないようにしてある。
「A-01完了しました。」
「続いてA-02からA-04を実施せよ。」
A-02は、スクア・カサソ・ウラジロに存在する基地のミサイル防衛システムの無力化だ。
無力化といっても、システム上は作動しているように見せかけて、ミサイルへの命令系統で座標および追尾機能を無効化してあるので、事態の掌握には時間がかかるだろう。
「A-02完了しました。続いてA-03を実施します。」
A-03は、出港したコークリ艦隊の制御系統を全て奪い取り、全艦でシベリアの艦隊を攻撃するというものだ。
「A-03実施中。並行してA-04を実施します。」
「コークリの3基地より、ミサイルの発射を確認!」
コークリの発射した3発のうち1発は極超音速滑空兵器(HGV)で、この攻撃座標はモスクアにセットしてある。
残りの2発は中距離弾道ミサイルだ。
『コークリから琉球へ、50発の中距離弾道ミサイル発射準備中です。』
「座標は?」
『琉球からウラジオに変更済みです。』
「監視衛星の画像により、コークリ艦隊からシベリアの艦隊に向けて攻撃が確認されました。」
「コークリから発射された核ミサイルですが、落下地点はモスクア・カサソ・ウラジオと推測されました!」
A-04は、コークリとシベリアの監視衛星への制御を無効にし、レーダー基地をシャットダウンすることだった。
これにより、各基地は盲目状態になる。
「A-04完了。」
「よし、特務班はそのまま待機。」
「特務班、了解!」
まだやることはあったのだが、待機命令が出た。
【あとがき】
開戦です。
『問題は、この基地に存在する様々なシステムを解析して、例えばミサイルの発射装置を特定したうえで内容を把握しなければなりません。』
「それは、桜のCPUだけじゃ手が足りないというわけだね。」
『はい。特にシベリアで南下中の船団も特定してシステムに入りたいですし、そこは傍目に把握したいですからね。』
俺は防衛大臣に連絡をして、魁の使用許可を急ぐようお願いした。
「シベリアの偵察衛星にアクセスができて、そこから各基地のシステムへ侵入することができました。」
「本当か!本当にそんなことまでできたのか!」
「衛星一機のシステムを解析して基地へアクセスするだけでも、僕の腕では限界ギリギリなんです。これ以上のことをやらせたらオーバーヒートしてしまう。」
「わかった。これから首相のところに行って急ぐように頼んでくる。くれぐれも無理をしないでくれ。」
それから2時間で魁の使用許可が降りた。
俺は16時に魁の設置してある京都に出向いて、桜と有線で魁に接続して担当のSEと一緒に魁を起動した。
魁の中に桜のAIをコピーして拡張領域として認識させ、俺はその部屋で横になりシベリアのウラジオ基地にアクセスした。
ショートカットから辿ったのでそれほど時間はかからない。
そもそもが、この部屋は電波を遮断する壁で囲われているにもかかわらず、俺の能力には影響がなかった。
『やっぱり魁はすごいですね。処理が早すぎて私の指示が追いつかないくらいです。』
「それで、船は?」
『艦隊の構成どころか、今回の作戦内容も完璧に把握できました。』
「ホントかよ。」
『ウラジオで太平洋艦隊とコークリの艦隊と合流したら、大和に宣戦布告して戦闘行為が始まります。』
「マジか!」
『予定日は18日の現地時間15時となっていますね。それと同時に、コークリから3発の戦術核ミサイルが発射されます。標的は琉球と蝦夷、それから大阪です。』
「猶予は5日かよ。」
『今、コークリの基地にもアクセスして、どのミサイルが予定されているのか調査中です。』
「それが分かれば、ミサイルの制御システムにハッキングできるんだな?」
『当然です。それから、これがシベリアの第一艦隊旗艦へのゲートです。この先に進んでください。』
「よし。……ここか?」
『いえ、ここはシベリアの通信衛星ですね。ここもショートカットを作っておきます。このゲートの先ですね。』
「うん。……こいつか?」
『はい。第一艦隊旗艦であるミサイル巡洋艦ヴォルグで間違いありません。これも魁に解析させます。』
こうして、俺は南下中の第一艦隊46隻全てにアクセスすることができた。
『潜行前の潜水艦を捉えられたのは大きいですね。空母も1隻入っていますから完璧ですよ。』
「次は太平洋艦隊とコークリの艦隊だね。」
『休憩された方が良いのではないですか?』
「大丈夫だよ。どんどんやっていこう。」
『コークリのプサン基地を解析していたのですが、ここから統合本部と大統領官邸にアクセスできそうです。』
「それって、国として丸裸になっちゃわない?」
『丸裸にしてる本人がそれ言っちゃいます?』
俺はコークリ統合本部と大統領官邸のシステムも掌握してしまった。
「コークリ、シベリア連合軍の作戦が判明しました。」
防衛大臣に基地から集めた情報を報告した。
「魁の成果ということか。」
「はい。やっぱり、処理速度が段違いです。」
「君の能力で潜り込んで、スパコンにより制御下においてしまう。これで、君からスパコンを引き剝がすことができなくなった訳だな。」
「まあ、そうなりますね。」
「歯切れが悪いな。」
「……もし、僕の能力で世界中のスパコンをハッキングできるとしたら、どうなると思います?」
「なに!」
「いや、可能性の話なんてしても仕方ないですね。忘れてください。」
そう、魁の手を借りて、すでに世界中に桜のコピーがばらまかれており、それは巧妙に隠蔽されている。
完全に乗っ取るようなことはしないで、能力の一部だけを借りているイメージだ。
桜のAIはフォーマットの皮を被っていて、ちょっと見には空きメモリーにしか見えない。
OSにはそこを使わないように誘導してあるが、表面化することはないだろう。
なぜなら、OSが嘘をついているのだから……。
宣戦布告の予定日まで、俺は魁の部屋で過ごした。
それは、俺が敵基地にアクセスしていないと解析も進まないからだ。
そして18日の15時、大和での14時、予定通り宣戦布告が実施され、艦隊の進軍が開始された。
「ただいま、シベリアとコークリからの宣戦布告を受けました。大和は全軍をあげて応戦いたします。
これに伴い、大和は緊急事態を宣言いたします。
国民の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、指示あるまで外出を控えていただくようお願いいたします。」
首相は14時05分、全国民に向けてこのような声明を発表した。
「災害支援特別部隊については、所定の作戦行動を実施せよ。」
「了解です。災害支援特別部隊特務班は作戦A-01を実施せよ。」
首相官邸には14時02分に対シベリア・コークリ作戦本部が設置され、14時03分には防衛軍各部隊が所定の態勢についている。
命令系統としては、首相から防衛大臣に指示が出され、その後統合幕僚長経由で各軍に指示が出される。
特務班は、俺と災害支援特別部隊からサポート要員2名で構成されている。
俺は、作戦A-01により、コークリから発射される戦術核ミサイルの目標を書き換えた。
ターゲットはシベリアの主要都市、モスクアとカサソ、それとウラジロだ。
発射されたあとの制御は一切受けないようにしてある。
「A-01完了しました。」
「続いてA-02からA-04を実施せよ。」
A-02は、スクア・カサソ・ウラジロに存在する基地のミサイル防衛システムの無力化だ。
無力化といっても、システム上は作動しているように見せかけて、ミサイルへの命令系統で座標および追尾機能を無効化してあるので、事態の掌握には時間がかかるだろう。
「A-02完了しました。続いてA-03を実施します。」
A-03は、出港したコークリ艦隊の制御系統を全て奪い取り、全艦でシベリアの艦隊を攻撃するというものだ。
「A-03実施中。並行してA-04を実施します。」
「コークリの3基地より、ミサイルの発射を確認!」
コークリの発射した3発のうち1発は極超音速滑空兵器(HGV)で、この攻撃座標はモスクアにセットしてある。
残りの2発は中距離弾道ミサイルだ。
『コークリから琉球へ、50発の中距離弾道ミサイル発射準備中です。』
「座標は?」
『琉球からウラジオに変更済みです。』
「監視衛星の画像により、コークリ艦隊からシベリアの艦隊に向けて攻撃が確認されました。」
「コークリから発射された核ミサイルですが、落下地点はモスクア・カサソ・ウラジオと推測されました!」
A-04は、コークリとシベリアの監視衛星への制御を無効にし、レーダー基地をシャットダウンすることだった。
これにより、各基地は盲目状態になる。
「A-04完了。」
「よし、特務班はそのまま待機。」
「特務班、了解!」
まだやることはあったのだが、待機命令が出た。
【あとがき】
開戦です。
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