29 / 51
第三章
第29話 火口を冷却して塞ぎます -世界初のライブ配信-
しおりを挟む
「ジン君、白ゴジに備えて、琉球のうるま基地で待機してくれないか。」
「ですが、チームが心配です。」
「安心してくれ、陸軍の押山は謹慎処分にした。」
「それだけじゃ安心できませんよ。」
「大丈夫だよ。君も知っている、海軍の高山君を暫定で災対チームを統括させることにした。まもなくやってくるだろう。」
「高山さんを?でもあの人、魔法研究所の所長さんになって忙しいんじゃないですか?」
「いや、ここで最新の情報を集めた方が、よほど効果的だと喜んでいたよ。」
こうして俺は琉球本島のうるま基地に飛んだ。
琉球での待機中に災対本部は火口凍結の決定を下した。
俺が戻ろうとしたのだが、サヤカが立候補してくれた。
東京から富士まで100km程度。
フライトなら10分程度で到着する。
これは防衛庁のサイトで、リルタイム配信されていた。
何故かサヤカは俺と同じコスチュームを着用している。
カメラマン兼インタビュアーとしてチームの磯崎さんが同行している。
磯崎さんも白ゴジを任せられるレベルの魔法士だ。
「サヤカさん、いよいよですね。緊張してないですか。」
「大丈夫でーす。」
「火口まで行くのは初めてですよね?」
「当然でしょ。」
「では、ご主人に向けて一言。」
「えっ!……えーっと、こっちは私たちに任せて、白ゴジの方に集中しててください。愛してまーす。キャッ、言っちゃいました。」
おいおい、防衛庁のサイトで何言ってんだよ……。
そして飛行中。
右手を前に突き出してヒーロー姿勢で飛んでいる。
ボディスーツが体のラインを際立たせている。
「あっ、メッセージ……旦那さんからでーす。」
「何て?」
「えーっと、危険な任務なんだから、ふざけてないで集中しろって……怒られちゃいました。グスン。」
「あらあら、こんなに頑張っているのに。」
「でも、配信見てるからがんばれって。エヘヘ。」
「おーっと、これは惚気なのかぁ、独身の僕に対する当てつけとしか思えません。」
「10分で火口上空に到着しました。これから火口を凍結。マグマを冷やして固めます。」
「お願いします。大和国民が見ていますよ。」
「ふう”ロック”そして”フリーズ”!」
「おお!ご覧ください。凍結魔法により、一瞬でマグマが冷えて固まりました。成功です。」
「ここで質問です。」
「はい。」
「もっと早く対処できたと思うのですが、ここまで時間がかかったのは何故ですか?」
「今回、水蒸気による爆発は噴火当日、4日目、6日目の3回発生しています。つまり、まだ水蒸気が抜けきっていなかったんです。」
「はい。」
「ですから、噴火直後に火口を塞いでいたら、時間をおいて2回目の噴火、3回目の噴火という可能性があった訳です。」
「まあ、1週間前だと、私たちも今回使った魔法の開発・訓練中だったから、対応できなかったんですけどね。」
「そうですね。こんな風に噴火をおさめたのって、多分世界で初めてのことですからね。」
「まったく、こんな非常識なことを考えるなんて、頭が飛んでるんじゃないですかね?」
「……ごめんなさい。うちの旦那さんです。」
「それでは、今回の動画は富士山の火口から、私、神宮寺紗香と。」
「僕、磯崎修二がお送りしました。ご視聴ありがとうございました。」
ここで、噴火口を魔法士が冷やして塞ぐという異例の中継が終わった。
まあ、被災者がいる以上、不謹慎だとか批判されることもあるだろう。
だが、一歩間違えれば確実な死が待っていたはずだ。
そこを評価してほしいものである。
俺はサヤカに労いのメッセージを送った。
この動画は世界中に拡散され、概ね効果的に受け取られたようだ。
24時間経っても、再生数は止まる気配がない。
そして翌日、白ゴジは同じルートを辿って3回目の北上を始めた。
ということは、このラインを逆に辿ればヤツの巣があるのかもしれない。
琉球海溝あたりだろうか。
俺は洋上で待機する護衛艦「ときね」に移動した。
衛星画像で見る限り、餌場の海域にいるのは、フリゲート艦4隻と駆逐艦8隻。
シン国側に気づいた様子はない。
距離30kmで哨戒機がヤツを発見したようだ。
一斉に放たれたミサイルだったが、2・3発着弾した時点で、ヤツは潜った。
それほど深くはない。衛星画像でも白い影が見えている。
だが、ミサイルは水面で爆発していく。
ヤツはそのまま一番近いフリゲート艦の後部を破壊し、そしておそらく船底を傷つけて次の艦へ矛先を向けた。
水中の敵を攻撃する手段としては、魚雷や爆雷が考えられる。
シンの司令部もそう考えたのだろう。
だが、ヤツは魚雷を避けたようだ。
射線上にいた船の底部が爆発を起こした。
スクリューを破壊され、おそらく底部を切り裂かれた船が二隻・三隻と増えていく。
航空機とヘリには為す術がなかった。
4隻目が航行不能になった時点で、他の船は逃げるべきだったと思う。
だがシンは近接攻撃を選択したようだ。
白ゴジとの距離を詰め、砲塔から白煙が立ち上り、爆雷による水柱が何本も出現した。
そして、30分足らずで12隻は沈黙した。
浸水による動力系統の不具合だろうか。
「ジン君、シン国からの応援要請が入った。出動してくれ!」
「はい。」
臨戦態勢にあった護衛艦「ときね」は、戦闘海域に向けて進攻を開始。
だが距離は200kmある。
全速力でも2時間かかってしまう。
俺はヘリに乗り込んだ。
ヤツは戦闘機やヘリを相手にしながら食事を始めていた。
ヘリで約20分。
俺はカメラに向かって宣言した。
「白ゴジ討伐開始します。」
本当は必要ないのだが、ヘルメットのゴーグルを下ろし、俺は空へ飛び出した。
二日連続の防衛庁生配信だ。
だが、主役の二人が事実婚の夫婦というのはどうなんだろう。視聴率が心配だ。
コスチュームは昨日と同じ。あとは適当にテロップで補足するとか言ってたけど、若干不安は残る。
ヘルメットにもマイクとカメラが装着されており、指令室で順次画像を切り替えているはずだ。
ヤツとの距離は10mに縮まった。
流石に迫力がある。
「口と目と鼻の穴は魔法の照準が可能ですね。では、ヤツの気を引いて船から引き離しましょう。」
俺は目の表面を1000度に加熱した。
「うーん、1000度は効果ないですね。では3000度。」
魔力量を抑えているので、威力は低い。
だが、効果はあった。
一度焼けただれた目の表面に白い泡がでて再生していく。
「はい。やっと僕を認識してくれたみたいですね。睨まれてます。怖いですね。」
直後に前足で薙ぎ払ってきた。
無意識に左腕でブロックする。
まあ、衝撃もないのだが。
続けて噛みついてくるが、これは桜が制御して避けてくれた。
もう一度目に攻撃。
少し距離をとっていく。
「完全に注意を引き付けました。船から離れて向かってきます。おっと、ブレスです。高温でマントが燃えています。」
カメラは俺の視線にあっているはずなので、見ている人にも伝わるだろう。
「マントのデザインは気に入らなかったのでちょうど良かったです。今時”大和魂”は、流行らないですよね。」
俺はマントの留め具を外して投げ捨てた。
「すみません、不法投棄ですが緊急事態なのでご容赦ください。でも、ブレスはちょっと臭いです。もう受けたくないですね。」
【あとがき】
公開討伐開始です。
「ですが、チームが心配です。」
「安心してくれ、陸軍の押山は謹慎処分にした。」
「それだけじゃ安心できませんよ。」
「大丈夫だよ。君も知っている、海軍の高山君を暫定で災対チームを統括させることにした。まもなくやってくるだろう。」
「高山さんを?でもあの人、魔法研究所の所長さんになって忙しいんじゃないですか?」
「いや、ここで最新の情報を集めた方が、よほど効果的だと喜んでいたよ。」
こうして俺は琉球本島のうるま基地に飛んだ。
琉球での待機中に災対本部は火口凍結の決定を下した。
俺が戻ろうとしたのだが、サヤカが立候補してくれた。
東京から富士まで100km程度。
フライトなら10分程度で到着する。
これは防衛庁のサイトで、リルタイム配信されていた。
何故かサヤカは俺と同じコスチュームを着用している。
カメラマン兼インタビュアーとしてチームの磯崎さんが同行している。
磯崎さんも白ゴジを任せられるレベルの魔法士だ。
「サヤカさん、いよいよですね。緊張してないですか。」
「大丈夫でーす。」
「火口まで行くのは初めてですよね?」
「当然でしょ。」
「では、ご主人に向けて一言。」
「えっ!……えーっと、こっちは私たちに任せて、白ゴジの方に集中しててください。愛してまーす。キャッ、言っちゃいました。」
おいおい、防衛庁のサイトで何言ってんだよ……。
そして飛行中。
右手を前に突き出してヒーロー姿勢で飛んでいる。
ボディスーツが体のラインを際立たせている。
「あっ、メッセージ……旦那さんからでーす。」
「何て?」
「えーっと、危険な任務なんだから、ふざけてないで集中しろって……怒られちゃいました。グスン。」
「あらあら、こんなに頑張っているのに。」
「でも、配信見てるからがんばれって。エヘヘ。」
「おーっと、これは惚気なのかぁ、独身の僕に対する当てつけとしか思えません。」
「10分で火口上空に到着しました。これから火口を凍結。マグマを冷やして固めます。」
「お願いします。大和国民が見ていますよ。」
「ふう”ロック”そして”フリーズ”!」
「おお!ご覧ください。凍結魔法により、一瞬でマグマが冷えて固まりました。成功です。」
「ここで質問です。」
「はい。」
「もっと早く対処できたと思うのですが、ここまで時間がかかったのは何故ですか?」
「今回、水蒸気による爆発は噴火当日、4日目、6日目の3回発生しています。つまり、まだ水蒸気が抜けきっていなかったんです。」
「はい。」
「ですから、噴火直後に火口を塞いでいたら、時間をおいて2回目の噴火、3回目の噴火という可能性があった訳です。」
「まあ、1週間前だと、私たちも今回使った魔法の開発・訓練中だったから、対応できなかったんですけどね。」
「そうですね。こんな風に噴火をおさめたのって、多分世界で初めてのことですからね。」
「まったく、こんな非常識なことを考えるなんて、頭が飛んでるんじゃないですかね?」
「……ごめんなさい。うちの旦那さんです。」
「それでは、今回の動画は富士山の火口から、私、神宮寺紗香と。」
「僕、磯崎修二がお送りしました。ご視聴ありがとうございました。」
ここで、噴火口を魔法士が冷やして塞ぐという異例の中継が終わった。
まあ、被災者がいる以上、不謹慎だとか批判されることもあるだろう。
だが、一歩間違えれば確実な死が待っていたはずだ。
そこを評価してほしいものである。
俺はサヤカに労いのメッセージを送った。
この動画は世界中に拡散され、概ね効果的に受け取られたようだ。
24時間経っても、再生数は止まる気配がない。
そして翌日、白ゴジは同じルートを辿って3回目の北上を始めた。
ということは、このラインを逆に辿ればヤツの巣があるのかもしれない。
琉球海溝あたりだろうか。
俺は洋上で待機する護衛艦「ときね」に移動した。
衛星画像で見る限り、餌場の海域にいるのは、フリゲート艦4隻と駆逐艦8隻。
シン国側に気づいた様子はない。
距離30kmで哨戒機がヤツを発見したようだ。
一斉に放たれたミサイルだったが、2・3発着弾した時点で、ヤツは潜った。
それほど深くはない。衛星画像でも白い影が見えている。
だが、ミサイルは水面で爆発していく。
ヤツはそのまま一番近いフリゲート艦の後部を破壊し、そしておそらく船底を傷つけて次の艦へ矛先を向けた。
水中の敵を攻撃する手段としては、魚雷や爆雷が考えられる。
シンの司令部もそう考えたのだろう。
だが、ヤツは魚雷を避けたようだ。
射線上にいた船の底部が爆発を起こした。
スクリューを破壊され、おそらく底部を切り裂かれた船が二隻・三隻と増えていく。
航空機とヘリには為す術がなかった。
4隻目が航行不能になった時点で、他の船は逃げるべきだったと思う。
だがシンは近接攻撃を選択したようだ。
白ゴジとの距離を詰め、砲塔から白煙が立ち上り、爆雷による水柱が何本も出現した。
そして、30分足らずで12隻は沈黙した。
浸水による動力系統の不具合だろうか。
「ジン君、シン国からの応援要請が入った。出動してくれ!」
「はい。」
臨戦態勢にあった護衛艦「ときね」は、戦闘海域に向けて進攻を開始。
だが距離は200kmある。
全速力でも2時間かかってしまう。
俺はヘリに乗り込んだ。
ヤツは戦闘機やヘリを相手にしながら食事を始めていた。
ヘリで約20分。
俺はカメラに向かって宣言した。
「白ゴジ討伐開始します。」
本当は必要ないのだが、ヘルメットのゴーグルを下ろし、俺は空へ飛び出した。
二日連続の防衛庁生配信だ。
だが、主役の二人が事実婚の夫婦というのはどうなんだろう。視聴率が心配だ。
コスチュームは昨日と同じ。あとは適当にテロップで補足するとか言ってたけど、若干不安は残る。
ヘルメットにもマイクとカメラが装着されており、指令室で順次画像を切り替えているはずだ。
ヤツとの距離は10mに縮まった。
流石に迫力がある。
「口と目と鼻の穴は魔法の照準が可能ですね。では、ヤツの気を引いて船から引き離しましょう。」
俺は目の表面を1000度に加熱した。
「うーん、1000度は効果ないですね。では3000度。」
魔力量を抑えているので、威力は低い。
だが、効果はあった。
一度焼けただれた目の表面に白い泡がでて再生していく。
「はい。やっと僕を認識してくれたみたいですね。睨まれてます。怖いですね。」
直後に前足で薙ぎ払ってきた。
無意識に左腕でブロックする。
まあ、衝撃もないのだが。
続けて噛みついてくるが、これは桜が制御して避けてくれた。
もう一度目に攻撃。
少し距離をとっていく。
「完全に注意を引き付けました。船から離れて向かってきます。おっと、ブレスです。高温でマントが燃えています。」
カメラは俺の視線にあっているはずなので、見ている人にも伝わるだろう。
「マントのデザインは気に入らなかったのでちょうど良かったです。今時”大和魂”は、流行らないですよね。」
俺はマントの留め具を外して投げ捨てた。
「すみません、不法投棄ですが緊急事態なのでご容赦ください。でも、ブレスはちょっと臭いです。もう受けたくないですね。」
【あとがき】
公開討伐開始です。
10
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?

スキル「糸」を手に入れた転生者。糸をバカにする奴は全員ぶっ飛ばす
Gai
ファンタジー
人を助けた代わりにバイクに轢かれた男、工藤 英二
その魂は異世界へと送られ、第二の人生を送ることになった。
侯爵家の三男として生まれ、順風満帆な人生を過ごせる……とは限らない。
裕福な家庭に生まれたとしても、生きていいく中で面倒な壁とぶつかることはある。
そこで先天性スキル、糸を手に入れた。
だが、その糸はただの糸ではなく、英二が生きていく上で大いに役立つスキルとなる。
「おいおい、あんまり糸を嘗めるんじゃねぇぞ」
少々強気な性格を崩さず、英二は己が生きたい道を行く。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
【完結】赤ちゃんだけど最強ですが何か?〜転生直後に大貴族の生家から追放されたが、今更家に戻ってきて欲しいと言われてももう遅い!〜
コレゼン
ファンタジー
前世では最強の魔術王だったケイン。
だが大器晩成で結婚もなく、晩年も貴族連中に良いように使われるだけの報われない人生だった。
一か八かの転生魔法で転生成功したが―――
魔術王の無限魔力のスキルを転生後も受け継いでいるにもかかわらず、適正検査の不備で彼を魔術師として適正なしと判定。代々魔術師を生業としてきた家系の大貴族の両親はそんなケインをなんと亡き者として追放してしまった。
人に使われるのがもうまっぴらな彼は帝国を建国して人々の頂点の皇帝を目指すことに。
帝国の建国も順調にいった矢先、生家に俺の事がバレて今更戻ってきて欲しいと言われてももう遅い!
最強の赤ちゃんはその見た目にそぐわない行動と実力で周囲の度肝を抜き続けるのだった。
※こちら小説家になろうとカクヨムでも掲載中です
※新たに連載を開始しました。よければこちらもどうぞ!
魔王様は転生して追放される。今更戻ってきて欲しいといわれても、もう俺の昔の隷属たちは離してくれない。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/980968044/481690134
(ページ下部にもリンクがあります)
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※2025年2月中旬にアルファポリス様より第四巻が刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる