21 / 51
第二章
第21話 年上をからかって喜んでいるなんて変態ですよね
しおりを挟む
「剣は鉄と共に大陸から伝わったといわれておりますが、実はその遥か昔からこの国でも刀が造られておりましたのよ。」
「なに!」
「剣と刀は、似て否なるもの。そうは思いませんか?」
「た、確かに……。」
「剣術は打ち据える術。これは剣に適した武術ですが、倭の国では刀に特化した切り伏せる武術が磨かれてまいりました。」
「そんなのは聞いたことがないぞ……。」
「それは、刀術が人殺しに特化した武術だからです。」
「なっ……。」
「だから時の政府は刀術を神の武術として神宮に隠蔽し、人々には剣術を推奨してきました。」
「まさか、お前はその刀術を継いでいると……。」
「さあ、どうでしょう?」
こうして、ヒゴの防衛軍でも魔法の重要性が広がり始めた。
「サヤカさん、さっきの話はホントなんですか?」
「ホントだったら、私のこと嫌いになります?」
「身に付けた技術と、その人の本性は別のものだと思うよ。人を殺さなければ、守りたいものを守れない時ってあると思うから、サヤカさんはそういう覚悟ができているんだろうなって思う。」
「……そうですね。その時が来たら、躊躇しないよう覚悟は決めているつもりですわ。」
「じゃあ、その時が来ないように、俺も頑張りますよ。」
「ウフフッ、期待していますわ。」
熊本本部の魔法士たちにも簡易昇順システムを提供し、くわえてナビなしの魔法発動も練習してもらう。
時間はかかるかもしれないが、いつか実戦レベルに到達するだろう。
そして、サヤカさんにはレビテーションを教えて訓練してもらう。
「くっ、何でエアボがあるのに、こんな面倒な魔法を考えるんですか?」
「ほら、そんなに手足をバタバタさせないで。」
「だって、バランスが……。」
「不安定な姿勢をそのまま受け入れて、風魔法の出力を細かく制御してバランスをとってください。」
「た、隊長さんにはAIがあるから細かいコントロールができるんじゃないですか!私は手動なんですから……。」
「ああ、そういうのも影響してるのかな。ねえ桜、サヤカさんのナビにAIって追加できないの?」
「ひ、必要ありませんわ、そんなの!」
『ご主人さま、このナビシステムは魔導基盤がオリジナルなんです。MPUとCPU両方を搭載できる基盤はオブロン独自のものですから、市販機では不可能なんです。』
「そっか、じゃあサクラさんに聞いてみよう。」
「ねえサクラさん、MPUとCPUを搭載できる基盤って、公開しないんですか?」
「そうねえ、研究は進んでいるんだけど、最大のネックはサイズなのよね。」
「サイズですか?」
「そう。ジン君の場合は義手に内臓しているから実現できているんだけど、外部装着にすると大きすぎるのよね。」
「そういうことですか。」
「MPUとCPUがもっと小型化されるか、うまい方法があればいいんだけどね。」
「わかりました。僕も考えておきます。」
「ああ、それからこの前聞いたレビテーションなんだけど。」
「はい。」
「あれって、3軸で制御できないかな。」
「3軸で?」
「そう。3軸で行きたいポイントを指定できるんじゃないかな。」
「あーっ、後で試してみます。」
「サヤカさんのナビにCPUを追加するのは無理そうです。」
「大丈夫です。私は人並でいいんですから。」
そのあとで、外に出て3軸でポイントを指定するレビテーションを試してみた。
結果としては成功だった。
「凄いですね。一瞬で飛び上がりましたよ。」
「うん、今度は浮いている状態で別のポイントを指定してみる。」
これは大失敗だった。
速度調整ができず、短距離なら一瞬。100mでも1秒ほどで移動できてしまう。
「ム、ムリだ。急発進と急停止で体にかかるGが半端じゃない。それに時速300km以上だから風圧も凄いし、寒いし……。」
「ウフフ、隊長さんが音を上げるなんて。人に無理強いしたバツですわ。」
「ダメだ、レビテーションは一旦保留しよう。シールドの耐熱・耐冷を試すか……。」
「あっ、耐熱は成功したってリサから連絡が入ってます。魔方式も記述されていますから送りますね。」
「ありがとうございます。……ああそうか、シールドだから耐熱じゃなくて熱でよかったんだ。」
「そのあとのメールで、耐冷も冷気で行けたって来ています。」
「へえ、じゃあシールドの補助項目に魔法と物理、熱と冷気の4項目を……、もしかして風もいけるかな……、桜、5項目を入れてみてよ。」
『承知いたしました。……完了です。』
「よし、”シールド”っと、どうだろう。」
自分の顔に風魔法をあてて効果を確認した。
「やった、風もブロックできてるよ。」
「チームにも連絡しておきますね。」
「ちょっと待って。これって、加速度……Gを無効化できないかな。桜、加速度の項目も入れてみてよ。」
これにも成功した。
これでレビテーションによる移動も問題なく使えるようになった。
「むう、私のナビじゃあ3軸のポイント指定でレビテーションなんてできませんわ。」
「あはは、ふくれたサヤカさんも可愛いですよ。」
「年上をからかって何喜んでいるんですか!」
夜は更けていった。
数日後、サクラさんに頼んだ魔導基盤が500枚到着した。
同数の魔石や周辺部品はヒゴの魔法部隊が用意してくれている。
魔法部隊の手を借りて、1日30台ペースで仕上げ、試験をしたうえで部隊長と広報員とで県内の小学校に届けられていく。
そして人々の話題になり、ニュースでも報道されていく。
下校中の子供の列にドラックが突っ込んだが、子供は無事だったとかのニュースが流れると、国中から設置を望む声が高まっていく。
俺と団長も国の機関である文部局や魔法局に呼ばれて会談の機会を持ったが、スケジュール的にこれ以上の増産はできない。
「魔導基盤や魔石などの材料はこちらで用意しますから、何とかお願いできないでしょうか。」
「それは、ヤマト政府と交渉してください。僕は魔道具を作る目的で来たわけじゃありません。これが限界です。」
「ヤマトとも交渉を進めていますが、なかなか返事をもらえないんですよ。」
「国家間の協議ですから、時間がかかるのは仕方ないでしょう。」
「ですが、国民の要望は日毎に高まっていく一方なのです。それに、情報を聞きつけたリュウキュウからも問い合わせが殺到していて、本当に困っているんですよ。」
「サンプルを提供したのですから、こちらの魔導具師に作らせればいいじゃないですか。」
「ですが、プログラムにプロテクトがかかっていて……。」
「そりゃあ、へたに編集できるようにしてしまうと、悪意のある書き換えに対処できませんからね。でも、シールドなんて難しいプログラムじゃないでしょ。」
「国の魔導技師にプログラムさせたんですが、どうしても思うように作動しないのです。何とか、お願いできないでしょうか!」
「はあ、やむを得んな。ジン君、こっちにいる間だけでも、協力してもらえないかね。」
「まあ、いる間だけでしたら。」
「うむ、ありがとう。それで、こちらへの見返りは考えていただけるのでしょうね。」
「えっ?」
「500枚の魔導基盤もジン君の提供だというし、使節団としての貴重な時間を割いているのですよ。ヤマトで最高の魔法士がね。」
「い、いや、それは……。」
「ヤマト国内でも1台30万円で取引されている魔導具です。この要望以前に、ジン君への感謝が一言もなく、自分たちの都合しか考えない。これがヒゴの姿勢だというのなら、失望を感じてしまいますな。」
「……。」
「そもそも、代表はこのことをご存じなのですかな?」
「……それは……。」
【あとがき】
サヤカさんの殺人剣……。
「なに!」
「剣と刀は、似て否なるもの。そうは思いませんか?」
「た、確かに……。」
「剣術は打ち据える術。これは剣に適した武術ですが、倭の国では刀に特化した切り伏せる武術が磨かれてまいりました。」
「そんなのは聞いたことがないぞ……。」
「それは、刀術が人殺しに特化した武術だからです。」
「なっ……。」
「だから時の政府は刀術を神の武術として神宮に隠蔽し、人々には剣術を推奨してきました。」
「まさか、お前はその刀術を継いでいると……。」
「さあ、どうでしょう?」
こうして、ヒゴの防衛軍でも魔法の重要性が広がり始めた。
「サヤカさん、さっきの話はホントなんですか?」
「ホントだったら、私のこと嫌いになります?」
「身に付けた技術と、その人の本性は別のものだと思うよ。人を殺さなければ、守りたいものを守れない時ってあると思うから、サヤカさんはそういう覚悟ができているんだろうなって思う。」
「……そうですね。その時が来たら、躊躇しないよう覚悟は決めているつもりですわ。」
「じゃあ、その時が来ないように、俺も頑張りますよ。」
「ウフフッ、期待していますわ。」
熊本本部の魔法士たちにも簡易昇順システムを提供し、くわえてナビなしの魔法発動も練習してもらう。
時間はかかるかもしれないが、いつか実戦レベルに到達するだろう。
そして、サヤカさんにはレビテーションを教えて訓練してもらう。
「くっ、何でエアボがあるのに、こんな面倒な魔法を考えるんですか?」
「ほら、そんなに手足をバタバタさせないで。」
「だって、バランスが……。」
「不安定な姿勢をそのまま受け入れて、風魔法の出力を細かく制御してバランスをとってください。」
「た、隊長さんにはAIがあるから細かいコントロールができるんじゃないですか!私は手動なんですから……。」
「ああ、そういうのも影響してるのかな。ねえ桜、サヤカさんのナビにAIって追加できないの?」
「ひ、必要ありませんわ、そんなの!」
『ご主人さま、このナビシステムは魔導基盤がオリジナルなんです。MPUとCPU両方を搭載できる基盤はオブロン独自のものですから、市販機では不可能なんです。』
「そっか、じゃあサクラさんに聞いてみよう。」
「ねえサクラさん、MPUとCPUを搭載できる基盤って、公開しないんですか?」
「そうねえ、研究は進んでいるんだけど、最大のネックはサイズなのよね。」
「サイズですか?」
「そう。ジン君の場合は義手に内臓しているから実現できているんだけど、外部装着にすると大きすぎるのよね。」
「そういうことですか。」
「MPUとCPUがもっと小型化されるか、うまい方法があればいいんだけどね。」
「わかりました。僕も考えておきます。」
「ああ、それからこの前聞いたレビテーションなんだけど。」
「はい。」
「あれって、3軸で制御できないかな。」
「3軸で?」
「そう。3軸で行きたいポイントを指定できるんじゃないかな。」
「あーっ、後で試してみます。」
「サヤカさんのナビにCPUを追加するのは無理そうです。」
「大丈夫です。私は人並でいいんですから。」
そのあとで、外に出て3軸でポイントを指定するレビテーションを試してみた。
結果としては成功だった。
「凄いですね。一瞬で飛び上がりましたよ。」
「うん、今度は浮いている状態で別のポイントを指定してみる。」
これは大失敗だった。
速度調整ができず、短距離なら一瞬。100mでも1秒ほどで移動できてしまう。
「ム、ムリだ。急発進と急停止で体にかかるGが半端じゃない。それに時速300km以上だから風圧も凄いし、寒いし……。」
「ウフフ、隊長さんが音を上げるなんて。人に無理強いしたバツですわ。」
「ダメだ、レビテーションは一旦保留しよう。シールドの耐熱・耐冷を試すか……。」
「あっ、耐熱は成功したってリサから連絡が入ってます。魔方式も記述されていますから送りますね。」
「ありがとうございます。……ああそうか、シールドだから耐熱じゃなくて熱でよかったんだ。」
「そのあとのメールで、耐冷も冷気で行けたって来ています。」
「へえ、じゃあシールドの補助項目に魔法と物理、熱と冷気の4項目を……、もしかして風もいけるかな……、桜、5項目を入れてみてよ。」
『承知いたしました。……完了です。』
「よし、”シールド”っと、どうだろう。」
自分の顔に風魔法をあてて効果を確認した。
「やった、風もブロックできてるよ。」
「チームにも連絡しておきますね。」
「ちょっと待って。これって、加速度……Gを無効化できないかな。桜、加速度の項目も入れてみてよ。」
これにも成功した。
これでレビテーションによる移動も問題なく使えるようになった。
「むう、私のナビじゃあ3軸のポイント指定でレビテーションなんてできませんわ。」
「あはは、ふくれたサヤカさんも可愛いですよ。」
「年上をからかって何喜んでいるんですか!」
夜は更けていった。
数日後、サクラさんに頼んだ魔導基盤が500枚到着した。
同数の魔石や周辺部品はヒゴの魔法部隊が用意してくれている。
魔法部隊の手を借りて、1日30台ペースで仕上げ、試験をしたうえで部隊長と広報員とで県内の小学校に届けられていく。
そして人々の話題になり、ニュースでも報道されていく。
下校中の子供の列にドラックが突っ込んだが、子供は無事だったとかのニュースが流れると、国中から設置を望む声が高まっていく。
俺と団長も国の機関である文部局や魔法局に呼ばれて会談の機会を持ったが、スケジュール的にこれ以上の増産はできない。
「魔導基盤や魔石などの材料はこちらで用意しますから、何とかお願いできないでしょうか。」
「それは、ヤマト政府と交渉してください。僕は魔道具を作る目的で来たわけじゃありません。これが限界です。」
「ヤマトとも交渉を進めていますが、なかなか返事をもらえないんですよ。」
「国家間の協議ですから、時間がかかるのは仕方ないでしょう。」
「ですが、国民の要望は日毎に高まっていく一方なのです。それに、情報を聞きつけたリュウキュウからも問い合わせが殺到していて、本当に困っているんですよ。」
「サンプルを提供したのですから、こちらの魔導具師に作らせればいいじゃないですか。」
「ですが、プログラムにプロテクトがかかっていて……。」
「そりゃあ、へたに編集できるようにしてしまうと、悪意のある書き換えに対処できませんからね。でも、シールドなんて難しいプログラムじゃないでしょ。」
「国の魔導技師にプログラムさせたんですが、どうしても思うように作動しないのです。何とか、お願いできないでしょうか!」
「はあ、やむを得んな。ジン君、こっちにいる間だけでも、協力してもらえないかね。」
「まあ、いる間だけでしたら。」
「うむ、ありがとう。それで、こちらへの見返りは考えていただけるのでしょうね。」
「えっ?」
「500枚の魔導基盤もジン君の提供だというし、使節団としての貴重な時間を割いているのですよ。ヤマトで最高の魔法士がね。」
「い、いや、それは……。」
「ヤマト国内でも1台30万円で取引されている魔導具です。この要望以前に、ジン君への感謝が一言もなく、自分たちの都合しか考えない。これがヒゴの姿勢だというのなら、失望を感じてしまいますな。」
「……。」
「そもそも、代表はこのことをご存じなのですかな?」
「……それは……。」
【あとがき】
サヤカさんの殺人剣……。
10
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる