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第一章
第4話 脳は視神経に介入して、ウソの情報を見させている
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切断された右手は、麻酔が切れると激しく傷んだ。
切断されたというよりも、感覚的には肘の関節から先を粉砕されたといっていい。
だから、傷口が痛むというよりは肘から指先まで全体が痛む感じがする。
医師に聞いたら、幻痛という症状で、突然手足を失った患者には発現することがあるらしい。
この痛みは、鎮痛剤では消えないため、俺は一日の半分近くをこの痛みに耐えていた。
今は二日おきくらいにオブロン社ののスタッフが来てくれて、脳波パターンの測定や神経系統の確認をしていく。
「ジン君、調子はどうかしら?」
「サクラさんみたいにキレイな人に会えるのが楽しみで仕方ないですよ。」
「あらあら、こんなオバさんにそういうことをいうと、本気にしちゃうぞ!」
サクラさんは研究者タイプのメガネ美人だ。
茶色のポニテがかわいらしいのだが、もう30才を超えているらしい。
今回の義手に関するチーフとして取り組んでくれていると聞いた。
「今日はフィッティングよ。アームを仮に装着して、脳波パターンや声紋を認識させるの。」
「はい。」
「違和感があったら、そう言ってね。」
「ありがとうございます。」
サイドテーブルに義手を乗せ、右ひじの部分にくっつけていく。
仮の固定が終わると、義手とPCをケーブルで接続。
サクラさんが素早いタイピングでエンターキーを押すと、義手の中で黄色や緑のランプが点灯したり点滅したりを始める。
「動力源は?」
「起動時は内臓の魔石を使っているわ。魔力を電気に変換するコンバーターも内蔵されているから、正式に装着したあとは君の魔力を動力にするわよ。」
「魔力変換コンバーターって実用化されてたんですか!驚きまっした。」
「今までのコンバーターは大きすぎて実用レベルではなかったわ。今回が初の実機導入よ。」
「もしかして、俺って企業機密の塊になるんですか?」
「そうなのよね。だから、怪しいお姉さんとかについていったら許さないんだからね。」
「それは、サクラさん次第ですね。」
ピシッとサクラさんにデコピンされてしまった。
調子に乗りすぎたようだ。
それからコメカミに電極のようなものを貼り付けられた。
「じゃあ、声紋を登録するから、このマイクに『コネクト』と言ってちょうだい。」
「はい。『コネクト』」
その瞬間、義手の各所についたランプの点滅が早くなり、それは1分ほどで終わった。
「次は脳波の同調よ。アームからも脳にアクセスするから注意してね。気持ち悪かったら言って。」
「はい。」
サクラさんのエンターキーにあわせて、義手のチカチカが加速する。
それと同時に、頭の中に何かが湧き出てくる感覚があった。
そしていつの間にか、幻痛が消えていた。
そしてそして、俺の視界に文字が現れた。
「な、何ですかコレ……。」
「アームが、脳と視神経をつなぐルートに介入して、偽物の画像を見せているの。」
「そ、そんなこと……。」
「それほど不思議な現象ではないわ。例えば視野の欠けている人は、脳が不足部分を補って見えているように錯覚させているわ。」
「それは……聞いたことがあるけど。」
「霊的なものを意識しすぎると、本当に見えていると信じ込んでしまうわ。」
「それをデータで再現してる……と。」
「そうです。わが社の変態……コホン、主任研究員である、リュウ・タチバナによって実現されてしまったんです。」
「されてしまった?」
「ジン君には分からないと思いますが、あの変態は……私たちをモルモット代わりに使いました。」
「モルモット?」
「そう。私たちは、毎日ヘルメットをかぶらされて、画像を脳に送られました。」
「こういう文字じゃなくて、画像だったんですね。」
「その頃は、私たちも率先して協力してたんですよ。……その頃は。」
だんだんとサクラさんの表情が歪んできた。
「最初は、ただのノイズが入った画像だったんですよ。だんだんと鮮明になっていくにつれて、私たちもまさかあんなものを脳に送られているとは気づかず……。」
「あんなもの?」
「あいつは……あの変態は、毎日自分の陰部の画像を送ってきやがったんですよ!」
サクラさんが壊れた……。冷静に戻るのに10分かかってしまう程に。
「文字の大きさはどうですか?位置は視界の邪魔になっていませんか?」
「もう少し小さい文字で、右下に寄せてください。」
視界に表示された文字は『OBRA-0158との同調を開始しますか?』というもので、下に『はい・いいえ』の選択肢が表示されている。
サクラさんに言われて『はい』に視線と意識を集中すると、脳から何か吸いだされる感じと、奥から新しい情報が湧き出てくる感じとが20分ほど続いた。
少し、眩暈がするが大したことではない。
そして、義手のライトは異様なほど激しい明滅を繰り返した。
すべてが落ち着いた時、俺の視界には二頭身のアニメキャラが見えていた。
そして、はっきりと声で伝えてきた。
『ようこそ、ご主人さま。私はOBRA-0158のナビゲーター、桜ちゃんです。』
「ふふふっ、AIを使ったナビゲートシステムはどう?」
「なんか、話してくるんですけど、これって……。」
「もちろん幻聴よ。脳に直接信号を送って、音声として認識させているのよ。」
「この声って、サクラさんの声ですよね。」
「当然よ。このアームを案内するのに、私の声以外はありえないでしょ。」
「メガネとか茶色のポニテって、モデルはサクラさんですよね。なぜ、メイド服なんですか?」
「いいでしょ、専属のデザイナーに作らせたんだ。社長にデモを見せた時も喜んでくれたのよ。」
正直なところ、オブロンの技術力は凄い。
OBRA-0158に未発表の最新技術を詰め込んでくれたのも感謝しかない。
だけど、こういう技術を開発できてしまう人って、どこか歪んでいるのではないだろうか……。
ハカセには、サクラさんに似た雰囲気がある。心配になってきた。
「じゃあ、微調整して1週間後にもう一度フィッティング。最終調整して2週間後に装着ね。」
「はい。お願いします。」
装着した3日後に魔力測定が予定されているが大丈夫だろうか。
『ご主人さま。これだけの魔力量があればMPUに加えて、通常のCPU接続も可能です。メモリも上限の512テラバイトまで増やして大丈夫ですわ。』
俺はそれをサクラさんに伝えた。
「まさかナビがそう言ったの?」
「ええ。MPUとCPUの並列もできるって言ってましたよ。」
「信じられないわ……。確かにCPUの方が処理速度が早くて、並列処理の件数も桁違いに増加するのだけど、規格が違うのよ。」
「MPUの補助プロセッサーだから、制御は桜ちゃんが行うみたいです。」
そして装着の日がやってきた。
「君が指定したCPUとRAMを増設したけど、アームを起動しても認識しないのよ。規格が違うから当然なんだけど。」
「桜ちゃんは、僕に装着された時点で制御するって言ってましたから、多分大丈夫ですよ。」
「うちのスタッフは、AIがそこまで進化したとは考えずらいって言ってるんだけど……。はい、これでいいわ。」
「やっぱり、結構重いですね。」
「骨格と外装はチタンにして、それ以外の部分は炭素繊維を使っているんだけどね。やっぱり3kgは切れなかったわ。」
「大丈夫ですよ。じゃ起動します。『マギ・オープン』」
外装で密封され、シリコンでコーティングされているので外見では変化が分からないだろう。
俺の司会ではイニシャルプログラムロードが始まり、桜ちゃんが現れた。
『お久しぶりです、ご主人さま。CPUとRAMの初期化を行いますので、少しお待ちください。』
「まさか、本当にCPUが動作を始めるなんて!」
義手のコネクタに接続したPCをモニターしながら、サクラさんが驚きの声をあげた。
【あとがき】
ここまでは、オープニングみたいなものですね。ここから主人公の無双が始まるんだと思います。
切断されたというよりも、感覚的には肘の関節から先を粉砕されたといっていい。
だから、傷口が痛むというよりは肘から指先まで全体が痛む感じがする。
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この痛みは、鎮痛剤では消えないため、俺は一日の半分近くをこの痛みに耐えていた。
今は二日おきくらいにオブロン社ののスタッフが来てくれて、脳波パターンの測定や神経系統の確認をしていく。
「ジン君、調子はどうかしら?」
「サクラさんみたいにキレイな人に会えるのが楽しみで仕方ないですよ。」
「あらあら、こんなオバさんにそういうことをいうと、本気にしちゃうぞ!」
サクラさんは研究者タイプのメガネ美人だ。
茶色のポニテがかわいらしいのだが、もう30才を超えているらしい。
今回の義手に関するチーフとして取り組んでくれていると聞いた。
「今日はフィッティングよ。アームを仮に装着して、脳波パターンや声紋を認識させるの。」
「はい。」
「違和感があったら、そう言ってね。」
「ありがとうございます。」
サイドテーブルに義手を乗せ、右ひじの部分にくっつけていく。
仮の固定が終わると、義手とPCをケーブルで接続。
サクラさんが素早いタイピングでエンターキーを押すと、義手の中で黄色や緑のランプが点灯したり点滅したりを始める。
「動力源は?」
「起動時は内臓の魔石を使っているわ。魔力を電気に変換するコンバーターも内蔵されているから、正式に装着したあとは君の魔力を動力にするわよ。」
「魔力変換コンバーターって実用化されてたんですか!驚きまっした。」
「今までのコンバーターは大きすぎて実用レベルではなかったわ。今回が初の実機導入よ。」
「もしかして、俺って企業機密の塊になるんですか?」
「そうなのよね。だから、怪しいお姉さんとかについていったら許さないんだからね。」
「それは、サクラさん次第ですね。」
ピシッとサクラさんにデコピンされてしまった。
調子に乗りすぎたようだ。
それからコメカミに電極のようなものを貼り付けられた。
「じゃあ、声紋を登録するから、このマイクに『コネクト』と言ってちょうだい。」
「はい。『コネクト』」
その瞬間、義手の各所についたランプの点滅が早くなり、それは1分ほどで終わった。
「次は脳波の同調よ。アームからも脳にアクセスするから注意してね。気持ち悪かったら言って。」
「はい。」
サクラさんのエンターキーにあわせて、義手のチカチカが加速する。
それと同時に、頭の中に何かが湧き出てくる感覚があった。
そしていつの間にか、幻痛が消えていた。
そしてそして、俺の視界に文字が現れた。
「な、何ですかコレ……。」
「アームが、脳と視神経をつなぐルートに介入して、偽物の画像を見せているの。」
「そ、そんなこと……。」
「それほど不思議な現象ではないわ。例えば視野の欠けている人は、脳が不足部分を補って見えているように錯覚させているわ。」
「それは……聞いたことがあるけど。」
「霊的なものを意識しすぎると、本当に見えていると信じ込んでしまうわ。」
「それをデータで再現してる……と。」
「そうです。わが社の変態……コホン、主任研究員である、リュウ・タチバナによって実現されてしまったんです。」
「されてしまった?」
「ジン君には分からないと思いますが、あの変態は……私たちをモルモット代わりに使いました。」
「モルモット?」
「そう。私たちは、毎日ヘルメットをかぶらされて、画像を脳に送られました。」
「こういう文字じゃなくて、画像だったんですね。」
「その頃は、私たちも率先して協力してたんですよ。……その頃は。」
だんだんとサクラさんの表情が歪んできた。
「最初は、ただのノイズが入った画像だったんですよ。だんだんと鮮明になっていくにつれて、私たちもまさかあんなものを脳に送られているとは気づかず……。」
「あんなもの?」
「あいつは……あの変態は、毎日自分の陰部の画像を送ってきやがったんですよ!」
サクラさんが壊れた……。冷静に戻るのに10分かかってしまう程に。
「文字の大きさはどうですか?位置は視界の邪魔になっていませんか?」
「もう少し小さい文字で、右下に寄せてください。」
視界に表示された文字は『OBRA-0158との同調を開始しますか?』というもので、下に『はい・いいえ』の選択肢が表示されている。
サクラさんに言われて『はい』に視線と意識を集中すると、脳から何か吸いだされる感じと、奥から新しい情報が湧き出てくる感じとが20分ほど続いた。
少し、眩暈がするが大したことではない。
そして、義手のライトは異様なほど激しい明滅を繰り返した。
すべてが落ち着いた時、俺の視界には二頭身のアニメキャラが見えていた。
そして、はっきりと声で伝えてきた。
『ようこそ、ご主人さま。私はOBRA-0158のナビゲーター、桜ちゃんです。』
「ふふふっ、AIを使ったナビゲートシステムはどう?」
「なんか、話してくるんですけど、これって……。」
「もちろん幻聴よ。脳に直接信号を送って、音声として認識させているのよ。」
「この声って、サクラさんの声ですよね。」
「当然よ。このアームを案内するのに、私の声以外はありえないでしょ。」
「メガネとか茶色のポニテって、モデルはサクラさんですよね。なぜ、メイド服なんですか?」
「いいでしょ、専属のデザイナーに作らせたんだ。社長にデモを見せた時も喜んでくれたのよ。」
正直なところ、オブロンの技術力は凄い。
OBRA-0158に未発表の最新技術を詰め込んでくれたのも感謝しかない。
だけど、こういう技術を開発できてしまう人って、どこか歪んでいるのではないだろうか……。
ハカセには、サクラさんに似た雰囲気がある。心配になってきた。
「じゃあ、微調整して1週間後にもう一度フィッティング。最終調整して2週間後に装着ね。」
「はい。お願いします。」
装着した3日後に魔力測定が予定されているが大丈夫だろうか。
『ご主人さま。これだけの魔力量があればMPUに加えて、通常のCPU接続も可能です。メモリも上限の512テラバイトまで増やして大丈夫ですわ。』
俺はそれをサクラさんに伝えた。
「まさかナビがそう言ったの?」
「ええ。MPUとCPUの並列もできるって言ってましたよ。」
「信じられないわ……。確かにCPUの方が処理速度が早くて、並列処理の件数も桁違いに増加するのだけど、規格が違うのよ。」
「MPUの補助プロセッサーだから、制御は桜ちゃんが行うみたいです。」
そして装着の日がやってきた。
「君が指定したCPUとRAMを増設したけど、アームを起動しても認識しないのよ。規格が違うから当然なんだけど。」
「桜ちゃんは、僕に装着された時点で制御するって言ってましたから、多分大丈夫ですよ。」
「うちのスタッフは、AIがそこまで進化したとは考えずらいって言ってるんだけど……。はい、これでいいわ。」
「やっぱり、結構重いですね。」
「骨格と外装はチタンにして、それ以外の部分は炭素繊維を使っているんだけどね。やっぱり3kgは切れなかったわ。」
「大丈夫ですよ。じゃ起動します。『マギ・オープン』」
外装で密封され、シリコンでコーティングされているので外見では変化が分からないだろう。
俺の司会ではイニシャルプログラムロードが始まり、桜ちゃんが現れた。
『お久しぶりです、ご主人さま。CPUとRAMの初期化を行いますので、少しお待ちください。』
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