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序章 点検口の先は異世界だった
なんか、効能がついてるみたいだ
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一旦部屋に戻り、救急箱と未開封の粗品タオル5本、ペットボトル2本に水道水を詰め、洞窟に戻る。
ついでに、押し入れにあった寝袋も持ち込んだ。
傷といえば消毒で、俺達の世代ではマキドン・シュバッ!が主流だった。
爺さんの世代は赤チンであり、消毒薬と絆創膏はどの家にも必ずあった。
その、僕らの世代の常識は、最近になって覆ったようだ。
消毒は皮膚の細胞にもダメージを与え、絆創膏のガーゼは体内から分泌される自己治癒の体液を吸い取り、なおかつ皮膚に癒着してしまう。
ジュクジュクの状態を維持できれば、瘡蓋も残らず綺麗に治癒できるらしい。
そのため、傷口を水道水で洗い流し、軟膏を塗る治療方法が主流なんだと。
うちは血止めにワセリンを使ってたから、似たようなもんだけどさ。
今回はモンスターの爪でやられたそうなので、消毒もしておこう。
傷口から魔物とか湧いてきたらイヤだもんな。
--おかげさまで、あれ以来傷口からスライムが湧いてきますの。
スラ吉、スライ、スラリン……みんな あなた様とわたくしの子供ですわ……オーッホッホ……
妄想を振り払い、貫頭衣をめくりあげるとオッパイがあった。
「なあ、この世界ではオッパイ用の下着は着けないのか?」
「あらっ、貧乳好きなんですか?」
「オッパイに貧乳とか巨乳とかロケットとか差別はしない。
全てのオッパイが好きだ!
というか、この人王女とか言ってなかったっけ?
王女を貧乳呼ばわりって、オッケーなのか?」
「はいはい……
でも、今は治療をお願いします。
あとで好きなだけ触らせてあげますから」
「それ、知ってる。
さっきの弟の胸を触らせるとかいうパターンだよね。
女性じゃないと認めないよ」
「ちっ……面倒な性格ですね
はいはい、承知しましたから、いいかげん治療を」
「えっと、傷口を水で洗い流してっと、新しいタオルでポンポンとふき取る。
消毒のためにマキドンをシュバッ・シュバッで……?
あれれ……?
なに、この泡……ブクブクと」
「まっ、まさかの想定外ですか?」
「うーん、マキドンでこんな状態にはならないんだけど……
んっ……何かタグが付いてる……
触れないんだけど、もしかして魔法的なやつかな?
──品名:マキドン
種類:Bランク・治療薬(塗布専用)
効果:使用者の自己治癒力を一時的に高める
殆どの外傷に有効であるが、再生はできない
へえ、異世界効果ってヤツかな。
マキドンすげえ!傷が消えちゃったよ!」
「Bランクの治療薬……ですか!
自然界における薬草由来で薬師が調合できるのはCランクまで……
高価な錬金素材と高位の錬金術師が必要なBランク治療薬は、国王くらいしか所持できません。
そんな錬金薬をなぜお持ちなのでしょうか?」
「報酬が魅力的だから……かな」
「あっ……」
「でも、その前に体力回復だな。
もろにそれっぽいゼリー飲料2種類と、カロリー・メイド。
おっ、やっぱりタグが出てるぞ。どれどれ
──品名:エネチャージ3秒(エネルギー補給)
種類:Aランク・体力回復薬(飲用)
効果:1パックで使用者の体力をほぼ満タンまで回復する
※個人差があるので注意
──品名:エネチャージ3秒(ビタミン補給)
種類:Aランク・体力、魔力回復薬(飲用)
効果:1パックで使用者の体力と魔力をほぼ50%まで回復する
※個人差があるので注意
連続使用は不可、次の服用は6時間空けること
──品名:カロリー・メイド(栄養補助食品)
種類:Aランク・精力剤(食用)
効果:1本で36時間持続する
※連続の使用は危険
おっ、やっぱり体力補給はこいつか。
ゼリー飲料って、それっぽいもんな。」
「ちょっと待ってください。
ホントにAランクの体力回復薬なんですか?
しかも、魔力も同時回復なんて聞いたこともないですよ。
おいくらなんでしょうか?」
「150円から300円くらいかな?
こうなるとドリンク剤も期待できるよね。
──品名:アロナミンZ(清涼飲料水)
種類:Aランク・魔力回復薬(飲用)
効果:1ビンで使用者の魔力をほぼ満タンまで回復する
※個人差があるので注意
──品名:リフレイン(医薬部外品)
種類:Aランク・魔力回復薬(飲用)
効果:1ビンで使用者の魔力をほぼ120%まで回復する
※個人差があるので注意
増加分は一時的なものです
15歳以上、1日1ビン以上は危険
──品名:ユンゲル皇帝液G(第2類医薬品)
種類:Sランク・魔力増幅薬(飲用)
効果:服用後30分間は魔力の消費を1/2にできる
※個人差があるので注意
その他アイテムとの併用不可
15歳以上、1日1ビン以上は危険
ユンゲルすげー!
やっぱドリンク剤はボス戦用アイテムだよね」
「姫様はボス戦なんて挑戦しませんから……多分……
さっきの体力回復でお願いします」
ついでに、押し入れにあった寝袋も持ち込んだ。
傷といえば消毒で、俺達の世代ではマキドン・シュバッ!が主流だった。
爺さんの世代は赤チンであり、消毒薬と絆創膏はどの家にも必ずあった。
その、僕らの世代の常識は、最近になって覆ったようだ。
消毒は皮膚の細胞にもダメージを与え、絆創膏のガーゼは体内から分泌される自己治癒の体液を吸い取り、なおかつ皮膚に癒着してしまう。
ジュクジュクの状態を維持できれば、瘡蓋も残らず綺麗に治癒できるらしい。
そのため、傷口を水道水で洗い流し、軟膏を塗る治療方法が主流なんだと。
うちは血止めにワセリンを使ってたから、似たようなもんだけどさ。
今回はモンスターの爪でやられたそうなので、消毒もしておこう。
傷口から魔物とか湧いてきたらイヤだもんな。
--おかげさまで、あれ以来傷口からスライムが湧いてきますの。
スラ吉、スライ、スラリン……みんな あなた様とわたくしの子供ですわ……オーッホッホ……
妄想を振り払い、貫頭衣をめくりあげるとオッパイがあった。
「なあ、この世界ではオッパイ用の下着は着けないのか?」
「あらっ、貧乳好きなんですか?」
「オッパイに貧乳とか巨乳とかロケットとか差別はしない。
全てのオッパイが好きだ!
というか、この人王女とか言ってなかったっけ?
王女を貧乳呼ばわりって、オッケーなのか?」
「はいはい……
でも、今は治療をお願いします。
あとで好きなだけ触らせてあげますから」
「それ、知ってる。
さっきの弟の胸を触らせるとかいうパターンだよね。
女性じゃないと認めないよ」
「ちっ……面倒な性格ですね
はいはい、承知しましたから、いいかげん治療を」
「えっと、傷口を水で洗い流してっと、新しいタオルでポンポンとふき取る。
消毒のためにマキドンをシュバッ・シュバッで……?
あれれ……?
なに、この泡……ブクブクと」
「まっ、まさかの想定外ですか?」
「うーん、マキドンでこんな状態にはならないんだけど……
んっ……何かタグが付いてる……
触れないんだけど、もしかして魔法的なやつかな?
──品名:マキドン
種類:Bランク・治療薬(塗布専用)
効果:使用者の自己治癒力を一時的に高める
殆どの外傷に有効であるが、再生はできない
へえ、異世界効果ってヤツかな。
マキドンすげえ!傷が消えちゃったよ!」
「Bランクの治療薬……ですか!
自然界における薬草由来で薬師が調合できるのはCランクまで……
高価な錬金素材と高位の錬金術師が必要なBランク治療薬は、国王くらいしか所持できません。
そんな錬金薬をなぜお持ちなのでしょうか?」
「報酬が魅力的だから……かな」
「あっ……」
「でも、その前に体力回復だな。
もろにそれっぽいゼリー飲料2種類と、カロリー・メイド。
おっ、やっぱりタグが出てるぞ。どれどれ
──品名:エネチャージ3秒(エネルギー補給)
種類:Aランク・体力回復薬(飲用)
効果:1パックで使用者の体力をほぼ満タンまで回復する
※個人差があるので注意
──品名:エネチャージ3秒(ビタミン補給)
種類:Aランク・体力、魔力回復薬(飲用)
効果:1パックで使用者の体力と魔力をほぼ50%まで回復する
※個人差があるので注意
連続使用は不可、次の服用は6時間空けること
──品名:カロリー・メイド(栄養補助食品)
種類:Aランク・精力剤(食用)
効果:1本で36時間持続する
※連続の使用は危険
おっ、やっぱり体力補給はこいつか。
ゼリー飲料って、それっぽいもんな。」
「ちょっと待ってください。
ホントにAランクの体力回復薬なんですか?
しかも、魔力も同時回復なんて聞いたこともないですよ。
おいくらなんでしょうか?」
「150円から300円くらいかな?
こうなるとドリンク剤も期待できるよね。
──品名:アロナミンZ(清涼飲料水)
種類:Aランク・魔力回復薬(飲用)
効果:1ビンで使用者の魔力をほぼ満タンまで回復する
※個人差があるので注意
──品名:リフレイン(医薬部外品)
種類:Aランク・魔力回復薬(飲用)
効果:1ビンで使用者の魔力をほぼ120%まで回復する
※個人差があるので注意
増加分は一時的なものです
15歳以上、1日1ビン以上は危険
──品名:ユンゲル皇帝液G(第2類医薬品)
種類:Sランク・魔力増幅薬(飲用)
効果:服用後30分間は魔力の消費を1/2にできる
※個人差があるので注意
その他アイテムとの併用不可
15歳以上、1日1ビン以上は危険
ユンゲルすげー!
やっぱドリンク剤はボス戦用アイテムだよね」
「姫様はボス戦なんて挑戦しませんから……多分……
さっきの体力回復でお願いします」
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