14 / 32
第二章
第14話 あなたは、この世界で初めて実体を持った龍なのよ……そんなの関係ないでしょ
しおりを挟む
『こっ、これがチーズで、こっちは焼いたものね。ああ、食べられるっていう事が、こんなに幸せだなんて思わなかったわ。』
『アハハッ。リーズったら、大袈裟よ。』
『ふんっ、笑いたければ笑いなさいよ。でもね、5000年間、他の生物が何かを食べるところを見続けて来たのよ。この気持ちがシャルに分かる!』
『えっ、龍種って、何も食べないの?』
『エネルギーの多くは太陽の熱と光でまかなえるわ。有機物や無機物を体内に取り込んで分解する事もあるけれど、食事というわkwではないの。』
「お嬢、何ニヤニヤしてんだ?」
「そうね、チーズを食べながらそんな幸せそうな顔をする人、初めて見たわ。」
「そっ、そんなこと……。」
「だが、確かにチーズもミルクも町のものより美味いと思うな。」
「そりゃあ、俺も美味いと感じるが、こんな顔になるほど幸せな事だとは思えねえな。」
「ところでお嬢、この先はどうするんだ?」
「長には、1か月滞在の許可を貰っています。皆さんは興味のある技術を身に着けてください。」
「一昨日は世の中に絶望したような顔をしていたが、何か見つけたようだな。」
「ええ、私にはここでやらなければいけない事がありますから、気にしないでください。」
午前中は洞窟にいって、魔力を操作する訓練です。
リーズは、その意識と一緒に膨大な魔力をこの身体に詰め込んでくれました。
お腹……というか、厳密には下腹部の痛みは、魔力回路を急激に開いた事による身体の反応だったそうです。
『エッチなことをしても、この魔法回路が途切れる事はないのね。』
『アハハッ、そんな柔な魔法回路じゃないわよ。』
『こうやって魔力を身体の中で循環させると、すごく熱くなるんだけど。』
『体中の細胞が活性化してるからよ。』
『それで、魔法ってどうやって使うの?』
『魔法なんて、魔力を操作していくうえでの副産物みたいなものよ。今は魔力の操作に集中するの。』
『集中っと……うわっ、急に魔力の勢いが強くなってきた!』
『これが魔力の活性化よ。これを抑え込みながら循環させることで、より強い魔力になるから、その繰り返しを無意識にできるようになるまで訓練するのよ。』
指先から髪の先まで、満遍なく魔力を循環させて、勢いの強くなってくる魔力を押さえつけながら更に循環させる。
魔力の質がどんどん強くなっていくのが自分でも分かります。
『やっぱり、零体の時とは違うわね。あっという間に魔力の質が高くなっていくわ。』
『魔力の圧がどんどん強くなっているんですけど。』
『まだよ。リーズとして世に出すには、この3倍くらい強くしないと。』
『リーズとして世に出るって?』
『人間界の事じゃないわ。精霊界つまり竜種としてのサロンよ。』
『なによ!その、サロンって!』
『人間界におけるパーティーみたいなものよ。金色の龍サロメが冗談で始めたものなんだけど、イメージで作ったパーティー会場にイメージで作った零体で参加するの。』
『全然イメージできないんですけど!』
『そのパーティーに、初めて実体をもった女帝リーズが参戦するのよ。みんなビックリするわよ。』
『女帝って……あなた……。』
『だって、最古の龍なのよ。』
『そんなところに、人間の姿で?』
『パーティーなんて開くのは人間しかいないじゃない。だからみんな零体は人間の姿よ。』
リーズのイメージから理解できたのは、娯楽のない龍種の世界において、数少ない楽しみの一つだといいます。
そのパーティーが開催されるのは年1回で、人間界でいうこの竜人の里で新年を迎える日に開催されるとリーズは言いました。
つまり、そのパーティーまで、約8か月。
その日までに、私は龍の作法を身につけ、女帝リーズとして恥ずかしくない魔力を得る必要があるらしいのです。
当然ですが、イメージとして着飾ってくる他の龍種に負けないだけの衣装を用意して……。
『ウフフッ。当日は、本物のワインと本物の料理を持ち込んでやりましょう。皆さん、驚きますわよ。』
『で、でも、他の皆さんは、飲み食いできないですよね。』
『そう。格好だけなのよ。……私以外は。』
『そ、それに、そんなお金ないわよ!』
『あらっ、人間界で価値のあるものって、金や宝石でしょ。金は海の中にいくらでもありますし、宝石の多くは元素の結晶だから、いくらでも作れるわよ。』
『えっ……。』
『ちょっと私が魔力を制御するわよ。』
『はい。』
『空気中にある炭素を取り出して、過熱しながら圧縮する。』
『こ、これって……。』
『ダイヤの原石よ。これを効果的に反射するようにカットしてやると、宝石としてのダイヤが完成するわ。』
掌に、1cmほどのダイヤが乗っていた。
光にかざすとキラキラと輝いている。
『こんなモノに価値をつけるのは人間だけよ。ただの石ころなのにね。』
鍛冶には魔法を使う竜人だけど、竈には薪を使います。
森は適度な間伐を行わないと、樹木がお互いを妨害しあって正常な成長ができなくなるらしいのです。
そのため、適度に間伐を行うことで、地表にも光が降り注ぐため低木や下草が育ち、健全な森として成長します。
適度な空間は、動物たちも育み生態系も構築されるのです。
その竈に残った炭を集めて、ダイヤを6個作り、それをメンバーと長にわたします。
「ここでの生活費にしてください。」
「生活費って……、これがホントにダイヤなら、金貨20枚にはなるぞ。」
「あくまでも臨時手当です。好きなように使ってください。」
メンバーの喜びようは異常な程だったが、喜んでもらえたのなら嬉しい。
魔力の訓練を始めてから1週間後、私は夜中に家を抜け出して湖に来ています。
『魔力を巡らせて、自分の身体を引き寄せる大地からの力を遮断するの。』
重力魔法の手本をリーズが見せてくれるので、どうしたのかすぐに理解できます。
『空中での移動は、風魔法よ。手のひらや足の裏から風を出すの。こんな感じで。』
空中でのバランスの取り方や進み方を分かりやすく実演してくれる。
『自分でやってみて。』
『はい。』
手のひらから風を出して湖面を飛んでいきます。
私にとって初めての魔法です!
湖の真ん中まで来たところで、湖面がざわつき大きな龍が顔を見せました。
体長40mのミズチ。
それは、頭部だけで3mはある巨大な龍でした。
月の光を浴びて輝く姿は氷のように透明です。
『随分と可愛い姿になりましたね。』
『肉体の中に、全てを詰め込んでいますからね。』
『リーズの第二章といったところですか。』
『そうですね。肉体を得たことで、全てが違って見えますわ。』
『私は、あと600年ほど待たなくてはいけません。』
『ルナの魔力と相性のいい人間を探さなくてはいけませんね。』
『待て。今見つかったところで、600年先まで生きてはいないですよ。』
『老婆で良いではありませんか。』
『イヤイヤイヤ、自分だけピチピチの身体を手に入れておいて、私は老婆ですか!』
他愛のない話は1時間ほど続きました。
水龍の名前はルナ。年齢は4400才でした。
『龍種は全体でどれくらい存在するんですか?』
『数えたことないけど、1300体くらいかな。』
『それだけいたら、誰かしら気づくんじゃないでしょうか?』
『どうかな。シャルにも空を飛ぶ龍は見えないでしょ。』
『はい。』
『多くの龍は、高いところを飛んでいて、身体は透明に近い個体も多いから、よほど目と運がよければ見えるかもね。』
まあ、別に私には関係ないだろう、その時はそんな風に考えていたんです。
【あとがき】
龍種の娯楽であるパーティー。描けるんでしょうか……。
『アハハッ。リーズったら、大袈裟よ。』
『ふんっ、笑いたければ笑いなさいよ。でもね、5000年間、他の生物が何かを食べるところを見続けて来たのよ。この気持ちがシャルに分かる!』
『えっ、龍種って、何も食べないの?』
『エネルギーの多くは太陽の熱と光でまかなえるわ。有機物や無機物を体内に取り込んで分解する事もあるけれど、食事というわkwではないの。』
「お嬢、何ニヤニヤしてんだ?」
「そうね、チーズを食べながらそんな幸せそうな顔をする人、初めて見たわ。」
「そっ、そんなこと……。」
「だが、確かにチーズもミルクも町のものより美味いと思うな。」
「そりゃあ、俺も美味いと感じるが、こんな顔になるほど幸せな事だとは思えねえな。」
「ところでお嬢、この先はどうするんだ?」
「長には、1か月滞在の許可を貰っています。皆さんは興味のある技術を身に着けてください。」
「一昨日は世の中に絶望したような顔をしていたが、何か見つけたようだな。」
「ええ、私にはここでやらなければいけない事がありますから、気にしないでください。」
午前中は洞窟にいって、魔力を操作する訓練です。
リーズは、その意識と一緒に膨大な魔力をこの身体に詰め込んでくれました。
お腹……というか、厳密には下腹部の痛みは、魔力回路を急激に開いた事による身体の反応だったそうです。
『エッチなことをしても、この魔法回路が途切れる事はないのね。』
『アハハッ、そんな柔な魔法回路じゃないわよ。』
『こうやって魔力を身体の中で循環させると、すごく熱くなるんだけど。』
『体中の細胞が活性化してるからよ。』
『それで、魔法ってどうやって使うの?』
『魔法なんて、魔力を操作していくうえでの副産物みたいなものよ。今は魔力の操作に集中するの。』
『集中っと……うわっ、急に魔力の勢いが強くなってきた!』
『これが魔力の活性化よ。これを抑え込みながら循環させることで、より強い魔力になるから、その繰り返しを無意識にできるようになるまで訓練するのよ。』
指先から髪の先まで、満遍なく魔力を循環させて、勢いの強くなってくる魔力を押さえつけながら更に循環させる。
魔力の質がどんどん強くなっていくのが自分でも分かります。
『やっぱり、零体の時とは違うわね。あっという間に魔力の質が高くなっていくわ。』
『魔力の圧がどんどん強くなっているんですけど。』
『まだよ。リーズとして世に出すには、この3倍くらい強くしないと。』
『リーズとして世に出るって?』
『人間界の事じゃないわ。精霊界つまり竜種としてのサロンよ。』
『なによ!その、サロンって!』
『人間界におけるパーティーみたいなものよ。金色の龍サロメが冗談で始めたものなんだけど、イメージで作ったパーティー会場にイメージで作った零体で参加するの。』
『全然イメージできないんですけど!』
『そのパーティーに、初めて実体をもった女帝リーズが参戦するのよ。みんなビックリするわよ。』
『女帝って……あなた……。』
『だって、最古の龍なのよ。』
『そんなところに、人間の姿で?』
『パーティーなんて開くのは人間しかいないじゃない。だからみんな零体は人間の姿よ。』
リーズのイメージから理解できたのは、娯楽のない龍種の世界において、数少ない楽しみの一つだといいます。
そのパーティーが開催されるのは年1回で、人間界でいうこの竜人の里で新年を迎える日に開催されるとリーズは言いました。
つまり、そのパーティーまで、約8か月。
その日までに、私は龍の作法を身につけ、女帝リーズとして恥ずかしくない魔力を得る必要があるらしいのです。
当然ですが、イメージとして着飾ってくる他の龍種に負けないだけの衣装を用意して……。
『ウフフッ。当日は、本物のワインと本物の料理を持ち込んでやりましょう。皆さん、驚きますわよ。』
『で、でも、他の皆さんは、飲み食いできないですよね。』
『そう。格好だけなのよ。……私以外は。』
『そ、それに、そんなお金ないわよ!』
『あらっ、人間界で価値のあるものって、金や宝石でしょ。金は海の中にいくらでもありますし、宝石の多くは元素の結晶だから、いくらでも作れるわよ。』
『えっ……。』
『ちょっと私が魔力を制御するわよ。』
『はい。』
『空気中にある炭素を取り出して、過熱しながら圧縮する。』
『こ、これって……。』
『ダイヤの原石よ。これを効果的に反射するようにカットしてやると、宝石としてのダイヤが完成するわ。』
掌に、1cmほどのダイヤが乗っていた。
光にかざすとキラキラと輝いている。
『こんなモノに価値をつけるのは人間だけよ。ただの石ころなのにね。』
鍛冶には魔法を使う竜人だけど、竈には薪を使います。
森は適度な間伐を行わないと、樹木がお互いを妨害しあって正常な成長ができなくなるらしいのです。
そのため、適度に間伐を行うことで、地表にも光が降り注ぐため低木や下草が育ち、健全な森として成長します。
適度な空間は、動物たちも育み生態系も構築されるのです。
その竈に残った炭を集めて、ダイヤを6個作り、それをメンバーと長にわたします。
「ここでの生活費にしてください。」
「生活費って……、これがホントにダイヤなら、金貨20枚にはなるぞ。」
「あくまでも臨時手当です。好きなように使ってください。」
メンバーの喜びようは異常な程だったが、喜んでもらえたのなら嬉しい。
魔力の訓練を始めてから1週間後、私は夜中に家を抜け出して湖に来ています。
『魔力を巡らせて、自分の身体を引き寄せる大地からの力を遮断するの。』
重力魔法の手本をリーズが見せてくれるので、どうしたのかすぐに理解できます。
『空中での移動は、風魔法よ。手のひらや足の裏から風を出すの。こんな感じで。』
空中でのバランスの取り方や進み方を分かりやすく実演してくれる。
『自分でやってみて。』
『はい。』
手のひらから風を出して湖面を飛んでいきます。
私にとって初めての魔法です!
湖の真ん中まで来たところで、湖面がざわつき大きな龍が顔を見せました。
体長40mのミズチ。
それは、頭部だけで3mはある巨大な龍でした。
月の光を浴びて輝く姿は氷のように透明です。
『随分と可愛い姿になりましたね。』
『肉体の中に、全てを詰め込んでいますからね。』
『リーズの第二章といったところですか。』
『そうですね。肉体を得たことで、全てが違って見えますわ。』
『私は、あと600年ほど待たなくてはいけません。』
『ルナの魔力と相性のいい人間を探さなくてはいけませんね。』
『待て。今見つかったところで、600年先まで生きてはいないですよ。』
『老婆で良いではありませんか。』
『イヤイヤイヤ、自分だけピチピチの身体を手に入れておいて、私は老婆ですか!』
他愛のない話は1時間ほど続きました。
水龍の名前はルナ。年齢は4400才でした。
『龍種は全体でどれくらい存在するんですか?』
『数えたことないけど、1300体くらいかな。』
『それだけいたら、誰かしら気づくんじゃないでしょうか?』
『どうかな。シャルにも空を飛ぶ龍は見えないでしょ。』
『はい。』
『多くの龍は、高いところを飛んでいて、身体は透明に近い個体も多いから、よほど目と運がよければ見えるかもね。』
まあ、別に私には関係ないだろう、その時はそんな風に考えていたんです。
【あとがき】
龍種の娯楽であるパーティー。描けるんでしょうか……。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
乙女ゲームの悪役令嬢になった妹はこの世界で兄と結ばれたい⁉ ~another world of dreams~
二コ・タケナカ
ファンタジー
ある日、佐野朝日(さのあさひ)が嵐の中を帰宅すると、近くに落ちた雷によって異世界へと転移してしまいます。そこは彼女がプレイしていたゲーム『another world of dreams』通称アナドリと瓜二つのパラレルワールドでした。
彼女はゲームの悪役令嬢の姿に。しかも一緒に転移した兄の佐野明星(さのあきと)とは婚約者という設定です。
二人は協力して日本に帰る方法を探します。妹は兄に対する許されない想いを秘めたまま……
証なるもの
笹目いく子
歴史・時代
あれは、我が父と弟だった。天保11年夏、高家旗本の千川家が火付盗賊改方の襲撃を受け、当主と嫡子が殺害された−−。千川家に無実の罪を着せ、取り潰したのは誰の陰謀か?実は千川家庶子であり、わけあって豪商大鳥屋の若き店主となっていた紀堂は、悲嘆の中探索と復讐を密かに決意する。
片腕である大番頭や、許嫁、親友との間に広がる溝に苦しみ、孤独な戦いを続けながら、やがて紀堂は巨大な陰謀の渦中で、己が本当は何者であるのかを知る。
絡み合う過去、愛と葛藤と後悔の果てに、紀堂は何を選択するのか?(性描写はありませんが暴力表現あり)
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
【完結】異世界で小料理屋さんを自由気ままに営業する〜おっかなびっくり魔物ジビエ料理の数々〜
櫛田こころ
ファンタジー
料理人の人生を絶たれた。
和食料理人である女性の秋吉宏香(あきよしひろか)は、ひき逃げ事故に遭ったのだ。
命には関わらなかったが、生き甲斐となっていた料理人にとって大事な利き腕の神経が切れてしまい、不随までの重傷を負う。
さすがに勤め先を続けるわけにもいかず、辞めて公園で途方に暮れていると……女神に請われ、異世界転移をすることに。
腕の障害をリセットされたため、新たな料理人としての人生をスタートさせようとした時に、尾が二又に別れた猫が……ジビエに似た魔物を狩っていたところに遭遇。
料理人としての再スタートの機会を得た女性と、猟りの腕前はプロ級の猫又ぽい魔物との飯テロスローライフが始まる!!
おっかなびっくり料理の小料理屋さんの料理を召し上がれ?
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
私には相応しくない
ROSE
恋愛
半人前魔術師のベラは、大男に襲われ奴隷市場に売られてしまう。そこでベラを買い取ったのは夜の民の貴族、スチュアートだった。
別名義で別サイトに掲載していたものをタイトルを変えリライトしたものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる