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第5章

マシュマロ

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「ヒメ~!こっちにも分けて!」

スライムは4つに分裂し、ヒメの乗ったスライム以外は3人を迎えにきた。

そう、ここは沖縄。マリンスポーツに最適の場所なのだ。
4艇のスライムジェットスキーは、水しぶきをあげて走り回り、時々止まっては大きくなっていく。

「ミャイさん、あそこ!」

「ええ、サーベルフィッシュの群れね。スライムたちの栄養になってもらいましょう」

「サーベルフィッシュですね。
身が締まっていて、お刺身にすると美味しいんですよ。
肉っぽいので、からし醤油やニンニク味噌があいますね。
一匹は私が捕獲しますから、手を出さないでください」

「「了解」」

「実家の母も好きなんです。
できればもう一匹お願いできませんか?」

「ヒメ様、承知いたしました」

カーリーはサーベルフィッシュのうち2頭に狙いを定めて、死角から水流操作で群れから離す。
延髄に氷の銛を突き刺し、そのまま神経を破壊。しっぽに切り込みを入れ、腹を裂いて内臓を取り出し、エラも外して血を抜く。
この状態で血を洗い流してポーチに保管。いわゆる活〆というやつだ。

残りの20匹ほどは水流操作で同じところをグルグルと回らせる。その間にパラメータ吸収でヨレヨレにしておいて最後に吸収する。
吸収が終わる頃には、4分割したスライムが3mくらいになっていた。スライムは25体のアメフラッシャーの集合体なので、1体のアメフラッシャーは10kgのお米袋くらいのサイズになっている。

「少し、育ちすぎたかもしれませんね」

アメフラッシャーはすっかりスライムの形態に慣れたみたいで、1体になっても普通のスライムサイズになっていた。
試しにと身にまとったカーリーは、相撲取りのようにでっぷりとしていた。

「合体を解除する時に、任意のサイズで分離できるみたいよ。
だから、お布団にする子は、少し大きめで、お洋服になってもらう子は小さめにできるって言ってるわ」

そういうと、ヒメは手の平サイズに分離させたスライム(アメフラッシャー)を全身タイツというかジャンプスーツにした。
透明感のある水色なので、下の水着が下着みたいに透けて見えてエロい……

「なるほど。じゃあ私も同じサイズで、水着の内側に入ってちょうだい。
うん。いいわね。色はダークレッドでお願い」

そういうと、ミャイさんは水着を外した。
プルンと、水着に支えられていたオッパイが解放される。

「やっぱり、100才を超えると少し垂れてくるんですね」

「なっ、なんてこと言うのカーリー!
元々、柔らかいのよ。
マシュマロタイプなの」
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